ラブラド・レッセンス

Labrado-rescence

ラブラド・レッセンス
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神39
  • 萌×217
  • 萌10
  • 中立6
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
14
得点
299
評価数
77
平均
4 / 5
神率
50.6%
著者
ymz 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
価格
¥639(税抜)  
ISBN
9784813030997

あらすじ

目が覚めると病院のベッドにいた写真家の藤代春次。
どうやらカメラをかばって階段から落ち、意識不明のまま搬送されたらしい。
担当医の日賀睦は、偉そうな態度で何かと春次をイラつかせる。
だが、なぜか春次の創作意欲も刺激するのだった。
そして、睦もまた自分にないものを持つ春次が気になって……。

表題作ラブラド・レッセンス

攻受不明・日賀睦・医者
攻受不明・藤代春次・写真家

その他の収録作品

  • after story①,②
  • カバー下漫画

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数14

本質、本音は見えない所にある

沁みました、心に
大人になっても抱えてる自分の人には見せられない弱さ、脆さ
それを見せられる相手に巡り合えた睦
医者という職業柄人に頼られなければならないとプライベートでも分別出来なかったんです
優しさを与える事は出来ても、無条件に優しさを与えられる事に慣れずに距離をとってしまって...
そんな睦にゆっくりと時にぐっと近づいていく春
素直に言葉を紡ぐ春を羨ましく思う睦

徐々に近づく距離
写真家の春は写真は一場面しか切り取れない
でも、そこには映らない背景が大事
見えない所に本質、本音はあると知ってるんです
そういう人が側にいる事で見せれない自分を気遣って貰える安心感に心が開けて、甘えられる様になっていく睦

この見えない所にある本質がこの作品のキーポイントで所々に散りばめられてるんです
ymzさんのセンシティブな作品の真骨頂だと思いました
不器用で自分の本音を明かせず、甘えられない睦
素直で敏感で時に強引な春
最後に結ばれたのは最早必然でした

素晴らしい小説を読んだ時の共鳴感を味わいました
ymzさんの描く心模様、キャラに心が潤い救われる気がしました

そのままでいいんだよ、って肯定して貰ってる様で
所謂分かり易いBL萌えではない作品ですが、だからこそ最後のキスシーンにキュンとしました
BL界では稀有な作品を描かれるymzさん
私は大好きです、これからもずっと応援していきます

4

センスがいい

タイトル、めっちゃセンスいいなぁって思いました。
作中で、「ラブラドレッセンス」がどんなものかっていうのが
出てきますが、よくこんなもの見つけてくるなぁっていう
単純に、すげぇって思いました。

二人の関係の描き方がきれいでした。
というのも、「好き好き」と相手を責め立てることもなく
男性同士の恋愛に対する、よくある悶々系もなく
すごい、自然な流れでお互いを好きになったなぁと

友達の延長なんだろうけど、友達の好きではなくて
ちゃんとお互いを恋愛対象として好きっていうのが
こんなに淡々と、イチャイチャもそうあるわけでもないのに
伝わってくるんですよね。
なんか寧ろ長年連れ添った夫婦のような
付き合いたてのカップルの様な、お互いを思いやる親友同士のような
あーこういう関係っていいなぁって
ちょっと羨ましくなりました。

おまけ漫画で、ちろっとHシーン?があって
それがまた、なんかほほえましくてよかったです。

「ハイ・ファイ・ランデブー」にも二人が出てるので
その後のふたりがちろっと出れてテンション上がりますが
がっつり読みたくなるから、逆効果でした。。。

2

少しづつよりそっていく恋

さよなら、ヘロンから読みとても良かったのでこちらも読ませていただきました
blの濃い恋愛と性愛描写は大好物です、が、私は稀有な関係性とか自分の意思に関係なく堕ちていく様をなによりblで見たいと思っています
ラブラド・レッセンスは一目で分かるエロも情熱もないけれど間違いなく素晴らしいbl作品だと思います
ついこの間ストレートの男友だちにblとはどういうものなのかを説明した時に、「エロがあればいいというものじゃないんだ!」と熱く語ったのですが正にコレ!ですね
人を丁寧に好きになるということが描かれている本です

1

日々にひそむ光

平坦でいて、人と人とのつながりのなかで大事なこと、幸せなこと、気付かなければいけないことをたくさん描いている漫画でした。BLだからと言って読まないのはもったいない気さえしてくる作品です。あまりよろしくないかもしれませんが、BLに興味ない人にも薦めたくなる作品です。
そもそもBLというより人を好きになるとはなんたるか、どう人を好きになっていこうか、というのを考えさせられる作品です。タイトルも本編に絡めて光るセンス!表紙も日差しの光の具合が淡い宝石のようで素敵です。
ymz先生の登場人物の感情を生っぽく描く表現が好きで今回の作品も楽しみにしていましたが期待以上でした。素晴らしい作品をありがとうございました!

1

何度でも読み返したくなる作品

この作品を読むのはもう何度目か、というくらい読み返しています。
何度読んでも色褪せず、いつも心が洗われたような気持ちになれる作品。

夢を追って写真を撮り続ける藤代と親の姿を追って医者になった日賀。
藤代の怪我による入院で知り合ったふたりの話です。

明るくて素直な藤代とぶっきらぼうな日賀は本当に正反対。だからこそ惹かれ合う気持ちがとても丁寧に描かれています。
好きなことをやっているはずなのに疲弊して逃げ出したくなっていた藤代は、日賀の仕事に対する姿勢を通して自分が見失っていたものに気付く。
ただ医者として患者に頼られる存在になることだけを目指してきた日賀は、藤代と一緒にいることで初めて肩の力を抜くことや誰かに甘えてもいいということを知る。
この作品はBLではないのです。藤代と日賀がお互いに影響しあう姿を見て、自分も誰かにとってこうありたいと思える自己啓発本。というのは言い過ぎかな。

味のある絵の雰囲気も好きですが、言葉も良いです。いちいちメモしたくなるような台詞やモノローグがたくさん。だけど「決め台詞!」という押し付けがましさは一切ありません。すごくナチュラルにそれぞれの場面に馴染んでいるから余計にすんなりこころに入ってくる。素晴らしいです。

ただ日賀の元カノのところはちょっと微妙だったかなという気がしました。藤代が自分の気持ちを自覚するきっかけではあるけれど、あまりいい流れではなかったと言うか、あそこだけは取ってつけた感がありました。
日賀が自分だけに優しいと思っていたら誰にでも優しいひとだと分かって、自分だけの優しさにできないならいらないと別れた元カノ。こういう場合藤代は元カノのスタンスとは真逆でないと効果が感じられないのですが、それまでに特に日賀がみんなに優しいということに関して藤代が何か思うような場面がなかったせいで「ん?」となってしまいました。
それならむしろ「優しさ」押しではなくて、「素を見せてくれたかどうか」の方がしっくり来た気がしました。あ、でも「みんなと同じ優しさしかもらえなかった」=「外面」ということだったのかな。

タイトルの「ラブラドレッセンス」は作中にもラブラドライトという天然石の光のことと出てきますが、調べてみたらラブラドライト全てがそういう光り方をするわけではなくて光らないものの方が多いとか。光を当ててみればいいというわけじゃなくて「これぞという石に光を当てたから光った」というところが、藤代と睦の唯一無二の関係をよく表しているなと思いました。このふたりはどちらもラブラドライトでどちらも光なんですよね。
それに中黒がついていることで「アドレッセンス」もかかっているのかな、と。青春時代や若い頃のように、何かに影響を受けて自分が大きく変わる時期。という深読み。

また何度でも読み返そう。

1

カバーそのまま!

カバーの美しさに惹かれて購入。
エロはおろか作品中でどちらが攻めかどうかすらも分からないけれどほのぼのとしててものすごく好きな作品。
世界観に一気に引き込まれました!

0

かけがえのないきみ

ymzさんの新作、楽しみにしていました。
前作『さよなら、ヘロン』と比べ、シリアス度は低め
沸点と甘さもかなり控えめなのですが
ymzさんの作風というか、感性ってすごく魅力的なんですよね。

医者の睦(むつみ)と写真家の春次という
普通なら接点のない職種で性格も真逆のふたりが知り合うことで
ゆっくりと動き出していく物語です。

出会いは医者と患者として、
そこからはじまるちょっと不思議な交流。
不思議と思うのは、真逆のふたりが違和感なく
理解し受け容れ合っているからで、
友達や恋人とはちょっと違うけれど
互いを尊重し、そのままで良いよって、大丈夫だよって言い合える
パートナーのような関係性として描かれています。

忙しい中で時間を作って会うこと、
一緒にごはんを食べること、電話で声を聞くことー
それは、代えのきく存在じゃないこと
誰でもいいわけでは決してないということ。

視点は、はじめは春次、そして睦、
睦の元カノからまた春次へと滑らかにバトンタッチされ
それぞれの想いが縫い、紡がれていきます。

睦の元カノさんの飄々としたキャラがとても好きです。
女性として、彼女が睦に求めていたことがよく分かるし
春次へのちょっと切ないエールもすごく良かった。

”ラブラドライト”という鉱石について
はじめて知ったのですが、とても素敵ですね。
調べてみるとこの鉱石は、自信を失いかけた時、
生きる意味を語りかける効果を持つらしいのですが、
ふたりのパートナー性にぴったりだと思いました。

終盤になって、ようやく自分の気持ちを明らかにするふたり。
自分の家の鍵を自然に渡す睦、
ラブラドライトと共に、仕様がないやつと言いながら
好きだと睦に気持ちを差し出す春次。
色気も甘いロマンスもなく
通常運転の延長上にある、ごく平坦なテンションなのだけど
その自然さが逆にグッとくる。

巻末、『after story』でようやくふたりのキスが見れます。
が、期待するなかれ、やっぱり糖度低めです(笑)
それでも、当たり前じゃないそこにある温かさや幸せが
じんわり伝わってくる素敵なお話となっています。

”萌え”とは明らかに違う。
でも、呼吸するようにごく自然に相手を求め、
一緒にいるふたりが描かれる今作が魅力的だと思うし
ymzさんの作品が好きだなあと改めて思える、そんな一冊でした。

4

目に見えない大事なもの

カメラマンの春次は、階段から転落する際カメラをかばったせいで頭を打ち、病院に搬送された。主治医となった睦は初対面からタメ口をきく、何を考えているのかわからない男で春次を苛立たせる。その一方で睦が気になって仕方がない春次は、何かとつきまとい、退院後に交流を始めるが…。


独特の雰囲気のある作品でした。
本編では受け攻めは判明せず、キスシーンすらないほのぼのな進展です。でもじっくりと育っていく気持ちが見えるので不足は感じませんでした。
どこからふたりの気持ちが恋愛感情になったのかな、と考えてみたのですがわかりませんでした。頭をなでられたときかなぁ。もっと最初の方の、写真をプレゼントされたときかなぁ。わからなかったけれど、間違いなくどこかで恋に落ちたんでしょうね。

本番がないので受け攻めはわかりません。そもそもお互いに肉体関係を求めているのかどうかも疑問。(カバー下のおまけマンガにて、そういう関係があるのだけは判明しました)
精神的につながっているだけで、かなり満足できるような恋人同士だと思います。

3

意味深いタイトル

このお話の主人公は医者の睦と写真家の春次という二人。春次の怪我入院で出会います。主治医と患者という立場は早々に終わって、友人とも言えない知人のような関わりがスタートします。
タイプが全く異なるお互いにないものを持ち合う二人。
二人はノンケ同士だと思います。私は普段、ノンケ同士がすんなり葛藤もなくくっつくとかなりの違和感を覚えてしまうのだけど、この作品に関しては、同性がどうのこうのと葛藤しなくても全く違和感を感じないんです。それってかなり凄いことだと思うんです。
それは性別を超えた感覚というか、その人が自分にとって特別な対象となっていくのってこういう事だねっていうのをじっくり味わえるから。

タイトルの「ラブラド・レッセンス」はラブラドライトという天然石の光のこと。
見る角度によって光の色が変わるので見ようと思わないとただの石だけど、見ようとする人にだけその美しさを見せてくれる光。
知人とも友人とも違う、恋人にしか見えない、見せてくれない光。それを一番近くでいろんな角度から見ることができる。
恋人って何だろうというそのものを表しているかのようで、初めてそれを知った時はなんて意味深い、素敵なタイトルなんだろうと感激しました。

この他にもところどころ意味深いセリフが散りばめられていて、雨の日にでもゆったりとした雰囲気の中で読みたい気分になる作品です。


新刊のハイ・ファイ・ランデブーを読んだらこの二人も登場していましたよ。

2

カバーイラストそのままの爽やかのどかな癒し系

今日の私は、長期連載コミックス化まとめ読みの日。
とは言っても、この作品は連載期間2年で6回だから素早くまとまった方かな。
でも、ページ数、分量的にはコミックス丸々一冊、読みごたえはしっかり。

元々男性が恋愛対象ではなかった、というか、恋愛そのもの、それ以前に対人関係を築く事すら不得手だった医師・日賀睦が、事故で緊急入院した写真家の藤代春次と出会って、何度か会っているうちに、少しずつ、少しずつ、お互いがお互いを思う気持ちが恋愛だと気づいていくお話。
最後までエロ無しなので受け攻めも明らかにされていませんが、このまままったり夫婦になってしまいそうな、そんな緩いハッピーエンドも、また、いいかなと思える二人でした。

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