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表題作純情かれん(2)

田宮豪士,高校2年生/五百木紀之,タレント
白坂昌巳,高校教師

その他の収録作品

  • 番外編 待てば海路の…
  • あとがき

あらすじ

「白坂(しらさか)を抱くなら、俺との共有だと知っておけ」
担任教師の白坂と一夜をともにしたとたん、白坂の先輩・五百木(いおぎ)にそう宣言された田宮(たみや)。
五百木の執着と関係を知った田宮は、白坂に真実を問いつめてしまう。過去は清算できたと思ったのは、錯覚だった……!? 動揺する白坂は、田宮に「もう終わりにしよう」と告げるが──。(裏表紙より)

作品情報

作品名
純情かれん(2)
著者
こいでみえこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
ISBN
9784199602757
2.8

(5)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
12
評価数
5
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

遅れた告白

三角関係の結末がついに決定する2巻で、完結巻です。
五百木派だったのですが、お子様だと思っていた田宮の成長にも驚かされて心が揺れました。
でも、最後まで変わらず五百木派なので、感想が五百木寄りなので、ちょっとご注意。

高校生で生徒・田宮豪士 一途ヤンチャワンコ攻め×陸上部の顧問で高校教師・白坂 真面目受け
関係から抜け出して田宮とつきあうことを決心したが、気持ちは晴れなくて。
五百木が白坂との本当の関係を告げて、田宮に二度目の牽制をする。
更に興信所を使って得た写真を見せて意思を告げると、白坂が車の前にふらふらと出ていく姿が見えて五百木はかばうが。

ドラマティック展開で、若い男にやられ放題で黙っている五百木ではなく、取り返そうと仕掛けるのですが事態は最悪な方へ。
なんで、こんなに上手くいかないのだろうと考えていると、白坂との始まりを思いだします。
白坂の所為で致命傷となる怪我を負ってから、『慰めてくれよ、俺をおまえで』と、なんでもすると罪の意識を抱える白坂に言ってしまう。
それを言った瞬間から、先輩と後輩だった関係が変わる。願っていた恋人ではなく、ただの従属者に。
身体は手に入れたけれども、心は奪えないままで。
肝心なことをおざなりにしてしまったツケが来たのだとは思いますが、ずっと好きだった相手を手に入れるチャンスがあれば、つけこんでしまう気持ちもよくわかる。
それだけに、五百木の深い思いを知っているだけに、思いが通じる時があれば……と願わずにはいられませんでした。

でも、最後の決着をつける為に、恋人として旅行したら解放すると言った五百木を許して、白坂を送り出した田宮の男気。
いつの間にこんなに大人に成長したんだろうと、じんとしてしまいます。
同じ月を違う場所で、それぞれ違う思いで見つめる田宮と五百木の姿が、一番印象に残っています。

ようやく思いがそれぞれあるべき場所におさまった感じですが、逆襲があったら!と未練がいまだに残っています。
2人とも好み過ぎて、もう3人でいい!なんて乱暴な事を思ってしまったりも。
普段は立場が弱い方の年下攻めを応援してしまうのですが、五百木のキャラがツボ過ぎました。
強引なのに、最後の最後で弱い。ひいてしまう。それが芯は優しいからだと思うと、切なくて。
でも、最後の方でまだ諦めてなさそうだったので、未来の想像が潰されなくてよかったと安心しました(笑)
この話が五百木ENDで終わっていたなら、私の中で神作品になったと思います。

2

ガチの三角関係です

前巻に引き続き、受け様が2人の攻め様のどちらとくっつくのか読めない展開が終盤まで続きました。
素直で真っ直ぐで明るい性格の田宮と意外にヘタレで自分の気持ちを白坂に告げることの出来ない五百木の2人とも中々魅力的で、私も受け様がどちらとくっついてほしいのか自分では分かりませんでした(笑)。
傲慢に見える五百木ですが、実は学生の頃から白坂にずっと片想いをしていて、すごくモテるのに白坂一筋みたいだし、最初は傲慢にも見えたのですが、タダの不器用と分かってからは、彼の気持ちも切ないんですよね…。
田宮もとても若いのに男前な所と懐の深さを見せてくれました。
しかし、受け様はこんな素敵な攻め様達に想われて幸せ者だと思います。
ガチの三角関係ですが、そんなにドロドロはしていないと思うので、読みやすいと思います。

1

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