電子限定特典つき
彼とのエッチは癖になる――
展開早くてめちゃめちゃ面白かった!
男からめちゃめちゃにされたい願望がある受けと
男をめちゃめちゃにしたい願望がある攻めの出会い!
千里くんみたいなマッシュ風の髪型の攻めってなかなかいないのでかなり萌えました。
キャラデザも好みです…!
兄の万里さん、思った以上に濃いキャラで笑いました!
この人のスピンオフで一本お話しできそう笑
しいて悪いところをいうなら、かなり駆け足気味だったので、もっとラブラブなふたりが見たかったな~~という感じです。
千里くんの掘り下げももっとほしかった!
女性から見て優良物件の桜坂。
実は、ゲイではないが夜な夜なゲイAVを見ながらのオナニー、一度でいいから滅茶苦茶に攻められてみたい!という秘密の欲望を抱いていた…!
そんなある日、マンションの隣人が窓の鍵の故障で助けを求めてきて、オナニー途中のゲイAVを見てしまい!
…と始まります。
その隣人・千里は逆に「してみたい」側で、あれよとHになだれ込む急展開。
その後は、本当はまたされてみたい桜坂のグルグルと、余裕綽々で「勝負しましょう」なんて吹っかけてくる千里とのすれ違った攻防関係。
そこに、千里が実は桜坂の会社の取引先企業の御曹司(次男)という面倒くさい関係性が絡んだりしてきます。
桜坂の悩みや逡巡はよくわかる一方、千里がやっぱり遊びなのでは?みたいにも見える。
取引先副社長で義兄の万里の登場などで引っ掻き回されますが、そこは大人で真っ当社会人の桜坂、自分の心を見つめ、意地を張るのもやめ、逃げずに千里と向き合います。
千里は、ルックスはいいけどやっぱりどこか子供っぽいですかね…
結局桜坂が包容力で千里を愛していきそう。「スパダリ」受けの実現ですね。
初対面の人とワンナイト、かと思えば他に繋がりがあり、徐々に惹かれ、障害(兄)が登場、通じ合う、という王道の流れだと思います。
惹かれる理由も、自分の情けないところを知ってる上で満たしてくれる・スペックや外面だけに惑わされず自分と接してくれるという、王道の理由でした。
ですが、その前提として、スパダリが受け(女性の理想像としての"スパダリ")、かつ、そのスパダリが攻められたい側の人間であるという設定等が入ることで、流れや理由に深みが増していると思います。
誘いにのった桜坂さんの心理(ずっと、めちゃくちゃにされたい願望があった)や、千里くんが桜坂さんに手を出した理由などが、現実的で 、人間らしく、納得ができ、読んでいてストレスがありませんでした。
あと千里くんのHがすごく奉仕的で、(桜坂さんも千里くんも)可愛かったです。
スパダリっていうからには、もっと雄みのある受を想像してたの。あと、攻められたいってことは、今までバリタチでやっぱ雄みがあんのかなって思っちゃう。
実際はそんなに雄みはなくて、タイトル負けかなって気持ち。
これを期待して買う人は注意したほうがいい。
お前は根っからの受だよって肩ぽんしたくなる。
攻の子は、御曹司なんだけど、へんなとこで子どもっぽさが出てた印象。
最初、余裕綽々な感じなんだけど、ストーリーが進むにつれて年頃の男の子っていうところが出てくる。
きっと、数年後にはこの子はスパダリになってるよ。安心おし。
スーパーダーリンとスーパー攻め様の解釈違いではないでしょうか
まるまる表題作。
スパダリくん、とタイトルになっているので完全にBLスパダリを想像していたのですが、女性目線で、とのことです(あとがきより)。
仕事が出来て易しい桜坂。モテまくりですが、彼女はおらず一人で家でしているところを、お隣から鍵の故障だという理由で学生が乱入してきて、という出会い。
その学生、千里は実は取引先企業の御曹司で、こっちがスパダリでした。
ただ、学生だけにまだ恋愛ベタで、桜坂もしかりなのでどうやってくっつか?というところですが、ブラコンの兄(万里・副社長)がお話を動かす役どころ。
二人の関係に茶々を入れてきたところで、自覚し始めた二人がお互いに思いを吐露するのでした。
目の描かれ方が独特で、あまり自分好みではなかったところが惜しかった。
甘いお話で気楽に楽しめる一冊。