執着攻めでは群を抜いていると思っている宮緒葵先生の作品をほぼ集めている私です。
今回は長髪美人×不憫。
しかし私が苦手な地雷が2つもあり、これはオススメする人を選ぶ作品だなぁというのが正直な感想です。
舞台は現代ですが、妖鬼がいたりそれを払う陰陽師的な存在がいる世界観です。
攻めもどこか女性的であったり、リバ要素と攻めが他の人間との絡む描写があるのが私的に読む手がちょっと止まりつつ…。
個人的に大大好きな「渇仰」「愛犬シリーズ」「泥舟」とは違い、「地獄の果てまで追いかける」「華は褥に咲き狂う」と似ているテイストです。
ですが執着がすごいことは保証します!!
やはり重た~~いくらいの執着攻めを読みたい時は、宮緒葵先生です!!
大学生同士のワンナイトから始まるお話です。
受けは大学デビューを果たし、元々身なりにコンプレックスを抱いていたところに、イケメンで中身も完璧な攻めと出会います。
アプリで出会って終わりかと思いきや、同じ大学、同じゼミで運命の出会いを果たしそこから恋に落ちるまでがとても丁寧に描かれています。
お互いが付き合うまでがいじらしくて、大人とは違った恋愛感や焦燥感でとても良かったです。
また、エロが豊富で内容も劣っていなくて完璧です。
ただ、エロが素晴らしいだけに電子は白抜き修正なのでもし紙媒体の方が修正が甘いようでしたらそちらをオススメします。
絵も構図も体位も、とても綺麗なので!!
これは万人受けしそうな、まるで欠点の見当たらないいい作品でした。
リーゼントヤンキーってどうなの?
と、お思いの皆さん。
大丈夫です、すごく可愛いです。
そしてカッコイイです。
喧嘩を買っちゃう系の受けと攻め。
二人は幼馴染で親友。
攻めが受けに片思いして早十数年…。
ようやく片想いに終止符を打ち、恋人になるまでのお話です。
クールだけど受けを好きなのを我慢しすぎてEDになっちゃったヘタレ攻めが最高!
しかも受けが男前。
いい組み合わせですよね~~。
そして内容ももちろんですが、柊のぞむ先生はやっぱり漫画が上手い!
セリフがいらないんじゃないかと思うくらい、雰囲気で訴えてきます。
構図も良くてドキッとするシーンがあったり、喧嘩のシーンがアクロバティックで見惚れるくらい体の線が綺麗です。
見た目も含めてのキャラ設定もしっかりしていて安心します。
あと個人的には攻めが負けてしまったボス。
彼のビジュアルは後々出てくると思っていたのですが、一度戦ってから本編に出ていなくてとても気になります…。
スピンオフとかあるのかなぁ。
エロは普通くらい、電子は白抜き。
上巻は攻めがグルグルしていました。
下巻も二人の視点がありますが、全体的に攻めの物語でした。
元恋人(女性)に未練タラタラで、受けからの気持ちは受け入れらない臆病者で、でも依存してほしくて…。
なのに受けを思って(という建前かも)自ら去り、二年の空白期間を経て再会し、アッサリと受けに告白する攻めの行動が少し勝手すぎないか?と思ったけれど、やはり大人でトラウマがあるとそう簡単に愛を受け入れられないよなぁと思わせるシーンが散らばっていました。
真顔な攻めが迫るゾッとする姿や、弱ってる姿はキュンときました…。
学生の受けが心配する気持ちも分かります。
また置いて行かれる、と執着とは違えど弱ってる攻め、かわいいよね…。
あと、お話の構想的に音楽が関係していたり、セリフのない表現方法がミュージックビデオみたいに綺麗でした。
本当に大切にこのお話を進めていったんだろうな…という作者様の気持ちが伝わってきました。
個人的には、欲張りかもですが二年間の生活や、受けが留学してその後二人がどう生活を送っていくのかがもっと垣間見れたら嬉しかったなぁと思いました。
表紙からもうお察しの通り実質、結婚です。
前回で槙尾が好きを自覚し、覚悟を決めましたが今回はそれの再確認。
危険が伴う自分に攻めを巻き込んでもいいものか試されるシーンがたくさんあります。
そして覚悟を決めたのは攻めも一緒。
毎巻、攻めが泣いちゃってる気がしますが…(笑)
受けがいないと生きていけないワンコ、おおいに可愛いじゃありませんか!
内容はというと「槙尾死す」と帯に書かれていただけに、またハードな展開かと思いきやアッサリ解決。
大きな事件という字だけの情報だけで、内容が描かれていないので事の壮大さが分かりません…。
また、受けが奮闘したという三ヶ月の空白も気になります。
でも逆にいえば裏社会に関わっていてもヒヤヒヤ感が少なく、重くもないので安心して読めます。
五巻の今作は個人的にゴールの雰囲気。
これから三巻ほど続くのですが、進展がないようだったらこのままかなぁという感じです。
海だ!青〇だー!
コスプレ最高ー!
乳首開発ー!
奥まで挿入!
という、ドドドえろい展開4連発…ふぅ…。
もうエロでお腹いっぱい最高です。
でも内容がおざなりになってないって、すごいですよね…。
今回のメインが多すぎます。嬉しい悲鳴です。
一番萌えたのはコスプレ編。
バニーコスプレの衣装がすっっごく可愛い!
作者さまの意気込みを感じます。
そして二巻よりも4Pらしくなってました。
攻めに犯されながら受け同士が手を繋いじゃうやつ、あれがもう可愛い最高です…。
しかも実は攻めの全長を収めていなかったという事実によって、奥まで挿れようとするシーンまであるですー!!
巨根の醍醐味ってこれですよね…。
とにかく明るくてエロい!読みやすい!
描き下ろしは、一成&忠弘編。
攻めがどうして受けを好きになったのかキッカケのお話でめちゃくちゃ可愛かったです。
電子限定ペーパーは、本編で受けがお化け屋敷で乳首を襲われて消毒プレイの詳細が…。
本編では声だけしかなかったのでこれは贅沢~~!
学生同士の貞操観念ゆるゆるでエロエロ!
同級生三人組の二人がくっ付き、余った一人は攻めの弟とくっ付くという、なんとも平和的解決なカプ二組が収録された作品です。
攻め二人が兄弟です。
本編に組み込まれているのでスピンオフなどは特になし。
二組もカプがあるのに、とても読みやすかったです。
4人で混ざってヤることはないですが、同じ空間で致したりするのは滾りました(笑)
弟がいるのにも関わらず楽しく続行!
明るくて痛くなくて、いいエロを摂取出来ました(笑)
個人的には、兄が弟の恋に気づいたシーンが語られている描き下ろしがすごく好きです。
電子は白抜き。
エロ多めで弟が巨根設定なので紙媒体の修正が甘いなら、紙媒体の方がオススメですよ~!
なんとお話が三本立て!
ネタバレや設定を見ずに読んだので驚きでした。
でもお得感。
あと記載されている順番と、実際の順番が少しだけ違います。
「銅の足輪」 3割
「金の腕輪」 1割
「人魚姫の弟」 6割
【銅の足輪】
前半の3割は兄のお話。
毒親から幼い弟を連れ逃げ出し、その先で出会った人と恋に落ちて三人で暮らすまでのお話。
ヘンゼルとグレーテルを彷彿とさせる設定で、攻めは大男で武骨だけど優しくて、親にウリをさせられていて優しさに慣れてない受けが幸せになれた時は心の中で「良かったねぇ…!」と拍手喝采でした。
【金の腕輪】
中盤からは「銅の足輪」の弟のお話。
いわゆるスピンオフ?
これは出会いだけで打ち切り状態…。
後々、種明かしがあるのかと思いきや二人は再会せずに終わってしまって、攻めは一体何者だったのか…気になりまくりです。
【人魚姫の弟】
終盤は表題作の「人魚姫の弟」。
表題なだけあって、一番面白かったです。
お話の大筋もアニメで見た人魚姫と沿っていて、分かり易い!
結構二人ともが相手を思うが故に無鉄砲だったりしてソワソワしましたが、ハピエンに落ち着いてホッとしました。
犬飼のの先生の童話シリーズは三作読み、一番人気なこちらの作品を読んで、好きな傾向が定まったので個人的にはもう集めるのはストップかなぁ…。