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器用な指先、不器用な爪先

kiyou na yubisaki bukiyou na yubisaki

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表題作器用な指先、不器用な爪先

一ヶ谷 侑
意外な趣味を持つ寡黙系高校生
尾瀬 友樹
男気系高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

ある日、放課後の教室で尾瀬友樹が居眠りから目覚めると、
なぜか爪にカラフルな色がついていた!
その原因は、クラスのイケメン一ヶ谷侑。
クールな彼の意外な趣味に驚きつつも
秘密の時間を共有することに、尾瀬はなぜか優越感を感じて…?
このモダモダさはクセになる――
寡黙系男子×男気系男子の青春きゅん恋!!

作品情報

作品名
器用な指先、不器用な爪先
著者
桜城やや 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
発売日
ISBN
9784799737781
4.1

(68)

(24)

萌々

(32)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
10
得点
276
評価数
68
平均
4.1 / 5
神率
35.3%

レビュー投稿数10

男前と学ラン

放課後の教室で寝過ごしてしまった尾瀬が目を覚ますと、手にはきれいなマニキュアが塗られています。
 それは、同じクラスのクールでのりが悪いと評判の一ヶ谷がやったことですが、ともかく最初の始まりで驚きました。
 けがで陸上をやめてしまった尾瀬とプラモデル作りが好きな一ヶ谷との交流が始まりますが、ふたりの交流は手や足の爪にマニキュアを塗るちょっと変わった交流です。
 一ヶ谷からかなり距離を詰めてきても、それに気がつかない尾瀬は鈍いとも思いますが、それはそれで男前です。
 尾瀬、一ヶ谷をはじめ、たくさんの学ラン姿をみることができるのも本当に楽しかったです。尾瀬の大和系の顔立ちに学ラン、鈍さとやるといったらやってしまう潔さは男前だなと思いました。

0

イケメン美容師(の卵)

私はこの桜城ややさんの絵がとても好きなんですね。特に渋いイケメンの困り顔を書かせたらその色気で右に出るものはいない(私評)。
必ず買ってしまう作家さんなのですが、お話はときどきうーむと思うものもありますが(ごめんなさい)、もう絵を見ているだけでよいという。

これはストーリーも印象に残る面白い作品でした。
ある日学校で昼寝していたら、イケメンの同級生にいたずらされて。。
という冒頭。
無邪気で恋愛にうとい尾瀬。やや屈折していつも教室で一人でいるイケメン、一ヶ谷。
一ヶ谷が、尾瀬の爪にマニキュアを塗ったことから、二人の交流が始まります。

実はフィギュアなど細かいものを作るのが趣味の一ヶ谷。ネイルにも凝っていて、尾瀬はその実験台になることに。
一ヶ谷のマニアックな趣味をみても引かない尾瀬。
一ヶ谷は最初から尾瀬のことが好きなようですが、鈍感な尾瀬は全く気づかず、でも純粋で無垢で優しく、一ヶ谷はますます惹かれてしまう。

この恋の行方は?と思いながら楽しく読める作品。
こういうオタクイケメンは珍しいキャラではないかなと思います。

次作は渋いおじさんの困り顔がまたみたいものです。


0

DKたちのほほえましさが尊い…!

大きな事件が起きたりするわけでなく、割と日常的な、ネイルアートで繋がった二人のDKの恋のお話ですね。
手先が器用な一ヶ谷くん×ちょいニブ男前な尾瀬くんです。

イケメンがチマチマとかわいいネイルをイケメンに施しているギャップは…とてもイイですね。巻末のネイル写真が尾瀬くんもノリノリで撮影されてて「楽しくやってんだな〜」ってほっこりしました。

尾瀬くんにとって、始めは普通のクラスメートだったのが、段々一ヶ谷くんを知っていって、自分の気持ちに気づいちゃった所が何とも言えずイイ反応。そして一ヶ谷くんの淡々とぐいぐい来るところよ…!

どこかにいそうなイケメンDKの指先と爪先の恋のお話、楽しかったです!

6

素敵なタイトルです

クラスでぼっちなイケメンにマニキュアを塗られた事がきっかけで
親しくなっていく硬派フツメン、という感じでしたが
マニキュアが似合わない尾瀬が照れたり戸惑ったりなのが可愛らしかった!
そう、似合わないというところがポイントです。
男の子の爪って面積大きそうで塗りやすそうですね。
プラモデルもフィギュアも何だって作れて手先が非常に器用な一ヶ谷なら
ありとあらゆるリクエストに応えて本当にプロのネイリストになれそう。
二人とも女装どうこうとかじゃなくて
二人だけの時間を楽しんでいるのがこそばゆかったです。
まだその時に尾瀬は自覚していなかったのに、
意識した途端真っ赤になってしまうとかウブ!
散々手を触れ合っていたというのにね~。

尾瀬の長所は先入観で判断しなかったり、簡単に否定しないところ。
それが一ヶ谷にとっては全て受け入れてくれるような安堵感だったでしょうから
身内以外で認めてくれる人がいるというのは大切ですね。

“そういう意味”で手を握られて驚いて逃げてしまった尾瀬は悪くないけど
ちゃんとフォローしてあげようよ…。
そこがまた恋愛に疎い感じでそんなには悪くはなかったですけども。

尾瀬のバイト仲間で、一ヶ谷の幼馴染でもある中原がかなり雑なパス寄こして
もう少しやりようがあったんじゃ…??と思いましたが
それくらいじゃないと進展しなかったかもしれません。
不慣れながらも恋に向き合い悩む二人が微笑ましかったです。

0

ピュア×ピュア

可愛い男子高校生同士の恋愛でした。
どちらも恋愛慣れしていない感じが初々しくて、良かったです。

器用でイケメンな一ヶ谷とピュアで優しい尾瀬のお話です。
模型・フィギュア作りなど、手先が器用で細かい作業をするのが好きな一ヶ谷が次に始めたのはネイル。
たまたま拾ったネイルを同級生の尾瀬に施したのをきっかけに、2人は徐々に距離を縮めていく。

恐らく、一ヶ谷のネイルは尾瀬に対するマーキングみたいなものだと思う。
自分の色を付けさせることで、安心しているところがありそう。
一方の尾瀬も、一ヶ谷の意外な一面を知っている優越感からまんざらでもない。
少しずつ仲良くなり、お互いに惹かれ合うまでにそう時間はかからない。
なかなか認められない尾瀬だったが、認めてからは男らしかった。
コンドームを買ったり受けに回ったり、基本的に器が大きいと思う。

ネイルという男子高校生にとっては非日常的なことをきっかけに始まった恋だが、始まってみればいたって普通の恋愛だ。
好きな人に好きになってもらうことの難しさや、嬉しさがよく表現されていたと思います。
二人の友達の中原がなかなか面白かったので、気になりました。
B L的な要素も見せて欲しかったなぁ…。

0

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