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ほしの動物園恋物語

hoshino doubutsuen koimonogatari

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表題作ほしの動物園恋物語

オーリー、ライオン、群れのリーダーの息子
ランカン、ライオン、群れに属さない

同時収録作品ほしの動物園恋物語

(攻め受け不明)ツツキ、シジュウカラ
(攻め受け不明)シッポ、新入りのリス

同時収録作品ほしの動物園恋物語

(攻め受け不明)ビート、イワトビペンギン
(攻め受け不明)七田、飼育員

同時収録作品ほしの動物園恋物語

(攻め受け不明)岡、カメラが趣味の大学生
(攻め受け不明)栗原、動物と話せる予備校生

その他の収録作品

  • ビートと七田(描き下ろし)
  • レオとオーリーとランカン(描き下ろし)
  • 栗原と岡(描き下ろし)

あらすじ

美大を志す専門学生の栗原は昔から動物が人型に見え、話ができる。そのせいで他人との距離はやや遠めだが「ほしの動物園」にスケッチに通っているため動物たちのよき相談相手だ。園内では、シジュウカラとリスの小さな恋、年下ライオンから年上ライオンへの猛アタック、おっさんペンギンの想い人は男性飼育員、そして栗原くんにも春の予感…!? など様々な恋が進行中v
読めば心が温まる、動物園で繰り広げられる超癒し系BL登場v

作品情報

作品名
ほしの動物園恋物語
著者
小山 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
ほしの動物園恋物語
発売日
ISBN
9784796412476
4.1

(84)

(31)

萌々

(36)

(16)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
347
評価数
84
平均
4.1 / 5
神率
36.9%

レビュー投稿数11

優しさに包まれる恋模様に胸キュン*。゚+

純粋な恋心をひたすら享受して浄化作用がある癒やしBLでした。

獣人ではなく擬人化なので人間には動物に見えています。
動物同士が寄り添って日向ぼっこしてる姿やじゃれ合って遊んでる姿。
動物園で見たときはかわいいなぁと微笑ましくみてた光景が
擬人化されるとキュンキュンするのはどうしてでしょうねぇ///

種族違いでも仲良くしているカップルがいたり、
言葉が通じない人間の飼育員に片想いしてる動物がいたり、
優しくて心温まるラブストーリーが詰まっていました。

ちなみに個人的にはインタビュー記事のサンプルがすごく参考になりました。
迷ってる方はチェックしてみて下さい(^^)♪

内容はオムニバス形式になっています。
動物が人型に見えて言葉が交わせる人間・栗原を中心に、
色んな動物の恋模様が展開していきます。
動物だけでなく、最後には栗原のBL未満なお話もありました。
脇キャラの動物も個性が光っててニコニコしちゃいます♪

◆ツツキとシッポ (2話+描き下ろし)

シジュウカラのツツキと、ニホンリスのシッポのお話です。
どこかから動物園に連れられてきた新入りのシッポ。
慣れるまでゲージに入れられたまま園内に置かれるのですが、
シッポは巣箱に入ったまま顔を見せません。

面倒見の良いツツキはシッポが気になりゲージ越しにエサを運んだりするのですが
これが求愛行動に見えてすっっっごく可愛いのです!!!(∩´///`∩)
美味しいモノを分け合うって愛情表現に種族は関係なし+゚。*尊い*。゚+

ゲージから出されたあとはいつも一緒のツツキとシッポ。
ツツキから"シッポがかわいくてしょーがない"がダダ漏れてるのが萌えて萌えて…///

種族違いとか全然気にして無くて純粋にお互いが好きなんだな~と
難しいことは全て抜きにして一緒にいられる幸せだけを大切にしてる姿。
2匹の微笑ましさにとても癒やされました。

◆ビートと七田(1話+描き下ろし)

飼育員の七田に片想いしているイワトビペンギンのビート。
当然ながら言葉は通じません。
それでも気持ちを伝えたくて頑張るビートに切なキュン(;///;)

一念岩をも通すと言うべきか。
少しでも七田に想いが通じたようでこれまたウルリ。
すごいよ、ビート。想いの強さに心打たれたわ…。

◆ランカンとオーリー(2話+描き下ろし)

こちらは同種族・ライオン同士のお話です。
群れのリーダーであるレオとランカンは幼なじみのような?古い付き合い。
けれどほしの動物園に移動してから環境が変わり、距離が遠のいていきました。

のちに産まれたレオの息子・オーリーは子供の頃からランカンが大好き!
ちょこちょこ群れを離れてはランカンの元へ遊びに来ていました。
ランカンからすれば、子供の頃から見てきたオーリーは年の離れた弟のような感覚。
けれどオーリーは恋愛的な意味でランカンのことが好きで…。

ーーと展開するのですが!
個人的にめちゃくちゃ萌え要素が詰まっててニヤニヤしっぱなしでした…!
小さかった子供が成長して愛する人を手にしようと頑張る姿なんて萌えしかないじゃないですか!!!
は~…オーリー可愛すぎ。最高。

そして意外に重要人物・レオ。
レオとランカンの間には無自覚のまま成就しなかった感情がほんのりあって
この成就しなかった未満の関係も萌えにささるのですよ~~~~!
そしてレオとオーリー父子対決?に感じられる描き下ろしにニヨニヨ。
ハッキリした三角関係ではないけれどトライアングルも良きです(∩´///`∩)

ふぁ~…これから動物園でライオンが寄り添ってたら違う目でみちゃうわ、これ。

◆栗原と岡 (1話+描き下ろし)

動物が人型に見えて言葉も交わせる栗原。
動物とは仲良くなれるけれど、その特殊な力は人間としては異質で馴染めず…。
人と関わるのが苦手な栗原でしたが、動物園でせっせと写真を撮る大学生・岡と出会います。

子供の頃から変な目で見られ続けて萎縮してしまった栗原。
そんなトラウマを岡の笑顔が溶かしていくのがジンワリ温かいです。
まだBLになるかならないかの未満な関係なんですが
そんな部分も微笑ましく見守りたい気持ちになりました(﹡´◡`﹡ )

14

1話で2度美味しい

ほのぼのなんだろうな~という予想をつけつつ購入。読んだ瞬間心が浄化されていきました。
読後の癒し効果はすさまじかったです。疲れた心が一瞬で癒されました...

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

とくにお気に入りなのはシジュウカラとリスのペア。とても優しくてちょっぴり切ない2匹の番の関係がたまらなく萌えにヒットしました。

世話好きのツツキが新入りのリスを気遣いなにかと世話をしていくんですが、なんとかシッポに顔を見せてもらおうとする行動の可愛い事。せっせと木の実や種を運んでいるツツキに除々に心を動かされていくシッポでした。
好きなポイントは、ツツキがシッポのことを「尻尾も大きくてやわらかそうなんだ...」というこの部分。どうしてかきゅんときました。可愛い...

ゆっくりと心を通わせて行く2人。シッポの過去に触れるときに少し切ない雰囲気を出しますが、彼を想うツツキがそれを包み込んでいきます。

もうひとつポイントなのは、動物の姿が人間に見える栗原との交流です。
シッポと話せた!とか彼との交流の日々を、栗原に報告していくツツキの純粋さがたまりません。

お互いに大事で、大切に想っていて、何かしてあげたいという気持ちが溢れているペアでした。

全篇通して、動物の姿と人間の姿が混合しながら物語は描かれていて、1話で2度美味しいような萌えが味わえます。

3

動物園の動物たちが人間だったら?

【新入りのリスに、なぜかいつも餌をお裾分けしてあげるシジュウカラ】
【ある特定の飼育員に、なぜかベッタリのイワビトペンギン】
【群れに属さない雄ライオンに、なぜか幼い頃から懐いている子ライオン】
動物園で、こんな珍しいことが起きると人間は「あの動物、恋してるのかしら~♪」
なんて、人間目線で妄想を広げたりしますが、そんなロマンをBLの世界で叶えてくれたのが、この漫画です。

美術学生の栗原君は、生まれつき動物が人間の姿に見えて、しかもお喋りができる能力がある。そんな彼が動物のスケッチをしながら、動物たちとふれあいつつ恋模様を見守るストーリー。

この作者さん、きっと動物がお好きでその習性の知識もおありなんでしょうけど、動物たちのディテールに凝っているんです!
栗原君の見える人間の姿の動物たちは、みんな洋服を着ています。実物を見ると分かるのですが、シジュウカラは胸元がネクタイをしているような配色なので、みんなちゃんとネクタイをしています。しかもそのネクタイの太さで優劣を決めてるエピソードが自然に盛り込まれています。
ライオンはファーのついた洋服を着ていて、たてがみを表現している!
こういう細部にこだわった作品って、非常に好きでして、クスッと笑えるんです。

基本、種族やその動物の習性を越えた不思議なほのぼの恋模様なのですが、少し切なかったのは、イワビトペンギンのビートの片思い。飼育員の七田君に恋をしているのですが、いくらビートが求愛ポーズをとっても、いつも一緒にいて独占していても、ビートの言葉が分からない七田君にはその愛は伝わらず。「そろそろビートにも番を」なんて言われてしまう始末。空回りしながら、自分の気持ちを七田君にただ知ってもらいたい様子は、結構ホロリときました。

動物が大好きで、動物の不思議な行動に妄想を膨らませがちなロマンチストな方!
この作品かなりおすすめします!

0

動物が人間に見えるって、リアルな人間サイズで見えてるでいいのかな

動物が人間の姿に見えておしゃべりもできる人間の栗山君が、動物園で様々な動物たちと交流するお話。
ケモ耳世界のお話とも、人外ファンタジーとも違う、見える系ファンタジーな所がちょっと珍しい。
基本設定は動物同士の恋模様を、栗山君が相談に乗ったり観察したりするお話ですが、栗山君のいない時やいない場所でも彼ら動物たちの生活は続いている訳で、それが、人型であったり動物型であったりと混然として展開していくので、物語世界の中に没入している時は大丈夫だけど、ちょっとでも物語世界との同調が弱まっちゃうと戸惑うかもしれません。
その辺さえ気にしなければ、どのカップルのお話もほっこりとしたいいお話だし、ちょっとした動物の蘊蓄とかも面白いし、栗山君自身にも出会いがあったりして、なかなかかわいくて良かったと思います。

2

愛おしい世界

生き物がめちゃくちゃ苦手なんですが、もし私も、栗原くんのように、動物達の言葉が分かったら…すっごく素敵で楽しくて感動的なお話でした( ◠‿◠ )めちゃくちゃ泣けました。例えば種が違っても仲良くしたい気持ちがあったり、自分ではどうにも出来ない壁に立ち向かったり、そういう、"私(人間)にとって当たり前の姿"が、健気で愛おしく感じました。動物達の擬人化もすごく自然で、栗原くんの視点と、他の人からの見え方と、当人自身達(動物)の目線が楽しめます。動物園という、人間にとってのテーマパークの中で繰り広げられる世界、それは狭いようで、深く感動的な世界でした( ◠‿◠ )

2

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