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眠らないで、セックスしてよ
romance to jealousy
作家買いです。
重い実さんの作風ってシリアスなのか、ギャグなのか分からない。
でも、そのミックス具合が個人的に非常にツボなのです。
ネタバレ含んでいます。ご注意を。
主人公はパチンコ店店長の四ツ川。
ストーリーは彼視点で進みます。
出張で利用した飛行機の中で出会った四ツ川くんと京田くん。
お互い一目ぼれ状態で出会ったその日にそのままヤッてしまう彼らですが、その後もお付き合いは順調に続き今では半同棲状態。
知れば知るほど京田くんに惚れこむ四ツ川くんですが、ある夜、京田くんが寝言で他の男の名前を呼ぶのを聞いてしまって以来、嫉妬心に苦しむようになり…。
というお話。
重い実さんらしい、というのか、京田くんも四ツ川くんも、お互いにべタ惚れ。
けれど、相手を想う気持ちが強いからこそ、そこに嫉妬心がわき、時にストーカー行為までしてしまう。
四ツ川くんは父親を知らず、ギャンブル狂いの母親を持ち、生活のために高校を中退して働き始めた、という過去があり、シリアスな雰囲気もそれなりに漂っている。
のだけれど、シリアスになり過ぎない。
視点は四ツ川くんだけれど、そこかしこに京田くんの、四ツ川くんへの愛情と執着が見え隠れしているから。
そして、いたるところに重い実さんらしいシュールなギャグがちりばめられているから。
だろうと思うのだ。
タイトル通り、四ツ川くんの京田くんの寝言の相手・高橋くんへの嫉妬心がベースにはなっているものの、京田くん×四ツ川くんの二人の間に流れる愛情はゆるぎないものだという事は透けてみえているので安心して読み進めることができます。
高橋くんの名前を寝言で呼んだ理由とか、高橋くんの存在が京田くんにとっていかほどのものなのか、という所まで描き込まれていない。けれど、描き込まれていないからこそ、かつて京田くんが高橋くんに抱いていたのであろう淡い恋心とか、高橋くんが京田くんに向ける友情とか、そういうものが透けてみえてきて、ちょっと味わい深かった。
重い実さんのギャグって、ちょっと独特というか、シュールというのか。
もしかした好みが分かれるんじゃないかなと思うのですが、個人的にはとても好き。
ギャグも面白かったけれど、エロが最高にエロい…。
一緒にいると常に事をイタシテいる彼らなので、エロ度はかなり高い作品でした。
そのエロさに引けを取らない表紙で、リアル書店で買うのを思わずためらってしまった。
表紙・裏表紙、そして帯。
ぜーんぶエロいので、逃げ場なしの容赦ないカバーに、重い実さんの心意気を感じました☆
参りました。
本人たちはいたって大真面目なのに、なぜこんなにシュールなのか。
重い実さんの作品はコミックになっていないものをどこかで読んだ記憶があるのですが、もっと暗いシリアスな印象を受けたような気が…。
こちらが本領発揮だとしたらうれしい。
ナンパから始まった京田×四ツ川はお互いにべた惚れすぎるほどの溺愛カプ。
もうとにかくラブラブ、相手しか見えない!という状態なのですが…。
暗い生い立ち、浮気疑惑にもしかして身代わり!?、ストーカー疑惑や友情と恋愛関係はどっちが長続きするの?など、シリアスな問題が発生するものの、どれも身を焦がすような熱い関係の良いスパイスになっていて、読者も焦れたり、「大丈夫!愛されてるよ!ファイト!」とエールを送ったり、「それ、絶対京田だろ!」とツッコミを入れたり、大爆笑したり、まあ忙しい。
登場人物全員がとにかく濃いです。
ツボにはまったら、ものすごくはまります。
逆にはまらなかったら、ひたすら寒いと感じるかも。
それにしても借り物競走のお題、それ!?
しかも全員ちゃんと持って来れてるよ!!
「あなた、お水」、「パパ、チョコレート」は思い出すだけでしばらく笑えそう。
堀場ほり子さんのレビューに「岡田あーみんを思い出す」とありますが、まさにそう。
岡田あーみんをお好きだった方には自信を持っておすすめします。
知らないという若い方でもシュールな笑いが好きな方もぜひご一読を。
あーみんは苦手だった、BLに笑いは求めてないという方は、結構頻繁にえちぃシーンが出てくるのですが描写がわたし的にものすごかったので、そちらを目当てにいかがでしょうか。
かの名作「アホエロ」っぽい匂いがして笑
読んでみました。
これはもう深く考えずに重い実さんワールドに身を委ねて楽しむタイプのやつではないかと(笑)
「アホエロ」で私を虜にさせたシュールな笑いが今回も其処彼処に散りばめられていて終始ニヤニヤ、時々ブフッと吹きながら読みました。
高橋のアダム◯ファミリーみたいな家族とか(奥さん水差し出してくるし)
重い実さん描いてて楽しかったんじゃないかなぁ(笑)
こういう作者の趣味嗜好丸出し!みたいな
のって結構好きです。
BL以外の情報過多なので少し内容見失い気味でしたが笑
ラストの雨のシーンなど押さえるところは押さえてるのが流石。
法律変わるといいですよね!
お盆疲れの身に
シリアスにならず現実を投影する事もなく読めた作品で丁度良かったです。
楽しい作品ありがとうございます!
この神評価は京田の作った冷蔵庫の中にいたあのアボカドプリンに捧げたい。ちゃんと立ってるし。
メスをオスにするために生クリームを装着したらもしやバランスが崩れるのではと心配。
高橋一家が謎の一族だったんですけど、つまり京田は危なっかしいから気にかけてたの?
そりゃあの一家を見れば心配にもなるかもしれませんけど。ちょっと変人ってだけでしょ。
すごく大切なお友達なんだろう。って事で。
その高橋にちゃんと紹介してもらって四ツ川の不安は解消されたようなのでいいか。
なんの為に登場したのかは今一つわかんなかったですけど。
お互いが好きで好きでたまんないんならいいんじゃない。
早く法律変わるといいね。
バカップルだけど、すごくラブラブだしお互いを大事にしてるからこれからの幸せを願ってます。
その独特な世界観でファンを魅了する重い実さん。
私もその一人です。
面白いのに、面白いのに中々言葉に出来なくてムズムズします。
1度読んでよく分からなくて、今度は本を逆さまにして読みました。
やっぱりよく分かりませんでした。
多分考えようとしたらダメなんですね。自我が崩壊する。
自分の常識なんて畳一畳分の広さあるかどうかなので宇宙と比べるなんてそんな。
あとがきも気を抜けない抜かせない100段構えの作者さんです。
読むときは半分脳みそ放り投げた方がいいかもしれません。
新作を読んだら、あまりにもキュッとしたので。
既刊読み返し祭りを一人開催中です。
本編を貫くテーマは、ただ好き過ぎて、バカップルになっている恋人同士が、
そのどんどん溢れていく愛情をつらつらと綴りつつ。
時に、というか、ほとんどシュールな日常を詩的に描いているということ。
お互いがお互いを好き過ぎて。
特にカッコいいイケメンの京田は、溺愛執着攻めで、付き合ってるのにほぼストーカー。
多分、可愛い × 4 の四ツ川しか見えていない。
そうは言っても。
四ツ川にとって。分からない事は恐ろしいのだ。
京田は、悪夢を見ては、高校時代の友人だという高橋を心配して、朝4時に電話をかける。
高橋も、京田の様子を家族と一緒に見に来たりする。アダムス・ファミリーのような、
不気味でいて、誰もがパパである高橋を溺愛しているという、不思議な家族。
四ツ川は悩んでいた。
友達だと言うけれど、手を出さなければ、ずっと一緒にいれるということ?
恋はいつか終わってしまうから。
心にすんと、入り込むシュールな、よく分からないメタファーと。
誰にも負けないバカップルの筈なのに、何だか切なげでいて。
ああ、でも二人はきっと大丈夫だと、ホッと胸を撫で下ろし、
とても温かな気持ちがじわじわと広がって行くのだ。
すんごい変な事言ってるのに?
アボガドプリンのライオン、リアル過ぎなのに?
「京田、最っ高!」
「四ツ川、可愛い♡」
振り返ってみれば、それだけの事なのだ。
描き下ろしには驚かされます‼︎
たった2歳差とはいえ、落ち着いた雰囲気が大人の色気を醸し出す京田が歳下で、
可愛い × 4 の四ツ川が歳上⁈ 本編では、ずっと京田が一回りくらい余裕で歳上だと思っていたよ⁈
という、今となってはどうでもいい事に、とっても驚かされる。
そして、四ツ川のバイト先の人たちが、京田を渋い俳優に似ていると思っていたり。
ロナウジーニョ(クリスチアーノじゃなくて⁈)に似ていると思っていたり。
とにかく、カッコ良くて、歳上っぽいと思われている。
その見た目通りの二人の関係も良い。
歳下をことさら強調する年下攻めじゃ無くて。
京田は、京田だからカッコ良くて。
四ツ川は、四ツ川だから可愛い。
法律が変わったら、役所に届け出るレベルの関係。
って、そんなプロポーズ、あるかよ‼︎
そういうところがいちいちロマンティックで。
ずっとずっと二人の幸せを願ってる。
願わくば、また何処かで。そのバカップルぶりを見てみたい。
なんだこの話 笑笑笑
読了後の感想はそれに尽きる!いや、決して批判じゃない!
凄いよ…この空気感…なにこれ…やっぱりこの人天才…?
前作の「アホエロ」や「ビッチな〜」からさらに鋭さを増す不思議感!
スパダリとか中卒とかどうでもいい。不思議な2人の不思議なイチャラブでした。
でも一番不思議なのは…そら夢にも出ますわ。
妙にパチスロ情報だけがリアルなのが面白かった。この本の中で唯一確かな事はパチスロに関する事 笑
本当にどうでもいい事なんですが、表紙の挑発する四ツ川くん、金的ガードみたいなえっらい攻めたパンツ履いてるなぁと思ってたら、これ限りなく肌色に近いピンク地に股間だけグレー色のボクサーでした。
飛行機の中で知り合った受けと攻めは、半同棲中のラブラブカップル。受けは毎日幸せに日々を過ごしていたが、ある晩攻めが他の男の名前を呼んで飛び起きるのを目撃してしまう。高校の同級生だという彼と攻めの関係が気になりはじめ、思い悩む受けだったが…。
シュールなギャグ+やたら萌えるエロ、という作風(個人的な見解です)の重い実さんの新刊です。
今回はひたすらラブラブの半同棲カップルのお話。
受けはパチンコ屋で働く34歳です。昔貧乏だったので、言動の端々にそれが現れます。年齢の割には外見は20代に見えます。
攻めは受けより2歳年下の証券マン。一見マトモですが、受けへの愛が溢れすぎているおかしい人。
お互いに溺愛な2人が半同棲し、しょっちゅうラブラブエッチして幸せ〜な毎日です。この状態のままストーリーが展開しても、全然オッケーなくらい楽しかったです。でも攻めの高校時代の同級生の存在が出てきて、ややトラブルが起こってしまいます。
この同級生は同級生で楽しかったけれど、ちょっと存在感が突出しすぎていて、個人的にはあまり好きな展開ではなかったです。結局攻めが、同級生の夢見てうなされ、飛び起きて連絡をする…という行動の理由もよくわからなかったし。てっきり昔同級生を怪我させたとか、そういうトラウマがあるのかなと思っていたのにそれもなし。
同級生や、その家族のキャラはヘンで面白かったけれど、この作品に出てくる意義が感じられないというか、邪魔なだけな存在に思えてしまいました。
まあ、それでも受け攻めのぶっ飛んだキャラクターは楽しいし、半同棲生活は笑えるし、全体としてはとても楽しめる作品でした。
受けが、眠っている攻めをいかに起こさず触るか、のゲームが面白すぎました。
レビューで皆様方がおっしゃるように、一言で言えばシュール。シリアスとギャグが混在して正直理解しにくかった所もある…だがそこがいい。って感じですかね。
攻めはストーカー気質で受けの職場で盗撮したり、客観的にはやべー奴なんですが、受けはそれを嫌がるどころか愛されてて嬉しいと思ってる。割れ鍋に綴じ蓋。ラブラブバカップルです。
なのに攻めは夜中に高校時代の友人高橋の名前を突然呼んで飛び起きてこっそり電話をしたりする。受けは高橋がどんな存在か気になって仕方がない。結局高橋は最後まで読者の私にも謎めいていてよくわからない存在でした。彼が家族に溺愛されてるのは間違いない。
そんなちょっと不思議ストーリーの中で秀逸だと思ったのが大雨の中、カップル2人がビールを外で回し飲みするシーン。恋人同士だと些細なことでも最高に幸せな瞬間になるんだと思えるとても素敵で大好きなシーンです。
ちるちるのインタビューで「心に染みて笑える大人のラブコメディ」とあったので、そのつもりで読み始めましたが、ラ、ラブコメ‥‥?って感じです。同じ作家さんの「アホエロ」はラブコメとして読めたけど明らかに「アホエロ」とはトーンが違う。
一目惚れ同士で出会い、今では半同棲状態の二人。
京田(攻め)も四ツ川(受け)もお互いのことが大好きで「かわいい×2』「かっこいい最っ高」と思いあってるバカップルなんだけど、何だか読んでて落ち着かないのは、受けの四ツ川視点で進んで行くために彼の自分に対する自信のなさとかが伝わってくるからかなぁ。
そのざわつきは、京田が悪夢にうなされて発した「高橋」という名前をきっかけに高まります。
やがて高橋とその家族と対面するんだけど、家族の佇まいや登場の仕方がホラー映画っぽくて不気味。
この意味深な「高橋」って存在。京田は彼が自分にとってどういう存在だったかや、記憶の中で宝物のように残っているであろう夕焼けのエピソードも含めて、包み隠さず全て四ツ川に話している。四ツ川に隠しておきたい後ろめたい存在ではなく、京田の青春の象徴なんでしょう。そして淡い恋心を抱いていたんじゃないかなぁ。
京田って、四ツ川の職場に「イケメンストーカー」認定されていたり、スマホの中は四ツ川の画像で埋め尽くされている程執着しているし、過去の男たちにも「束縛が激しい」って理由で振られていたくらいなんだから、きっと青春の象徴である高橋についても当然思い入れが強くて宝物のような存在だったんだと思う、いっときは。もうそれが15年くらい経って、形骸化しちゃったかもしれないけど、完全に思いを捨てきることもできず心の中に残っていた。そういったものとの決別かなぁと思いました。
かつて「高橋も真っ直ぐすぎていつか折れるんじゃねぇか」と京田が不安に思っていたようなこともなく、高橋には家族という「ぶっとい添え木が4本」があって生きている。そして自分にも結婚したいと思う四ツ川という添え木がいることを再確認しあって、前進。
そして心置き無く京田と四ツ川はバカップルに!とお話かと。
何となくざわざわとした空気が作品全体に漂っていて読んでいて気分が落ち着かず、バカップルぶりを堪能できない。
シリアスに見せかけてバカップルぶりを描いたアホエロ系なんだけど高橋の家族とかが不気味すぎて、あの不気味さは何だったんだろう?みたいなのに気を取られてしまう。ところどころ笑える小道具などで中和されてはいるのだけど、どういうスタンスで読んでいいのか決めかねるところがあります。