こんな気持ち初めてなんだ……

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ふらちな猫も恋に落ちる

furachi na neko mo koi ni ochiru

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表題作ふらちな猫も恋に落ちる

大柴 蒼(運送会社の配達員)
吾妻新太(サラリーマン,他人の恋人を奪うのが好き)

同時収録作品青春教室

攻受なし:射手矢 修(優等生)
攻受なし:早乙女アキラ(ケンカが強い,勉強が苦手)

同時収録作品100年後の片思い

進藤拓未(落ち目の俳優)
ハヤト(100年後の未来からきた進藤のファン)

その他の収録作品

  • その手にひかれる
  • あとがき
  • カバー下:おまけ漫画

あらすじ

サラリーマンの吾妻は人の恋人を奪うのが好きで、手に入れてはすぐに別れるを繰り返していた。そんなある日、つきあうことになった京助の別れ話の席に同席した吾妻は、そこで京助の恋人・蒼に一目ぼれしてしまい……。

作品情報

作品名
ふらちな猫も恋に落ちる
著者
茶柱ぷぅ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
ISBN
9784047351264
4

(9)

(2)

萌々

(5)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
36
評価数
9
平均
4 / 5
神率
22.2%

レビュー投稿数2

ほのぼのの中の繊細さ

ぷぅ先生の絵柄はとても可愛らしいので、全体的な雰囲気はほのぼのとしているのですが、まず表題作、これが実はかなり繊細なお話で不意打ちをくらうように心に響くクライマックスでした。
序盤は非常にサクサクと進んで、タイトルの『ふらちな猫』=主人公の吾妻さんが『恋に落ちる』のはあっという間に本人も自覚してしまうのですが、そこから、彼がはじめての本当の恋にあたふたする姿は可愛かったり面白かったり痛々しかったり……特に『終わった』の描写はかなり直観的で、苦しかったです。
大柴に対して全てを打ち明け、お返しに大柴も京助との付き合いについて詳しく話してくれるシーンはとても丁寧に描かれていて、そこで大柴の人柄をすごくよく知れたように思います。あー……ってなりました。
大柴が抱えていた葛藤はもう~~~たまらん萌えで、彼も彼で不器用ながらに、でも男らしく言い切る告白はとてもキュンとしました。
ようやく繋がった時の吾妻さんの『好きだとこんなに』というモノローグが本当にこの話の全てを物語っているなと思いました。凄く良いセックスシーンでした。
本物の腕枕おめでとう(^ω^)

『青春教室』はよくある設定でしたが、単純にアキラのバカっぷりが可愛く、対して修が若干サイコな感じなのがじわ……っと来ます。
彼らの今後が楽しみです。

『100年後の片想い』、これは個人的に大好物のタイムリープものなので心の中でガッツポーズでした。(笑)
正直、最初に一冊通して読んだ時は表題作よりもこちらの話に一番萌え転がった記憶があります。
こちらも設定としてはよくあるものですが、未来人のハヤトがちょっと抜けてて映画オタクな所が可愛くて、進藤さんは渋くてかっこよくて、こういう人が脆い部分を抱えてやさぐれる感じがとにかくわたしのツボにぴったりフィットなのでした。
“運命”の瞬間の進藤さんの決断は最高にわたし好みでした。
とても幸せな気持ちで終われますが、本来の100年後の世界のハヤトの家族や友人達はどうなったのか……そもそも彼にそういった大切な存在が居たのか、彼はあのような性格で、もしかして一人で浮いていたのではないか、などなど思いを馳せては、ちょっと切なくなったりもしました。

そして表題作の後日譚『その手にひかれる』が最高にフェチ度MAXなお話でした。
このエロさ、とても好きです。
その発想は無かった……と、新しい扉を開けていただきました。
最初に書いたようにぷぅ先生の絵柄は大変可愛らしいです、が、大変エロかったです。一読の価値あり。

バスタオルと軍手の腕枕は本当に果てしなく悲しい気持ちになりそうなので……わたしはやりたくないな……と思いました。(笑)

1

猫っていうとかわいいけど…

3作品入っています。

表題作、「ふらちな猫も恋に落ちる」
主人公が人の彼氏を盗ることに快感を得て、とったらポイなろくでもない設定。絵が可愛いからなんとか…だけど、終始自分勝手なやつだな〜って思いながら読みました笑 主人公がどうしてそうなったか、のちゃんとした説明もあるけど、今までたくさん恋人を壊してきたのに、やっと失恋の辛さが分かった…とか言って結局最後は好きな人と結ばれるなんて。いいな!って思ってしまいました。蒼くんが良い人すぎて…!
後日談の描き下ろしが結構萌えました。俺を運んでって頼んでからの、お届け先は?その辺で…の流れ
いや〜実際にされてみたい。かわいい…!

残りの読み切り2作は、どちらもこれから…ってところで終わってます。
私は表題作よりこちらのほうが好きな感じでした。

0

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