"狂犬"×「いいこ」優等生の青春BL

コミック

  • 目は口ほどに恋という

目は口ほどに恋という

me wa kuchi hodoni ko to iu

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表題作目は口ほどに恋という

塚田荘太郎 怖がられている高校生
藤野脩平 転校ばかりしている高校生

その他の収録作品

  • モブAは語る。(描き下ろし)
  • カバー下:漫画

あらすじ

「その顔、胡散臭いな」無愛想ヤンキー×イイコ優等生の青春BL

「その顔、胡散臭いな」

「ころころ顔色変えてるほうがいいって、俺は思う」


5回目の転校で、藤野はすっかり愛想笑いが上手くなっていた。
人当たりのいい笑顔を浮かべ、無難に友人と関係を作りながら2週間。
屋上にいくと、ある男が寝ていた。

彼は『狂犬』とクラスメイトから怖がられている生徒。
遠巻きに見ていると、彼が目覚めて…。

無愛想ヤンキー×イイコ優等生の青春BL。

作品情報

作品名
目は口ほどに恋という
著者
hagi 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
ISBN
9784041078327
3.7

(68)

(17)

萌々

(21)

(26)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
251
評価数
68
平均
3.7 / 5
神率
25%

レビュー投稿数9

顔の傷は・・・

 5回目の転校で、愛想笑い、人当たりよくが当たり前になった藤野と、頬に大きな傷がある塚田のお話です。
 塚田は、目つきの悪さ、傷の大きさから学校では「狂犬」と恐れられています。
 藤野もはじめは塚田のことを怖いと思っていますが、塚田の本当の性格、気持ちを知りふたりは親しくなっていきます。
 高校卒業後、塚田と藤野が交流していることが分かりましたが、藤野の友人であるモブキャラが佐々木と渡辺だったという事実が判明します。モブキャラも最後に名前が出てきて良かったです。

0

攻、受、どちらも可愛い...!

転校を繰り返したことで人とは適度な距離を保ち、愛想笑いでやり過ごす受と、狂犬とよばれケンカばかりの攻(本人は真っ直ぐで素直な子だが、見た目のせいで絡まれる...理不尽...)。

たまたま2人が屋上で出会ってしまい、受の張り付いた笑顔に攻は気づいてしまいます。

攻はヤンキーキャラかと思いきや、案外と真っ直ぐで一途で可愛いです。
2人は直接愛だの恋だの語り合ったりたくさんイチャイチャする訳では無いですが、行動の節々に感じられる愛にきゅんきゅんします!

そしてモブAとBが大好きです笑
いい仲間がいて良かった!!!

0

本心を見抜く

塚田はその見た目から周囲に恐がられ、狂犬なんていうあだ名までつけられている。
でも実は全然悪い子じゃないし、むしろ良い子なのに!
なんでもすぐ口に出してしまうので誤解されやすいし、歩いていても絡まれてしまうので結果喧嘩ばっかりしてるイメージを持たれてしまうという…
でもいい意味でなーんにも気にしていない感じの塚田がすごく良かったです。
逆に藤野がヤキモキしている様子もなんだか微笑ましく可愛かった。
塚田の鈍感そうに見えて意外と人の本心を見抜くところはちょっとときめきました。
そういうのを感じ取れるのっていいですよね~
彼の根っこのいいところが見れた気がします。

そして大学生になったふたりも良かったですが、モブAモブBはかなりいい仕事してくれたなと思いました。

0

ヤンキー×転校生のピュアラブ

かわいいねー
ヤンキー×転校生

目つきの悪さから絡まれやすい塚田と、
転校を繰り返すうち素を出せなくなった藤野。
何事も考える前に口にしてしまう塚田と、
思ったことを口に出来ず作り笑いを浮かべる藤野。
何から何まで正反対の2人が惹かれあっていく……という、
高校生同士のピュアラブです^^

誤解を受けやすく狂犬として恐れられている塚田ですが、
本当は素直で優しい子なんです。
藤野の言うことを聞いて喧嘩をやめるところなんかは、
けっこうキュンとさせられました。

本当の自分をさらけ出し、
それが受け入れられたら最高ですよね!
Hはないけどキスだけで十分というくらい、
可愛くて癒される二人でした。

0

意外といい意味で甘々じゃなかった(笑)

表紙みて、受けの目がウルウルの甘々ストーリかと思ったのですが、違いました(甘いには甘いんですが笑)
可愛い学生の青春ストーリで、重く過ぎずいい意味でさらっと読めました。
狂犬君が意外と可愛くてもっと活躍してほしかったです( ´∀` )

1

狂犬の笑顔の破壊力ぅぅ

超☆好き!!
みんなに恐れられてて周りが話に触れようともしないような一匹狼タイプの子に、関わりたくないとも思ってるけど結果なんか接点出来て、結局彼の良さを知ってる唯一の人間になっちゃう。
ってのがホントすき!!

転入生の藤野が”愛想笑い”で学校をやり過ごしてる中で、屋上で会った塚田に「胡散臭い」と言われる。
・・・BLあるあるだけど、この唯一気付くってホント好き~。

一悶着あった後のキスで「なんで」と聞かれ「だって、両想いだろ」って(悶)
好きとも言ってないし!好きとも言われてないのにっ!!!!
フライングチューとか!可愛すぎかよ!!

はぁ。。。狂犬が可愛すぎた。塚田ポメラニアンかよ!

4

もう少し恋愛面に説得力を

 キャラの組み合わせは面白かったですが、萌え度的には可もなく不可もなくという感じでした。あまり深く踏み込まずに、2人の距離の縮め方をさらっと表面的に撫でただけのような印象というか。軽く読みやすいBLが読みたいという気分の方にはオススメします。

 受けの藤野が転校ばかりしてなかなか周囲に馴染めないため、控えめな性格ではあるのですが、意外と芯がしっかりしているというか言うべきことは言うというキャラなのは良かったです。顔が可愛らしい分、性格まで弱々しいと個人的にちょっと萎えるので、クラスで怖がられている塚田とも対等に接することができるほど肝が据わっているところはとても好感が持てました。ただ、恋愛面では物足りなさが否めなかったかな。2人の魅力を理解しきる前に終わってしまったなぁと感じました。

2

それは、思春期特有のもの。滲み出るのは目線だけじゃないよね。

私も。親の仕事のせいで、義務教育の間に6回転校させられた経験があるので。
藤野くんの境遇は良く分かる…気がする。
しかし、私は藤野くんよりも。その事でコミュ力はアップしてると思うので。
愛想笑いに疲労する事は無い。
家族間では、「その愛想笑い、気持ち悪い。」と、お互いに言い合ったものだが。
そうそう他人に見破られる事なんて無いのだ。
何故ならば、赤の他人はそれほど自分に興味なんて持たない。
『…もう、あんまり覚えていないけど。』と、いうのは藤野くんと同じかもしれない。

物語は、愛想笑いを見破ってしまった、「狂犬」こと塚田くんとの出会いによって。
藤野くんはどんどん意識してしまうという展開。
それどころか、言葉にはしないけど、素の自分でいられる心地良さを見つける。
塚田は、自分では意識していなかったその目付きの悪さと強面のせいで、
喧嘩をふっかけられていたのが、藤野くんという「心配してくれる人」を得たことで、
ふっかけられた喧嘩に応じなくなる。逃げればいいものの、ただ殴られる様になる。
割とそれはお約束展開なんだけど。
タイトルの、「目は口ほどに」恋を語ってくれては無かったかなぁ…っていう感想。
もちろん、藤野くんからは、目の表情よりも。
滲み出る「好き、好き」があったとは思うんだけど。
もしかして、塚田の方の「目は口ほどに」なのか? とも思いましたが、いや違うな。
セリフで書かれている程には、二人共に表情、特に目が印象的なわけでは無い。
けれど、強面の塚田の笑顔の破壊力は抜群なので。
塚田の方の事を言ってるのかもしれません。
いや、ホント、分かりにくいんですよ‼︎
そして、ピュアピュアな二人は、ノーエッチです!
両想いで、描き下ろしには二人は卒業後も付き合ってるんですが。
ノーエッチです。
それよりも、描き下ろしの自称モブAこと、佐々木が、意外にも察しが良くて。
その事に驚かされます。彼は、本編でも藤野くんに微妙な絡み方なんですが、
一見飄々とした彼のニュートラルな立ち位置は、必見です。
むしろ、魅力すら感じます。

あと、塚田のお祖母ちゃんが飼っているポメが可愛い♡
何故、塚田にだけ、凶悪な顔をするんだろう。可愛いけど。

0

目で語る恋

はっきりとした言葉で”恋”とは表さない、まさに目で語る”恋”のお話でした。
言葉にしなくても滲み出るものってあるんだな~と、そういう部分がお互いにしかわからない特別感があって良いなと思います。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

攻めの塚田は、歯に衣着せぬ物言いが彼自身に誤解を生ませるタイプ。若干のワンコ感を持ち合わせているところは萌えます。なんだか可愛い...

受けの藤野は、愛想笑いが得意で自分の気持ちを押し殺すタイプ。ふっきれると自分の気持ちをうまく出せるようになります。

お互いのこの性格が良い化学反応を起こして、2人の恋に発展していきます。
無愛想ヤンキー×イイコ優等生という王道路線な設定ではありますが、じわじわと好きになっていく過程が萌えポイントでした。
一番は、言葉で”好き”と伝えるのではなくて、自分の立ち居振る舞いに相手への気持ちが滲み出てるところ。ここが良いな~と思いました。しかもそれが相手には伝わってしまっている。

難点としては、人物の心理描写が言葉ではなくてキャラの表情や行動で表されているので、キャラの気持ちの読み取りが必要なところでした。なぜ互いに好きになったのか、物語の進行を考えればわかるのですが、言葉では表されていないので少し難しかったです。

恋は理屈ではないのか...と結論付けました。

hagi先生の作品が完全なる作者買いなんですが、出てくるポメラニアンが可愛かったり、モブたちが良い子だったりと今回もとても楽しく読むことができました。

描き下ろしは、2人が大学生になったころのエピソードが描かれています。ここでようやく甘い雰囲気に...!やっぱりお互いの特別感が堪りませんでした。

4

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