狂犬ドルチェ

kyoken dolce

狂犬ドルチェ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×24
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
3
得点
46
評価数
13
平均
3.8 / 5
神率
46.2%
著者
宮緒葵 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
石田要 
媒体
BL小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
価格
¥650(税抜)  ¥702(税込)
ISBN
9784829626597

あらすじ

パティシエの玲央は、突然現れたラウロに高級ホテルのパティスリーへ招かれた。その上、豪華な社宅で世話係として尽くされて……。

表題作狂犬ドルチェ

ラウロ・コルソ、ナポリ有数の食品会社のフードサービ
菊森玲央、パティシエ、25歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数3

the宮緒犬

これぞ宮緒先生の犬!と言いたいお話。イタリア男で犬です。最高です。もう舐めまくるしかありませんという状態の雄犬に、なんとかついていくパティシエのお話、本編270P+あとがき。ベッド等で頑張っておられるシーンが多く感じられて少し飽きちゃったところもあったため萌2です。ああ犬だー。

日伊ハーフで王子様ルックスの玲央。真面目にパティシエを勤めていたのですが、店のオーナー交代直後から広告塔のようにテレビに引っ張り出されることが増え、店の同僚とも上手くいかなくなり、店を辞めることに。その日家の前で待っていたラウロという男(=のちの犬)は、高級ホテルに出店するパティスリーで働いてほしいと申し出て・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
村重(受けの製菓学校時代の先輩)、後半、イタリア関係者複数。

**安心の犬犬犬っぷりについて

忠犬。精液で臭い付けしておかないと気が済まないのはデフォルトとして、上手くすれば尻の下に敷く事は可能ではと少し思えるレベルです(除くベッド内)。パティシエとしてきちんと道を究めたいという受けの意向を一応理解し、汲み取り、その通りになるように誠心誠意働いています!エライ!頭わしゃわしゃなでまわしてあげると、さぞ喜ぶことでしょう。前半は忠犬っぷりが笑えて、後半はエロエロ忠犬っぷりにおなかいっぱいwでした。

受けさんは、パティシエ頑張りたい真面目ちゃんで、王子様ルックスなのに歪まずまっすぐ育ってエライ。犬を自分の飼い犬にするべく、ちゃんと頑張るところは大変よくできました!です。ああ、楽しかった。

最後に。石田先生のカラー口絵が神絵です。指だけでいいから、私もなめられたい・・・♡

2

宮緒さん初心者にも安心してお薦め出来る『犬攻め』です

あっまーい!
流石『ドルチェ』と言うだけあって、私が読んだ宮緒作品の中では一番の甘さなんではないかと。
そればかりではなくラウロの『犬』ぶりも素晴らしい!
宮尾さんと言えば『執着攻め』なんですけれども(だから『犬』と『蛇』なんでしょうけれども)ラウロの怜央に対する執着は『執着』と言うより『盲信』と言った方が近いんではないかと思いました。
あとね、このお話の『犬』って比喩じゃないんですよ。
ある意味「ホントに犬だった」と言っても差し支えないんじゃないかな?
愛犬家の姐さま方、主人を神の様に慕う犬がここにいますよー。

また「宮緒作品のドロドロした所はちょっと苦手」という方でも、今作はたいへん面白く読めるのではないかと思います。
このお話には『勢い余ってムリヤリ』がありません。
おまけにラウロはイタリア人ですからね。
自分の全てをかけて恋に狂う男の姿が堪能出来ます。
これがね、とても美味しかったんですよ。

パティシエの怜央は能力があるにも関わらず、見目が良いばかりに経営者から人寄せパンダ的な扱いを受けて、先輩パティシエからいじめに遭ったため不本意なまま退職します。
そこにラウロが現れ、新しくオープンするホテルに附属するパティスリーに務めて欲しいと言われます。
怜央が慕う有名パティシエがチーフを務め、販売は別スタッフが担当し菓子作りに専念できるという、以前の職場とは天と地ほどの開きがある好条件。
一晩考えた上で、ラウロに了承の電話をかけると、彼はすぐに怜央の下に訪れるんです。聞けば不審者が現れるという怜央の家の近辺を警備していたとのこと。

私はここでかなり笑っちゃいまして。
ラウロって、ラテン系のとんでもない『美しい男』で、ナポリ有数の食品会社の部長という『若くしてデキる男』でもあるんです。そんな人が自分の不寝の番をやっていたと聞いた時の怜央の狼狽を考えると……やっぱり笑っちゃう。

ここから、宮尾さんお得意のジェットコースターに乗せられちゃう様な大展開が始まります。
怜央を「天使」と呼び、用意した朝食を宝物の様に、しかし、あっという間に平らげ、作り置きのクッキー(これが伏線というか、結構大切なアイテムなんですけれど)を全て口にする。で、口をつく言葉は全て愛の言葉にしか聞こえないという……
これ、完璧な男性ですよ。
守ってくれて、崇拝してくれて、そして何より、自分が作ったものを大切に食べてくれるなんて!
でも、こんな男性が突然出現したら動揺しません?ごめん、やっぱり笑える。

そこから急展開。
怜央の部屋に石が投げつけられ怪我をしそうになったり、スマホに脅迫めいたメールが来たりと不穏な事件が起きます。
怜央は幼い頃、イタリアで暮らしていた過去がありますが、父のことは何も知りません。
その関係を匂わせつつ、お話は進みます。

宮尾さんのお話ですもの。
相変わらず『ぶっかけ』たり『腹いっぱいに』させたりという文章は出てくるのですが、このお話は、いつもの様な怖さは全くありません。
だって怜央が早い段階でラウロへの恋を自覚し、受け入れているから。
どんなに怖そうに見える犬でも、自分に忠実で決して牙を剝かないと解っているんです。
この『安心して読める感』があるので、宮尾さんの本をまだお読みでない方にお薦めするのには最適な一冊だと思いました。

いやー、大型犬の相手をするのは疲れるもの。
怜央くん、これからが(色んな意味で)大変だろうな。

蛇足
最後のイラストで首筋や胸回りのあらぬ所に散らばるトーンが……!
嫌だ、久しぶりにイラスト萌えしちゃいました。
石田画伯に感謝。

4

ナイスなわんこ攻めがここにいます

作家買い。

宮緒作品である事、そして、このタイトル。
という事で、はい、大方の腐姐さまが予想されるとおりのわんこを通り越しての執着攻めのお話でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。





主人公はパティシエの玲央。
勤勉で優秀な彼は有名菓子店で働いていたが、職場のごたごたに巻き込まれる形で退職。今後を憂いていた玲央のもとに、ラウロと名乗る男が訪れ、オープン予定のホテルのパスティリーにパティシエとして採用したいと告げられます。

退職した職場でのトラブルのこともあり始めは悩む玲央ですが、信頼している先輩からの推薦を受けてラウロが引き抜きに来たという事を聞き、そこで働くことを決意するがー。

というお話。

ラウロと玲央が子ども時代に出会っていた時のエピソードからスタートすることもあって、ラウロが並々ならぬ執着心をもって玲央に近づいてきたのだろうという事は序盤から透けて見えています。

が、この作品は、単なる執着攻めのストーリーに非ず。
玲央が、たびたび何者かに襲撃されるという事件が起こるのです。

誰が、何のために玲央を襲うのか。

そこを軸にストーリーは展開していきます。

初めて玲央が襲われたとき、玲央を取り込もうとしたラウロの画策なのかな、と思ったんです。
が、この「玲央襲撃事件」が、予想をはるかに超える展開を見せます。それが凄く面白い。

そして、この作品のもう一つの大きな柱である「執着攻め」。

キタキタコレ!
宮緒さんの描かれる執着攻めがお好きな方にはたまらない、まさにわんこちゃんの姿が描かれています。

子どもの時から玲央一筋。
玲央のためなら何でもできる。
玲央のために、ラウロの全ては存在しています。

序盤に出てくるラウロと玲央の出会いのエピソード。
そのエピソードで、ラウロの過酷な幼少期が描かれていますが、この出会いがあったからこそラウロは生きてこれたんだな、としみじみ。玲央を「私の天使」と言ってはばからないラウロですが、大げさでもなんでもなく、玲央の存在がラウロを生かした。
孤児だったラウロが、あそこまで上り詰めるためには相当な努力があったんだろうな、と。

宮緒作品は時にわんこを通り越したオオカミ攻めも出てきますが、この作品のわんこちゃんは程よい感じ。個人的にめっちゃツボに入るナイスなわんこ攻めでした。

色々な要素が絡み合った作品ですが、そのどれもが少しずつ繋がっていて、読み進めるうちにだんだん繋がってくる。その過程に圧倒されました。

そして挿絵を描かれた石田さん。
石田さんにしてはマイルドな表紙…、と思いきや、いやいや、二人とも全裸です。リアル書店で買うにはちと勇気がいります。

が、麗しい絵柄はさすが。

滴るような色香を漂わせるラウロも、美しいビジュアルを持つ玲央も、イメージにぴったりでした。
宮緒作品のわんこ攻め、という事で、濡れ場はかなり多いです。そして、どの濡れ場ももれなくエロい。そんなエロ度の高いシーンのイラストも、がっつりエロく、そして綺麗でした。

あとあと、子ども時代に出会うラウロと玲央のイラストが、これまた良い…!

宮緒作品の、策を練り、執着しまくるわんこがお好き、という方にはめっちゃお勧めな作品です。シリアスな展開になることはほぼなく、優しく、温かいお話で、ドツボに入る作品でした。

あ、そうそう。
玲央は優秀なパティシエという事もあって、美味しそうなスイーツがたくさん登場します。
飯テロです。
空腹時に読まない方が良いかも。です☆

13

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