• 紙書籍【PR】

あらすじ

今年も1000作品を超える刊行作から
コミック・小説 ベストランキング決定!!

ランキング作品 スペシャルインタビュー収録♪

作品情報

作品名
このBLがやばい! 2019年度版
著者
ネクストF編集部 
媒体
漫画(コミック)
出版社
宙出版
レーベル
Next comics【非BL】
発売日
ISBN
9784776797005
3.3

(3)

(0)

萌々

(2)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
9
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

『ラムスプリンガの情景』スピンオフ、『10DANCE』エロチシズム!

『ラムスプリンガの情景』と『10DANCE』が好きな方はぜひ手にして欲しい!


『ラムスプリンガの情景』が1位を獲得!
宗教感や人の幸せとは?っていろいろ考えさせられた作品なので納得の結果です。
1位を記念して、吾妻先生のインタビューと『ラムスプリンガの情景』番外編が載っています。

1位:『ラムスプリンガの情景』
2位:『10DANCE』
3位:『リカー&シガレット』
4位:『NIGHTS BEFORE NIGHT』
5位:『囀る鳥は羽ばたかない』

と、話題作が並んでるなーって印象。
16位に川唯東子先生『Marble』が入っているのが嬉しかった♪


攻め1位:『リカー&シガレット』カミロ
受け1位:『NIGHTS BEFORE NIGHT』春さん
これも納得のランキング。

メガネ:『気まぐれなジャガー』アラタ
オヤジ:『好みじゃなかと』槇さん♥
ヘタレ:『俺は頼り方がわかりません』清宮(牧野じゃなくて?)
ツンデレ:『素人ヤンキー♂危機一発!!』リカちゃん
S:『ドSおばけが寝かせてくれない』康祐
M:『仮面越しに、キス』怜
これもなるほどなって選出。
槇さんはオヤジだけど、三国一愛嬌があってかわいいオヤジです♥

期待のニューカマーには、ほとばしる才能に震えてる『狂犬ハチ公』ミキライカ先生が入っていて、わかってるじゃないか!と膝叩きまくりです♪


●『吾妻香夜』Interview … 6ページ
アーミッシュのラムスプリンガをテーマにした理由、舞台をペンシルバニアにした理由、キャラ設定など、作品を作るに至った経緯や吾妻先生の考えを答えているので、『ラムスプリンガの情景』に惚れこんでる人はぜひ読んでいただきたい!

最近の心交社は作家さんの情熱がおもむくままに描かせてるなーって思ってましたが、「好きに描いていい」ってやっぱり言ってるんだ!
ただ「最後にご褒美エッチを」って編集リクエストを吾妻先生は拒むために、物語の出だしに最後のシーンを持ってきたそうです。
私もご褒美エッチは大好きだけど、この作品は物悲しさが漂うあの終り方で良かったと思う!

1~2話は少年漫画風を目指していたそうで、コミックスにするにあたって描きなおしをしたとか。電子雑誌だとそれが見れるかな?

作品の中で、アーミッシュとして生きていく決心をしたクロエが発した「素晴らしい呪い」って言葉は、私も強く印象に残っていますが、そのセリフの意味、BLに登場する女性キャラに対する吾妻先生の考えなども興味深かったです。

全サペーパーで描かれた番外編でテオとオズの物語は終了とのこと。
NY編の続編を望む声が多いそうですが、全サペーパーだけで、二人の絆と、二人がどんな風に生きたかよくわかるし、余韻いっぱいの物語だから、あまり多くは語らずのままの方が、私も良いと思います。

続編ななくて正解だと思うけど、『ラムスプリンガの情景』スピンオフ決定のニュースは嬉しい♪
本編の10年前、村を捨てたダニーの兄・ジーンの話だって!
ジーンが村を捨てるにいたった葛藤や強い決意を読んでみたいです。
わー、すっごく楽しみ♪


●「これからは同じ刻を」(『ラムスプリンガの情景』番外編)… 2ページ
本編と全サペーパーの間のひとこま、NYに来てまもなくの頃かな?
オズはオーディションに落ちてしまったけれど、テオはおもしろがられて演出助手に採用されます。
それでオズはちょっと拗ねてるけど、テオは自分も働いてオズと一緒に支え合っていきたいと。

テオが払った大きな犠牲、ホモフォビアが吹き荒れる厳しい時代…
二人が一緒にいられることは奇跡に思えます。
テオは言葉で、オズはアーミッシュは使わない時計をプレゼントして、同じ刻を(一緒に生きていくことを)、誓っているように感じました。

そしてテオもいつかプレゼントを考えています。
この流れは本編~本作の番外編~全サペーパーに続きます。


●「2nd step」(『10DANCE』番外編)… 2ページ
キスが解禁されたので、杉木がキス魔になってます!
練習の合間、女性陣が見てない隙を狙ってのチュー♥ステキ!
でも、キスされすぎて鈴木の唇は腫れちゃってますw(そこまでやってるのかw)
そして「じゃぁここならいいでしょう」と首筋にキスを…
私は黒髪の杉木が受けであって欲しい派なんですが、杉木の攻め感もステキだわ♪
(つまり、どっちでもいい)
たった2ページでキスしかしてないのに漂うエロチシズムったら!
この二人が本当に繋がっちゃったらどんなに官能的なんだろうね^^


萌えジャンルで見るBLは、発売年を問わず、スーツ、学園、ファンタジー、メリバ、ボコり愛、コンプレックス、歴史、ブロマンスの作品を紹介していました。
これもジャストな作品を挙げていて、どの作品を読めばいいのか迷ってる人の参考書になると思います。

その他、異世界カニバな『MADK』硯遼先生インタビュー、小説ランキングやインタビュー、アニメ化された『抱かれたい男1位~』『ヤリチン☆ビッチ部』のインタビューなど、話題性を網羅してます。

2018年度版は読者投票ゼロな作品が1位だったとかで、ランキングの信用度はイマイチだと思ってましたが、2019年度版は世間の評判と話題性をキッチリ取り入れてる印象で、番外編目当てで購入しましたが、2018年のBL業界はこんな感じだったねって振り返るのが案外楽しかったです。

8

別視点から見たBLの総決算

私毎年この時期になると「このマンガがすごい!」を読みながら
ああ、年末だな~なんて一年振り返ることが多かったのですが、
今年は初めて買ってしまいました!「2019年度版このBLがやばい!」
去年の今頃はきっとこんな自分予想してなかった。
まさかこの本の8割ぐらいの作家さんや作品名を覚えてしまうようになるなんて(笑)。

堂々1位の「ラムスプリンガの情景」…もったいなくて読めなくて、ずっとずっと積んだまま。読めずに年を越しそうです。
攻め部門や受け部門などのコーナーもあるのですが、ちるちるさんとはまた違った傾向が見られて楽しかったです。
もう紹介されている作品、片っ端から読破したくなりますよねぇ。

それから、実はこれが一番読みたかった「アニメ化BL特集!!」
地上波でも放送された「抱かれたい男1位に脅されています。」では、やはりエロをどうカットするか、どう表現するかのインタビューや、アニメオリジナルの舞台「紅葉鬼」についての作成秘話なども載っていて興味深かったです。
また逆にOADでアニメ化された「ヤリチン☆ビッチ部」では、テレビではないので性描写の規制が甘い!では限界までやろうと挑戦されたそうです(実際見たけど、あれは確かに地上波では流せない(笑))

今年はなんだかいろんな意味でBLが注目された年だった気がするんですよ。
そしてどっぷりハマってから気づいたのですが、毎日のようにBL本が出て、新人さんがデビューする。その大量のBLの中からいきなり好きな本を選べと言われても正直わからないと思うんですよね。
そういう時入門書としてこの本を読むも良し!
大量にBLを読んだ方にとっては、「あ、3冊だけ読み忘れてる!」みたいな発見に活用するも良し!!

私はちるちるさんのBLアワード一択で今までBL本漁ってきたのですが、こういった別視点から見てみるのも楽しいなぁと思いました。

気付くとパラパラ見てしまう、謎の中毒性のある1冊です。

3

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP