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最初威勢のよかった凪がちょろくて次第におっさんに懐いて甘えていくのが萌えでした。
エロガキのエロい部分とガキの部分のバランスがいいなと。
おっさんが経験豊富な官能小説家で、凪に仕込む形になるのも凪が好きな官能小説の中身(美少女が叔父に調教される)とかぶっているのがおもしろい。
ガキな分、素直でおっさんへの気持ちを自覚したらすぐ告白するのもいい。
そうなると面倒なのは大人なおっさんの方で。
相手は未成年だし葛藤するのはわかる。
だからと言って逃げるのはカッコ悪いなぁと。
凪が何度も訪れて気持ちを伝えようとしているのに会おうとしないなんて。
と、そこも凪につっこまれて、ガキに軽々しく手を出しといて大人のやることか、と言ってやったところは痛快でした。
エロガキが本当にエロくなって表情や小尻がかわいいと思うんですが。
言葉使いや顔が女性っぽくなっていくのはBLあるある、BLファンタジーの一種なんですかね。
非常に面白かった!
官能小説家のおっさんと、生意気なエロガキ。
…というカップリングですが。
「おっさん」は性格はともかく外見上は全然おっさんでなく逆にイケおじで。
「エロガキ」は年相応で、読み進めると生意気どころかどんどん可愛くなっていく。
その若さゆえの真っ直ぐさと良い意味での自分本位で、作家である紫藤にグイグイ食い込んでいく。
勿論、性的な行為を先に始めたのは紫藤の方ではあるけど、凪が懐に入っていく迷いの無さのようなものがまぶしい。
これは物語なのでいい塩梅に「転」的な事件や紆余曲折などもありつつ、凪の恋心がどんどん膨らんでいくのがなんとも可愛らしい。
と同時に、エロ視点も嫌味なく盛り込まれていると思った。
まだ若い凪は、好き、告白、両想い、セックスが渾然一体、そしてセックスというものイコール挿入という単純さ短絡さが見える。
一方紫藤はさすが官能小説家、挿入がセックスの全てにあらずという事をわかってらっしゃる。
あとがきで作者様は初体験まで紫藤を寸止めで我慢させたと書いてらしたけど、私は挿入なしでも溢れる快感や官能、恋心、そのバリエーションを見せてもらったように思えた。
とは言っても成人式初貫通は良かったね、と思いましたケド。
「悩めるピーピング・トム」
いつも一番のアイツが先輩にむりやりヤられてる…!
俺ならもっと優しくするのに、と思ったら目が離せないッ、嫌がってるなら助けなければ…
短編ということもあり、すぐ両想い判明、Hも達成となります。
両想いはいいけど…職場でサカるのはやめれ。
「after story」
若い凪とのHで息切れを感じて煙草をやめた紫藤。
…という話をな〜んでもペラペラ山下さんに喋るんだねー。そこが引くわ…
〖DMM電子書籍〗
修正 : 白抜き
カバー折り返し : なし
カバー下 : あとがき、漫画『凪の知らない世界』
帯 : なし
裏表紙 : なし
カバーデザイン : 不明
電子限定特典 : 漫画4P(バイブに嫉妬した紫藤さん)
備考 :
ひと言 : エッチな雑誌やAVでなく官能小説に興奮するDCにくすぐられた。
〖紙媒体〗
未読
