旧繁華街袋小路

kyuhankagai fukurokouji

旧繁華街袋小路
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×223
  • 萌18
  • 中立3
  • しゅみじゃない9

92

レビュー数
9
得点
214
評価数
66
平均
3.4 / 5
神率
19.7%
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
シリーズ
ビーボーイコミックスDX(コミック・リブレ)
発売日
価格
¥647(税抜)  ¥699(税込)
ISBN
9784799734391

あらすじ

「あんた俺の顔が大好きだもんな」
旧繁華街にある松葉商店。店の息子である松葉(まつば)は交通事故で他界したなずなの姉の恋人だった。最後まで彼を愛した姉の言葉を、姉にそっくりな自分が請け負う為に、松葉と肉体関係になったなずな。しかし次第になずな自身が松葉に惹かれるようになり…? 寂れた町に隠された、素直になれない恋愛譚。その後の二人をエロティックな日々で描き下ろしで大量収録♥
【同時収録短編】生徒指導室の禁断を描く「悪い生徒」/校内一かっこいい男の子の実態「種田くんと付き合いたい」

表題作旧繁華街袋小路

松葉たくみ・松葉商店の跡取り
なずな・大学生

同時収録作品悪い生徒

大月・高校教師
新見・高校生

同時収録作品種田くんと付き合いたい

種田・高校生
有馬・高校生

評価・レビューする

レビュー投稿数9

刺さるシーンあり

表紙とあらすじに惹かれて購入しました。
個人的には大当たりです。
ためこうさんの作品だと「なつめくんはなんでもしってる」が非常に好きなのですが、他の方のレビューを見て納得。
ためこう作品に関しては軽めのノリが好みなのかもしれません。
今作も、内容こそ重いですがテンポ良く読むことができました。

3話のラスト2ページが一際好きです。
可愛いやら切ないやら……ともあれ意思の強い美少年最高!!

姉のせりなも多く描かれているんですがすごくいい子で……亡くなってしまったのが本当に悔やまれたので、そういった間接的な描写からもなずなたちの寂しさが伝わってきたように思います。

また濡れ場は修正こそがっつりめなものの、アングルや表情が眼福でエロ度高いなと思いました。

1

松葉が好きじゃないので

死んだ姉の代わりに抱かれてるだけのはずが、だんだん好きになっていくと言うお話だと思いますがなずなは松葉が間違えてプロポーズしてきたあたりから気づいてないモヤモヤした想いがあったのかな。顔もそっくりな大好きな姉が好きになった人だから、知らず知らずのうちに同じように好きになっていたのかな。
と考えると、家族や友達を思う好きと異性に対する好きってものすごく似ていて、何かの拍子に恋愛だと勘違いしてしまいそうになるのかもなぁと思いました。

親が忙しくて姉が母がわりだったなずなが大好きな姉を亡くして、その婚約者だった松葉と傷を舐め合うように関係を持っていったのは切なくて、やはりそこは大人の松葉がピシャリと断るべきでしょう!と思いました。

松葉の対応が好きじゃないのと、死が絡んでるお話なので個人的にはあまり萌え要素がありませんでした。

同時収録の「種田くんと付き合いたい」の方が個人的には好きです。種田くんと言うブラックキャラが魅力的に感じました。短編じゃなくもっと読みたかったです。

0

泥中の蓮のテンションで書いてほしかった

 他の方がすでにレビューを沢山書かれていますが、亡くなった姉の恋人といたしてしまうそっくりな顔の弟。というところで話が進んでいくのですが・・・
 なんだかテーマは重いのに、テンションが軽い!!
 なんだろう、最近のためこう先生は軽めの作品が続いていたからなの?とか。
 なつめくんにしてもセックススターにしても、心理描写軽めで軽薄な感じがとてもテンポやかわいい美しい絵柄に合っていて、ためこう先生マジ神か!!とか思っていたんですが・・・そこまで軽いテンションではないにしても、もうちょっとどうにかできなったのかな〜?とか。
 だって、泥中の泥を書かれたためこうさんですよ!?期待しちゃうじゃないですか?!みたいな。
 お姉さんが死ぬときに、忘れられたくないの的な呪縛を残したという設定なのかな?わかるんですが、お姉さんに対するシスコン的な強さや、婚約者に対する葛藤とかそのあたりが、もうちょっと暗くて、どろどろしていて、狂気っぽい感じが強かったらとか思ったりしちゃいました。なんというか、どうしても泥中のと比べてしまうんですが、少し投げっぱなしというか、読者に対して察してほしいみたいなのを感じなくもなく。含みといったら、そうなのかもしれないんですが。ちょっと文学的だな〜とか思わなくもなかったです。

 と、話は変わりますが、絵が以前よりももっと繊細になってきている気がします!
 個人的にはなつめくんの頃がモノクロもカラーとても好きだったりしますが、これからどんな風に絵が変化されていくのかもとても楽しみにしています。
 

1

微妙

うーん…。
姉が亡くなって、その姉は死の直前まで恋人の姿を求めていた。
自分の顔はその姉と瓜二つ。
だからって、姉の遺志を受け継ぐみたいな形で、姉の恋人と肉体関係になりますかね?
そもそも姉にそんな遺志はあったのか…?
いざ二人がくっついたらそれを祝福みたいな感じだったけど、最初から「私が死んだら弟が彼とそうなってほしい」とは思ってなかったんじゃないですかね。

姉の生前から「実は俺も松葉のことが…」みたいになずなが思っていたなら、姉にそんな遺志があっても、なずなが松葉に迫るようになっても納得できるんですが。。
姉が生きている頃のなずなと松葉が、それこそこれからまさにいい兄弟になろうとしてるって感じの関係なので。

結局、これからこいつは俺の弟だ!みたいに大切に思ってた義理の弟(になるはずの男)に、いとも簡単に性的欲求を持ててしまう松葉。
同じく義理の兄になる男に肉体関係を迫り、他の男とも寝てしまうなずな。
他の男と寝た理由も納得出来ず。

何か最後までモヤモヤっとしてしまう作品でした。

3

可愛くて綺麗な顔してるくせに…


口絵が美しい。色使いが綺麗!瞳の中も綺麗!これだけでいいもん見させていただいた〜♪と満足。

お話は三つ収録されています。120ページちょいの作品【旧繁華街袋小路】と書き下ろしの【旧繁華街抜小路】。それから【悪い生徒】【種田くんと付き合いたい】という短編が二つ。

【旧繁華街袋小路】
これはレビューが難しいなぁ。。。。

姉のせりなと顔がそっくりの弟のなずな、そして姉の婚約者・松葉という三人のストーリーです。
なずなと顔がそっくりで、不仲な両親に変わって母親がわりに面倒を見てくれた姉せりな。それが突然事故でこの世を去ってしまう。
なずなは姉の最期の言葉を汲み取ったつもりで、姉の婚約者の松葉に抱かれるようになるのだけど…。

死ネタが絡んでいるわりには、結構あっさりしています。それはなずな視点でお話が進むせいか、婚約者を失った松葉の悲しみ、喪失感とかそういったものが描かれていないんです。
このお話は、大切な人を失った婚約者と家族(弟)の喪失感や、魂の救済、再生、というそこに焦点を狙ったドラマチック系ストーリーではなく、「亡くなった姉の代わりに、姉の元彼氏に抱かれる男の子」って萌えるよね!みたいなひらめき&そういうお話を描きたいなぁと考えて、そこから派生していったストーリーなんじゃないかと思います。そういう視点で読めば、その男の子がどう変わっていくのか、そこに元婚約者がどう関わっていくのかということが描いているので、とても楽しめます。ただ死ネタとガッツリ取り組んだドラマチックストーリーを求めて読んだ場合にはめちゃくちゃ物足りないかなと。

松葉が最初になずなを抱いた理由。多分、断ったらこいつは壊れてしまうだろう…みたいな理由づけをされていてまぁ判るのですが、一度だけでなくその後、義弟と何度も関係をするというのが正直もやもやくるところではあるんですけど、目を瞑ります。
ためこうさんの絵がとにかく好きなので、これが他の作家さんだったら中立をつけちゃうかもしれない…。

かつて姉に憧れていたモブに頼まれて、仕方なく身代わりセックスする画面があるので苦手な人はご注意を。

ーーーーー
短編二つは、どちらも可愛くて綺麗な顔してるくせに下衆いというストーリーです。
そのうちの【種田くんと付き合いたい】は2015年に発行された女子BLというアンソロジーに載っていた女子視点のお話が収録されています。


2

自分には合わなかった

んー
ビッチっぽい受けだなぁと読んでいたけど
姉の変わりに抱かれてたまではいいけど
姉の元彼?告っただけの男か?現れて
その男と寝たという理由が、ないわーってなって一気に読む気冷めた
ビッチで他の男と関係持ちまくってるならいいけど
攻め一人としか関係持ってなかったのに
他の男と寝たという話が好きじゃない
最後ハッピーエンドでも、気持ちが全然ハッピーになれない
なんか短編もほとんど頭に入ってこなかった!

前作のストーカー幼馴染が面白かった分こちらは残念

3

短編に萌えました

作家書いしている作家さんです。
本作もためこう先生らしいエッセンスが沢山ありました。
見た目は可愛いのだけど、精神的に鬱屈している受けはためこう先生の作品だなあと感じます。
とはいえ、攻めが真面目でいいヤツなので表題作はすんなり安心して読めました。

でもこの表題作より、
ページが少ないのですが一緒に収録されている短編二つの方が萌え度が大きかったです!

「悪い生徒」
元々は地味で目立たない生徒だったのに、あることがきっかけで校則をやぶること生徒になった子のお話。
新米教師の第三者の目線で描かれているのがよかったです!
仄暗く、受け・攻めのあいだに恋愛感情はあるのか?気になります(*>Д<)

「種田くんとつきあいたい」
こちらも仄暗い、モテ男子のお話です。
いじめまれる受けちゃん可愛かった…。
どうしてこういう関係に至ったのか、他にどんなプレイをしているのか、などなど想像の余地たっぷりに終わってしまいます。

なんならこの二編を表題作にしてページ割いて欲しかったなという気も…。
仄暗い秘密の関係を描いたらピカイチの作家さんですね!

3

切なさと温かさ

姉の死、その後続く姉の交際相手との体の関係、というとかなり重い内容になりそうなものですが、良くも悪くも、さほど暗さ、重さは感じませんでした。
受けが超絶可愛いからか、攻めがしっかり者だからか、姉がサバサバ系良い女だからか、下町人情っぽい空気感あるからかな?
ためこうさんの描く受けの可愛さったらないですね!今回も可愛い…超絶可愛い。ちょっとツンなところが最高。不器用な優しさとか反則。
攻めの性豪スペックは良いスパイス!
既刊でいうと「なつめくんは〜」のようなノリの良さはなく、「泥中の蓮」のような重く病んでるのを欲してる人には物足りないかもしれませんが、絶妙にちょうど良い切なさと温かさがある素敵なお話でした。

1

ブラックさの中に潜む恋心に萌え

ちるちるさんの作家インタビューを拝見して購入。表題作含む3CPのお話が収録されています。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。





表題作『旧繁華街袋小路』
主人公は大学生のなずな。
なずな視点でストーリーは展開していきます。

なずなは2年前に姉・せりなを交通事故で亡くしていますが、せりなの恋人だったのが寂れた商店街で小売店を営む松葉。
なずなとせりなは、7つ年が離れているうえ姉と弟という性別も異なる姉弟ですが、顔はびっくりするほど似ている。亡くなったせりなの代わりになずなは松葉と身体の関係を持ち、そしてその代償として金銭を受け取る関係。


と書くと、松葉の事を亡くなった恋人の弟を、恋人の代わりに「買う」クズのような男をイメージしてしまいがちなのだけれど、実際はなずなが行為を迫り、金銭を要求している。

なずながなぜそんなことをしているのか、という所を軸に、せりなが生きていたころの過去の回想も含め、少しずつなずなと松葉の気持ちが見えてくる。

亡くなった兄弟の恋人を好きになってしまう、というストーリーは数多くあれど、このストーリーはなずなが一見蓮っ葉でビッチな風を呈しているので、物語の終着点がどこなのか気になりページを捲る手が止められませんでした。

松葉が、かつてせりなをどれだけ愛していたのか、という所も描き込まれているので、松葉が、いつどうやってなずなを愛するようになったのかという所がキモだと思うのだけれど、そのあたりは詳しく描かれていない。けれど、描かれていないからこそ、松葉の気持ちを読者一人一人が推測する形になっていて、そのストーリー展開の仕方が非常にお上手でした。

松葉にしろ、なずなにしろ、せりなが生きていた時からお互いが特別な存在であったことがうかがえる。たとえそれが恋愛感情ではなかったとしても。
せりなを亡くした二人が、傷をなめ合うように、ぽっかりと空いた穴をふさぐように、寄り添って生きてきたのが読み取れて、とても切ない気持ちになりました。

時に間違いを起こしながら、相手の気持ちを勘違いしながら、それでもともに歩んでいくことを決めた二人にエールを送りたい。

ストーリーとしてはシリアスに分類されると思いますが、その分、最後の描きおろしの二人がとっても甘々で優しい気持ちになれました。

表題作が多くの分量を占めてはいますが、ほかに短編が2つ。
どちらのお話も高校生のお話。

『悪い生徒』
クラスに問題児を一人抱える佐野先生視点のお話。

クラスでタバコを発見した佐野先生が生徒たちを追及したところ、「自分のものだ」と名乗りを上げたのがその問題児・新見くん。
職員室で指導しているところにやってきたのが生徒指導担当の大月先生。
「私に任せてください」という大月先生に任せることにするのだけれど…。

大月先生と、新見くんの関係が、いつ、どうやって始まったのかまったく描かれていない。
なので大月先生に行為を強要されているのか、新見くんが大月先生のことを好きなのかー。

『種田くんと付き合いたい』
校内一カッコよくて、モテモテな種田くん。
そんな種田くんと付き合いたいな、と思っている女子の高木さん視点のお話。

種田くんはイケメンなのに、その種田くんと仲が良いのはさえないビジュアルで常におどおどしている有馬くん。なぜこの二人が仲良しなのか、といぶかしむ女子の皆さんたちですが、ある日具合の悪そうな有馬くんを高木さんが保健室に連れていき…。

さわやかでイケメンな種田くんの内面に秘めたブラックさと、秘密を知ってしまった高木さんの心情が、端的に描かれています。

『悪い生徒』然り『種田くんと付き合いたい』然り、超短編なんです。すごく短い話なのに、そこにぎゅぎゅっと詰め込まれたブラックさと彼らの恋心がめちゃめちゃ読み取れる。

主要CPの、どちらかの視点ではなく、巻き込まれる形で二人の関係を知ってしまう佐野先生や高木さんの存在が素晴らしかった。あくまで彼らは「傍観者」という立場なのですが二人の関係がはっきり描かれていないために、読者も「傍観者」と同じ立場に立ち、二人の関係を推測する形になっていて、なかなか味わい深かった。

甘々で優しいストーリーを読みたいときにはもしかしたら不向きな作品かもしれませんが、個人的にはとってもツボな作品でした。実はためこうさんて、なんとなくシリアスな作風を描かれる作家さんかなと思って手に取ったことがなかったのですが、ためこうさんの違う作品も読んでみたいと思います。

8

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