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萌×2作品

エキスパートレビューアー2023

女性おぶもいもいさん

レビュー数38

ポイント数368

今年度8位

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エロありシリアスあり

人気俳優である晴臣の所有する端末から、機密情報へ不正アクセスされた形跡があり。その捜査のため彼のマネージャーとなって潜入することになったスパイの上総。
様々な危険な目に遭う晴臣を護っていくうち、俳優とマネージャーの関係を超えた感情を晴臣は抱くようになっていく、という展開に。

最初は晴臣が本当に怪しく見えたので上総に対するアツい感情もイマイチ信じられなくて、何か裏があるのかな?と思ってしまったけれど。
晴臣が不正アクセスしたという疑いが晴れて別の方向へと話が進んでいくと、一気にふたりの距離も近付いて彼の真っ直ぐな想いに絆されるようなカタチで上総も晴臣に惹かれていったので、恋愛に関してはあまりハードルは高くなく両想いになってくれた感じでした。

そして色々と難しいところがありながら、ふたりの絡みがエロくてめちゃくちゃ良かったです…!
変態チックな晴臣のプレイに乱れながらも、快楽に溺れるだけではなく晴臣のことを気遣う上総が最高でした。

彼らの背景がものすごく入り組んでいたので、細かいところまでしっかり読まなければ理解できないような部分があって。情報量の多さに戸惑うところもありましたが、その分すごく読み応えがある作品だったなと思いました。

遠回りも必要な時間

閉じ込めておきたいほどサキを溺愛している嵐。
彼の重ためな独占欲が目立っていたしサキの反応は幼馴染のソレを越えたものではなくて、片想いのままなのかな?と思ったりもしたけれど。
距離はとっても近いのに気持ちだけが交わらないような、ちょっぴりもどかしい日々を過ごすうちに少しずつそのカタチを変えていって、やがて結ばれるまでを見守るような展開となっていました。

身体の弱いサキにとって嵐の存在はとても大きくて、幼い頃から側に居るのが当たり前になっていた部分もあって。
様々な環境の変化で嵐以外の友達と接する機会ができたとき、今のままでいいのか?と思ってしまうわけですね。
でもこれはいい意味での「嵐断ち」だったはずなのに、言葉でその気持ちを伝えていないことでどんどんすれ違ってしまうふたりにやきもき。
一見どストレートに感じる嵐の愛情表現もサキには簡単には届かないので、すごくもどかしい気持ちになりました。

でもサキがきちんと納得するまで急がずに彼への大きな愛があることを証明していった、嵐のその努力がふたりの幸せな結末へと繋がって。
無事に両想いになってくれて本当に嬉しかったです。

遠回りをしたようにも見えるけれど、ふたりにとってはそれも必要な時間だったのかもしれませんね。
これからも幸せでいてほしいなと思える素敵なふたりのお話でした。

どんな出会いも運命になる

一見無愛想な花宮は、ちょっとしたことでもすぐに運命を感じてしまう恋愛脳の持ち主。
不用意に運命フラグを立てないように、瀬川以外の男性社員には"感じ悪い奴"でいるわけですが。
スンッとした表情でいながらも頭の中では真逆のことを考えていて、そのギャップがすごく面白かった〜!
大学時代の最悪の出会いがあったので、瀬川にはずっと「恋愛対象じゃない」と言い続けてきた花宮でしたが、本当はずっと気持ちに蓋をしていただけだとわかっていくのもドキドキできて良かったです。

そして瀬川もまた花宮の前では女の子にモテたいだけの男という感じで振る舞っているけれど、花宮と過ごす時間の中で彼が一番自分の理想に近いことに気付いていて。本当は友達を超えた関係になりたいと思っているという、両片想いな事実にめちゃくちゃ萌えました…!

微妙なすれ違いがありながら言葉で伝えるより先に身体の関係を持ってしまう、そんなちょっと締まらない展開になるけれど。そういうところもふたりらしくて良かったな、と。

ふたりの絡みはがっつりエロく、気持ちを伝えるところにはキュンとできて。バランスよく楽しめたお話でした。

時を超えた想い

アイドルの洸と彼を推しているドルオタの本庄。
前世の記憶を持ちながら幾度となく転生してきた、そんなふたりのお話でした。

街頭の大型ビジョンに映し出された洸の姿を見て前世の記憶が蘇り、それと同時に彼を推すことに決めた本庄。
ウィリアムだったころのフィンリー王子に対しての忠義まで取り戻し、ライブに握手会にと足繁く通う姿がすごく微笑ましかったです。そしてついにマネージャーにまでなってしまうという(笑)そこまでしちゃう本庄のアツい気持ちが本当にツボでした。
アイドルとオタクという関係を超えたふたりはどうなるの?と、ワクワクしてしまうような展開になっていたのがすごく良かったです。

そしてどちらか片方が前世の記憶があるのではなくて、ふたりともが最初の出会いから相手のことだったりこれまでの転生までもきちんと覚えているというのが面白かったです。

スキャンダルもどきな出来事やファンとのトラブルがあったりして、ちょっぴりハラハラしたけれど。その後はふたりの気持ちが無事に交わって、すごく明るいハッピーエンドになってくれて安心しました。続編も楽しみにしています。

静かに見守る愛

バーの掲示板キッカケで会うことになった愛司と優人。
優人の残したメッセージは「木曜日売ります」だったので、ワンナイトのようになってしまうのかなと思ったけれど。実際に顔を合わせてみるとふたりともが誠実で真っ直ぐな人で、刹那的な出会いにならなくて本当に良かったなと思いました。
手書き文字でメモを残しそれを見て気になった人が直接コンタクトを取るという、アナログな始まり方もすごく好きでした。

本気で好きだった相手が既婚者だと知らずに付き合っていた優人は、恋愛に臆病になっているので愛司との関係を変えるためのその一歩をなかなか踏み出せずにいるのだけど。
そんな優人のことを理解して静かに見守っている大人な愛司が本当にカッコよかったし、優人を大切に想っているのが伝わってきてめちゃくちゃ痺れました。

優人の元カレと偶然再会したり愛司に縁談話が持ちかけられていたりと、程よくハラハラするエピソードを挟みつつ。
身体だけではなく心もしっかりと繋がっていくふたりを見ることができて、すごく嬉しかったです。
プロポーズは直接伝えた言葉も良かったけれど、優人に残したメモも本当に素敵で感動…!
とても幸せな気持ちになれる作品でした。

信じて待つこと

酔い潰れて店先に座り込んでいた星川を放っておけずタクシーに乗せるも、そのまま寝てしまったので家に連れ帰った玲旺。
その後ハプニング的にセックスをしたことからふたりの関係は始まるけれど…
会うたびに少しずつ心の距離は近付いていくのに、秘密の多い星川が抱えているモノがなかなか見えてこなくて。
それでも真っ直ぐに星川を想いをぶつける、玲旺の姿がとても眩しかったです。

過去のツラかった恋愛のせいで臆病になっている星川は、玲旺との恋に終わりが見えないうちから逃げてしまって、玲旺はもちろん星川自身も苦しい日々を過ごすことになるわけですが。
無理に忘れようとも追いかけようともせず、ただただ星川を信じて待っていた玲旺。
その一途な気持ちが最後には星川にきちんと届いてくれて本当に良かったなと思いました。

星川は年上ですがちょっぴり幼い印象で玲旺は年下でもすごくしっかりしていて、彼らのやり取りはバランスがとれていて面白かったです。
どうなるかわからない恋の行方にハラハラしたけれど、切なくなりすぎずに楽しむことができたお話でした。

つむぐ婚 コミック

黒岩チハヤ 

もふもふ可愛い

由緒正しき九尾家の長男・一の嫁探しに託けるようなカタチではじまった、三男坊・三と彼に仕えるつむぎの夫婦生活。
縛られるのを嫌ってふらりとどこかに出掛けたり、家のことにも興味がなかったり。
自由気ままに生きたい三が家を出るためにつむぎとの結婚を選んだのかと思いきや、きちんとそこにつむぎへの気持ちがあってのことだったのがわかる展開になっていて本当に素敵だなと思いました。

お世話係として三の側にいて、自分の気持ちよりも三のためになることならば何でもやる!というような、身の程をよく理解しているつむぎ。
あまりにも謙虚なのでちょっぴりもどかしくなったりもしましたが、その優しさがあったおかげで三の心も成長したのが伝わってきて、すごくあたたかい気持ちに。
想いを伝え合うまではすれ違ってしまうのでハラハラしたけれど、とても幸せなラストになってくれて本当に良かったです。

狐姿のもふもふもすごく可愛いし人化しても可愛いし。そんなつむぎのビジュアルがすごくツボでした。
お話の世界観がすごく好きだったので、一と二のお話も読んでみたいなと思いました。

ありのままで

過去のパートナーから酷い扱いを受けていたSubの慎。
大学受験の失敗もソレが影響していてDomとはもう関わり合いたくないと思っていた慎でしたが、ひょんなことから知り合ったDomの菖野とのやり取りの中で、Subとしての自分のこともまた見つめ直すことができて。やがてふたりの関係も変わっていくような展開となっていました。

過去のツラかったことを忘れるため、自分の本能にも蓋をしていた慎。その心を少しずつ解いていくれる菖野に惹かれているのを自覚しつつ、彼に迷惑をかけないように必死に気持ちを抑える慎が健気でとても可愛かったです。

菖野もはじめは何を考えているかわからない人だなと思っていましたが意外にも裏はないし、Domとしてのオーラはすごいけれど威圧感もなくて。
慎への優しさが伝わってくる眼差しにめちゃくちゃキュンとしました。

最終的にとても甘いところに落ち着いて、幸せそうなふたりを見ることができて良かったです。

ギャップが最高

由元先生の描く年上受けがエロくて好きなので、今作はどんな色気のあるおじさまが見れるのかなー?と期待して読み進めました。

普段の五百路先生は物静かで優しげな人だなという印象だったけれど、実は毎日のようにアダルトグッズを使ってアナニーをしていて、さらにグッズの詳細なレビューを上げているという…そんなギャップがたまらなく良かったです。

そんな五百路先生の秘密に気付いてしまった須賀井は、いつしかエロい目で見始めてやがて自分の気持ちも自覚していくという展開に。
結局は手のひらで転がされていたのがわかるわけですが、その駆け引きはとても平和でなんだかほのぼのした気持ちにすらなったのでした。

結構危うい関係な気もしたのですが、周りにバレることもないしすんなりくっつくのでハラハラすることもなく、安心してふたりのエロい絡みを楽しめたお話でした。

わちゃわちゃ楽しい

幼い頃は泣き虫でいつも陽にべったりだった譲は、高身長イケメンに成長。
そんな彼は昔からブレずにずっと陽のことだけが好きで結婚する約束も忘れずにいたので、再会したときから求愛モードはアクセル全開(笑)
すぐ突っ走るし陽のためならなんでもする!という危うさもあったりしてだいぶ変わった人にも見えるのだけど、陽への真っ直ぐな想いがあるからこその言動なのがわかるので、すごく微笑ましかったです。
譲に振り回されたり流されたりしながらも、しっかりと自分の意思で彼を好きになった陽の素直なところもすごく良かったなと思います。

わりとあっさり付き合うことになったあと、どちらが攻めか?という壁にぶつかるふたり。
陽も攻めになるため一生懸命頑張るのだけど、もう初めから答えが見えているようなものなのにマウントを取り合う様子がすごく面白くて笑わせてもらいました。

周りをいい感じに巻き込みながら、誰も悲しい思いをしないというのもすごくイイ!
みんながハッピーなので、とても明るい気持ちになれるお話でした。