苦いのテーマ

nigai no theme

苦いのテーマ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神47
  • 萌×211
  • 萌9
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
14
得点
310
評価数
71
平均
4.4 / 5
神率
66.2%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
価格
¥628(税抜)  ¥679(税込)
ISBN
9784799734667

あらすじ

中学の頃からお付き合い中&同棲を始めたばかりの新と夏樹の前に、最高にカッコいい先輩が現れた。
新いわく、「抱かれたら気持ちよさそーな体」の男。
でも、夏樹は「自信に満ち溢れてるヤツ」「だから苦手」。
だけど、新抜きで参加した大学のサークル合宿で先輩の優しくて、影のある一面を知った夏樹は、本能的に惹かれるまま、先輩とセックスしてしまいー。

彼しかいらないのに、彼以外に抱かれたい
ーリバ男子のいびつなトライアングル
幸せ。だけど、ホントは飢えてる。
おバカでラブな二人の世界が、一人の男によって激変するー

表題作苦いのテーマ

新 / トリマー専門大生 (※リバ)
中谷 夏樹 / 大学1年 (※リバ)

同時収録作品苦いのテーマ

三浦 涼真 /大学3年, アウトドアサークル代表
中谷 夏樹 /大学1年

その他の収録作品

  • 甘ずっぱいをもう一度
  • 甘いのはじまり(カバー下)
修正依頼一時停止中

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レビュー投稿数14

もう、なっちゃんのおバカ!

浮気モノはあんまり得意ではないけど阿部あかねさんの作品ならこれといった嫌悪感なく読めるのはたぶん、この作家様の作品は最後に必ずちゃんとアンサーが示されるからなんだろうなと思います。
これは上田アキさんの「ワンダー・ボーダー」を読んだ時にも思ったこと。

しかしまぁ、、こんなにラブラブ状態でなんで他所にフラフラしてしまうのかは恋愛偏差値が限りなくゼロに近い私にはサッパリ分からんですね。
本能なのかなぁ?
不快感こそないものの、作者の他の作品に比べて評価が上がりきらずじまいな理由はこの部分。
率直に「なっちゃんの行動よく分かんないな」って感想になっちゃって…。
先輩の方はね、分からなくはないんですよ。なっちゃんを身代わりにしてるだけだから。
でもなっちゃんは何なんだろうなぁ?分かんないや…。
こんな時は他のレビュアー様の感想がほんと参考になります。

あとやっぱり、
これ色んな作品で言ってきてるけど、阿部あかねさんの攻めのここぞという時にきちんとキレるところ、すごく好きです。
今回ちょっとやり過ぎてますけどね、まぁ夏樹はそれくらいのことはしたでしょう。

【電子】シーモア版:修正○、カバー下○、裏表紙×、電子限定特典(カラー漫画/1p)付き

2

痛かった…

いつもキャラにめちゃくちゃ愛着を持ってしまう作者の本ですが、今回はかわいいなぁとか、カッコイイ!というのもないし、萌えるかというと私の場合そんなシーンもほぼない感じ。お風呂のおじいちゃんたちとの温度差が…。でも読み終えたところ好みな作品ではありました。ところで帯でもリバが強調されていましたが、それをときどき忘れちゃうぐらいに、イヤ〜なタイプの浮気モノという強烈な印象を残します。たしかに苦かった、リアルで。ちょっとビクビクしながら夏樹の行動を追うわけなんですが、中盤からは彼の顔を眺めているだけでこちらも痛かったです。

後味スッキリとはいかない作品、たまにはこんな阿部あかね作品もいいなと思いました。そしてすでに涼真と先輩の今までとこれからが気になる気になる。もしかして、こっちに行くにもまたリバが展開する?などと考えるのを、どうしてやめられないんだろう…。

3

胸に刺さる

浮気ものは大嫌いなのに、つい読んでしまいました。
読んで後悔。読まなければよかった。でもなぜかすぐに3回も読み返してしまった。
かなり詳細にネタバレしてますので、ご注意を。




お互いしか知らなくて、お互いさえいればしあわせ。
新しい環境で、ふたりだけの生活を始めたばかりのリバカップル。
新は専門学校生、夏樹は大学生と生活の中心となる環境が分かれます。
同棲ものはちょっかいかけてくる当て馬をさらっと躱したり、揺れてもやっぱり戻ってくるのが鉄板だと思いきや、本作の夏樹は自分から行ってしまう。
苦手なはずの先輩。
気遣い上手で前向きで押しが強い。
人望が篤くて、反抗的な態度しか取れない夏樹に対しても躊躇なくどんどん構ってくる。
そんな先輩が見せた、好きな人への表情。
完璧な先輩の弱さみたいな部分を見て、きっともっと崩してやりたいと思ったのでしょう。
そうなのでしょう。

だけど、ですよ。
そこで誘っちゃいかん。
先輩も乗っちゃいかん。
調子に乗って続けちゃいかん。
しかも先輩は新から見ても「抱かれたい」と思うようなカラダの持ち主ときてるから、余計にやるせない。
やる前から夏樹が先輩に惹かれていたのは明らかだし、でか◯◯こ+野獣のような先輩だから流れとしては仕方ないのでしょうけど、もうモヤモヤとイライラが止まりませんでしたよ。

そして発覚のシーン。
自分に恋人がいることを先輩に告げて、関係を切るってなったあとの銭湯で新に目撃されるわけですが…、ここも本当に胸糞悪い。
まず夏樹には大切な恋人がいると告げたときに、こういうことをやめようとしたのは先輩。
夏樹自身じゃないんですよね。
さらに銭湯でばれるきっかけになったのも夏樹が「最後に」って誘ったせい。
もう完全に自業自得だし、先輩が関係を断とうとせず、銭湯に誘いもしなかったらばれていなかったわけで、そうなっていたらきっと何だかんだで夏樹の浮気は収まっていなかったんじゃないかと思うんですよね。
こういうきっかけがあって、初めて目が覚めた、というか、罪悪感と向き合ったというか。
そもそも先輩とした後、新に対して受けをしない辺りで体だけじゃなく心も裏切ってるわけで。
新の方は肉体的には夏樹を傷付けるけれど、足りないだろー!もっと地獄見したれ!と思ってしまう。すみません、ほんと浮気だめすぎて…。

でも何とか戻る。
戻るというより、再生。
夏樹はともかく、新にとって夏樹しかいないのなら新にはしあわせになってほしい。
でも新のしあわせ=夏樹もしあわせ、という構図にくっそーって思ってしまう。

浮気もの大嫌いなのに神評価にしたのは、立て続けに3回も読んでしまうほど引き込む力を持った作品だったからですが、浮気ものが嫌いな方にはあえておすすめはしません。
確実に心が抉られます。
気分を晴らそうと他のハッピーな作品を読み漁っても、まだ棘が取れない。
それだけリアルな表現力に溢れた作品なのです。

さらに、描き下ろしはいらなかったです。
あれを見て胸糞がさらに胸糞でした。
最後はさわやかに読了させてほしかったです。

◎ 1週間考えた結果、単純に地雷を踏んだ衝撃だったと気付いたので評価を変更しました。下げてすみません。

4

萌えとは違った面白さ

浮気モノってあまり好きじゃないので発売当時手が出なかったのですが、「ビーボーイウェディングフェアinアニメイト」のフェアに乗っかって購入してみました。

これは評価が分かれそうだな、というのが読後の感想。
リバカップル。
そのうちの一人が、心変わりしてではなく、単純に性欲に負けて浮気してしまう。
という、人によっては地雷感たっぷりな内容だったと思います。

かくいう私も、もしこの作品を読んだのがもっと若い時だったら「趣味じゃない」評価を付けたと思う。
でも。

誰の立場に立って読むか。
誰に共感できるか。
読んだ時の精神状態はいかに。
によって、評価は変わる気がしました。

「浮気」という、人によっては嫌悪感が生まれるであろうテーマを真っ向から描いた作品で、非常に面白かった。

表紙がこれまた素晴らしい。
お風呂上りに恋人がかいがいしく髪を拭いてくれているのに、目線は違う男に向いている。

心から愛している恋人がいるのに、でも、違う男に抱かれたい。
そういう欲望を今まで持ったことがないので夏樹の感情は全く理解できず、はっきり言って「くずだな」という感想しか持てないのだけれど、こういう感情があるからこそ、世間では浮気が絶えないのだろうな、とも理解できる。

いつも笑顔が絶えず、夏樹を大切にしてくれていた新が、夏樹の浮気を知って表情がなくなるシーンに胸が痛かった。
こんな事したらだめだとわかっているのに、夏樹に暴力をふるってしまう新が、とにかく不憫だった。
そこまで夏樹を愛してたんだなあ、と。

個人的には夏樹がサクッと新にフラれる結末が読みたかったなと思いましたが、でも、復縁できたのはやっぱりお互いが唯一無二の存在だったってことなんだろうな。

先輩は完全に被害者でしたね。
夏樹に恋人がいるって知らなかったわけで。
先輩も秘めた恋をしている様だったので、ぜひともスピンオフを描いていただきたい。

萌えたか、といわれるとちょい微妙ですが、でも、一つの作品として読んだ時に最高に素晴らしい作品でした。

6

欲望とは哀しきかな

非常にシンプルなストーリーですが、だからこそのリアルさを感じさせます。
感情移入するというより俯瞰していることで、恋愛の難しさや切なさ。欲望と業を目の当たりにする事で、なんとも言えない居た堪れなさをひしひし浴びせられました。

既に恋人同士の二人が同棲しているという前提でスタート。序盤のやり取りやセックスの場面だけで、濃密な過去と愛情を読者に想像させるコマの数々は見事。このフリに説得力が無ければ後の展開が生きていきません。全編通してですが、新や夏樹などキャラの表情だけで、物語を語っており、目は口ほどにものを言うとはこの事。作家さんの力量を思わせます。
それから、新と夏樹のキャラが対照的というのがまたいい。新も夏樹も先輩が良い男ということを認識しているが、社交的な新は冷静なのに対し、苦手意識を持つ夏樹の方がどんどんのめり込み惹かれていくという展開が、キャラの性格を際立たせます。
また第三の男、『先輩』も男らしい容姿にくわえ、世話焼きで面倒見のいいという良い男。けれど実際は想い人に告白も触れる事も出来ない臆病者として描かれます。それらが全て魅力になり、夏樹だけでなく読者も魅了されていきます。となると、夏樹が惹かれていく事にも納得ができるのです。

夏樹の行動は一見許されないもののようですが、本能的に良いものには惹かれるといった、終盤の新のセリフが人間の欲深さや業を理解しているからこそ、夏樹の行動を理解しつつ認めるわけにはいかない哀しさを物語っています。
また、失敗しなければ気づく事が出来ない夏樹も、とても人間臭く不器用で。本能のままあたって砕けてしまう様に、切ないやら可哀想やら可愛いやら…
浮気というシンプルなテーマを、正面から素直に描いた作品だと思います。

一冊で終わってしまうのが勿体無い。先輩のその後や、二人のその後も気になってしまうような、素敵な一冊です。

3

リバカップルの片方が浮気しちゃう設定


面白かった。

浮気相手の先輩が一番好きなキャラでした。
(かっこいい、ガタイ良さ、健気、奥手、ヘタレ)

浮気というより片思いしてる先輩に対する好奇心から、ガタイ良し、巨根の同性としての憧れの延長戦というか、、、
でも気持ちの変化といいリアルだった気がする。

0

修羅ばんば

阿部さんの作品は明るいけど切ないって感じのものが多いですね。

今回は幼馴染みのラブラブな二人が大学生になって同棲生活をはじめて、毎日が楽しい!って言うスタートだったんですが浮気心ってそんな幸せ絶頂期にもするりとやって来ちゃうんですね。なっちゃんの浮気の相手でもある先輩となっちゃんよりも早く銭湯で出会っていた新。なっちゃんを連れて、2回目に銭湯に行ったときに先輩とすれ違っていますがその時ちゃんとお互いに紹介していればこんなことにはならなかったのかも…とか、先輩があんなにいい体じゃなければそんな関係まで発展しなかったのかも…とか、読んでいてキリキリしてしまいました。主人公が特にハッキリした理由もなく浮気するパターンって珍しいし、好きな流れではないのですが先輩がいい男だし、なっちゃんを何度も止めようとしてくれるような人だったからか、そこに関してはそれほど嫌悪感はありませんでした。

浮気された新がなっちゃんのことを引くほど殴って、なっちゃんが酷い顔で登校していますがそこは具体的な描写はありません。それよりも、修羅場のシーンは鳥肌がたつほど怖かったです。
 
それと、新もなっちゃんも攻めも受けもする人たちと言うのもゲイの世界のあるあるだと聞いたことがあるのでリアルだなと思いました。


0

胸が痛い…

評価に困る作品ですね…これ。
萌えたかと問われたら萌えない。
しかし胸にギュギュギューってきました。

新を好きなのに、先輩と浮気をしてしまう夏樹。
どうしょうもない男です。
何やってんだよ…と呆れるしかないです。
そして最悪な形でバレるとか。
夏樹に手をあげる新の涙、そして暴力を受け止める夏樹の姿が苦しくて切なかった。

この二人の行く末がどうなるのか…バッドエンドか?と心配したんですが、納得できる終わり方だと思いました。
元通りには戻れなくとも、新たにまた始める事はできる。
お互いまだ気持ちは変わらないから、決して不可能ではないんですよね。
きっと大丈夫だと信じたいな。

評価を神にするには萌えてないのもあるし何か足りない…でも萌以下を付けるには勿体無い作品だな…と思い、萌2で。

3

うーーーーん。。もうちょっと長ければ。。。

阿部さんの本ははなのシリーズに続いて、三冊目でした。コウレビューからの、購入。
・・・ですが、とてもよいレビューのあとに恐縮ですが、私はいまいち萌えなかったというか。

ざっくりいうと、幼馴染のカップルが同棲を始めてみたけど、片方が大学の先輩と浮気して、それから・・・みたいな話です。

で、惹かれてしまうのがまあ、体的な問題だったりするわけで、
ばれた後に、やっぱり本当に好きな人は恋人だけ。
みたいな感じになるんですが。

・・・なんというか、あれーーー??みたいな。
確かに、リアリティはあるような感じもあって、浮気現場に遭遇してしまったら、こんな感じになるかもな〜?みたいなのはあるんですが、
浮気の解決が、結局相手をボコッたあとに、一時的に同棲を解消して距離を置いてまた恋愛スタートみたいな。
・・・でも、周りの友達がいなくなるほどボコるとかで解決するものなの?みたいな感じで、暴力の説得力もいまいちわからず。
エロに流される衝動性も、いまいちわからなかったのが大きかったかもしれません。
もっと・・・なんていうかエロが物足りない感じが、全然足りなかったというか。
私の想像力が足りないのかもしれませんが、新庄描写をもっともってきてもらって、二冊ぐらいのボリュームだったら、もっといろいろ補完できたのかな〜。とか思ったりしました。

8

半端なく心が痛んで悲鳴をあげる

苦いの「苦」は苦しいの「苦」でもありますね。

とにかくこの本は途中で読んでいて、息ができなくなるほど苦しくなります。
こんなに浮気を真正面から描いた作品を読んだのは初めてなので、本当に読んでて苦しかったです。

お話はお互い大学生になり同棲生活スタートというところから始まります。
幼馴染カプで中学から付き合って、未だにラブラブな仲良し二人の様子を知ってるだけに、途中からの展開は本当に苦しい。

特に浮気現場に遭遇してしまう銭湯でのシーンといったら!画面を通してのシンクロがすごいんです。
浮気をされた新の知りたいけど知りたくないような、あの血の引くような、上手く息を吸えないような衝撃が画面からまともに伝わってくるので、読んでる私も半端なく胸がドキドキして、息が浅くなって、唾を飲み込む音だけが響くという状況になるんです。すでに展開を知っている二度目以降でもそうなるので、阿部さんの巧みな心理描写やコマの進め方など凄いなぁと思います。

新は「一瞬だけ忘れた。ハハ」という夏樹のセリフをきっと一生忘れられないと思う。
私も読んでてこれが突き刺さったのなんのって!

何もなかったまっさらなあの頃とは違って、水に落ちた一滴のインクのように今回の出来事は彼らの間を漂うものを確実に変えてしまった。
だからといって夏樹と別れることは新の選択肢にはないようなので、自分の心と折り合いをつけながらこれから一緒に生きていくんだろうなと。

これは神評価ですね。読み返すのは本当にきついんだけど、浮気するまでの流れもリアルだし、まるで自分が共有しているような感情のリアルさがお見事でした。

電子限定の描きおろしはカラーで描かれた「あいつという男」
「あんまり聞きたくないんだけど、あの人ってどんな人?」と聞く新。
「べ・別に嫌な奴だよ ムカつくし」と動揺しながらも夏樹は答えるんだけど
実は人望があって 頼れるリーダーで 優しくて いい体 でかち●こ Hも… かっこいい 時々野性的なパーフェクトマン という像が…。
でもそんなことが言えないから「マジクソだから ほんとに」とお茶を濁そうとするんだけど
「だからどの辺がって聞いてるの」と突っ込む新にたじたじ…というやつでした。

うーむ。。。。ごめんなさい、笑えなかったです。新がかわいそうに思えて。
そう、浮気相手の先輩もいい人なんですよね。夏樹に付き合ってる人がいると知ってセックスの最中にも関わらずやめたり出来る。だからクズ野郎!と罵倒できないだけに一層つらい。

8

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