まぶたの裏の夏

mabuta no ura no natsu

まぶたの裏の夏
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
価格
¥689(税抜)  ¥745(税込)
ISBN
9784801963825

あらすじ

10年前の夏、
ひとり遠い島に滞在した貴文が出会ったのは、
小麦色の肌の少年・うみ。
大学生になった貴文は甘酸っぱい思い出を胸に
久しぶりに島を訪れ、ずっと音信不通だったうみと再会を果たす。
けれど再会しても、うみの反応は予想とは違ってなんだか素っ気ない。
あんなに仲良くなったと思っていたのに、と違和感を感じるなか
酔いにまかせてうみと身体を重ねた貴文だったが、
複数の行きずりの男と関係を持っているという
うみの一面を知ってしまって――! ?

10年前の夏、はじめて感じた胸の高鳴り
でも、あの頃のまぶしかった彼はもういない――?

もどかしくも愛おしい想いに揺れるリユニオン・ラブ。

表題作まぶたの裏の夏

貴文(21歳・大学4年生)
海(島で祖父の居酒屋を継いでいる)

同時収録作品夜が明ける魔法

弘樹(リーマン・元同級生)
美浜 静一(元同級生)

その他の収録作品

  • まぶたの裏の夏 4.5話(描き下ろし)
  • あとがき

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レビュー投稿数1

幼い約束を守る幸せな再会と、悲しみを深くする再会。

表題作と短編の2カップルの話が収録、どちらも再会もの。

表題作は幼い頃の約束を果たすノスタルジックで幸せなストーリー、いっぽう短編は大人の悲哀を浮き彫りにするような悲しさが残るストーリーでした。


●「まぶたの裏の夏」
大学生の貴文は、小さい頃にひと夏だけ過ごした島に再びやってきた。
うみとした「大人になったらずっと一緒にいようね」って約束を守るために。

うみの肌は日焼けしたままで、あの頃と変わってないように見える。
そして貴文が告白すると、うみが誘ってきて、二人はカラダを繋げる。

でも翌朝になると、うみは全く気にしてない風で、それどころか貴文を行きずりの観光客扱いで、うみには他にも行きずりの相手がいるようで…
うみは幼い頃の約束を忘れてしまったのか???

その本心はうみ自身から漏れ出したもので、貴文に伝わって欲しかったけど、お節介な外野経由なんですよね…
あと、この島で暮らすと言う貴文に、うみは「周りにゲイだってすぐバレる」って心配していたのに、人前でキスをしてしまうのはどうなんだろ?

安心して読める王道再会ストーリー、うみの変化が簡単で、その後の家族問題までアッサリとクリアで私にはちょっと退屈でした。


●「夜が明ける魔法」
新婚の弘樹は同窓会で、静一を新宿二丁目で見かけたって噂を聞き、会えるわけないと思いつつ二丁目に向かうと、偶然、赤いルージュを引いた静一に再会する。

学生の時、静一が赤いルージュを引いているのを弘樹は見てしまった。
でも弘樹は騒がずに「似合う」と言ってくれた、きっとこの時から静一のなかで弘樹は特別だったんだと思う。

そして二人はホテルへ。
弘樹は昔一度だけキスした衝動の理由と自分の気持ちを自覚して、静一は「きれいな思い出を汚しちゃった」と泣きそうな顔で微笑む…

お互いに好きでも二人の未来はつながらない。
きっと会うのもこれが最後なんじゃないかなって気がします。

昨今のハピエン話で溢れるBLの中では珍しい悲しい恋の話。
静一の笑顔はただ悲しくて、一夜だけでも心の奥底にいる好きな人と過ごせたことは幸せなのか?
完全に諦めていた欲しい物を一時的に手に入れて永久に失くしてしまうのは悲しみが深くなっていくんじゃないか?
大人の悲しさが心に刺さるお話でした。


王道と、結ばれない話、同じ ”再会” をモチーフにしながら、こんな真逆テイストの話を一冊に収めているコントラストは ”粋” だなと思う本でした。

2

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