先生買いです。順番が前後したけど、新聞社シリーズが好きで、読んでいます。
今回もストーリーがとても面白く、登場人物の心の揺れが深掘りされていて、とても良かった。
高校時代、孤独だった一束に、屈託なく、先輩面することなく、すっと並走するように仲良くなった圭輔。
興味を持って、相手の話しを聞く。
しっかりと鍛えられた圭輔の身体と、自分の身体を比較、コンプレックスを抱える一束。圭輔が自分の不安な気持ちに共感してくれた。
不安、プライド、迷い、後悔、2人の間には確かに好きという気持ちがあったはずなのに、離れてしまう切なさ。
再会してから、ジリジリと気持ちを確認しながら距離を確認する2人のやり取りなど、すごくドキドキして好きだった。お互いが知る昔の面影を確認しながら話す。一束と同じタバコを吸う圭輔。
本当に良かった。
竹を割ったような性格の美蘭が好き。
最後のほうで、一束を助けようとするところには泣けた。
口が悪いけど、佐伯も良い。冷たいようで、優しく、そこにも愛はあったんだろうなぁと思う。執着なさそうで、嫉妬してるとか最高。
シリーズ読破したいです!
一穂先生買いです。最高でした。
ずっと余韻に浸っていられるくらい、よかったです。
こうして心を揺さぶられる作品に出会えることは、幸せだなと思いながら読みました。
読ませるストーリー展開はもちろん、碧と、西口の2人がとても好きだったというのがこの最高の評価に繋がっています。
最初は西口の、男らしさや、情に深く、照れ、優しさ、子供のようにやんちゃな部分、有能な奥様へ嫉妬したりと甘えや弱さがある部分と冷静な部分を併せ持つ性格がとても自分の好みで、どハマりしたのですが、最後まで読むと、碧くんのこともとても好きになっていました。
誰に対しても、自分のスタンスを崩さず、しっかり自分を待っているところ。食事やお弁当の丁寧さ、敬語を崩さず、松田など人間関係をきちんと構築して可愛がられる人間性、直向きで真面目。かと言って、自分の気持ちに対しても正直で、素直に向き合っているところ。
西口に対してもきちんとダメなことはダメと叱り飛ばすのも好き。
本音を話す時口が悪くなる西口の本音を汲み取る碧、そして芯がぶれない碧が、西口をしっかり支えていく様子が好きです。
2人の人間性は、ストーリーの中の周囲の人との関わりを通して読者に伝わりますが、そうした描写も秀逸で、素晴らしかったです。
「ノーマルヒルのジャンプ台みたいなまつ毛」
これには笑いました。
本当に素敵な作品をありがとうございました。
絵も好きですし、何しろストーリー展開が面白い。
とても素晴らしい作品でした。
アズマくんも、柊月くんも、キャラが好きです。弱いところも、優しさも、正直なところも、強いところも、とても魅力的。
前巻では柊月くんが自分を大事にして、受け入れて、再生していく様子が描かれていました。本巻では柊月くんの強さを感じることができました。
アズマくんが好きな柊月くん。
性別が男だからという理由だけで振られてしまう。
これって一番どうにもならないことで、アズマくんのバカ正直さも罪だなと思って柊月くんに同情した導入。
柊月くんはそんなこと言われても、それこそ清々しく、アズマさんのことが好きと言う。
柊月くんが腹を括ったというか、吹っ切れたような感じがあって、強さを感じることができた本巻でした。
南と菊田の件で、もしかしたら自分を南に重ねて、かける言葉がイイ。
自分を大事にすると、相手も大事にしたくなる。
「アズマさんの一番は俺じゃなくても、俺にとってのアズマさんは一番なんで」
自分の気持ちを大切にする柊月くん、カッコよ‼️
要さんの「変化にビビんなよ、洸」もイイ!
アズマくんが自分の正直な気持ちを素直に出せるようになるといいな。
最後になりましたが、猫耳柊月が可愛すぎる❤︎
続編が楽しみです。
みなさん書いてますが、表紙は便利屋アズマくんではなく、柊月くんでした。
とても深い作品で、読み応えがありました。絵も好きだし、心理描写が丁寧に描かれていて、ググッと引き込まれました。
ノンケの便利屋アズマくん
ゲイの柊月くん
アズマくんと、柊月くんが2人で自分の気持ちをを伝え合う場面が多く、そのセリフがいちいち刺さりました。とても深い。
柊月くんはゲイで、遺伝子が残せない欠陥品である自分がどうして生まれてきたのか知りたくて、生物学を勉強しているとアズマくんに話すところから、もうなかなか背負っているものが重たくて、過去に負った傷も深くて、諦めや失望がじわじわ出ている美麗な青年という印象。
自分のことで周囲が傷つくことを恐れて、自分自身のことは後回しで。
アズマくんは便利屋というだけあって、困った人を助けたい、世話好きな明るい人。
ゲイである自分が悪いって考えてきた柊月くんに対して、「柊月は誠実な人」って真正面から切り込んでいって、理解しようとするアズマくんに、惹かれていくのは自然だし、救われて欲しいと思いながら読みました。
アズマくんもなかなか苦しい過去があって、自分の意思を表さず、相手の喜びを優先してきた。
柊月くんも、自分を蔑ろにして、押し殺して生きてきた。そんな2人だから、気持ちが通じ合うのかもしれない。
ゲイである自分の存在を初めて受け止めてくれたアズマくんを大切だと気がつき、そんな自分も大事にしたいと思う柊月。
笑顔を見ることができて良かった。
続編も楽しみです。
これほどまでの有名作品、遅ればせながら読みました。
なんという読み応え、ページ数もそうですが、ストーリーに圧倒され、いまじわじわと感じ入っているところです。
続編を読むにあたり、登場人物が多く、一度整理したいとすら思いました。
感想というよりも、自分への備忘録のようになってしまいました。
戦士したイオニアが転生して、レオリーノとして生きる。
身体が弱い、レオリーノ。
レオリーノは自分が誰かに守られる存在ではなく、誰かを守れる力が欲しい。
一方のツヴァイリンクで戦死した戦士イオニア。
平民のイオニアと、第二王子のグラヴィスの身分差の愛。
愛し合っていても、結ばれることのない2人。
「イオ、お前に俺の背中を預ける」
イオニアが護衛としてグラヴィスを守る。
訓練とは思えない緊張感。王族と人間の盾
お互い愛しているのに、一緒になれない運命。
卒業する時の2人が切なくて苦しい。
立場、王族としての責任、背負うものが重いグラヴィス。本物の愛。
イオニアのことが好きだが、イオのグラヴィスに対する気持ちを知った上でイオニアの恋人になるルーカス。
戦死したイオニアに対して、グラヴィスもルーカスもずっと後悔、悲しみ、愛、執着を感じ続けていたことに感動する。
巻末の「雪よ、降り積もれ」と、電子SS「家族の逸話」がとても好きでした。
じっくり時間をかけて読んでいきたい素晴らしい作品でした。
本巻で、お互いに相手に愛されているということを再認識し、どんどん2人の関係がしっかりとしたものになったなあとしみじみ読みました。
甘え下手な啓司がいきなりの膝枕にゴロンで、めちゃ喜ぶ潤也が最高にかわいい。
ちゃんと謝りの言葉を伝えたり、素直に気持ちを伝える啓司。前巻から大きな変化。
会社の飲み会で飲みすぎた啓司を潤也が迎えにきた時、肩を貸すとかではなく、正面から抱きついているところがなんだかかわいい。
風邪で寝込んでいる潤也の髪を、「早く治せよ」と言ってわしゃってするところも萌えたなあ。
一方の年下潤也の啓司に対する愛は揺るぎなく、より深く、重くなっています。
「温め直しても味の落ちないレパートリー」
こんなことまで考えてくれる年下の彼氏最高です。
啓司のモラハラっぽい発言も、潤也にとっては愛情表現の裏返しくらいにしか思っていない。
個人的に私は潤也推しを再確認しました。
黒髪、ピアス、眼鏡にマスク姿まで拝めて眼福でした❤︎
ほんとに眼鏡が素敵。
思い知ればいい、俺の愛を、、、最高の愛の言葉。
2人仲良く1日でも長く一緒にいてね。
表紙から漂う甘い雰囲気に惹かれ、読みました。
何気ない普段の2人の生活を覗き見るようで、甘々がたっぷり供給されました。
攻めの潤也の眼鏡姿のビジュが最高でした。
年上受けの啓司。不器用で真面目、モラハラ発言多し。
こんな自分が潤也に愛される訳ないと、なかなか自分にも、恋愛にも自信がもてない啓司。自分のことを好きになれない啓司は、どうしても潤也の愛を信じることができない。
そんな啓司が少しずつ変わる。
じわじわと、愛されてる自信が持てるようになっていくのがイイ。そして、自分の気持ちを素直に潤也に伝える。
潤也は、どんなに刑事にモラハラ発言されても、嫉妬の裏返しと、広い心で全て受け流してるところが大人。
ベランダから帰ってくる啓司を待ってみたり、とにかく年下攻めの懐の深さに感動しました。
続編お待ちしておりました。とても素晴らしい作品でした。
表紙絵がとにかく美しく、銀杏の黄色と陛下のお召し物の水色が鮮やかで、そして華やかでとても好きです。
今回もストーリー、特に治水工事の進め方については深掘りされていて、とても面白く、一気に読み終わりました。
スパダリ、ド執着攻めの陛下と、健気天然な王佳。
今回個人的に一番の萌えポイントは、陛下がまだ王佳と清い関係であったという事実です。王佳の気持ちを大切にし、とにかく傷つけないように、無理強いせず、大切にして、溺愛していることがわかります。
王佳がほろりと涙を流す場面が何度かありました。そこには陛下への抑えきれない想いが溢れていて、とても美しい涙でした。
そして、その王佳にも途中萌え転がりました。端正に夜のことについて真剣に質問して、メモをとる王佳が可愛くて、健気で、陛下でなくてもみんなが応援したくなる気持ちがわかります。
そしてただの河オタクで、治水工事という大きな仕事に全力で向き合うだけだった王佳が、モヤモヤしていた陛下への思いが恋であると知り、陛下に会いたい気持ちと、治水工事に集中したいそのジレンマに苦悩する様子に、王佳の成長と気持ちの変化を感じました。
治水工事の成功は、陰で王佳を支える陛下の影響も大きく、苦しいときに届く陛下からの手紙に後押しされる王佳、続きが気になります。
そして、気持ちが通じ合う2人、いろいろ楽しみです!
拒まない男がとても良かったので、こちらも手に取りました。
律と、黒瀬にまた会うことができて嬉しいです。
登場人物が増えて、そして、その人物たちが過去の富に絡んでいたり、色々な事実が交錯していて、ストーリーにどっぷりとハマり読みました。
これは続編が待ち遠しいです。
今回なんだか嬉しかったのは、律と黒瀬の関係がとても安定しているように見えて、良かったです。
過去のことで、富に責任を感じる律。
早まる律を制して、しっかりと守る黒瀬がイイです。
あともう一つ嬉しかったのが、村咲がカッコイイことです!
途中、苦しい場面が何度かありました。
あることがきっかけで、人生が大きく変わってしまった富。
性依存症気味になり、寄ってくるセフレや店長を切らずに受け入れてしまう。
富と律の対面の時の強がる富が健気で、泣けました。
過去の律が富に与えた苦しみ。
過去の村咲が富に与えた影。
現在の律が父に感じる闇。
過去の律を苦しみから救ってくれた黒瀬。
苦しい過去、今直面している闇、ここからの再生が見たいです。
過去の律を苦しみから救ってくれた黒瀬。
次は村咲が富を救い出してほしい。
続編を楽しみにしています。
表紙に惹かれ、初めて読んだBL作品です。見事にどハマりした、自分にとっては思い入れがある作品で、大好きな作品です。
一読目では、瀬ヶ崎さんの気持ちも、葉くんの気持ちも、なかなか見えてこなかったけど、読めば読むほどジワる。
とにかくスパダリな瀬ヶ崎さんが、無自覚天然な葉くんを好きすぎて、振り回したいのに完全に振り回されてる姿が大好きです。
葉くんがたまに甘えると、嬉しさを隠しきれずに顔を赤らめる瀬ヶ崎さん、もっと見たいです。
本当は料理だって出来るし、なんでもこなせるスパダリ瀬ヶ崎さん。
でも家事を葉に任せて、家では葉に甘える。葉には働かなくてもいいという瀬ヶ崎さん。自分の手の届くところに葉を置いておきたい。
ずっと続きを追っていますが、葉くんが自分の漫画を一生懸命売り込んでいる。
スパダリ瀬ヶ崎さんに釣り合うように、隣に自信を持って立ちたい、認めてもらいたい。「どうせ自分なんか」って卑屈だった葉に変化が。
言葉で思っていることを相手に伝えることがこんなにも難しく、でも大事なことなんだって思い知らされる。
瀬ヶ崎さんの子供の頃が天使で、萌えました。
まだまだ瀬ヶ崎さんの溺愛、執着を見ていたい。どんなに葉くんがグダグダイジイジしてても、それを含めて大好きな瀬ヶ崎さん。葉くんを思い切り甘やかして、ヤキモチ妬いて、ツンケンしながら溺愛する瀬ヶ崎さんをまだまだ見ていたいです。