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女性藤棚さん

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こじらせすぎていた

あらすじに「こじらせまくった永い初恋」とあったので、
両片思いのすれ違い物だなとある程度の予想をつけて手に取りましたが。

予想をはるか斜め上を行くこじらせっぷりに、唖然。

通勤電車の中で読みましたがニヤニヤが止まらず、
「ー合意・・・・っ。」
には、危うく笑い声が出そうになりました(笑)

オネエランナー・ひきこもり天才料理人・ろくでなし父親・超現実主義者の美少女妹などなど。メイン以外の魅力的なキャラが揃っています。
自分らしく生きていく道への第一歩を踏み出したオネエランナーには、
ホロリとさせられました。

明るい気分になりたい方におススメの作品だと思います。

心震える物語

BLから遠ざかっていた私を一瞬にして、
この世界に引き戻してしまった作品です。

色々な事に傷つき、臆病になっている二人が少しずつ歩み寄って行く姿は切なく、胸が打たれます。
メイン以外の登場人物も個性豊かなキャラが揃っており、特に祖父の優しさと温かさが素晴らしい。

そして巻末のSSで号泣。
このSSを掲載するかどうか迷ったと作者があとがきで書かれていましたが、この後日談あってこその本編。むしろ本編はこの後日談への長いプロローグだったのではないかと思いました。

人と人が寄り添って生きていくという事はこういうことなのかと、
教えてくれる美しい作品です。

ここが正念場?!

とうとう現代編へ。
過去にジェフリーの残り香が混ざるマントを置いて来た海斗に泣けました。
15巻の初っ端の部分なのに。涙線がもうよれよれ。

時空を超えた事は海斗の運命を大きく変化させましたが、
和哉の人生や性格も大きく変容させたのだなぁと思った二人の再会。
海斗が突然消えた事により、微妙に病んでしまったように
私には思える和哉。
彼の海斗への執着があくまでも友情なのか、
激しい恋情に変わるのかが非常に気になります。

とうとうウォルシンガムの手に落ちたジェフリー。
最愛の海斗と別れた瞬間に自分は死んだ。
いま存在するのはただの抜け殻にすぎないと。
生への執着が薄いジェフリーは、なかなか拷問に屈しません。
いつ死んでもいいと思っている人間には、拷問は無意味ですから。
しかし肉体の痛みは感じます。彼が受ける痛み、拷問の描写は、
読んでいてかなり辛いです!特にジェフリー贔屓の私にはもう……
やめてーー!!と叫びたくなる瞬間が多々ありました。

そしてジェフリーの不在で彼の器の大きさを再確認する周囲。
「自分はジェフリーに甘やかされていた」
と、ナイジェルが感じる描写は微妙に萌えます。
ナイジェルが不安に揺れる姿はイイですね。
キットに思い切って寄りかかってしまえよ!と思うのですが、
それをしないのがまたイイと言うか。ツボでした。

海斗の件ではスペイン側のビセンテとレオも、
微妙な雰囲気になっています。
あれほど心が通い合った主従の擦れ違いは悲しいです。
しかしレオの成長っぷりに、
レオ×ビセンテを期待してしまう私。

ラウルもこのまま黙ってはいないでしょうし。
彼が今後、どんな手を使ってくるかも不安です。
あと歴史上になぜ、ジェフリーの名前が残っていないのか?
それも読者(主に私)の不安を煽ります(>_<)

とにかくジェフリーが生きているうちに救出をする為に、
次巻はセシルに頑張ってもらわなければ!!

読者をどれだけ焦れさせ、はらはらイライラさせれば気が済むのか。
この苦しみにどれだけ耐えればいいの!?と。
登場人物と一緒になって胃を痛くした最新刊。
しかし苦難が大きければ大きいほど、
最高の幸せが待っているはずと信じています。

もうひとつの世界

『言ノ葉ノ花』主人公・余村は心の声を聞くことによって人に絶望し、
自らの殻に籠り、人との接触をなるべく避け、
世捨て人のような暮らしをしておりましたが。

今回の主人公・仮原は人に絶望しているのは余村と同じですが、
自らの能力を利用しては、賢く(図太く)生きています。
ある意味、余村よりもタフに見えるかもしれませんが。
孤独の道を選べない仮原の方が、
人に対してまだ甘い望みを持っていると言うか。
個人的には余村よりも弱くて、寂しい人なのではないかと思いました。

「主人公は悪い奴にしたかった」と、作者が仰るように。
仮原は決して善人ではありませんが。
しかしそれほど、悪い奴にも思えませんでした。
うーん、本質がヘタレワンコさんだからかな?

心の声と言葉がひとつの藤野と出会い、恋をして。
仮原は救われ、そして幸せになる事でしょう。
しかし前作同様に、
『心の声がダダ漏れな濡れ場』
という設定は激しく萌えます。
だって嘘がつけませんから(笑)

そして私が雑誌掲載時に読んで最大に気になっていたのが
余村によく似た名を持つ「占い師」でした。
これはもうひとつの世界(パラレルワールド)で、
この占い師は長谷部を受け入れなかった世界の余村ではないかと
思いながら雑誌を読み、少し泣けたのですが。

しかしそんな占い師の決着も、
作者は書き下ろしでつけて下さいました!
ぶっちゃけ仮原と藤野よりも、
占い師とそのお相手が大好きで、
二人のストーリーが気になる私です。

この作品はドラマCD化が早々と決定しており、
キャスティングが気になるところです
前作CDの声優さんをもう一度、使って頂きたいなァと思うのですが。
特に占い師とシュウに。無理かなぁ。

いろいろな愛のかたち

待ちに待った最新刊には、
いろいろな愛の形が詰まった一冊でした。

歪んだ関係のラウルとヤン。
個人的には今後が非常に気になる二人です。
しかし松岡さんの描く歪んだ鬼畜(ラウル)はパンパないと思いました。
これで不細工だったら読者から毛虫のように嫌われるはず(笑)
あの顔で腐った性根というのが、また魅力的なのですね。
私は非常に好みで萌えました。

病状が悪化して行く海斗を前にして、
ヘロヘロになっているナイジェル(しっかりしてくれ)。
彼は自分自身へ降りかかる困難には強靭に立ち向かって行けますが、
自分が愛する者への苦痛にはめっぽう弱い人なんですね。
己より他人が苦しんでいる方が辛い。
海斗も言っていましたが「優しい人」なのです。
しかし今回はその優しさが裏目に出てしました。

スペイン編で男を上げまくったビセンテですが。
今回はジェフリーが男を上げたのではないでしょうか?
ジェフリー贔屓な私には非常に嬉しいです!!
彼の器の大きさ、包容力を存分に堪能できます。

『付け入る隙のない男の友情を前に、女は仲間はずれ気分』
というリリーの言葉には大変、共感しました。
うんうん、そうだよなぁ。
だからこそ私は男の友情に憧れすぎた結果、
BL(行きすぎた友情)が好きなんだよ!と思いました(笑)

そしてこんなところで「続く」なのーーーー!!と絶叫したラスト。
誰か!ウォルシンガムに天誅を!と願わずにはいられない。
大事なことほど後になってから気づくという言葉が、
ズシンと響いた14巻でした。

タイトルが素晴らしい

メインカップルが割と簡単に体の関係を結んでしまったので。
やや拍子抜けをした部分もあったのですが。
その後、心の距離がなかなか埋まらないのが、
じれったくて仕方ありません。

端から見れば十分、「君は恋をしているんだよ」という状態なのに、
それを認めない(認められない?)遼。
頑なな遼の雪解けを、急がず、優しく待っている英之。
そんな二人の静かだけれども情熱的な心の交流が、
どちらかというと淡々とした文章で丁寧に描かれていきます。

英之と遼を深く結びつけた子供時代。
ひと月だけの同居生活には、ほのぼのと泣かされました。
喋らない子供の為に、英之が開いた上映会。
ここの場面はもう、映画のワンシーンのようで。

徐々に明かされる遼が人を愛せない理由には、
こちらの胸まで痛くなってしまいます。
似た者同士で不器用な父と息子が切なくて、哀しい。

そしてこのタイトルの意味が最後に分かった瞬間……
作中、ところどころでウルウルッとなり、目頭を熱くしていましたが。
ここでは本当に感動しました。
ガツン!とやられて、だらだら涙が止まらない。
とてもいい作品でした。

家族物がお好きな方にはオススメではないでしょうか。
静かな夜にじっくり読んでもらいたい一冊です。

表紙にひとめぼれ

本屋で平積みされていた表紙にぱっと目がいき、ときめきました。
とにかく絵が艶っぽくて、素敵。
蓮が営む茶屋の雰囲気がとても良いです。
画面から蓮の淹れる中国茶の香りがほわわゎあああああんと、
漂ってきそうなのです!!
ただ絵を眺めているだけでも、うっとりします。

主人公の諒一は超お人好しで、救いようのない天然。
時々イラッとするほど「幸せな奴」です(笑)
この諒一のキャラクターが笑えるし、癒されるんですよね。
孤独で心に傷を負った蓮も、そんな諒一に救われて行きます。

実は読み始めた時は蓮×諒一だとばかり思っていたのですが。
逆だったので吃驚しつつ、更にツボりました……!

タイトルにもなった『君にあげる。』という言葉が、
終盤に使われます。うわ!ここでこの台詞か!!
胸がキュンキュンだ!!もうもうもうもうっ!
すっごい殺し文句でうきゃーーーっと、萌え悶えてしまいました。
あと個人的には律と透崎の今後が気になります。

そして気合いの入ったカバー裏。
私も気に入っていたパンダ座布団の制作秘話……
まさかあの人の手によるものだったとは!爆笑です。

槇えびしさんの作品を読むのは初めてだったのですが。
とても面白かったので。今後もチェックして行こう!と思いました。

極上のメロドラマ

舞台は阿片戦争後にイギリス領となった上海。
天涯孤独の身の上をイギリス貴族・レノックス家に拾われ、
使用人として働くエドワード(中国人)。
そんな彼が思いを寄せるのは、レノックス家の子息・レイモンド。

幼い頃は兄弟のように育った二人でしたが、
大人になればそれぞれの立場を弁えた付き合いになり。
昔の思い出を懐かしみ、二人の身分差、そして同性である事に胸を痛め、
ひっそりと傷つくエドワードが健気で泣けます。

とにかく完璧なノンケであるレイモンドがエドワードを
恋愛対象として全く見ておらず、気の強い美少女とイイ感じの
ラブロマンスまで繰り広げて。
このままエドワードは報われないままで終わるのでは……!?と。
中盤まではハラハラやきもきしながら読みました。

しかし窮地に陥ったレイモンドを真摯な愛情で支えたエドワードに、
レイモンドも彼への愛へ目覚めます。
目覚めたレイモンドはエドワードにラブラブ。
おお!やっと二人が幸せになれるのかと思ったら、
神様はまたもや意地悪な試練を二人に与えます。

上海に日本軍が侵攻。
イギリス人であるレイモンドは強制退去。
レイモンドは何とかしてエドワードと共に英国への帰国を試みますが。
それは果たせず……。
迫りくる戦火の中、上海の埠頭で、離れ離れになることに。

この埠頭での別れがドラマチックで、泣けて、泣けて。
戦争が始まります。
ここで別れたら、もう二度と会えないだろうと、
お互いがそう思っています。
それでも諦めきれない、もう一度会いたいと切望する二人。

レイモンドがありったけのお金をエドワードに渡すところでウルっとなり、
レノックス家の大事な指輪を託すところで涙がボロボロ。
しかし愛し合う二人を、船の汽笛が無情に切り裂くのです!

埠頭での別れがあまりにも悲しく、そして素晴らしかったので。
ラストの奇跡の再会は、ぶっちゃけ微妙でした。
エドワードの生死が分からないままで終わった方が、
余韻があって良かったのにと、思ったのですが。

エドワードが英国へ渡るまでを描いた収録作品「歌姫」を読んで、
先の考えがまるっと変わりました。
ハッピーエンド万歳!二人が再会できてよかった!

上質のメロドラマで、古いハリウッド映画の名作を見ているような
素敵な作品でした。

文化や芸術や思想は心の糧

高遠さんがルビー文庫?!
当初はカラーが違うのでは??と思ったのですが。
ルビーと高遠節の華麗なるコラボ。
なんだかとっても、面白かったです!!

厭世的で人との深い付き合いを避け、
刹那の恋ばかり経験してきた成澤准教授。
そんな彼が平凡だけど純粋で真面目な新米編集長に恋をし、
最初で最後の恋を手に入れるお話でした。

恋の駆け引きに手慣れた百戦錬磨な成澤が、
蒼井知らず知らずのうちに掻き乱されて、
オロオロする姿が可愛いです。
本気になればなるほど余裕がなくなる成澤が
とても魅力的だし、共感できます。

あと二人は職業柄、とても読書家で。
芸術や文学をこよなく愛しています。
「世の中が戦争や経済危機と騒いでいる時に、
悠長な学問をやっている」
と言った成澤に対して、蒼井がこう返します。

「本は食べ物や生活必需品を生み出すわけじゃない。
でも文化や芸術や思想は心の糧になって人を支えてくれるもの。
だから神様と同じようにどんな国のどんな民族の間でもなくならない」

この蒼井の言葉に、成澤はうっかり感動するのですが。
私もうっかり、ジーンとしてしました!

困窮した時代では、文化や芸術は真っ先に切られるものですが。
お金はかかるし、一見無駄に見えるものでも。
それは心の糧となり、人々を支えていくのですよ!!

だから私もお金がかかっても本を買うのはやめられないのだ!と。
BL本も心の糧となり、私を支えてくれているのです(笑)
蒼井の言葉は趣味に情熱を注いでいる人間には、
とても響くのではないかと思いました。

余裕な男の化けの皮が剥がれる時

「Missing You」のスピンオフとして発表された作品の第二弾 。
第二弾も出るなんて、このカップルは人気があるんだなぁと思いました。
私も実は本編より、こちらのお医者さんカップルが大好きなので。
今回第二弾が発売されたのは嬉しかったです!

一作目では受の和紀視点で語られたせいか。
攻・京悟がとても得体の知れない男に見えたのですが。
今回も前作と同様、和紀視点なのに、
何故か京悟の切ない葛藤が手に取るように描かれています!

大人で余裕綽々に見えていた京悟が実は、
内面では結構グルグルしていた部分もあったこと。
ただ焦りを和紀に見せなかっただけ。

なぜ京悟が和紀を好きなのか(好きになったのか)。
和紀同様、読者にもやや分かりにくかった部分が、
今回で綺麗に語られていて。それが胸キュンでした。
京悟の本音を知って、少しだけ素直になった和紀も可愛くて。

二人が歩み寄るきっかけを作ってくれたのは、人気Jリーガー。
一応、当て馬キャラになると思うのですが。
彼が素直で明るくて、憎めないキャラで楽しいです。
和紀への甘えっぷりは可愛いし、
京悟との病室でのやり取りは笑えます。