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エキスパートレビューアー2023

女性おぶもいもいさん

レビュー数127

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今年度7位

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甘い幸せ!おめでとう

利害の一致から始まった悠馬と律の偽装結婚。の、その後です。
ラブラブ完結編、最高でした…!

1巻の時点でも結構甘い雰囲気は味わえていたけれども、悠馬の気持ちを受け取った律が自分の気持ちと向き合っていく中で増していく甘さは1巻の比ではなかったです。
好きだと"自覚すること"って最高のスパイスなんだなーとしみじみ思いました。

これまで色恋に興味がなく結婚願望も無し、さらには性欲も薄いと自分では思っていた律。
そんな彼が悠馬によってどんどん拓かれていくのがたまらん。
エロいことももちろんそうなのですが、それ以外でも人間的な成長を感じられたのがすごく良かったです。

律の同級生くんも登場しますが、当て馬のような揉ます役ではなく絶妙な立ち位置でふたりを刺激してくれる感じだったので、変にハラハラさせられることはありませんでした。
しっかりと律が想いを伝えて、無事に両想い&正式な夫夫になるまでを見届けられて本当に嬉しかった…!

そしてまだわからない先の未来の予定を話し合う「夫夫ならでは」の楽しみを噛みしめるふたりにほっこり。
ずっとそんな風に幸せでいてほしいなと思いました。

甘さも幸福度もたーっぷりな完結編、お腹いっぱい味わえて大満足です。ごちそうさまでした!

推しとの距離に揺れる

浅香が勤めるパーソナルジムに、アイドルの葵が入会してきたことをキッカケに距離が縮まっていくふたりのお話。

冒頭から触れられているように浅香は葵の大ファンで、推しすぎて彼女にフラれてしまうくらいの熱量の"ガチ勢"の人。
なので、ただの「芸能人と一般人」のお話ではなく、「推しとファン」というなかなか関係を変えにくい距離感だからこそのドキドキを味わえたかなと思います。
そしてあわよくばお近付きになりたい…!みたいな下心が浅香になかったのも好印象でした。

あえてファンだと言わなかったことで葵側の壁がなくなり、素の表情を見せられて翻弄されるという皮肉な展開になるけれども。
「ファンとして」という部分で色々試される場面もありながら、そんな日々の中で葵に恋心が芽生えていくところが面白かったです。

ただ葵は人気アイドルなのにスキャンダルに対しての危機感がすごく薄くて、浅香のことをすぐ信用しすぎじゃない…?みたいな違和感はありました。
BLっぽくて読みやすい流れではあったけど、リアリティが無かったのがちょっぴり残念だったかも。

でも拗れることなく両想いになってしっかりハッピーな結末を見れたので、ライトに楽しむお話としては満足でした。

帳と針 コミック

DAO通信 

執着と愛

暴力による物理的な痛々しさを感じる部分と恋心のコントラスト、執着や独占欲で構成されたふたりの繋がりがすごく深かった…。
カチCOMIというと"殴り殴られ"みたいな方向に偏りがちなイメージだったので、いい意味でそれを裏切ってくれる展開でした。

潤の想いはただ真っ直ぐ石神に向かっているのに対して、石神の本心はとてもわかりにくく歪んでいて。
見えそうで見えない石神の心の内側が知りたくてたまらないのに、でも知る術が無い…。
どこにもぶつけることができない気持ちを抱えたままだった潤のことを考えると、なんとも切なくなりました。

中途半端なまま離れたものだから何年経っても石神のことが忘れられず、石神に執着し続けている潤の姿が異常みたいに映ったけれども。
きっと石神はそうなるように仕向けていて、すべてお見通し、みたいな冷たい微笑みにゾクゾクしました。
再会したときの「本当に更生したのでは…?」と信じてしまいたくなる好青年っぷりもお見事。

でもいつも完璧な彼が人間的な一面を見せるのは潤だけなので、すべてを計算し尽くしているかのように見える石神にとっての唯一の弱点は潤だったのかもしれません。
それが無自覚でもそうでなかったとしても、もうとっくにお互い「特別」になっていたんだなぁと感じたのでした。

甘さはないけれども、最終的にはふたりとも幸せそうだったのが素敵で。
周りには理解し難い関係でも、絶妙なバランスで支え合っているのがすごく良かったです。

イヤしてオトす コミック

doji 

期待してしまうところがたくさん

お疲れ気味なリーマンの莉央と会社近くのコンビニ店員・彗とのお話。

過去作を読んだとき絵がすごく好みだったので、
新刊が出たら絶対買おうと思ってました。
彗のビジュアルはやっぱりタイプど真ん中だし、なにやらミステリアスな雰囲気もすごくイイ。
彗だけではなく"セルフ社畜化"している莉央もそうなってしまった理由を抱えている感じで、その訳アリ感に期待が高まりました。

そして。終電を逃した莉央と遭遇した彗が家に来ないか誘うという、唐突に訪れたふたりの接触イベントにドキドキ…!
彗に手首を掴まれただけでなぜか莉央は眠ってしまって、しかも翌朝記憶までなくて。
その理由がわからなくて戸惑ったけれど、彗が全く驚いていなかったのできっと彼に不思議な力があるとかなんだろうと予想。
今後この戸惑いが晴れていくだろうと考えていました。

ですが彗が何かしたわけではなく、莉央が疲れすぎていただけ?というようなふんわりしたオチに拍子抜け。
もちろん誰でもいいわけではなく彗の体温が心地良かったから眠ってしまったのでしょうが、記憶まで飛んでしまうのは違う気がします。

そして莉央がセルフ社畜になった理由である上司とのエピソードはあまりインパクトがなく、全体的に薄味。
結局何がしたかったのかわからずでした。

「何かが起こりそう」な部分がたくさんあるにもかかわらず、何も起こらずに終わってしまうという…なんとも物足りなさ残るお話でした。

純愛なのかな…

高校3年で受験を控えている灯眞と2つ上の先輩・冴とのお話。 

1年生の頃からワケあって保健室登校している灯眞が保健室で出会った先輩の冴。
普通の先輩後輩とはちょっと違う関係ではあったけれど、一緒に自習をしたりお互い教室にいかない理由を打ち明けたりしているうちに恋心が芽生えていく、そんな過去のエピソードはすごく素敵でした。

でも2年ぶりに再会してからの冴の灯眞を試すような言動がしっくりこなくて…
高校時代の恋心を打ち明けたところはすごく良い雰囲気だったのに、そこからなぜホテルに行く必要があったのか謎すぎる。
急にビッチ風な振る舞いをする冴に戸惑いしかありませんでした。

そこからはまだ見えていなった冴自身のことを知ることになるのだけど、最初の「うーん??」という印象が覆ることはなく。
同棲していた彼氏とのすれ違いや別れ方もすごくふんわりしていて、本当に好きだったの…?みたいな。
あと一緒に住む部屋を勝手に契約して先に引っ越ししているのもすごく気になりました。
同棲ってそんなに軽いモノじゃないと思うんですけど…本当にこの先大丈夫なの?と思ってしまいました。

めちゃくちゃ純愛だけど、実は共依存しているだけ?みたいな…
なんとも言えないモヤモヤが残るようなお話でした。

心を解していく

元カレに浮気されたことがトラウマになり、年下というだけで恋愛対象外になる尚。
そんな彼がとあるキッカケで出会った年下大学生・亮太に心を解されていくようなお話でした。

尚の待ち合わせ相手のフリをした最初の場面、亮太の軽い"大学生ノリ"がちょっと合わないかなーなんて思ったけれど。
お話が進むほどにどんどん良いところがわかってきて、印象もどんどん変わっていきます。

人懐っこくていつも元気いっぱいな亮太を見ていると自然と笑顔になれるような温かさがあり、おまけに優しくて器もデカい!
非の打ち所がないくらいに良い子。
そんな亮太に尚が惹かれていくのはとても自然なことだったなと思いました。

気持ちを伝えるまでも付き合い始めてからも
ちょっとしたすれ違いはありますが、難しい方向には進まないので基本的に彼らの日々は平和。
かき回してくる当て馬も登場しないので、ふたりの気持ちをじっくり見ることができました。

わりとあっさりめな展開ではありましたが、ほんわかしたふたりの空気感にとっても癒されました。

初恋が実って良かった

初恋のお兄さん・向日くんと偶然再会、そこからあっと言う間に身体の関係になった葵。
でもそこにワンナイト的な軽さはないし、向日くんの言動にも怪しさはまったくなくて。
お互いにずっと好きだったことがわかる甘くて幸せな初セックス最高!というところから始まったのだけど…

7年前2つ上だった向日くんは現在18歳で葵の5つ下ということが判明。
…え???
数字の罠にハマって頭がこんがらがり、向日くんが18歳だった世界に葵がタイムリープしたのかとさえ思いました(笑)
向日くんが年齢を偽っていた、というだけの話なんですが。
大人になってからとこどもの時の7つ差はだいぶ違うので、そこはちょっとムリがあったんじゃないかな?と。

でも葵が思いの外すんなり受け入れられているようだったので、本人たちがいいなら黙って見守ろう。という気持ちになり、
再会してからずーっと幸せそうなふたりを見ていたら、細かいことも段々と気にならなくなるという不思議な感覚でした。

そしてお互い想いが真っ直ぐ相手に向いているので、欲望をぶつける時も全力100%!
がっつりエロい絡みがすごく良かったです。

年齢だけではなく名前も偽っていたのは結構驚きましたが。
「うーん??」となったところ以上に萌えがたくさんあった作品で楽しめました。

暴きたいふたり

出会う人すべてに愛されるという謎に人を惹きつける魅力を持つ瑞生と、彼に唯一オチない玲央。
そんな幼馴染みDKたちのお話。

これまで自分を嫌いだと言う人はいなかったし
無条件で愛されることを自覚して生きている瑞生にとって、出会ったときからなぜか冷たくてどれだけアピールしてもまったく靡いてくれない玲央だけがある意味特別な存在になっていて。
絶対好きだと言わせてやる!と半ばムキになっているところもありますが、その裏には瑞生自身も気付いていない気持ちがあり、それを少しずつ紐解いていくような展開になっています。

玲央のツンとした態度は実は本心の裏返しで、早い段階から同じ気持ちなことが判明。
そこからお互いの心を明かすまですれ違う場面もありますが、すごく苦しかったり切なかったり…というところはないので、無事に両想いになるまでハラハラせずに見守れました。

ふたりの周りの環境がそもそも「BL寄り」みたいなところがあったので、それぞれの気持ちを深く知っていくというよりはどんな風にゴールするか?ということのほうが重要だったのかな、と。
なので重たさを感じずに、結末までをライトに楽しめた作品だったように思います。

家族として

5巻を読み終わったときはあまりに子どもたちメインのお話になっているなと感じてしまって、萌えて癒されながらもなんだかモヤモヤ。
次は葉月と雫斗のお話が読みたい!なんて思ってました。
でも。土屋家としての家族のカタチを見守っていくストーリーになっているいま、葉月たちだけがメインになることなんてもう無いんだなーと、ストンと落ちたところがあった6巻でした。

それぞれに個性が光る子どもたちは可愛いし、成長していく過程でうまくいかないことがたくさん出てきて葛藤する親たちの迷いもとてもリアル。
子どもと一緒に親も成長していく日々こそが彼らの幸せなんだろうなーと、にんまりしてしまいます。
ハラハラするところもあったけれど絆と愛で全部いいところに収めてくれていて、改めて"家族として"のお話になったんだなと感じました。

ただそんな平和な土屋家をずっと見ていたいという気持ちとは裏腹に、もうこれ以上ひろがっていかないのでは?という行き止まり感もあったかな、と。
子どもだけではなく次から次へと増えていく登場人物たち、新キャラたちの恋愛模様。
土屋家だけではもう新たな展開は生まれないのかな?と思ってしまっても仕方ない気が…。

とはいえスピンオフへの期待が高まるような繋げ方はお見事なので、結果的には満足です(笑)
次巻もスピンオフも楽しみにしています。

愛おしすぎる…

韓国の人気俳優・ジホと映画配給会社で働く飛呂。
来日するジホの仕事に関わったことで知り合ったふたりのお話。

会う前からジホにはあまりいい印象がなかった飛呂ですが、実際一緒に仕事をしたらさらにその印象はマイナスになって。
恋愛に繋がる要素が薄いな…?というところから始まるのだけど、とあるハプニングをキッカケにふたりの距離はググッと近付くことに。

塩対応が通常運転、ファンミの時すら笑わない。そんなジホなのですが、人見知りだからそうなっているだけで素の彼はものすごく表情豊かな人なのがわかってきます。
そのギャップだけでだいぶヤラれてしまったのだけど、そこから始まっていくふたりの絡みがめちゃくちゃエロ尊いのです…!
お互いに母国語しか話せなくてすんなり気持ちを伝えられないもどかしさがあるなかで、それでも必死に相手を求めるふたりの様子にものすごくキュンとしました。

言葉の壁だけではなく当て馬的存在の通訳くんにもかき乱されてしまうので、すんなり両想いとはいかないふたりですが。
どんなにすれ違ってもお互いを信じあって、最後にはしっかり愛を伝えることができて本当に良かったなと思いました。

泣き虫ジホの泣き顔が本当に可愛くて、飛呂がたまらない気持ちになるのも納得。
コロコロ変わる表情と大きな愛を感じる言動の一つひとつがとても愛おしかったです。

甘さたっぷりな描き下ろしも最高。あのやり取りを見てしまったら、遠恋をすることになったふたりのその後が気になりすぎてツラい…
恋人編のお話もぜひ期待しています…!