神さまの飯屋

kamisama no meshiya

神さまの飯屋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

242

レビュー数
3
得点
29
評価数
10
平均
3.1 / 5
神率
10%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
価格
¥689(税抜)  ¥745(税込)
ISBN
9784778125356

あらすじ

家族も仕事も失い、幼い頃に祖父が連れて行ってくれた異界――異形の者が住む常夏の「島」へ逃げ込んだ琳也。
そこには琳也の「対」だという人間がいたが、なぜか可愛い嫁ではなく精悍で逞しい男だった。
戸惑う琳也に、不機嫌丸出しの男・剛毅は元の世界に戻る方法を教えろと詰め寄り、力ずくで犯す。
島で嫁と幸せに暮らすという琳也の夢は初日で潰えた。
が、島の長の命令で、異形相手の飯屋を剛毅と営まねばならなくなり――。

表題作神さまの飯屋

霧島剛毅、琳也と対のタトゥーを持つ日系アメリカ人
須々木琳也、祖父の飯屋を再開するため島に渡った青年

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数3

現代日本と南国異世界の光と闇

今回は異世に召喚された元軍人と
祖父の飯屋再開を目指す青年のお話です。

攻様が召喚された異世界で
受様の伴侶となるまで。

受様は父を知らず母には顧みられず
じいちゃん子として育ちます。

受様の祖父は不思議な人で
トライバル・タトゥーに似た
片翼だけの妙な痣がありました。

その痣は運命に結びつけられた
伴侶を示す特別なモノであり
祖父は運命で結ばれた祖母と結ばれ
異世界で飯屋をしていたため

同じ痣を持つ受様は幼い頃から
祖父の飯屋のある異界に馴染み
自分にも運命の相手がいるはずと
思って育ちます。

長じて大学を出て就職しますが
上司が小言や叱責を浴び続けるのは
自分が普通の人達とは違っているせいだと
頑張り続けます。

しかし、
その上司の言動は常軌を逸していて
退職にまで追いやられてしまうのです。

そんな時に異界から
自分の延命の相手である嫁が見つかった
との知らせを受けた受様は
祖父の飯屋を再開しようと決意し、

嬉々として異界に渡りますが
そこにいたのは可愛い嫁さんではなく
褐色で実に良い躯をした男性でした。

彼こそが今回の攻様です♪

攻様は底なしの洞のような眼をした男で
人間らしい温かみを欠片も感じられず
明らかに異界にいる今の状況に
怒りを露わにしていました。

どうやら島のオウムに
受様の祖父の店に案内されて
飯屋をしろと言われた事にも
納得していないようです。

その上、
受様の祖父母の話を聞いた攻様は
受様に強引に手を出してきたのです。

攻様は本当に受様の運命の相手なの!?

受様の相手として召喚された攻様が
状況を受けてれ受様とともに
神様の飯屋となるまでを描いたお話です。

祖父に連れられてきた頃は
日々暮らしていた日本と異界を
自由に行き来できた受様は
現代日本より異界での暮らしが
大好きでしたが

なぜか今回は自由な行き来が出来ず
いつもは親切な異界人たちも
自分を凌辱した攻様から
受様を匿ってはくれません。

迎えに来た攻様について
仕方なく祖父の家に帰った受様に
攻様が作ってくれたご飯は
とても美味しいものでした。

攻様は米国在住の日系アメリカ人で
異界に来た理由も判らないまま
元の暮らしに帰る術も持たず
夜には悪夢に苛まれていて
不機嫌MAXだったのです。

どうしようもない状況下で
共に飯屋を始めた2人は
少しづつ打ち解けていきます。

そして2人が打ち解けていく中で
それぞれの過去を知り
徐々に惹かれ合ってきます。

受様の受けた元上司のパワハラに
攻様が天誅を下し
攻様が苛まれた過去の痛みを
受様が払拭したり

それぞれが異界の地で
お互いの手を取る事を選び取るまで

どんな展開が待ち受けているのか
ワクワクし通しでした♪

最後の最後に受様が信じている
運命の相手のお話は実は…
というドンデン返しがあり

原色の鳥達が集い
華やかな花が咲く南国の地が
見た目通りではないという展開は

ある意味、
受様が凌辱される展開よりも
とってもコワいです。

でも、
そんな世界観が成瀬先生らしくて
とっても面白かったです (^O^)/

天然属性だからといって
芯が弱いわけではないのです。

一見打たれ弱い受様より
強引で押しの強い攻様のほうが
ここぞという時には意外にヘタレさんで

お互いにないモノをお互いが補えるなら
それは正しく運命の相手なのかな。

これからは攻様の腕で
飯屋は繁盛間違いなしでしょう。

今回は異世界トリップ繋がりで
野羊まひろさん『竜王様のお気に入り!』を
おススメです。
世界観がしっかりしてて良かったです♪

1

鳥ちゃん

極彩色な表紙にひかれて購入。鳥たちは可愛かったのですが、びびりな私には少し怖く感じるまま終わってしまって、「え、いいの・・・?」という気持ちなので中立より萌です。畏怖の念を抱くかもしれないファンタジー、本編260Pほど+先生のあとがきです。最初無理矢理があるのとパワハラエピソードがあるので、一応お伝えしておきます。

お話は引っ越しの準備が終わった琳也の元にマメルリハが「りんりん、おしたく、おわった?」と迎えにくるところから始まります。玄関ではなく押し入れに向かって襖を開けるとそこは南国の島で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
鳥たち、隣人のクマちゃん、人間界での上司(くそ)、人外色々 です。

****複雑な気持ちの部分 読む予定の人は避けた方がよいかと思います



鳥たちは可愛いんですが。

最後の方で、「え!そうくる?!」という展開で、そして攻めの選択結果に「え、それでいいの!???」と思ったので、怖い&なんとなく消化不良な心地です。
攻めさんはフェロモンむんむん格好いいので大好きです。(最初無理矢理なので、怒な部分もあるのですが、カッコよさに負けた)その攻めさんが最後、なんて楽観的な!!!と驚きの選択をしたもので・・・いや、どうなれば良かったかといわれると、困るし、神様やっつける訳にもいかないし・・・

うーむ、不思議なテイストなまま読了した本でした。鳥は可愛いんだけどなあ。かの先生らしいという気持ちも少々。この不思議なテイストを楽しめると良いかも。

0

世界観がとても面白い異世界トリップもの

こちら、しっかり作り込まれた世界観が魅力の異世界トリップものです。
異世界でワイルドなイケメンと飯屋さんと、ほのぼの甘々な作品に思えますよね?
これが、なかなか意表を突かれる展開やオチで、また、わりとダークな部分もあるんですよね・・・。
ちょっと苦味が残るような、なんともミステリアスな読後感です。



内容ですが、変則的な異世界トリップものです。あと、主人公成長ものでもあります。
自身の運命の対である相手と暮らす為、祖父から教えて貰った異界へと渡って来た琳也。
可愛い嫁を想像していたのに、そこにいたのは精悍な男・剛毅。
また、戸惑う琳也を、不機嫌丸出しの剛毅は無理矢理抱きます。
可愛い嫁と暮らすハズが、男に犯されてショックを受ける琳也。
しかし、剛毅の意外な面倒見の良さや、彼の作る料理の美味しさに徐々に打ち解けてゆきー・・・と言うものです。

こちら、世界観がかなり面白くて、表紙からも分かる通りエキゾチックな南国モード。
また、そこで暮らすのは異形達。
そんな中、琳也達は祖父の飯屋を引き継ぎ、異形相手にご飯を提供しと言う流れです。
ちなみに、琳也は自分の意志で異界と現世を行ったり来たり出来ます。

最初こそ強姦から始まった二人ですが、頼りがいがあり面倒見のよい剛毅に、ちょいヘタレで役立たずながら、なんだか人を和ませる琳也。
二人で出す料理を考え、一緒に下拵えし、剛毅が料理を作って琳也が給仕と言う一連の展開がほのぼのします。
わりと無愛想で言葉はキツイのですが、何のかんの言いつつ剛毅は琳也に甘いんですよね。大切にされてます。
また、素直で隠し事の出来ない琳也。
剛毅への好意がダダ漏れの言動が可愛いです。彼はちょい危なかっしい所もございまして、これは剛毅も過保護になるわーと。

で、夜中になると魘される剛毅。
実は「よくないもの」に取り憑かれていて・・・と不穏な展開。
序盤ではかなり不機嫌で、琳也を強姦しと最悪な印象だった剛毅。
いきなり見知らぬ異界に飛ばされ、また得体の知れない異形に取り憑かれと、かなり追い詰められていた事が分かってきます。
最初の彼がイレギュラーだっただけで、本来の剛毅はこの甘い方なんだなと・・・。

あと、こちら主人公成長もの。
実は序盤の琳也ですが、かなり甘ったれた事を言ってまして、私はイラッとした部分があるのです。
そんな彼が徐々に変わり、剛毅を助けようと雄々しく立ち上がる。
愛する人を守る為、立ち上がる男は格好いいよと!!



全て丸く収まり、すっかり油断しきってからの驚きの事実が分かります。
どんでん返しと言うんですかね。
これ、私はなかなかゾッとさせられました。背筋が寒くなる感じ。
そんなワケで、ハッピーエンドなのですが苦味が残るようなラストです。
とりあえず、続編があるなら剛毅が大変そうだと言う事だけ。

かなり世界観が面白いので、ファンタジー好きな方はぜひチェックして下さい。

5

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