イラスト入り
帰ろう。俺たちのエデンに――
密かに気になっていた相手とひょんなことから
『期間限定の恋人』になるという、
奇跡のようなことが起こった要の日々を追うお話でした。
要視点で描かれているので透の本心がどこまでもわからなくて、
きっと同じ気持ちでいるんだろうなと思っても
決定的な部分がないのでずーっとヤキモキ。
身体の触れ合いが増えても心まで辿り着けないもどかしさを感じつつ、
あえて核心をつかない要のいじらしさが本当に切なかった…。
でも、いずれ離ればなれになって期間限定の恋人も終わるとわかっていても、
透への想いはブレないばかりかどんどん「好き」が増していく要の健気さに救われます。
お互いに心をさらけ出すまでに時間はかかったけれども、
その年月もムダではなかったと思える結末がすごく良かったです。
朝丘先生の作品にしてはエロ的な触れ合いが多めだなと感じましたが、
がっつりなエロ!ではなく他人の性癖を覗き見ている感じだったな、と。
堅そうなリーマンである透の性的に興奮するワードとか、恋人に甘えているところとか。
こんなの見ちゃっていいの…?みたいな背徳感があって、めちゃくちゃありがたかったです(笑)
『夜明けの嘘と青とブランコ』と同じシリーズとして登録してあったのでスピンオフだと思って読みましたが、登場人物の交わりはとくに無し。
でも要が語っていたモブとして生きることになったキッカケが前作関連なので、
細かなところで繋がってくるのが面白かったです。
本作で良いキャラだったイサムのお話も読むのが楽しみです。
多分、その時の私の気持ちとか気分によって、評価が揺れるお話なんですよね(^_^;)
結構長いジレジレもだもだに萌えられるか否か。
受け様はゲイである大学生の要。
レンテルビデオ店『エデン』でバイトをしていて、時々訪れる凛々しい会社員の事が気になっている。
この気になる会社員こそ、攻め様である柏樹。
実は同じアパートに住んでいた2人。
間違って配達された柏樹宛のハガキを要が届けた事で、親しくなる。
というか、自分の性癖に悩んでいる、という柏樹に、要はゲイじゃないから、と嘘をついて、自分のカラダを触ってみれば、なんて提案。
あと1ヶ月で異動が決まっている柏樹の、期間限定の恋人となることに。
性癖を探るって事で、最初から結構えっちぃ事してる2人。
柏樹は、要の気持ちを確認して進めてるけど、結構グイグイくるし。
嘘から始まった恋人関係だけど、期間限定だしで、時間を惜しんで会おうしてるし、会ってる時は甘い。
こりゃー、惚れてまうやろ。
偽の恋人じゃなく本命になっちゃえ、なんて思うのだけど、要は柏樹の将来を思ってそこは絶対に引くんだよね。
お互いに、相手の将来や幸せを願って、本音を言わない、悟らせないで、知らないまま。
伝える機会はあったのになぁ。
もどかしいジレジレですわ。
やっと伝わった時は、ホント、やっとかよって(^_^;
はぁ、よかった。
恋人になった柏樹の溺愛に拍車がかかってて、にまにまでした(*^^*)
朝丘戻先生のファンで購入しました。「窓辺のヒナタ」「サヨナラ・リアル」が大好き。でもこの作品は終始、平坦でした。これといって盛り上がりがない感じ。
後半の当て馬くん作戦のくだり最高です。
受けがカムアウトした時の、母親の反応が神。
一つ難点を出すと、ノリが痛い。二人の会話がオジサンとJKの付き合いたてな初々しいバカップルみたいな感じで、少し引く。
受け視点かつ一人称視点(佐東は歩いた。ではなく、僕は歩いた。系)なので、世界に入り込みにくい。
全体的に胸糞シーンはないので安心して読めます。
HONTOで、【限定配布されたss付の電子限定版♪】を購入。
発刊から暫く経過している本は、色々追加があるので電子版のほうがお得だと思う。
朝丘先生独特の細かい心理描写のテンポになれるまで、暫く読み進む。
じっくり読む時間がある人向け。
シリーズは2作。
レンタルショップ「エデン」に関連する、夫々登場人物が異なる作品。
テーマは、「期間限定の恋人」
朝丘先生の他の作品と比較すると、明るい。
①エデンの初恋
②エデンの太陽
③「夜明けの嘘と青とブランコ」
同じ挿絵担当の「夜明けの嘘と青とブランコ」も、「期間限定の恋人」が―マ。
三つの作品は、同じ時期に発刊されている。
モダモダと葛藤する二人。
でも実際に秘めた、支援者が少ない条件の恋に悩む人って、
こんな風に一人問答を繰り返して、螺旋を描くように延々と繰り返し反芻するように悩むのだろうなー。
ハピエン。
いつもなら丁寧にカップルになるまでの関係を綴っている朝丘作品は大好きなのですが、今回は萌えきれなかったです。
まず受けの要が柏樹にゲイだと隠した事からややこしくなって、柏樹が告白らしい事を言っているのに1人で悲壮感に浸っていた事です。
イサムにあれだけ言われても信じないから2年も時間を無駄にしてて、当て馬作戦が無ければ柏樹は振られたと諦めていたと思います。
この両片想いが作者様の自己満足にしか思えなくて、途中でうんざりして来ました。
だからくっ付いてからの馬鹿ップル振りにも覚めてしまいました。
長々としたイチャイチャの中に2人の知りたい情報が無くてイライラし通しです。
この半分の長さでも事足りる内容です。