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彷徨うビッチは恋を知る

samayou bitch ha koi wo shiru

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表題作彷徨うビッチは恋を知る

聡一,27歳,会社員
怜央,21歳,ショップ店員

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

カップルクラッシャーと呼ばれていた怜央が、初めて本気で好きになった相手は、絶対に好きになってはいけない親友彼氏だった…。

作品情報

作品名
彷徨うビッチは恋を知る
著者
靴川 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大都社
レーベル
Daito Comics BLシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784864954211
4.3

(72)

(39)

萌々

(22)

(10)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
313
評価数
72
平均
4.3 / 5
神率
54.2%

レビュー投稿数13

本当は良い子

「目が合いさえすれば大体わかる 
もう俺に落ちてる」

とっても良かった…
美人でカップルクラッシャーのレオが愛おしい存在でした。
美人だからこその遊び方があり、それは生い立ちと辛い思い出から来ていて、共通項がなくとも一つ一つの行動や表情にちゃんと納得しながら共感して読めました。ビッチなのに不憫健気…
相手の反応が怖かったり、戸惑いや物への執着が丁寧に描かれていて、恋愛漫画として心を揺さぶられて完璧だと思いました。
自分の行動を反省してすぐに改められる良い子です、怜央。

平凡な毎日を大切に感じられる怜央、自身の身の上を告白しようとするところでは涙。幸せになって…
書き下ろしのいじらしさも最高、可愛くてずっと読んでいたい健気な子。

靴川さんは「君の乳首〜」も好きだったのですが、人の生き方の不器用さが見える絵とコマ割りが独特で、ハッピーエンドだろうとは思ってもキャラクターの動きが読めないのが面白くて愛おしいです。

突っ込むべきはポリス、道で突っ込んでんじゃねー!惑わされるなー!美味しいけど。

4

そう、こういうメガネに攻めをさせようってことよ……

特に前情報なく「表紙の人、長髪美人ぽいからこの人ビッチなんかなー」なんて思いながら読み始めたら。
黒髪地味顔堅物メガネが出てきたじゃないか!!!ノンケの!!
しかも!!その人が!攻め!!
好みにヒットすぎてびっくりしました。

ストーリーは受け様・玲央が華麗なる寝取りを行っているところから始まります。
上のほうでテンション高い感じで書き始めておりますが、本作品序盤は普通にシリアス感も強く、痛み入る感じで読み込んでしまいました。
この受け様、母親からの虐待の上、何度も好きな人に選ばれず、愛がほしくてビッチになってしまったんですね。

そんな褒められないふるまいを続ける受け様ですが、紆余曲折あってノンケの攻め様・聡一のことを好きになってしまいます。
ノンケだし、自分のビッチな振る舞いで好感度低いのわかってるし、聡一のキッパリした物言いも相まって、自分の気持ちは伝えられずすれ違いも発生……
自分は聡一に好いてもらえない、と思い込むまでの生い立ち、前情報がしっかり描かれているので、こちらもぐーーーっと胸が詰まるようなつらさを抱きつつ読みました……
経験則的にはハピエンなんだろうなと思いながら読むものの(しかもほんとにハピエンだけど)、やっぱりこういうの読み入ってしまいますね(それが楽しい)

最終的には聡一も玲央に惚れてしまう上に、”精神系スパダリ(相手のお心を察して無理させず優しく寄り添う感じのキャラのことを勝手にそう呼んでいる)”を発揮し始め、素直に欲を言えない玲央を見抜いて手を差し伸べるという……なんというギャップなんだ聡一!!
壁の向こうからこちらも惚れてまうぞ!!!

生い立ちの分、聡一と玲博はこれからもすれ違ったりしてしまうだろうなと思いますが、大きな器で愛してやってくれ聡一!!と思いながら本を閉じました。

いやー、一巻完結ですが、さまよう玲央の心情が読み込みやすく、ストーリーとしても楽しみがいのある本でした!!あと玲央美人!!

少し時間を空けて、繰り返し読んでいきたいと思います。

1

なんこれ!めちゃくちゃ良かったーーー!!

題名からもお分かりの通り、主人公の怜央はビッチ受けなうえに、魔性といえるぐらいモテるんですが、試し読みの時点では まーサイテーですわ。
でも素直でいい子なんです・・・いろんな苦労もしてる(「服だって 靴だって~」のとこ注目)。
ビッチ受け地雷な方、後でちゃんと覆るので、ぜひお手に取ってみてください。
親友シゲちゃんもすごく良い人。
彼のやさしさに怜央の傷ついた心が触れた時、こちらも自然にウルっときた。

怜央の見た目がちゃんとイケメン男性なのも良いし(なので表紙でちょっと損してると思う)、ちゃんとアレの時にSiriの下に枕置いてるのもリアルでいい。
えrもがっつり。
(「もう一回いい?」が好きな人集まれ!こっちですよ!)
攻めもめちゃくちゃ私好みでした!
私にはイケメンにしか見えんのだが?!
もぉこの作品好きすぎて、購入後の5日間で4回も読んじゃったよ。

5年前の作品「きみのチクビをみせてくれ」も良かったんですけど、目の描き込みが少ない絵柄があまり好きではなかったんです。
でも今回は2年前の作品なので絵柄が私好みに変わってましたし、人物を描き分けられる実力の高さにもびっくりです。
そして特に5話がすごい!
キュンキュンきます。

なんでこんなに本作が好きなのかな、と分析したところ、たとえば私は「男がすぐ泣くBL」が好きではないんですね。
一般的に男性は女性ほど涙腺緩くないので。
で、たとえばですよ?登場人物がすぐ泣くようなBLだったら、いつもなら思いっきり冷めることが多いんですけど、本作は全然違ったんです。

ぜひネタバレなしでどうぞ。
今ちょうど半額セールやってますよ!

0

幸せになれ!

Rentaさんで配信された6話と描き下ろしです。

と書いておきながら、コミックスを購入して初めて知りました。

切ない話を読みたくて、あらすじの「初めて本気で好きになった相手は、絶対に好きになってはいけない親友彼氏だった…。」に惹かれて購入したんです。

怜央はカップルクラッシャーと呼ばれているんですが、根は悪く無くてとても寂しい子なんです。
そんな怜央を理解していてずっと友達でいるシゲちゃんがまたとても良い人なんです。
そのシゲちゃんの彼氏を好きになってしまったもんだから、とても切ないんです。

聡一はダメなことはハッキリと口にしてキツいのに、一度でも懐に入れたらとても優しいのです。最初は野暮ったいとバカにしてた怜央は、どんどん聡一のことが好きになってしまって…。

聡一に怒られてから怜央は他人の恋人にちょっかい出さなくなるし、アクシデントで聡一の部屋に泊めて貰ったこともシゲちゃんにちゃんと報告するんです。
本当に健気で良い子なんです。不遇な子ども時代を過ごして、ようやく甘えられた最初の恋人に裏切られてたんです。

そうなって来るとどうしても怜央を幸せにしてあげたい!
でもあんなに良い人である親友のシゲちゃんを裏切らせたくない!
どう解決したらいいの?

ってところでミラクルが起こります。安心してください。

思いが通じてもまだまだ臆病な怜央ですが、きっと聡一がベタベタに甘やかして幸せにしてくれると思いました。

9

2度目の「初恋」

その昔、「全宇宙ビッチ撲滅委員会」委員長を名乗っていた時期がありました。
たぶんその頃に書いたレビューのいくつかに痕跡が残っているはず。
悲しいかな、BLって純愛ばかりではないと言うか、純愛な方が珍しい。
そしてそうじゃない作品の方が圧倒的に萌えや感動が待っている。
幸い雑食読みだったので場数踏んで、ついにタイトルに「ビッチ」とついた作品を購入するまでに至りましたよ。

ところがどっこい修行の効果が出過ぎたのか、この作品にビッチを感じませんでした。
たしかにビッチです。
カップルクラッシャーだし、不特定多数と致している場面も何回か出て来ます。
でも嫌悪感がなかったのは、えろすな場面でもねろっとしない作画のおかげさまかも。

過去の悲しい初恋のせいで、現在はカップルの片方を誘惑して楽しむ、いわゆる「カップルクラッシャー」になった怜央。
ある日、自分の恩人でもあり親友でもあるシゲちゃんが彼氏と歩いているのを見かけて…。

人のものが欲しい。手に入ったら、興味がなくなる。
怜央がそういう風になってしまった原因は最初の恋に原因があって、この相手がなかなかやりよる青年なんですよ。
施設の若い職員で、同僚と付き合っているのに怜央とも付き合う。
家族に恵まれなかった怜央に甘言を囁いて、夢を見させて、地獄に落とすという…。
この辺り、読むのがしんどかったです。
若い職員は経験不足でうまく立ち回れずに、自分を慕ってくる怜央を傷付けたくなくて突き放すことができなかったのかもしれないけど…、そう考えても酷い。
ただ酷い経験をしたからと言って、他人の彼氏を奪っていいというわけではなく。

前半と中盤で感じられる切なさが違うのがポイントでした。
前半は「好きになってはいけない人を好きになるつらさ」。
初めて2丁目に来たときに助けてくれたシゲちゃんの彼氏との偶然の出会いが2回続いて、人柄に触れて、シゲちゃんの彼氏と分かっているのに好きになってしまう。
聡一が双子というのが分かるまで、どんどん膨らむ気持ちに戸惑う怜央が切ない。
中盤からは「ノンケに惚れた不毛さ」。
シゲちゃんの彼氏ではなかったけれど、聡一は女性と同棲経験もあるノンケ。
バイやゲイ相手なら百戦錬磨の怜央も、その壁にぶち当たってしまいます。
会う約束をして喜ぶ怜央が可愛いんですよ。
隠れて抱き合うだけだった施設職員のときと違って、メール1つでどきどきして、会える時間までわくわくそわそわ。
そんな姿に「ああ、この子は今、やっと初恋をしているんだな」という気持ちになりました。
他人のものを奪うときは相手に興味がないから上手く立ち回れたのに、好きになってしまったら不器用すぎる告白をしてしまうのも、微笑ましくて。

恋に裏切られて4年間、人を真剣に好きになれなかった怜央のたどたどしい恋。
好きになった人が好きになってくれるしあわせ。
特別なことのない「ふつう」がくれる安心感。
ビッチ感よりも不器用さが目立って、寄り添いたくなる主人公でした。

7

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