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陣(弟)のストレス発散方法は兄(壮司)にキスをすることです。
最初はいろんな嫌がらせをしていたのですが、いつも適当にあしらわれ
ある日嫌がらせでキスをしたところ兄がひどく動揺したので
その日から嫌がらせはキス一択になってしまいます。
兄と弟と言っても壮司は養子なので血は繋がっていません。
壮司は就職を機に家から出ようとします。
そのことを知った陣は無理矢理兄を自分のモノにします。
その後に壮司は陣に対して思っていることを全て話すのですが
それが切なくて辛かったです。
自分は養子で、だから陣が血のつながってない自分を
嫌いでムカついていたのを知ってたから今までどんな嫌がらせをされても耐えてた。
でももうお前(陣)と縁を切ると言います。
当たり前ですよね…。
無理矢理されたのも壮司からしたら嫌がらせの延長としか思ってなくて
でももう家を出るから我慢する必要がないと判断したんですよね。
普通ならここで陣は手を引くと思うのですが、
全く引かないのが陣なんですよね…。
陣は元々が最低のクソ野郎だなと正直思ったのですが
壮司がかなりの卑屈くんなので、これぐらい押せ押せじゃないとダメなんですかね。
生い立ちが関係あるのかほんとに卑屈だし、絶望と隣り合わせで生きてるし
今までよく生きてこれたな…とさえ思いました。
恋愛だけではなくて家族愛も詰まっているお話で、
兄弟の恋愛なので好き嫌いは分かれてしまう作品かと思いますが、
私は読んでよかったなぁと思いました。
クーデレと明るいor優しい子のカップリングは頻繁にありますよね。対照的な二人が、どんなふうに惹かれあって繋がっていくのかを見るのはとても楽しいものです、が、いくらMだSだといっても、このお話がこの先も続くとしたら、この二人、きっといつか別れるよな、と思ってしまうことが多く…
でも、今作は、というよりもmotteke先生のお話は、兄弟同士であるだけでなく家族・友達を巻き込んだものや、お隣さんで生活が近いものを丁寧に描いていて、今後も仲良くやっていくんだろうな〜と安心と喜びを感じられます!
また、個人的な意見ですが、かなり酷いことをしてる時でも、motteke先生が描いた兄弟ものは嫌味がなくむしろそれがあることによって二人が歩み寄っている、プレイ云々ではなく、必要なコミュニケーションだっだのか!と感心させられる次第です。
結構強引な描写も多いですが、地雷でない方は是非読んでみてほしいです(^^)
兄貴が困ったり嫌がる顔が見たくて好奇心で始めたイタズラのキス。
最初は俺様な弟が意地っ張りな兄貴を無理やり襲うエロエロなお話かと思っていましたが、
親に負い目を感じ幸せになることに戸惑う兄の心情を知ってからは、弟が必死に兄に幸せを感じて欲しくてひたすら甘やかす幸せなお話でした。
兄貴が健気で不憫で超萌えた...!
最後は家族にも受け入れてもらって、弟にもちゃんと甘えられて幸せそうで良かった。
続編があるみたいなのでそちらも読みます!
〈泣ける漫画〉としてオススメする感じではないんですが、、泣きました。
結構ネタバレがありますので、ご注意ください。
子供を授からなかった夫婦が養子(壮司)を迎えますが、その3年後に男の子(陣)が生まれます。
小さい頃から陣はやたらと壮司の寝顔に落書きしたり、シャー芯を全部抜いたり…イタズラを仕掛けます。
そして思いつきでしたキスに動揺した壮司の顔をみて、これが効く!とイタズラはキス一択に。
イタズラと書いていますが、壮司の認識は"養子の自分を嫌っての嫌がらせ"です。
とうとう強引にHするのですが、この上手くいかないシーンがリアルで良かったです。
就職を機に家を出る壮司、自分の気持ちと今までの行いについて考える陣。
(※決して両親が壮司を他人扱いしたり冷たくしたりするわけじゃありません。良い両親です。)
嫌がっているわりには本気で抵抗しないじゃん。の返事など、壮司の養子としての発言にぽろぽろ泣きました。
陣の告白を聞いても、どうしよう恩人の子供が自分のせいで…とショックを受けます。
壮司の背負ってきたものや生きる目的を知り、甘やかしたい・幸せにしたいと奮闘する陣が素敵でした。
両視点ですが、陣目線が多めです。
描き下ろしの「どきどき実家訪問」もすごく良かったです!最初から最後まで夢中で読みました。
この終わり方も好きですが続編があるとのことなので、そちらも楽しみにしたいです。
弟・陣(攻め)と兄・壮司(受け)は義理の兄弟。
陣の壮司への拗らせ執着度がなかなかのもので。
養子であることで『理想の息子』であろうとする
壮司に対して、血が繋がらないから疎ましいとか、
両親の愛情を独り占めしたいから、とかではなく、
ただ壮司に自分を見て欲しくて嫌がらせをして、
最近は専らキスをしてストレス解消をしていて。
さらに壮司が就職を機に家を出ると聞き、
イラついた陣は嫌がる壮司をお風呂場で拘束し
無理矢理抱いてしまいます…
多少の流血表現あるので苦手な方はご注意を><
壮司はそんな陣の態度に自分は嫌われていると
ずっと勘違いしていて。(そりゃそうでしょうよ…)
そして、養子として育ててくれた両親に対しての
感謝の気持ちがとても深くて、学費を返して
恩返しをするのが生き甲斐。
それを達成してしまった時にどうするのかを
陣に聞かれた時の壮司の虚無感、喪失感を湛えた顔は
眼に光も無く危うさを感じるほど…
そんな自己肯定感の低くて不安定な壮司を
幸せにしたいと思う陣。
お互いを生き甲斐にしよう、一緒にいようと何度も
壮司を抱きながら好きという想いを伝え続けて。
陣の気持ちを知り、険しく怯えていた壮司の顔や態度が
少しずつ解れて緩やかになっていくのを見て、
正直途中で読むのが少ししんどくなっていたので救われて…
最後の寄り添って眠るふたりの姿に、
心から、良かった…!!と安堵の溜息がこぼれました。