新鋭ymzが描く、男友達3人の恋×友情×人生!

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表題作ハッピーバースデー

永瀬 士朗(会社員・先輩)
朔人(会社員・後輩)

同時収録作品ハッピーバースデー

基輝(18歳・高校生)
慎 恒助(バー店長)

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

会社員の朔人。バーの店長・恒助。ショップ店員の悠太郎。3人は大学で出会い社会人になった今も付き合いがある気の置けない友人達。セクシャリティも仕事も性格も違う3人が、それぞれの恋に友情に人生に迷い、それでも自分を信じて今日も前へ進む。新鋭・ymzが描くボーイズライフ!

作品情報

作品名
ハッピーバースデー
著者
ymz 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
発売日
ISBN
9784829685914
4.1

(118)

(65)

萌々

(29)

(11)

中立

(6)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
15
得点
480
評価数
118
平均
4.1 / 5
神率
55.1%

レビュー投稿数15

伝える勇気よ、ハッピーバースデー

男の子が3人並んでいる表紙を見るとどうしても3Pものだと思いがちな穢れた心をざぶざぶと洗ってくれるような漫画でした。
会社員の朔人、バーの店長恒助、ショップ店員の悠太郎。
3人のまわりからやってくる出会いから始まる摩擦が色々な愛や言葉を紡ぎます。
大人の対応や優しさは時には役立たず。思いやりを押し付ける前にお酒でも飲みながらゆっくり話して、時には怒り、時には泣きわめきながらみっともなくてもお互いを知っていこうとしていくことが大事だとこの本から教えていただきました。
ymz先生の作品からはいつも優しさと寂しさと処世術をいただいているような気がします。
「先は長い、色々なことが起こる。今がすべてじゃない。ただその先を信じきれるかどうかだ」
劇中のこの言葉にはっと目を覚まされました。伝える勇気をなかなか持てない方には特に読んで欲しいですし、それに限らずとにかくたくさんの人に読んでいただきたい、大人になりすぎた人への心の糧にしてほしい漫画だと感じました。ymz先生、素敵な本をありがとうございます!

12

恋と友情

さすがです
ymzさんのお話にはsex描写がほとんどない、そしてこのお話にはキスシーンも無い!(モブとの回想シーンはあります)のに正にボーイズラブなんですよね
今回は所々で読んでる私が照れちゃって笑ってしまいました
朔人の職場の先輩女子なキモチ

そして気がつけば、お前もか という
大好きです

5

出会いの中で人は生きている ※ネタバレ含みます

すみません、感想文です!
ymzさんの本は初めて読みました。
表紙買いしたのですが、とても爽やかなお話でした!
視点がころころ変わるので、多少誰視点が分かりにくいところがありますが、
読んで良かったです!
私はですが、読んでいる途中、いろんな場面で、その気持ち分かる! と共感の嵐でした!

お話は、恒助、朔人、悠太郎の仲のいい3人組を中心にして展開されていきます。
3人の中で、誰かと誰かがくっつくこともなく、
3人とも男性と結ばれる、という展開がないことが
まず、すごいなと思いました!
悠太郎が、作中ずっと彼女がいることがすごいなと思いました。(最後、フラれていますが……)

お話のメインはこの3人の友情だと私は思いました。
作中で恒助と悠太郎が喧嘩してしまいます。
それに対して、朔人が悩んだり、恒助のことが好きな基輝くん(美大の予備校生で高校生)が責任感じたり、
朔人のことが好きな士朗さん(朔人の会社の先輩)が諭したりしながら関わっていきます。
高校生にとっては、大人だけど、社会にでれば先輩もいる。
子どもではないけれど、大人と言いわれれば、
首をかしげるような微妙な年齢の立場に恒助たち3人を設定したところが絶妙だなと思いました。

「これから先を信じられるかどうか」ということが作中、いろんな場面で問われてきます。
悠太郎は、高校に馴染めず、大学に行ったところで何が変わるのだろうと思っていました。
恒助と朔人に大学で出会えたことでこれから先を信じられるようになります。
大学って、そういう場所だよね! と、とても共感しました。
そして、悠太郎が生きやすくなったことがとても良かったなと思います。
それから、社会人になっても関係が続いていて、でもお互いに思うことはあって、
喧嘩して、でも、朔人や基輝くんや士朗さんも巻き込んで関わって、悩んで
仲直りをして、また一緒につるむことができる。
それがまたいいなと思いました。
全ての出来事は、彼らが彼らじゃなかったら起きなかったことで、
たくさんの人々が生きている中で、彼らが出会えたことに感謝しかありません。

読み終わった後、視界が開けた感じがしました。
そして、大学時代の友達と飲みに行きたくなりました!
興味を持ったら、ぜひ! みなさん読んでみてください!
忘れてたことを思い出させてくれる、そんなお話でした!
すべての出会いに感謝!

長文、乱文失礼しました。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!

5

心の中に何かを静かに置いていってくれるような作品

1冊まるまる表紙の3人が主軸の本です。
ページ数も多く、読み終えた時はとても満足感があります。
ymz先生の作品に出てくるキャラクターは展開を急ぎません。私たちと同じようにゆっくり生活を送っています。早くすぎて欲しい時もこのままでいたいと思う時も、時間の流れが一定なように感じます。その時間の進む速度が私達のリアルな時間と似ている為、しっくりきます。漫画は起承転結構成で展開ありきな所がある中、そこにあえてリアルな空気をいれるという挑戦をしています。
だからこそのこの分量が必要となり、この満足感に繋がったのだと思いました。
素晴らしいです。

読み終えた後にタイトルの意味を考え、再度グッときてしまいました。素敵な作品に出会えました。

5

友達、人間模様、それから恋をすこし

最高。主体は仲良し三人組で、三人を中心にしてそれぞれの恋愛を描く形。三人の間に元カレとか秘めた思いとかがない、本当の友人関係なのも良い。すごく好き。友達関係大好き!!思い返すと恋愛描写というか、エロ的な描写は皆無なのだけどすごく満足。気持ちがとても丁寧に描かれていて、気が乗らなかったのが徐々に気持ちが解けてくとことか、人物と読み手が同じ速度でほどけていくのが気持ち良い。多分初めて読んだ作家さんなのでいろいろ見てみたいです。よかったー。

1

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