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少しずつ楽しみながら読みました。
一穂ミチ先生の作品は、後日談が読めるのが本当に好きです。
本編が重々しい部分があったので、根底にそこはかとない悲しさが流れているのですが、それでも、一顕と整が一緒に生きていく様子や普通に日常や生活して、過ごしていく様が読めるのが大変嬉しいです。
宝箱を開ける様に少しずつ楽しみ噛みしめながら読みました。
物語の始めにそれぞれ発表された時の思い出?のような一言が添えられているのも好きです。
新版の「メロウレイン」上下も購入していて、そちらも楽しみです。
装丁の水滴のイメージ部分も凝っていてとても素敵です。
一穂先生の作品で初めて触れたのか『ふったらどしゃぶり』です。
文章の美しさ、一顕と整がパートナーとの関係に悩みながらのジレンマのなかでジリジリと惹かれていく過程にどうしようもないほど引き込まれて、最初に読んで、すぐ2回目を読みました。
この作品を読んで、一穂先生の作品をほとんど読むようになりました。
『ふったらどしゃぶり』のその後の話はさらに2人の関係が愛おしくて、いつか2人で共に歩く人生を描いてもらえないかと首を長くして待っています。
ふったらどしゃぶりの2人がくっついてからの色々。
ほぼほぼ、ニヤニヤしながら読めます。
一顕と整が穏やかに愛し合うお話で、お互いが相手を大事に思い大好きなことを確認していて、読んでいて幸せ。
読み終わってすぐに読み返したくなるくらいに幸せ。
本編では2人とも辛いことを経験して今ある2人の時間を大事にしていて、あー、愛し合っているよなぁと。
たびたび、終わりが来るという、文章があるけど、この終わりの意味は深いなぁ。
終わりが来ると思うほど今、一緒にいることを大切にしていて、そんな2人がたまらなくて。
終わりまで幸せでいてね。
ふったらどしゃぶりの一顕と整のその後のお話。特典やらなにやらで出ていたショートストーリーをまとめたもの。そういうの自分で集めようとすると超大変だからありがたいですね!
2人が春夏秋冬、日常の些細な出来事や、季節のイベントを一緒に過ごしていくなかで、ちょっと喧嘩したり、不安になったり、嫉妬したりされたり、すれ違ったりしながら、都度話し合って気持ちを確かめあって、絆を深めていくショートストーリーが詰まった作品です。
色々ちょいちょいあるけど、結局のところお互い大好きなんだなぁ…ほっこり、、
ちなみにナイトガーデンの和章と柊の話もあったりしないかなぁ、なんて和章好きの私はちょっと期待したりもしたんですが、、ありません。。。
一顕と整のその後が気になって、電子版を購入。
一遍が3分ほどで読了できる短編集だから、外出時にちょっと読む本にピッタリかもしれない。
一顕と整の二人が、雨の音で、思い出す話などの雨音に絡むあれこれ。
二人のやり取りには、著者一穂流の処世術集の一面もあると思う。
こんな時、どうかわしたら角が立たないか、など、参考になるのは特に一顕が詰まったときの内言場面。
整は、一顕が困ったり、焼きもちを焼く素直な性格が好きで、故意に一顕を追い込んで楽しむ捻じれた性格。
整は、同居していた幼馴染に告白して拒否された。
一顕は、同居していたかおりにセックスを拒否された。
そして、ひょんなことから整と一顕は、肉体の交渉を持つ仲になって、情愛は後から育まれたもの。
二人はいつまで仲良くできるんだろう?・・と愛育成中の二人のやり取りが、気になってしまう。
いつまでも仲良しでいてくれたらいいな。