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表題作MELONSODA

石井武雄
高校生、哲郎のクラスメイト
富士哲郎
高校生、明彦のことが好き

同時収録作品MELONSODA

石井武雄
哲郎のクラスメイト、高校生
富士明彦
女装癖がある、哲郎の弟

その他の収録作品

  • カバー下:あとがきのようなもの

あらすじ

誰にも言えない秘密があった。
弟が女装をしていること。そんな弟をそういう意味で好きなこと。
それから、弟の彼氏とセックスしてること――

弟が好きなのか弟の彼氏とのセックスが好きなのか、ニセモノみたいな恋人ごっこの繰り返しの中で、富士はだんだんと自分の気持ちがわからなくなっていた…

作品情報

作品名
MELONSODA
著者
遠藤巻緒 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
ISBN
9784758078795
3.7

(73)

(27)

萌々

(23)

(10)

中立

(5)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
11
得点
262
評価数
73
平均
3.7 / 5
神率
37%

レビュー投稿数11

攻め得… なのに…憎めない…!

エライ攻めさんや…!
兄弟どっちも喰っちゃうなんて…(笑)

攻めは石井
石井の恋人は明彦
明彦の兄は哲郎で哲郎と石井は同級生

所謂NTR作品ですねー
NTRだとどうしても攻めがゲスかったりクズだったりする感じがする事多いんですけどなぜだろぉ…この石井くん、キライになれない、、、
やってる事はね、最低なんですけどね、、、
でも哲郎と関係を持ったのも最初から哲郎や明彦を傷付けようとした訳ではなかったように見えるし、そこまで深く考えてなかった、って訳でもないように見える…
そこはかとなく漂う「優男」味…
それがね、終盤のあの哲郎との行為に繋がるんだろうけど
ダメな男に弱い私はこういう攻めにも当然弱いwww
好きな攻めじゃないのにキライになれない、、、
ダメって分かっててもやっちゃう飲んだ後の夜中のラーメンのような男です(クソっ!勝てない…!笑)

そしてこの作品の1番の特徴は何かすっごく不安定で虚ろな時期…ストレートに言えば「キラキラして無い方の青春感」を味わえる独特な作品でクセになる!って所です
自分勝手に見える想いや行動、抱えてはいけない劣情、やってはイケナイコトなどがNTRや兄弟、覗き、クスリなどの要素を上手く絡ませて魅せてくれています

誰にでもおススメ!という作品ではないですが三角関係とかNTRで「おもしろいもの」、DKで「王道じゃないもの」と言われたら頭に浮かぶ作品のひとつです

0

生々しい

最近心を傷つけにくるような作品を読んでないな〜と思って、浮気がテーマの作品を2作品読みました。うち一つがこれ。

とにかくキャラが濃かった。
男の娘?女装子?である弟に欲情しているお兄ちゃんと、弟と遊び半分で付き合ってる彼氏。
「すんげぇ……不幸な匂いしかしない……」そんな感じの3人です。

物語の転換点はお兄ちゃんの秘密を彼氏が知って、2人の関係が深くなっていくところから。
ここからもともとドロドロな人間関係が地獄絵図と化していきます。

世の中には罪悪感もなく浮気する人と、浮気をしている事実に心を病みながらも辞められない自己矛盾を抱えている人がいますが、お兄ちゃんは完全に後者。
彼氏は前者……かな?もともと弟との関係は遊び半分だったのでそりゃそうだよな〜とは思いつつ、なかなかにクズだ……とも思います。

しかし、なかなかに重い展開なのにこの話が読みやすく感じられるのは、弟がとにかく器が大きくて、悲壮感を軽くしてくれているところに起因するかな。私はどちらかと言うと後書きに書かれていた展開の方がしっくりきます。
大好きだったんだよね……?いいの……?えらいね……。と言う気持ちに。

評価は、後書きの方が読みたかった……!と言う気持ちが大きすぎるので、萌2で。ぜひ……後書きの方のエンドを読ませて欲しい……!

世の中には浮気をする人なんていっぱいいるのに、何でBLには浮気モノが少ないんだろう(ウケないからだろうけど)。
この作品を読んだら、やっぱり人間の生々しいところを抉り出すような物語が好きだな〜と再確認しました。

0

攻めの意外な一途さに惚れる

 こういうタチの悪い三角関係、好きだなぁ。最初、兄弟2人を惑わす石井はかなり遊び人な悪人キャラなのかと思うんです。脱法ハーブまで所持して、共有していますしね。でも、読み進めていくと、意外にも根っこは誠実な人間なのだと分かる。もちろん、薬なんかやってる時点でいい人もくそもないと言われたらそれまでだけど、彼は哲郎が弟に欲情したり好意を抱いたりしていることも、その弟が女装癖を持っていることも、最後まで誰にも口外しなかったし、弱みを握るような真似もしなかった。この若さでここまで口の堅さを貫けるって、すごいことだと思うんです。

 弟への歪んだ気持ちを抱いていた哲郎だけど、徐々に好意の矢印は石井へと向かっていく。石井も最初はアキの兄であり、弟で抜いていた哲郎に興味本位で近づいただけだったでしょうけれど、いざ実際に関係を持ってみると、その健気さやいろいろ葛藤を抱えて生きている不安定さに放っておけなくなってしまった、という感じなんでしょうね。アキはなんだかんだ強かに生きていけそうだけど、哲郎は1人では強く立っていられない、という雰囲気がありますから。石井の気持ちの変化は私には責められませんでした。最後はなかなかヘビーな展開ですが、石井も哲郎もアキにはちゃんと自分の言葉を尽くして謝罪しますし、すっきりと読み終えられました。あとがきに書かれているバドエンルートも、いつか読める機会があるといいなと思います。

0

エロくて修羅場ってるけど読後は清々しさが

初読みの作家さんです。タイトルからしてずっと気になってました。異色作?

中身はほぼやってばっかりなんですけど、読み終わると清々しい気持ちに。

兄弟と攻めとの三角関係。いや兄→弟→攻めからの。
女装癖の弟明彦(中学生)を好きで、兄弟の部屋は本棚で仕切られてるだけで隙間から覗けちゃう!
兄の富士は弟と彼氏の石井のセックスを覗いては自慰をする。
ハラハラする!しかも二人にバレてて。
ある日富士は明彦のセーラー服で自慰をしたところを石井に見られてしまい…。

石井が兄の富士に構うようになりどんどん惹かれていってやりまくって。
富士も明彦とキスした口だ、明彦に入れたアソコだと興奮していたのがだんだん石井を好きになって。

とうとう明彦にバレて富士は死んで消えてと言われてしまい…。

石井が男前でした。本当に富士を好きで助けて一緒に死んでもいいと薬を飲んで。

退院したら速攻でまた。素直に好きって言えて抱き合えるようになって良かった!でも富士の部屋では止めてー。

特徴のある絵ですね。

0

暗い三角関係

ガトーかな?と思うほど暗くエロいです。
構想時はもっと暗かったみたいですが。

可愛いおとうと。女装すると女の子にしか見えない。
その弟が告白し付き合うことになった、石井。本棚で隔てられた隣の部屋で、いつもHしている。それを覗き見て欲情する兄。どちらに興奮しているのか?

兄と弟で揺れるお話かと思ったらそうではなく、兄弟の間には何もありません。
ただ、石井は次第に兄の方をかわいいと思うようになる。
彼氏を寝とる形になった兄。弟に済まないと思いながらも、石井との関係をやめられない。

石井は浮気性かと思ったらそうではなくて、兄の方に本気になるのでした。
君が死ぬなら一緒に死ぬよと、大量の薬を服用。心中を図った二人ですが、弟が発見してことなきを得る。

結局、弟が身を引いたので、まあハッピーエンドというお話になっていました。

弟の目線で見たら、かなり辛いお話。
石井が、そこまで兄に惚れた理由がちょっと弱い気がした。

絵は綺麗ですが、デジタルなのか、少しのっぺりした感じ。

とはいえ、印象に残ったので、今後、人間ドラマを描いていかれるんだったら追っかけたいなあと思いました。

0

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