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ストーリーがリアルで読み応えあるわぁ〜。
ノンケの高木くんと、ゲイの犬飼課長の恋。
ノンケとの恋の壁や、家族へのカミングアウト。世間からしたら他人事だし、理解してたとしても、家族が絡んでくると問題化してしまう事ってあるよね。
でも、妹さんがいい子で良かったわ。
読んでいて、BLなんだけど・・・他のBLとは違うなぁ〜。と、思いました。
コミカルな所もあり思わず吹き出してしまうけど、セクシャリティの部分では具体的でリアルな重さがありました。
ってか、事実だよね。
これは、ミナモト先生だから描ける内容なんだろうなぁ。
素敵なお話ありがとう。3巻が楽しみ!
今更だけど、高木くんが22歳の設定だったとは。あまりに、落ち着いてるから30歳手前かと思ったわwww
2巻もなかなか怒濤の展開。
1巻の終わりにセフレの『モヒカンくん』と消えた犬飼課長の居場所を突き止め、部屋に乱入して熱い想いを語る高木くん。課長が『起たずに出来なかった』ことを知った高木くんは、帰り道で「自分の気持ちは恋である」旨を伝えます。
犬飼課長は「この気持ちが何だか解らない」と言いつつ、高木くんに押されてお付き合いを始めるとあら不思議。デートの場所が自分の好みと全く異なっても、一緒にいることが楽しく感じられるんです。
高木くんの状態って、あたし何度も読んだ!
「男だから好きになったんじゃない。お前だから好きになったんだ」ってヤツですよね。
でも、現実にはそんなことはあり得ないって犬飼課長は思って、今まで彼を拒否してきたんです。
でも、その壁を乗り越えてみたら、なんてことはなく楽しかったんです。
つまり『課長の側から作っていた壁があった』んだってことですよね。
大まかな括りから言えば『ヘテロセクシャル・女』である私は、ちょっとだけ目から鱗でした。
「らぶらぶ進行か?」と思っていたら、後半では高木の妹がサプライズで実家から訪ねて来ちゃうんです。で、ご察しの通りばれてしまう。妹はとってもいい子で2人を非難したりはしないのですけれど、犬飼課長は気づいちゃうんですよ。2人が付き合うことで、他の人を不幸にするかもしれないってことに。
これもあたし、何度も読んだことがある!
ただねぇ……何時も読んでいるBLのお話とはちょっと肌触りが違うんですね。
実社会の『私』の周りの関係性は『恋の魔法』だけでは解決しないということが、実にリアルなんです。
BLの枠組みを使いながら、マイノリティとして生きていくことを描いている様な気がして、とても興味深い。最終巻も激しく期待しちゃいます。