表題作RICKY 3

あらすじ

男性向けファッション誌「RICKY」の副編集長・三木は、次号の巻頭記事・喫茶店特集が没になり、頭を抱えていたが、社に戻る途中、偶然、センスの良いカフェを見つける。「MUNDANE HURT」とのコラボストーリー。

作品情報

作品名
RICKY 3
著者
木原音瀬 
媒体
小説
サークル
STANDARD〈サークル〉
ジャンル
オリジナル
発売日
4.3

(3)

(2)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
13
評価数
3
平均
4.3 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数1

「MUNDANE HURT」の二人の幸せぶりに萌えます

男性向けファッション誌「RICKY」の副編集長・三木(背が低く、顔も普通)と、部下の原西(元引きこもり、イケメン)のお話です。
原西は三木に片思い中。三木は男の原西を恋愛対象としては考えられませんが、慕われる状況が心地よくて、きっぱり拒絶できない、という状況です。なので、作中で色っぽい場面はありません。

でも、三木が容姿が冴えない分ファッションセンスを磨いてきたことが伺えたり、男性への審美眼が長けていたりと、職業人としての能力の高さが感じられて、とても面白いです。

 三木は、今月号の「RICKY」に予定していた喫茶店特集が没になり頭を抱えますが、偶然雰囲気のいいカフェを見つけ、そこで撮影させてもらえることになります。
 そのカフェの店主こそ、「MUNDANE HURT」の西崎。撮影当日は、取材スタッフに長野を自分のパートナーだと紹介し、「楽しいし、幸せだよ」なんて、言っています。MUNDANE本編を先取りした二人の幸せぶりに、猛烈に萌えます。コラボ企画、いいですね!
お洒落な店構えやインテリア、美味しい珈琲の描写が、読んでいてワクワクします。行ってみたいな、と思わされます。
 
西崎と長野の幸せに当てられた原西が、「(三木と)あんな風に幸せになりたい」、と泣く場面は、悪いと思いつつ笑ってしまいました。
 
三木は原西を素直だし可愛いと思っているので、これから恋愛に発展する可能性はゼロではないのかも…。今のところは、そんな気ゼロの三木が、どんな風に変わっていくのか。続きがとても楽しみです。

6

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