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ルサンチマンの青い砂

resentment no aoisuna

  • 電子専門
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表題作ルサンチマンの青い砂

まさみ
こうき

あらすじ

「要らないんでしょ? この体。だったら俺に頂戴」自殺をしようとしているところを幼馴染に止められた「こうき」は、唇を奪われ、そのまま覆いかぶされて犯されてしまう。遺書を人質にされ、彼女とのエッチのための練習台として幼馴染と体を重ねる日々を過ごす。だんだんと「こうき」は、自分の中にある気持ちが芽生えていくようになり…。

ルサンチマンの青い砂(1) 23ページ
ルサンチマンの青い砂(2) 30ページ
ルサンチマンの青い砂(3) 35ページ
ルサンチマンの青い砂(4) 39ページ
ルサンチマンの青い砂(5) 38ページ
ルサンチマンの青い砂(6) 39ページ
ルサンチマンの青い砂(7) 41ページ
ルサンチマンの青い砂(8) 36ページ
ルサンチマンの青い砂(9) 36ページ
ルサンチマンの青い砂(10) 56ページ

作品情報

作品名
ルサンチマンの青い砂
著者
貴雄球6 
媒体
漫画(コミック)
出版社
A-KAGURA
電子発売日
3.6

(5)

(0)

萌々

(4)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
17
評価数
5
平均
3.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

揺れ動くDKの心。

嘘つき幼馴染ワンコか…
好意を寄せてくれるクラスメイトか…
重いか…
軽いか…

とても切ないリアルな感情が描かれてました。

これは♂×♂じゃなくても、読者の方にも学生時代(若しくは大人になってからでも)に、ありえるシチュエーションなのではないかと思います。
すごく入り込みやすいお話でした。
良くあるお話なのですが、コウキの心情がとてもわかりやすく描かれていて、それがまた女性にはわーかーるー!となる感情描写でした。

女々しいオトコノコのBLはあまり好きではないのですが、このBLは女性に読ませる為のBLだと感じました。



ただ、何故自殺や遺書が出て来たのか、なんの理由でなのかがまったくわからないのが少し残念です。

1

途中からどんどん裏切られる

軽い気持ちで読み始めたら、結構重かった…。

主人公は見た感じ、悩みもなさそうなふつうの男子高校生なのですが、いきなり学校の屋上で飛び降り自殺をしようとしています。
そこに幼馴染がやってきて、「いらないなら、この体、オレにくれ」と。

冒頭からわりとセンセーショナル。
その後、胸がジリジリするような幼馴染との関係とモノローグに王道に沿ったストーリーを予想して読み進めていたら、後半から2転3転します。
すごく裏切られる展開でびっくりしました。
これは好き嫌いがすごく分かれる作品だと思いました。

結局主人公の気持ちはどこにあるのか。

幼馴染とクラスメイト。
片方にははっきりと気持ちを言葉にして伝えられたのに、そういう選択肢しかないのかな、とか、読み終わった後も何となく後味が悪い。
好きと言える相手は決まっているのに。
自分の人生なんて自分だけのものだから、自分で決めていいのに。
中盤、主人公が自分自身を見つめる場面で「いつもかっこよくいたかった。でも自分のことしか考えてなかった」みたいなことを思うのですが、それでいいはずなのになあ。
そういう考え方を「悪」と捉えてしまうような子だから、最後の選択がそうなってしまったのか。
うーむ。

主人公と幼馴染とクラスメイトの中で、わたしが一番好きなキャラクターがクラスメイトだったから、余計にいろいろ考え込んでしまったのかもしれません。

自分のことしか考えないのと、自分のことを考えずに流されるのは、どっちがしあわせなんでしょうね。
いろいろ考えさせられました。

途中までは萌2だったのですが、主人公の心の中が見えてきてから一気に「萌え」という種類で分類できる話ではないなと思ったので、中立にさせていただきました。
うーん。
顔を見て好きと言える相手と一緒に居られるのが一番だと思うひとには理解できない作品かもしれません。

0

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