ハイ・ファイ・ランデブー

hi‐fi rendezvous

ハイ・ファイ・ランデブー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神17
  • 萌×24
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

231

レビュー数
7
得点
113
評価数
25
平均
4.5 / 5
神率
68%
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
シリーズ
H&C Comics ihr HertZシリーズ(コミック・大洋図書)
発売日
価格
¥741(税抜)  
ISBN
9784813031642

あらすじ

田舎の小さな村に住む幼なじみの筒二と孝司。
過疎化が進む村の学校は、今年度での廃校が決まっている。
彼らはそんな学校の最後の二人きりの生徒だった。
幼い頃からずっと一緒にいた二人。
だけど、卒業後は離れ離れになるかもしれなくて…?

表題作ハイ・ファイ・ランデブー

攻受不明・大山筒ニ・中三
攻受不明・薮木孝司・幼なじみ

同時収録作品ハイ・ファイ・ランデブー

攻受不明・日賀睦・医者
攻受不明・藤代春次・写真家

その他の収録作品

  • in future(描き下ろし)

評価・レビューする

レビュー投稿数7

まさにランデブー!

中学3年生の筒二と孝司は過疎の村の末っ子として野山をのびのびと駆け回りじゃれ合い過ごしている。高校受験を控える2人は周囲の人々が踏み出す一歩に背中を押されるように、新しい道を選んでいく…

過疎化が進んむ村で趣ある木造校舎に通う2人の生徒が主人公。お人好しで猪突猛進、チョロい筒二。冷静だけど少しボケてて若干あざとい孝司。
田舎で人の目が少ないのをいいことに手を繋いだらはしゃぎ回ったりする2人が、ymz先生のやわらかい筆致で描かれていきます。野山や枯葉、積もった雪も陽の光を受けてきらきらしているようでどのページも楽しい。
優しさを受けて育った2人は拗ねないでまっすぐ。自然体験に来た都会っ子小学生の恋愛相談にのるのも、村を出て進学した高校での人間関係に悩む先輩のために奔走するのも全力。そんな思いに応えるように、周囲の人は彼らから勇気をもらいつつ、人生の岐路に立とうとする2人にあたたかい言葉をかけていく。
変わらないものはないし、1人の人を思うことは難しいし、隔てられたら距離を超えるのは簡単なことじゃない。それを学びながら2人はそれぞれ決断を下すのです。

どこまでも優しさに満ちていて、2人の関係を妨害する人物もいなければ重く悲しい過去も葛藤もないけれど、中学生ならではの心にある進路に踏み切る前のもやもやが、どこまでも爽やかに綴られていきます。後からじんわりとあたたまるように。
ずっと一途に相手を思い続けること、変わっていくこと、進んでいくことを丁寧に、かつ軽やかに描いた素敵なお話でした。
最後に。ラスト数ページの筒二の笑顔と孝司の微笑みは反則!
幼馴染萌えの方はぜひ。

たまたま本誌を読んでいたのですが、3話はまるまる差し替え?描き直し?かな?収録分の葵先輩のエピソードも素敵ですね。

0

読み終わった後、タイトルの意味が一気にキます(T ^ T)

今作もめちゃくちゃ沁み渡りました。
ymzさんはキャラ達をしっかりと自立させて、その上で寄り添わせるようなお話を描いてくれるところがいいなぁと思います。
これは最初に読んだ「さよなら、ヘロン」で感じて以来、ずっと揺るがないymz作品の魅力。
いつも読み終わった後にじわ〜〜〜っとあったかいものがひろがります。
「ハイ・ファイ・ランデブー」(正確に表記すると「HIGH FIDELITY RENDEZVOUS」)
読む前に眺めたところで何のこっちゃろ?ってタイトルなんですが、読み終わってこういう意味かな?ってのが浮かんできた時、あぁ、すごくymzさんらしい比喩の仕方だなぁと思ってじんわりしました。

本作、少し面白い見せ方のストーリー構成になっていて、一話ごとに訪れるひとつの出会いを通して、まだ15歳の主役の2人が2人で少しずつ成長していく様子が描かれています。
“原風景”という単語が作中に出てくるのですけど、これ自体が作品のキーワードにもなってるんじゃないかなぁと思うんです。
読んでいると誰の心の中にも一欠片くらいは残っていそうな懐かしい感覚を思い起こさせてくれる感じのお話たち。そんなお話の中で一生懸命考えたり話し合ったりしながら15歳という時期をしっかりと生きている主人公たちが微笑ましいのと同時に、とても羨ましく思えてきます。

小学生の男の子と女の子
一つ上の先輩(=高校生)
2人が小さい時によく遊んでくれた近所のお姉ちゃん
東京からやってきたお医者さんとその恋人(ラブラド・レッセンスの2人です)
近所の老夫婦
読み進めていく中で気付くのは、2人の出会いの相手が最初は小さな小学生から始まって、次第に歳を重ねた大人達へと移り変わっていくこと。
そこに、文字で読めるもの以上の物語があることを感じ取れれば、きっと本作の深みは一気に増すと思います。
2人が何を感じて何を考えて何を思い描いたんだろうかと、描かれているひとつひとつの出会いに想いを馳せながら読み進めていけば、2人が選ぶ未来図は引っかかることなくすんなりと読めるのではないかなと私は思っています。

生まれた時から気付けばずーっと一緒にいた2人が中学卒業を機に一度離れてみるところがいいのですよ。
ここが神評価の決め手でした。
ymzさんが描かれる愛の形っていつも、縛り合うんじゃなくて「寄り添わせる」ものだなぁって思いながら読んでいます。
恋愛だけに人生を費やす生き方なんて嫌だけど、特別に大切にしたい誰かがいない人生ってのもまた味気ないものです。
そんな考え方で生きている私にとって、ymz作品で描かれる主人公達の関係性はとても心地いい。
この物語の2人もきっと、離れた10年間で2人それぞれが2人のこれからの未来に活かせる色んなものを手に入れてきたはず。

「いろんなこと勉強してたくさん離れないための準備をしたよ」
この言葉に全てが完結していると思います。

ymzさんらしい、とても素敵なお話でした。
ジャンルを超えて広く読まれるといいのになと思う作家様のお一人です。

あ、ラブラド・レッセンスは未読でも大丈夫ですよ。
本作を読んで睦と春次のことがもっと知りたくなったら手に取ってみてください。

【電子】ebj版:修正-、カバー下なし、裏表紙なし

2

在校生がたった二人しかいない世界

山で囲まれた小さな村、全校生徒たった二人しかいない中学校にいるお付き合いカプを描いています。二人はいっつも一緒の仲良しこよし。
読んでると、仔犬どうしがコロコロじゃれあってるのを可愛いねぇと目を細めているような気分になるというか。とにかく可愛いです。

学校に二人しかいないという特殊な環境にちょっと憧れました。
好き同士だったら天国じゃないですか。いつも二人っきりで邪魔者やライバルもいない世界。

でも裏を返せば選択肢がないとも言えます。

二人しかいない同級生の片方、筒ニは小さい頃から孝司に対して恋愛感情を抱いていた。多分、生徒が大勢いるような学校にいても筒ニは孝司を選んだと思う。
対する孝司はどうなんだろう?って思うんです。

筒ニはそれを何となく察していて、高校進学や将来離れ離れになる不安を抱いている。だから、卒業式の日にとある約束を孝司に持ちかけて…

ネタバレします。



多分8年後くらいなのかなぁ、再会シーン。
最初読んだときはうわぁ!そうきたかー!!と感動したんです。こりゃ神評価でもいいかなと。
だけど繰り返し読むうちに、あてもない不確かな約束を心の支えにして待っていた筒ニの不憫さが気になってしまい、やがてそれが再会の感動よりも上回ってしまいました。

5年近くも会えず、連絡も途切れたというのに、ずううっっと待ってたんだなぁ…
孝司がふらりといつ戻ってきても会えるようにバスの運転手さんになったんだろうなぁ…
あのバス停通るたびに、切ない気分になっていたんだろうなぁ…
あてのない約束のためにせっせと巣作りしていたんだろうなぁ…と想像がもくもく膨らんで膨らんで…
あぁ、胸が締め付けられる…!

数年間の歳月は孝司が大人になって数多くの選択肢からたった一つものを選び取るために必要な年月だったと思いますが、数年間もたった一人、連絡もない人を故郷で待っていた筒ニが可哀想すぎるというか何だか肩入れしたくなってしまって…。

出来れば都会で暮らしていた孝司が、何がきっかけで数年間連絡を絶っていた筒ニの元へと戻ろうと思ったのか、あるいは連絡しようと思ってたけどできなかった心情とか知りたかったなぁ。筒ニの気持ちは痛いほど判るのに対して、全体的に孝司の気持ちが判りづらいので、ここが何らか少しでも描かれていたら神だったと思う。

ラブラド・レッセンスの二人が出てきてその続きが読めたのは嬉しかったです。
いつもニコニコほんわかしていた春次が見せた笑っていない顔。これが新鮮でした。

4

ネタバレあり

既刊『ラブラド・レッセンス』のスピンオフ作になります。
そちらのカプが脇役として登場しますが、未読でもまったく問題はありません。


廃校になる田舎の中学校に通う2人きりの中学生が主人公です。幼なじみで、お互いのことが大好きで、でも高校からは別々の進路に進むことが決まっています。
分厚い本の一冊まるまる同じカプのお話。

同じカプ、と書きましたがエロはまったくなく、恋愛感情もあるのかどうかというようなキヨラカさでした。
筒二を推定攻め(表紙では上のほう)、孝司を推定受け(同じく下のほう)として、便宜上攻め受け表記します。

個人的な意見として、作品としては神でした。田舎の美しい風景と閉塞感、みずみずしく青い主人公たち、学校の先生や近所の人や出会う人たち、すべてが鮮やかに表現されていて、ノスタルジックな気持ちになりました。
ただ、BLとして考えると「萌」止まりでした。攻めと受けが2人っきりで始終仲良くキャッキャしているのにはすごく萌えたんですが、それは「ちみっこに萌えた」とかいう気持ちと同じ萌えで…。端的に言えば、可愛いものを見たときに覚える萌えであって、BLカプの恋愛を見て覚える萌えではなかった。

と言うのも、受けの方に攻めに対する恋愛感情はあるのかなって疑問がわいてしまって…。攻めの方には純然と恋愛感情があって、この先離れ離れになることを不安に思っているのですが、受けは「大丈夫だよ!」と明るい。そしてその明るさが、お互いの気持ちを信じている的な明るさではなく、何の根拠もない、いわば女子高生の「ズッ友だよ!」的な明るさ。1人で不安になってグルグルしている攻めが不憫に思えてしまいました。
ラストは何とかBLに持ち込んだかな、と言うような終わり方でしたが、その間の○年のブランクにも萌えられず…。やっぱり「ズッ友だよ!」は信用ならない気持ちになりました、
繰り返しますが、作品としては神です。これが田舎を舞台にした青春友情物語ならば、文句なしの出来でした。
個人的には、一度でもエロとかキスシーンがあればな、と惜しい気持ち。

そして『ラブラド・レッセンス』の主役カプのその後が出てきます。そちらがお好きだった方はチェックされてみては。
とは言え、私も前作既読ですが、あれで完成した世界観だったのが揺らぐ感じの展開で、こちらも個人的にはBL萌えはできませんでした。

1

可愛すぎる

作者様の作品は初読みでした。
人が少なくて何もない田舎でずっと2人で過ごしてきて、ふざけてじゃれ合っている様子がとにかく可愛くて萌える!!
時にヤキモチを妬いたり、将来を不安に思う気持ちが丁寧に描かれていました。
お姉さん的存在の女性の失恋や先生カップルの恋模様がまた何とも切ない。
残念ながらHシーンが皆無なので、どこまで本気なお付き合いなのか定かではないところもありましたが、お互いがお互いのことを大好きだと想う気持ちが溢れていて温かくなりました。
黒髪つり目気味でやんちゃな男の子って大好きなんです。
最後は少し駆け足でしたが、再会のシーンにもジーンと来ました。
2人の幸せを切に願います。。

1

ずっと二人だけではいられない

村で廃校になる学校の最後の二人。出会ったときからずっと一緒でお互いが唯一無二だった二人。確かめ合うように好きを実感する二人ですが、廃校になる学校で卒業を迎え、離れることを実感する。
村の人々との関わりによって成長するということがどういうことが分かっていく筒二。それが伝わらず距離ができてしまう考司。
幼いからこそ「好き」と素直に言えて悩むことも多くなる。
それが村の優しい人たちによって解れてくのが優しくて、いつまでも変わらない二人でいてほしいと願いました。

個人的にはラブラド・エッセンスの二人が出てきたのがとても嬉しかったです。この二人もなんだかんだ難しくて(特に睦)
ymz先生の作品は明るいキャラクター(今回は筒二や春次)に本当に救われているなぁ、と思います。

2

心が暖かくなりました。 ほんのりネタバレ


店頭に並んでいて絵が可愛くて購入しました。
舞台は田舎で、色々な人と関わり合いながら物語はゆっくりと進んでいきます。
毎話関わる人が違うのですが、全員物語に必要な人達でした。
焼きもちもあり、照れ顔もあり、涙も見れます。一言で言うとめちゃめちゃ可愛かったです。
えっちなシーンは無いです。
最後に付き合う感じですかね。
最後が最高に好きです。ハッピーエンドで良かったです。
初めてのレビューで、あまり参考にならないかもしれませんが、よろしくお願いします。

5

この作品が収納されている本棚

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