電子限定特典ペーパー付き
J庭で出てたご自身と彼氏とのお話の同人誌を読んで気になった。
彼氏さんが、こちらの作品をとっても気に入って買ってから何回も読み直してるって描かれてたのでどんなお話なんだろって。
ゲイの男性作家さんなので、通常のBLより人物にリアリティがあるのと、より少女漫画的なときめきを感じました。即SEXって感じも好きなんだけど、こちらのシリーズは性急さがなく、心を大切にお付き合いが進んでいく感じがよい。
変に当て馬が出てきたり、拗れたりする事なく2人とその周りの面白く愉快な仲間たちとのやり取りを楽しみながら読んでください。
たまには、こういう真っ当なお付き合いのラブストーリーもよいよ?
『課長、実家に帰る』編です。
そうか高木君、ついに犬飼課長の過去まで共有したか。
3巻を読み終わって「これ以上何があるの?」と思ったわけですけれども、読み終えてみればたしかにこの巻もなくてはならないお話のように思いましたよ。
高木君に会う前の課長が乙女の心を持ちながら、それとは別にゲイライフをエンジョイしていた(『していると思っていた』が正しいかな?)のは、若き日の課長の『教科書』がBLコミックだったからなんですね!
なんかわかるわー、それ。
欲しいのはエロではなくLOVEなんだよね。
この辺、やたら共感した。
そういう意味では、世に言われる『恋愛における男女の違い』なんてものはないのかもしれない。
接する、というか『刷り込みをされた媒体』の違いがあるだけなのかもしれない、などという、お話の筋とは異なったことまで考えさせられてしまったシリーズでした。
色々な意味で面白かったです。
いよいよ、クライマックスの4巻は〜課長が抱えていた家族問題。
課長の母が倒れた事で、10年ぶりに帰省します。実家は、閉鎖的な田舎。
決して、ゲイであることを知られちゃいけない場所でした。
しかし、学生時代にBL本を兄に見られてしまいバレてしまい、ここでカミングアウトするけど、受け入れで貰えなかった。
兄は戸惑ってしまったんだと思う。
そこから、兄と亀裂が入ってしまったが、兄嫁の登場で何とか丸く収まりました。
セクシャリティの問題は、自分だけは無く家族にも影響を与えるから〜受け入れる側も、時間が必要だったね。
兄嫁、フォローが最高!
その後もラブな2人。
乙女な課長が、高木くんの愛情表現にいちいち照れてる所が、可愛くて面白いwww
面白い作品を、ありがとう!