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凪子の話 コミック

後藤 

良い三角関係だった【ネタバレあり】

人物一人一人の気持ちの流れが分かりやすくて、見ていてスッと落とし込めました。ありきたりといえばありきたりな三角関係からの最終的に男の子2人がくっつく展開ですが、こうやって丁寧に描かれていれば爽やかです。

ただ、最初の数ページの導入部の話で、凪子が病気になり、どちらかと結ばれていたが死別し、その後彼女の言葉に背を押されて片方の子に思いを伝えることを決意する話なんだ、ということまで予想できてしまうのが少し残念でした。
そうやって展開が予想できるからこそ、予測のつく凪子の死までの話よりその後の話をもっと読みたかったです。

心の中に何かを静かに置いていってくれるような作品

1冊まるまる表紙の3人が主軸の本です。
ページ数も多く、読み終えた時はとても満足感があります。
ymz先生の作品に出てくるキャラクターは展開を急ぎません。私たちと同じようにゆっくり生活を送っています。早くすぎて欲しい時もこのままでいたいと思う時も、時間の流れが一定なように感じます。その時間の進む速度が私達のリアルな時間と似ている為、しっくりきます。漫画は起承転結構成で展開ありきな所がある中、そこにあえてリアルな空気をいれるという挑戦をしています。
だからこそのこの分量が必要となり、この満足感に繋がったのだと思いました。
素晴らしいです。

読み終えた後にタイトルの意味を考え、再度グッときてしまいました。素敵な作品に出会えました。

うーーーん...

初めて倉橋先生の漫画を手に取りました。
簡単に感想をいうと、今の読み手に受ける絵柄だけど、内容が薄くてフックがないという感じです。
1冊ミオとシノの話だったのでボリューム自体は満足出来るもののはずが、1話ごとに展開がサラサラと流れてしまい読み終わった時、心に残ってるものがあまり無いと感じました。
それとコマ割り?(詳しくは分かりません)等で、なぜこのシーンを大きくした?とかここのセリフはこんな小さいコマで流していいんかい!と素人目にも漫画を書くのが上手い先生とは思えませんでした。
ですが、キャラクター1人1人の可愛さは好きだったので、先生の今後の作品に期待をちょっと残して去りたいと思います。

キャラにツッコミを入れたくなる

砂原先生のお話が好きで購入しました。
正直、深山さんの行動や言動にいちいちがくっとさせられることが多かったです。
年上として、若者の未来を自分のせいで変えてしまったという責任感があるのは分かります。
けれど、愛するがゆえの心配や不安が、ただ洸生を心から信用できていないように見えてしまって...(後半部はできていましたが)
とりあえず、洸生が不憫で見ていられなかったというのが正直な感想です。
こんなことをかいたあとですが、とても好きな設定、物語、空気感でした。
キャラが合わなかったというだけです。

大いなる萌えが攻めてきた

自分の心境として、
1巻で体育座り、2・3巻でそのまま後ろに倒れて、4巻でその姿勢からブリッジ。
5巻でまた体育座りしようと思ったら6巻で勢い余って倒立してしまった。

そんな感じでした。

もう、圧巻の一言です。改めて。