電子限定おまけマンガ付
私的2018年のニューカマー作品部門上半期第1位は間違いなく本作!
ありそうでなかった感じ、画面の楽しさ、表紙のインパクトに負けない素敵な個性がギュギュッと詰まった作者うりさんの作風に胸の高鳴りが止まりません♪
今ちょうど大洋図書のフェアやセールで目につく機会が多いと思うので、ぜひ!ぜひ!と猛プッシュしたくてレビューします!
何はさておきとにかくこれをまず叫びたい。
\\悪魔のルイくんが超天使可愛い//
中二病みたいなカッコつけのキャラデザなのに頭にくるんとしたツノが生えたビジュアルが可愛いし、悪魔なのに(悪魔だから?)ファンシーなものが怖くてすぐ涙目になっちゃうのも可愛い。
エッチの時はもちろん可愛く、エッチが終わったらまたカッコつけキャラに戻るのも可愛い。
次から次へとユニークなギャップ萌えぶっこんでくるうりさん、たぶんギャップ萌えスキーを悶え殺そうとしてるんじゃないかなって思いました。
ちなみにこの悪魔のルイくんは「バイコーン」です。
(ここからちょいネタバレ気味なので未読の方はご注意!)
【バイコーン/二角獣】
二本の角を持つ馬の幻獣として描かれることが多い。
ユニコーン(一角獣)が純潔を司るのに対し、バイコーンは不純を司る。
姦淫(道義に背く肉体関係)の象徴とされる場合も。
〜作中説明より〜
うりさん曰く、ユニコーンより知名度が低いとのことですが、ごめんなさい私も知らなかった(^_^;)
でももう覚えたよ!
そしてこの相反する“相方”を持つバイコーンが主役とくれば・・・私のような「BLは関係性萌えだ!」と叫ぶ同志様には概ね期待に応える展開かと思います( ´艸`)
本作について私が特に言及しておきたいこと。
「白と黒!表と裏!天使と悪魔!みたいなわかりやすい対照性が好き」とうりさんは書いてらっしゃるけど、だからといってシンプルにコインの裏表みたいなカプを描いてらっしゃるかと言ったらそうじゃない。
ここに描かれている2人のキャラから察するに、うりさんの好きな対照性ってのはいわゆるアンビバレンスな要素だと思うんですよ。
Aが白でBが黒、みたいなそういう単純な対照性じゃなくて、白だけど黒で黒だけど白、みたいなそういうのがお好きなんだと思う。
だから面白いし、このありそうでない感じのユニークなギャップ萌えが描け得るんじゃないかなと思います。
ちなみに、私は受けの可愛さばかりを猛プッシュしていますが、もちろん攻めもしっかりナイスギャップキャラです。
表題作の存在感が濃過ぎるのでそっちの感想ばっかりになりましたが、後半には作者の雑誌デビュー作(読み切り)が収録されています。
「デイドリーム・ララバイ」のタイトル通り、妄想癖が行き過ぎて白昼夢を見るようになってしまった主人公のお話。
ページ数的にちょっと色々端折られちゃったかな?という物足りなさが残りますが、サクッと良いユニークさでした。
ともかく作風が好き。
次作も楽しみにしています!
カバー下にキャラ紹介。電子版にも収録されていました◎
大洋図書さんはカバー下収録したりしなかったりなんの差なのかな。
【電子】シーモア版:修正○、カバー下○、裏表紙×、電子限定特典(1p)付き
ネタバレなしです。
表題作も良かったですが、短編がめちゃくちゃ好きです。
詳細は既に色々書かれてるので省きますが、
何て言うか漫画が上手いんでしょうね~テンポ良く読めて、最後まで読んだらまた読み返したくなるみたいな。あとキャラ作るの上手だと思います。
ファンシーってタイトルついてますけど、フワフワお花畑系BLに飽きたな~って人におすすめ。
それに初単行本だなんてびっくり。作家買い決定。
クセになるかんじ。
著者のうり先生は本作がデビューコミックスということで、またとんでもない新星の作品に出会ってしまったな、という印象です。
商業BLの中でも特に凝った印象を受ける装丁も含め、メルヘンとふぁんし〜の詰め合わせでした( ; ; )!
私自身、ダークファンタジーやかわいいドールが出てくるような世界観が好きなので本当にどストライクの作品でした。ハートやフリル、魔法への憧れなんてとっくに卒業したと思っていましたが、全くそんなことありませんでした(笑)やはり、かわいいものって永久なんですね。キャラクターのビジュアルや性格だけでなく、その内容もしっかりと楽しめます。
ちょっと古めのドタバタラブコメのような印象で癒される上に、思わず人魚姫の宝箱のようなものに閉じこめたくなってしまうほど魅力的な作品です。
また、同時収録作品「デイドリーム・ララバイ」も本当にエロかわいくて幸せな気分に浸れます。
表題作もですが、タイトルのネーミングセンスが光りますね。
これからの活躍にも期待できるので、是非追いたい作家さんです。
逆レ(未遂だけど)する受け、誘い受け襲い受けが好きな人にとっては、漏れなく、好きが詰まった一冊になります。
表題作も、同時収録作品も神でした。
最初のページから既にどストライクなシチュエーションで、ページを捲る指が止まらなかった。
商業ってたいてい、齢数百年や、淫魔が攻め側にいたりするけど、この作品は800歳の淫獣が受け。最高。
この方の他の作品も読んだんですが、攻め受けのタイプがどんぴしゃすぎるから、これからも追っていきたいと思います。
いやー!この作品でうり先生のこと大好きになっちゃいました!
可愛くてニコニしながら読みました…!疲れた心身に染み入る幸せタイム…ファンシーショップがまさか平成発行の本に出るなんて…!レトロファンシ〜大好き人間には刺さる刺さる!ギャグもシュールで面白くて声出して笑ってしまいました。
しかし!かわいいだけではない!!
漫画の表現も表情の描写もとても素晴らしく、2人が出会うシーンにゾクゾクしました!
はじめてやっちゃうときなんかもー、抱かせてやるんだからなって上から目線な顔するのに頬が赤く汗をかいているルイくんが素晴らしくて五体投地です。プライドエベレスト受け、最高ですね。
そしてそもそも表紙が素晴らしくかわいいんですよね…実際に手にとってみるとわかるんですけど、キラキラ加工ですごくかわいい!そしてファンシ〜なグッズが飛び交う中、バイコーンの涙目美青年が、モノトーン×赤でドーーン!!
素晴らしい…額に入れて飾りたいくらいです…
同時収録の作品もめちゃくちゃ面白かったです!こちらもここ!って時の表情の描写がぐさっと刺さります…うり先生ワールド、ぬけだせない〜!