恋に悩める美大生×後進育成に熱を入れる准教授

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フランシス・ベーコンの恋愛脳

francis bacon no renainou

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表題作フランシス・ベーコンの恋愛脳

羽間敦士
藝大生.20歳
河原木恭宏
准教授

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき
  • カバー下:イラスト

あらすじ

描けないと苦しくて、描けても苦しいのは、全部先生だ!
絵に描いてはキャンバスの上で先生を汚す――


美大に通う羽間(はざま)は、
画家として教授として
尊敬している河原木(かわらぎ)に、
尊敬とは違う思いも秘めていた。
腰や手先に興奮し、
河原木を描いては自慰にふけり、
後ろめたさに苛まれる日々。

ある日、河原木を描いているところを
本人に見られてしまい――!?

好きが故、一途に歪むキャンパスラブ!

作品情報

作品名
フランシス・ベーコンの恋愛脳
著者
ゆざきさかおみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コスミック出版
レーベル
Kyun Comics BL
発売日
ISBN
9784774731766
2.7

(4)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
10
評価数
4
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

フランシス・ベーコン好きなんですけどね

「はいらなくても、いいじゃないか」で知った先生の2018年作品。
一冊全部の長編。
フランシス・ベーコンが好きなので読んでみました。

舞台は芸術大学。
自分の方向性に悩む2年生・羽間(はざま)。
人が上手に見えて、何を描けばいいのかわからなくなって、グルグルぐるぐる。
それでも勝手に手が動くように描いてしまうのが、担当教授の河原木の肖像。
親身にアドバイスをくれる河原木に恋をしていた…

ちるちるの情報登録的に言えば「両片想い、誤解、すれ違い」の典型的な類型のお話と言えると思います。
せっかく芸術系、画家志望の主人公で、タイトルにも「フランシス・ベーコン」と銘打っているのに、絵画の技法的な話や、画家/芸術家たちのメンタリティや、著名画家のエピソードなどが無く。
ただフランシス・ベーコンがゲイで、お相手との性生活をインスピレーション源にしていた、とさら〜っと触れるだけでした。そこ残念。
また、フランシス・ベーコンの画風はなんとも不吉で陰の気に満ちている、と私は感じていますが、その空気感はこの作品には特に反映されてないようです。
ベーコンを描いた映画「愛の悪魔」、私も以前観ましたが、これもタイトルくらいしか触れてないし…
だから何のためにフランシス・ベーコンの名を冠したのかよくわからなかった。

羽間は真面目で不器用でわんこなタイプ。河原木は優しい年上。
年齢差は20才くらい?の年下攻めで、抱かれる河原木はなかなかセクシーでそこは良かったと思います。

私が個人的に「フランシス・ベーコン」に抱いている激情や歪みや不安、恐怖感、暴力などのイメージと、本作のわんこと先生の恋愛イメージが噛み合わなかった、かな。

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