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表題作少年の残響(1)

アルフレッド
カルル

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

アウゲンブリック少年合唱団。かつては孤児院、今では子供たちに勉強と合唱を教えるギムナジウム。彼らの歌声は、人々へ捧げられる癒やしの調べ。しかしその歌にはもう一つの意味があった、それは――。

あがり症のエーリヒ、少女のように美しいカルル、そして漠たる不安を打ち消すがごとく歌をうたうミヒャエル……。刹那に輝く硝子のように脆く儚い日々と命、なにが哀しみかもわからぬまま、少年たちは生きていく……。

作品情報

作品名
少年の残響(1)
著者
座紀光倫 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
シリウスKC
発売日
ISBN
9784063907056
3.8

(7)

(2)

萌々

(2)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
27
評価数
7
平均
3.8 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数3

◆ギムナジウムに萌えます◆4巻で完結しました!

非BLメディアで連載されていたので、BLファンが知らずに見逃したらもったいない作品です!

ギムナジウムの少年合唱団設定
これだけでキまるほど性癖なのに、ガチBLコミックスの新刊では最近見ない…耽美好きには外せない萌えです!

シリウス誌からWeb Palcyに掲載媒体を移し、当初4巻の紙コミックスの発売のメドが立っていない、と嘆かれていらした座紀光倫先生に
めでたくも7月9日に4巻 完結 紙コミックス発売となったお祝いでここに来ました!
めでたい!めでたい!わっしょい!

お察しの通り?エロは朝チュン。
ですが、めっちゃBLです!
合唱団活動には裏があって(命懸けなのでドキドキします)その重要な任務が遂行できるように、日々少年たちは心を削ってゆく。
大きく見開く瞳は澄んでいて、色気のある妖しさも宿していて尊い!
(初めは画が慣れない清々しさでしたが、ストーリーに魅了されます。お試しはpixivや座紀先生のtwitterで是非~)

主に少年、時に先生の心情が萌えで襲いかかる!

あとがきとカバー下の小話は楽しくて面白く
座紀先生の〔少年たちへの愛〕が隠す事なく語られている。
そう、最近(連載最終話以降)まで「女の子に興味がなかった」と発言する位、どっぷり少年を愛している座紀先生が描いた『少年の残響』がどれ程〔少年性〕に富んでいるか!察して下さい!

そんな作品の背景も感じながら拝読すると 一層面白いです。

非BLメディアでこれだけ上質なストーリーBLを描き続けていらした!
という事で 神 判定 としました!

3

ダークでホラーな少年合唱団

掲載誌を読んだことがないので、なんとも言えない部分もあるのだが、少年合唱団&ギムナジウムものかと思いきや、アクションシーンあり、ホラー、ミステリー要素ありの少年マンガだった。
表紙とタイトルのイメージで勝手に、「気弱だけど歌の上手な男の子が、音楽を通して友情を育みながら成長する」みたいなストーリーだと思ってたので、ちょっとビックリしちゃった。

この学校は少年たちに合唱をやらせつつ、裏稼業として暗殺の仕事をさせている。恐らく小さな頃から洗脳されているのか、彼らは殺人に罪悪感や躊躇がなく、命令に背くことはない。そして、声変わりを迎えた少年は卒業させられるのだが、これは学校側に消された、ということ…? かなりダークな世界観。少年たちの重いトラウマや心の歪みも垣間見られ、ゾクリとするような場面も。

少年の一人とターゲットとの悲恋があったり、先生や級友に淡い想いを抱いている描写があったりと、BL要素はバッチリ。少年たちはどの子もみんな可愛らしく、ショタは見たいけどエロは苦手、という需要にはピッタリ。絵柄は女性向けっぽく、繊細ではかなげ。普段BLばかり読んでいる自分でも、読みやすかった。
お気に入りのキャラが見つかれば萌え萌えで読めそうだけど、内容がちょっと私には怖かったかな…。

と言うかどうにも、一見ピュアな美少年たちが実は暗殺部隊、っていう設定が、なんだかちょっと、その、厨二病的に感じてしまって……うーん……。少年マンガってこんな感じだっけ? この要素いる?と思ってしまうのは、私が所詮腐った女だからなのかしら。

0

悪いことってなんだろう?

これはBLなのでしょうか?
一巻だけではまだ分かりませんでした……
電子書籍では一巻を無料で読むことができます。
ざっと見た感じでは有名なストアは無料配信していますので、
興味のある方は是非ご一読下さい。

寄宿学校で暮らす少年たちの物語です。
少年たちのそばにはいつも歌があります。
寄宿舎で学ぶのは合唱と学問とーー…⁉︎

ゾクリとするお話です。
正直『GUNSLINGER GIRL』に似ていると思いました。
その少年版で、本作では歌が記憶の洗脳(リセット)機能を果たしているのです。
倫理的にどうなのかな?という疑問も感じてしまいます。

少年たちを率いるのはクリス先生で、
少年たちから慕われる心優しい教師です。
クリスが本作の良心なのでしょうか?
まぁ少年たちに殺しをやらせている時点で、
それもどうなのかと思いますが……

少年たちはそれぞれトラウマや問題を抱えていますが、
本当の意味で善悪の区別のつかない危うい存在だと思いました。

この物語がどう完結するのか、
少年たちは大人になることができるのか……?
とても気になる作品ですので、
続きも読んでみたいと思っています。

0

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