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残念でした、佐渡の男です!

全国のドスケベホモスキーの一人なので(笑、ヤマヲミ先生の新刊と聞いたらそれは買いですよ!
あとがきにもありましたが、サドと聞いてS?!と思い浮かべましたが、まさかの佐渡。
だっちゃ!は、熊本の某らむちゃんなイメージでしたが、佐渡の方言はそれの乗算かわゆい!と、新境地方言でした。

ストーリーは、 親が亡くなってしまい、園児の弟が手元に残された大学生が、大学を辞めて弟のために親戚の家で働き始めたところで、有名建築家と出会い。
な、いわゆるスパダリもの。
ヤマヲミ先生といえば、やっぱりスパダリですよね!それも、清々しい高スペ!!
見た目よし、才能溢れる建築家の坂上。
そして、その高スペだからこその悩みをを癒す受け!!
・・・ わかっているんですよ、今回も甘々で、エッチな流れだって!読む前から、表紙で信じちゃいますよ。
でも・・・なんだろう、毎回新鮮だったりします。高スペスパダリだけども、それぞれの思いや葛藤とかもあって。
しんみりしたり、ドキドキしたり、さすがのヤマヲミ先生です。

今回のしんみりがあるとしたら、エッチに対する金銭のやり取りでしょうか。
貧乏でどうにもならない翔太が、坂上に誘われ一回五万でエッチをすることになるのですが、このやりとりが、お互いのいいわけや、恋愛の難しさのキーワードになっていくんです。

にしても、ヤマヲミ先生のすごいところは、本当ハッピーなんですよね!
以前にBL川柳で、ストレスとホモ買いが比例する。みたいなのがありましたが、本当、まさしくそんな気分の時に買うといい漫画な気がします。

そして、今作はいつにも増してエロ多めな気もします。
こちらもあとがきにありましたが、ヤマヲミ先生の体の事情で、下半身を意識したから?!とか思ったりしました(笑。

何にも考えずに、ハッピーになりたかったら、本当、ヤマヲミ先生はオススメです!

帝國の宦官 コミック

日野晶 

さわやかな宦官のお話。

 皇帝と宦官シリーズの二作目です。
 前回の主人公たちはとりあえず出てこない感じで、今回も軽めな宦官の話です。
 皇帝の息子と、捕虜になったために宦官にされた敵国の兵士とのカップリングです。
 サラっとネタバレすると、実は過去に関係が・・・という話なのですが、
 前回に続き、宦官モノなのに、言ってみれば結構ドロドロな設定なのに悪人もそんなに嫌な人ではなくて、さわやかで明るくて、なんだかほんわかでいい感じの一冊です。
 勉強不足で私はこの作者様を、この宦官モノでしか存じ上げないのですが、たぶん作者さんの性格が優しくていい人なんだろうな〜とか読みながらしみじみしてしまいます。
 というのも、なんか実際の宦官って私欲が強くてドロドロしているイメージが強いんですよね。・・・古代中国で官僚になるには最大3000倍の科挙試験に合格しなきゃ無理だったりで、それ以外に皇帝の近くにいく方法として宦官の地位があったときに、貧乏人の立身出世の欲望の行きつく先みたいな(もちろんそれ以外の宦官登用もありましたけど)。
 実際にも皇帝の寵愛を受けた宦官はいたみたいですが、そのドロドロっとした感じがなく、さっぱりしていて純愛仕立てで!
 あの渦巻くドロドロな雰囲気を、ここまでさわやかに!設定だけをおいしくいただけるとか!なんだか、作者様の人柄なんだろうな〜とか思うわけなんですよ。

 これの後にでる予定だろう、宦官になったことにしたけど、実際は去勢していない偽宦官の話も楽しみに待っていたいと思います。

攻めがなにげにめっちゃいい男じゃないか!

 女装していた攻めに一目ぼれして、半ばストーカーしていた親の期待を一身に背負う受験生の受け。
 見ているだけでも受験のストレスを解消できるような恋心の相手が、実は女装男子だったということから始まるラブな話。
 なのですが、
 この女装子が、割と本当にいい男で!
 
 最初は女子だと思っていたのに、なんだかんだ体をおいしくいただかれてしまい、喪失感半端ない受けのタロウ。
 で、実はその相手の仁が志望校(東大?)の院生で、家庭教師になってくれて、勉強の傍らいちゃいちゃもある展開になるのですが、
 その、仁が割といい男で!
 なんていうか、高校生くらいの時って変な閉塞感があると思うんですよ。
 大学受験とかにしても、一浪とかしたって別に死ぬわけじゃないのに必死だったり、必死になればなるほど、空回りしたり、自分が孤独に感じたり。
 タロウもそんな感じなのですが、そこにきた仁が優しい。
 他にも書いていらっしゃる方いますが「俺がお前の逃げ場になってやる」とかね!!
 そりゃ、高校生なら好きになっちゃうでしょ。っていうか、高校生じゃなくても、ちょっと人生に疲れているときに、こんなことを言われたら誰だって落ちちゃうよっていうか・・・しかも、エロいしね(これ重要(笑。
 最初表紙を見て、電子とかの試し読みページを何枚か見たときには、淫乱な俺様攻め的な話なの?とか思ったんですが、兄弟失格それ上等ですっかり魅せられた中川カネ子さんを信用して買ってよかったです! 
 最後にもう一言書くとしたら、チルチルさんの評価ではエロエロになっていますが、そこまでエロくはないかな〜というのはちょっと思ったりしました。

ドスケベホモスキーの皆様ご機嫌いかがでしょうか?ってご機嫌ですよ!!

全国津々浦々のドスケベホモスキーの皆様〜、ご機嫌いかがでしょうか?
 連作のあとがきでは定型文のヤマヲミ先生のセリフに『すみませんここにいるドスケベホモスキーは、待ってましたよ。ヤマヲミ先生!!と』か、毎回あとがきに頷いてニヤニヤしてしまいます。

 最初買う時にわからなかったのですが、このシリーズは、
①ひみつのセフレちゃん
②恋人編
③もっと恋人編
④しあわせ夫婦編
⑤福本幸助の受難
⑥アイドルはつらいよ編
という流れになります。
(恋人→もっと恋人→しあわせ夫婦はなんとなく順番がわかったんですが、どこで受難で、どこでアイドルがつらいのかわからなかったんですよね。)

 もうとにかく、ハッピーな気持ちだったり、かと思えばマジ泣きするくらい切なくなったり、奔放されまくっています。
 な、シリーズの一巻。
 アイドルのウエトモと幸助さんの出会うべくして出会った、記念すべき第一巻。
 ウエトモと幸助さんは偶然出会ってエッチするんですが、そこからウエトモが幸助さんに執着してシリーズをもりあがっていくわけなんですが、ウエトモが幸助さんのことを好きになって仕方ない!みたいなことの理由がうっすらしているのがまたいいんですよ。
 好きになっちゃった〜。えへへ〜。みたいな!
 ウエトモは超おバカな設定ですが、もう、シリーズを読み進めていくと、好きになっちゃったんだから、しかたないじゃんウフフみたいなのが、理屈っぽい面倒な感じとかなくて、すっごい本能だよね!そして幸せだよね!みたいな感じで。
 なんかこれだからBL最高みたいな感じになります!!

 とはいえ、それだけじゃないのがこのシリーズのいいところ。
 いつもはお馬鹿でラブラブ(死語)だからこそ、ちょっとなにかあると読んでいるこっちは本当に凹みます。。。
 何も考えたくないときとか、日常がだるいときとかに、本当におすすめのBLです。

泥中の蓮のテンションで書いてほしかった

 他の方がすでにレビューを沢山書かれていますが、亡くなった姉の恋人といたしてしまうそっくりな顔の弟。というところで話が進んでいくのですが・・・
 なんだかテーマは重いのに、テンションが軽い!!
 なんだろう、最近のためこう先生は軽めの作品が続いていたからなの?とか。
 なつめくんにしてもセックススターにしても、心理描写軽めで軽薄な感じがとてもテンポやかわいい美しい絵柄に合っていて、ためこう先生マジ神か!!とか思っていたんですが・・・そこまで軽いテンションではないにしても、もうちょっとどうにかできなったのかな〜?とか。
 だって、泥中の泥を書かれたためこうさんですよ!?期待しちゃうじゃないですか?!みたいな。
 お姉さんが死ぬときに、忘れられたくないの的な呪縛を残したという設定なのかな?わかるんですが、お姉さんに対するシスコン的な強さや、婚約者に対する葛藤とかそのあたりが、もうちょっと暗くて、どろどろしていて、狂気っぽい感じが強かったらとか思ったりしちゃいました。なんというか、どうしても泥中のと比べてしまうんですが、少し投げっぱなしというか、読者に対して察してほしいみたいなのを感じなくもなく。含みといったら、そうなのかもしれないんですが。ちょっと文学的だな〜とか思わなくもなかったです。

 と、話は変わりますが、絵が以前よりももっと繊細になってきている気がします!
 個人的にはなつめくんの頃がモノクロもカラーとても好きだったりしますが、これからどんな風に絵が変化されていくのかもとても楽しみにしています。
 

これはちょっとわからなかった。

この作者さんの、はきだめと鶴がとても好きで、ジェラテリアは言うまでもなく大ヒットだったので期待して購入しました。
 が・・・あれ、ちょっとわからないぞ?みたいな。

 地味目だけど誠実な仕事をする米倉と、芸能人みたいなオーラの椎名。二人のサラリーマンの恋愛の話で、二人とも食べるのが好きというところから一緒にご飯を食べに行くようになり。な、感じで進みます。
 なんで金曜の夜に、一緒にご飯食べてくれるんだろう?あんなにモテオーラな人なのに。という米倉の独り言。→わかる。
 米倉の誠実な仕事をしていた噂を聞いていたから、合同の飲み会の席で椎名は米倉に声をかける。→まあ、わかる。
 からの、
(米倉の誠実な仕事をしていて気になったところからはじまったけど)、好きになってしまった。的な椎名の告白。→よくわなからない。
さらに、
 最初から当然のように出てくる、米倉の恋愛?相談に乗る、おなべのレストラン店主の存在→まったくよくわからない。
 ゲイの恋愛が始まるのはもちろんBLだからあたりまえなんですが、始終シリアスふんわりなトーンなのにゲイに対する葛藤とかも全くなく。なんだこの世はバイセクシャルの世界なのか?みたいな。今までのフィクションだけど、リアリティがある感じの作品の世界観がが本当に好きだっただけに、なんでなんだろう?とかむしろ不思議でした。
 ゲイっぽいキーワードがどこかに出てきてないか見直してみたんですが、私の読解力がないのかわからず。唯一濃いキャラ的なおなべみたいな店長が、米倉のホモという伏線だったのかな?とか、読み返してみたけどわかりませんでした。

・・・別にゲイだという葛藤がある漫画が好きなわけじゃないんです。
 ギャグみたいな唐突なスパダリもそれはそれで好きですし!でも、キタハラリイ先生は心情描写がとても好きなだけに、何故?と声に出して言ってました。
 好きな作家さんだけに辛口なコメになっているかもしれませんが、すみません。次作に期待したいです。辛口な

1400円は正直高い。。

ちるちるさんのレビューで気になって買いましたが、全部で82ページ。
7人の漫画家インタビューと、装丁作家インタビュー、おすすめBL、BL用語解説な本でした。
が、
インタビューはたしかに少し長めで楽しかったですが、それだけというか。インタビューも、濡れ場ついてとか、ラブシーンについてとか、エロについて聞くことがウエイト高めな感じでした。
ヤリチンビッチ部についておげれつ先生に聞くならわかるけど、たとえば雲田先生の漫画とか、濡れ場重視で買う人いる?とか思ったり。
また新しいイラストは雲田先生の表紙ぐらい?
装丁インタビューも、人気装丁家が何人かに聞くのかと楽しみにしていましたが、『装丁ができるまで』みたいな感じで、ネットで検索したら出てきそうなレベル。
BL用語解説もたとえば『修正について』だと、修正がないと不健全図書になってしまうから18禁コーナーでしか買えなくなります。これは、大変!みたいな感じ。他にもボーイズラブの語源は?とか、・・・正直、そんな取り立てて書くほどの情報?!みたいな。
おすすめのBLも、ジャンルバラバラでとりあえずバラエティー豊かな感じですが、それなら『せつない』みたいな、みだしを作って欲しいくらいよくわからなかったです。
西炯子先生と寿たらこ先生が一緒におすすめ?みたいな。
ライターの方が昔からBLを嗜んでいるとのことですが、色々な感じでとか言われたんだろうな〜。
なんで、ちるちるさんの無料小冊子の方が秀逸な感じでした。

なんだかコアなファンが付いている作家さんを集めて、本を作ったイメージです。
だいたい価格が1400円て。
このBLがヤバイ!、あれの倍額はないでしょ。
書店で見てからの購入をおすすめします。って、勇気がいるかな(笑。

岡田あーみんを思い出す。。。

飛行機の中で運命的な出会いをした二人。しかし、攻めには心の中に好き嫌いを超えた大事な人もいて!
・・・というような、感じでしょうか。あらすじは。

他の方が描かれたら、たぶんドシリアスになって受けが病んで疑心暗鬼になったり、暴力沙汰になりながらやっぱりお前だけだよ。な、心情重視風な漫画になりそうですが、重い実さんはさすが違うんですよね。
なんというか、重い実さんの作品は、シュールでシリアスとギャグが混在していて、岡田あーみんを思い出します。
(岡田あーみんを知らない若い方は、検索してみたら世界が広がるかもです。お父さんは心配性というのが代表作です。)
なんだろう・・・なんというか昭和臭が半端なく!!
たぶん畳で寝てそうだったり(ベッドですが。)、
携帯なんてもってなさそうな(スマホ出てきますが)、
絶対にエグザイルなんていなそうな世界観です。
実際の昭和にはBLなんてジュネか花ゆめくらいしかなかったでしょうし、たぶん違うとは思うのですが、どうにも(しつこいですが)イメージの昭和臭がすごくて!!
一周回って新しい気がします。




うーーーーん。。もうちょっと長ければ。。。

阿部さんの本ははなのシリーズに続いて、三冊目でした。コウレビューからの、購入。
・・・ですが、とてもよいレビューのあとに恐縮ですが、私はいまいち萌えなかったというか。

ざっくりいうと、幼馴染のカップルが同棲を始めてみたけど、片方が大学の先輩と浮気して、それから・・・みたいな話です。

で、惹かれてしまうのがまあ、体的な問題だったりするわけで、
ばれた後に、やっぱり本当に好きな人は恋人だけ。
みたいな感じになるんですが。

・・・なんというか、あれーーー??みたいな。
確かに、リアリティはあるような感じもあって、浮気現場に遭遇してしまったら、こんな感じになるかもな〜?みたいなのはあるんですが、
浮気の解決が、結局相手をボコッたあとに、一時的に同棲を解消して距離を置いてまた恋愛スタートみたいな。
・・・でも、周りの友達がいなくなるほどボコるとかで解決するものなの?みたいな感じで、暴力の説得力もいまいちわからず。
エロに流される衝動性も、いまいちわからなかったのが大きかったかもしれません。
もっと・・・なんていうかエロが物足りない感じが、全然足りなかったというか。
私の想像力が足りないのかもしれませんが、新庄描写をもっともってきてもらって、二冊ぐらいのボリュームだったら、もっといろいろ補完できたのかな〜。とか思ったりしました。

もはや文学作品

前作のポルノグラファーがよかった!からの、本作を購入ですが。
これ、本当に良かったです。
なんだか最近、やおいの語源か?!みたいな、エロくて変態プレーみたいなBLがブームなの?な感じの中(それはそれできらいじゃないんですが)、理由があって、無理がない変態。の、純愛!みたいな。

前作はスランプになった純文上がりの官能小説家の主人公木島が、若い男の子にちょっかいをかけて恋愛に移行する話なのですが、
今回はその木島が、デビューしてから行き詰まり、まさに官能小説かになる流れの話です。
大学時代に木島の才能に自分の作家になりたいという夢を削除した城戸が官能レーベルの編集者となり、すっかりダメになっている木島に会うところから始まります。
城戸に言われるまま、官能小説に挑む木島は、城戸に言われるまま間の小説の大御所の最後の弟子になって・・・という話。
城戸の木島に対する嫉妬や愛情。木島の身内に受け入れられなかった過去からなる、先生との関係。
とにかく、なんだかストーリーが濃い。
それこそ官能小説の大家団鬼六の、BL小説っぽい作品を思い出しましたよ(小野塚カホリ先生がコミック化しているあたりの美少年とか)!

こちらの作品を読んで、前作のポルノグラファーを読み直しました。
ら、もうそちらもよい感じで。
こっちとそっち、どっちを先に書いてたんだろう(前作が先に決まってますが)?丸木戸先生は!!マジ、神か!?みたいな気持ちになりました。
そのぐらいスムーズに、どちらから読んでもすごいのが普通にすごいです。
スピンオフ作品は失敗作を読むと、キャラに一貫性がなくなっていたり、ひどいと、あーーーー、人気あったからね〜〜、編集者も声かけるよね〜〜なものもありますが、これは本当に良かったです。


もっとネタバレしたいですが、これ以上書くと読書感想文みたいになりそうなので、この辺で。
エロは少な目ですが、ストーリー重視な方は、絶対に買って損がないと思います!!