よだかは唄わない

yodaka wa utawanai

よだかは唄わない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×26
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
68
評価数
16
平均
4.3 / 5
神率
43.8%
著者
濱久実 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784813031796

あらすじ

山沿いの村で育った泰良と昌は幼馴染だ。
高校に進学する頃から疎遠になっていたふたりはとある"事件"をきっかけに、三年ぶりに再会した。
以前の昌の強気な性格はなりを潜めているが不器用な優しさは相変わらずで、泰良は次第に昌に惹かれていく。

そして事件の捜査が詳しく進むにつれ、昌に対してある疑惑を持ち始めて──…

「好き」だから信じられる?
それとも、「好き」だから信じられない?

表題作よだかは唄わない

三原泰良,田舎に帰省中の大学生
安達昌,一つ年上の幼馴染

その他の収録作品

  • でもそこが好きでしょ
  • あとがき

レビュー投稿数1

舞台のモデルが気になる

結末を詳しく知りたい方には参考にならないかと思いますので、あらかじめご了承ください。

地方の村で暮らす泰良は、中学卒業まで幼馴染みの昌といつも一緒に過ごしていた。村を出て東京の高校に進学し、最終学年となったある日、商店を営む泰良の父親が強盗に襲われる。それまで一度も帰省することがなかった泰良は、父親の安否確認のために村へ帰ることに…。

昌との思い出といえば、子供の頃の遊び場だった神社でしょっちゅう意地悪をされたことと、父親の代わりに東京の高校まで学校見学に付き添ってくれたこと。

久しぶりに村へ帰ってきた泰良が別の幼馴染みに連れられて昌の家を訪ねると、父子家庭だったはずの彼は荒れた家で一人暮らし。父親は一年ほど前に失踪していた。さらに彼は脚に軽い障害を負っていて、昌の家に何が起こったのか心配になる泰良だったが…。

ミステリー色の強いお話です。こういう、ミステリーなのかBLなのか、シリアスなのかコミカルなのか、はっきりと選り分けられないテイストに今っぽさを感じます。人によっては何もかもが中途半端に感じる危険もありますが、この曖昧さが逆に落ち着くというか、躊躇なくいろんな萌えを自分基準でブレンドしてしまえる作者の表現力に惹かれました。絵柄も雰囲気があって、昌のテレ顔をずっと眺めていられる感じ。昌くんかわいいです。

決して明るいストーリーではありませんが、ところどころにギャグっぽいシーンが挿入されていたり、キャラの組み合わせがピュアで微笑ましいので、ダークとまではいかないし…独特です。

この二人、昌が物語最後の方で選んだ決断に至るまで、まだ恋とは呼べない段階で急激に事が進んでいったパターンなんだと思います。エッチシーンもあるけどそれには意図があるんですよね。

二人が共に真実を明らかにしていく間、お互いがお互いを守ってあげたい気持ちが高まっていくところに萌えを感じられたら、ハマると思います。頼れるのはお互いしかいなくて、相手を信じたいけど疑う気持ちも拭えなくて。全てが明らかになっても、泰良が昌に抱いた気持ちの正体を見極めさせたかったから、最後はあの流れに至ったのだろうとしっくりきました。

昌の父親を探すために二人が旅に出るエピソードは見せ場のひとつだと思います。二人きりで知らない土地をさまよう頼りなさは、逃避行好きにはたまりません。マイペース同士なので、町の人たちとのふれあいシーンは何気に旅番組してました笑

小さな村の閉塞感、ぎこちない親子関係、近くて遠い幼馴染みの思い出、突然起きた強盗事件…。不穏な要素ばかりなのに、読後感はじんわりとあたたかいです。

大人になる前の、相身互いものがお好きならおすすめです。

2

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う