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エキスパートレビューアー2019

女性渋茶さん

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悩める三倉氏

『恋には向かない職業』続編、2020年刊。

さて、人気絶頂のアイドルグループのリーダー・頼の彼氏である三倉だが、芸能事務所の裏方(元マネージャー、現広報部課長)にしてはやけにイケメンすぎるなぁと感じた理由は最終話にて判明するよー。
まさにスパダリの鑑!!って割には根が繊細だけどね。
下巻では、そんな三倉が頼を大切にする余りに不安感や自己嫌悪に陥るので、下巻は三倉目線で読み進めていったほうがいいと思う。

尾上に揺さぶりをかけられた三倉は、ふとしたきっかけから日頃の理性を失って暴走し、力づくで頼を激しく抱いてしまった。
しかし、その後の頼はどうかっていうと、いつもとは違う激しいシチュエーションでエッチ出来た~(*´ω`)♡といたくご満悦のようで…
(ぉぅ…良かったな…としか…ナンカチガウゾ(-_-))
まぁ厳しい舞台稽古に関わらず気力体力満タンならば心配無用だが(笑)

一方、その反動で激しく落ち込んでしまった三倉は、その後舞台の本番に備えて頼のほうからしばらく家を出る決心に更に追い打ちをかけられてしまう。

ここで、三倉の回想シーンにある頼が最後にD.BUG入りした時のエピソードが印象深かったな。
頼はメンバー入りの時も三倉と両想いになるまでも、尾上が抱いていた先入観の打破でも、都度乗り越えるべき壁を把握していてきっちり乗り越えている。
三倉がその前向きさに惹かれたのにも納得できる。
この子ってバイタリティに溢れているよなと改めて感じ入ったのだった。

それに頼には三倉一筋という確固たる思いがあるので、自分の場合は読んでいてもすれ違いからくる危機感ってのは湧いてこなかった。
この子の思いってのは常に直球なのが分かるから心配する事がなかったってのもある。
そもそも尾上が頼に向ける目線ってのも、明らかに愛とは違うものだと思うのだけどね。
何て言うのだろうか、一つのものに打ち込むうちに生まれるものだけど、師弟間とか部活とかの先輩後輩間とかの絆って感覚はどう例えればいいのやら…

ま、全ての決着は三倉の胸の内にかかっていた訳だが、彼が一人考える時間を通して、それでも頼を好きだという結論に辿り着くまでの心境にグッときた。
そんな三倉の葛藤をページ数をかけて読めたからこそ、最後のプロポーズシーンの感激に繋がるのだ。
ラストの二人は最高に綺麗で映えるぞ!!
このページはカラーで見たかった位だ。

これからも頼は更なる高みを目指して自己研鑽し、三倉はそれを愛情で支えていく事に喜びを抱くんだろうね…




でも、「お幸せにね」って祝福はまだ先延ばしにしたい複雑な心境が湧いてしまっている。
欲が尽きないってのは恐ろしい事で、まだ続きが読みたい気持ちがあってだな…
うぅ…便箋買ってこようかな。

祝♡続編刊行

コミック(漫画)って小説以上に様々な作品が刊行されるおかげでそのスピードにてんで付いていけないと日々痛感している自分が、この話の連載時期は頑張って毎月雑誌を買い続けた程大好きな作品。
2020年刊。
2018年9月号から2020年3月号にかけてDaer+に連載されていた話がようやく2冊にまとまって手元にあるのが嬉しい。

人気アイドルグループのリーダー・頼と元マネージャー・三倉。
この二人が両想いになってからの日々甘い生活の中で、頼の瑞々しい成長を見届ける喜びと、三倉が戸惑いに捕らわれる様子が描かれている。
どのページを捲っても美麗、エッチシーンも増量御礼と、もうかなり舞い上がってしまっております!!
ベア頼ちゃんも応援してるよー(∩´∀`)∩

話の流れの中で過去を振り返る部分もあるので、三倉と頼が両想いになるまでの『恋には向かない職業』も読んでおくべし!!

そんな仕事も恋も絶好調な頼の元に新たに舞い込んだのは舞台の仕事だ。
若手に厳しい事で有名な尾上乱世の舞台稽古らしいが、今回は更に厳しく頼を鍛える彼の胸中にもアイドルを起用する戸惑いがあった。
そんな尾上も、頼の素の顔を垣間見たきっかけから新舞台の演出方針を見誤りそうになるのに気付き、速攻で頭を切り替える訳だが…

ちなみに上巻では頼の表情の豊かさも目がいく。
さすがアイドルだけあってどんな顔していても可愛い(*´ω`*)
ONではルールで知性的な雰囲気を醸し出しているが、OFFになるとでろ甘になって三倉に甘えまくっている。
頼ってば相変わらず三倉に愛情を注がれているねぇ…

公私共に頼を大切にする事に全力をかけている三倉だが、舞台稽古に没頭している見守る胸中に芽生えた一抹の不安が広がっていき…

…と、上巻の感想はここまで。
続きの感想は下巻にて、滅多にない長文で行きます。

享年20歳から魂管理局にて始まる2ndライフ…を楽しむはずだったのだが

いや、高月さんの持ち味、テンポの良さは変わらずに面白かったよ。
2冊目が出るらしいと知って、前の登場人物メインの続編を期待していたのにな…

ちなみに2020年刊。
続編だから当然前巻もあります。
知らずに「え~いきなりこっちの本を買ってきちゃったよ~(;´Д`)」って人の為に、巻末の後書きにて駿壱さんからの魂管理局内の簡潔なレポートが載っているよん。

で、今回の話に今一つ入れなかったのは、周令と司が再会してからどう盛り上がるかって本筋に集中できなかった事にある。
周令も司が亡くなってきたばかりだというのに「何故俺の事を思い出さないんだ!?」と詰め寄るわ、恋人前提のお友達からの再スタートに難色を示すわ、こんなせっかちなヤツのどこがクールビューティ系なんだ!?
それに記憶喪失ネタを盛り込んでいる割には、司の記憶が所々欠けている原因に重点が置かれていない。
その真相ってのも、最後に取って付ける為に持ってきた感がして拍子抜けしてしまった。
現世で出逢った当時16歳の司が持っていた『バリスタになりたい』という夢の輪郭もぼやけてるし、司のほうから一目惚れして周令の世話を焼かれるうちに絆されるって経緯も駆け足気味だったような気がする。
力を入れるべきはご飯ネタじゃないよ~

いくらコミカルで笑える話が好きだと言っても、肝心のラブが疎かになるのはちょっと…ね。
今回の周令と司は何か滑っちゃってる。
前巻の駿壱さんファミリーは勿論、僅かな出番だった脇役キャラすらキャラが立っていたのに。

でも個人的にはシリーズ化万歳!!なので、是非とも盛り返してほしい。
次巻も読みたい、読めますように。

享年82歳から始まる魂管理局勤務ライフ

2019年刊。
ちょうど一年程前に発売された本だけど、続篇が発売されたのを機に買ってきた。

享年82歳で永眠する間もなく、魂管理局の世界に歓迎された義理父・駿壱の第二の人生は再会した養い子の一人、由との逢えなかった50年余りをこれでもか!!と埋める勢いの甘々バカップルライフだった。
冥界とも天国とも違う魂管理局の世界ってのは現世と違和感がなく、便利で居心地が良さそうだな。

そんな世界に引っ張り込まれた駿壱だが、身体が若返っても生涯を終えた実感も沸かないままで慌ただしいせいか、じいさんっぽい言動が抜けきらないところがご愛嬌だ。
それでも天性の父性は尽きる事なく駄々洩れなところがステキ。
元々霊能力者(祓い屋?)だったらしく、固定観念に縛られずにものすごーーーく考え方が柔らかいのもこれまたステキ(笑)
駿壱が順番に育てた由、千里、真理、十織の四人も仲が良い様子にもほっこりする。
親子の絆も健在なだけでなく、駿壱と由の両想いが成就するのを押せ押せで応援しているとは何とも懐の深い兄弟で結構な事すぎる。

てな状況なので、もうあっという間に義理父と養い子がくっつく訳だ。
ここまでの至れり尽くせり設定で始終トントン拍子に話が進んでいくのだが、攻め受けの恋愛事情が熟成していく様子を噛み締めたい人にとっては雰囲気に乏しくコレジャナイ感に見舞われるかも知れない。

元々高月さんの話はキャラ同志の掛け合いが面白くてコメディ度が高い作風だと感じるのだが、こういうのが肌に合うかどうかは人それぞれとしか言いようがないけれどね。
ちなみに自分は笑えるBLが大好きなので、この話も面白くて満足できたが。

まぁ魂管理局には他にも面白そうな面々が居そうだし、この一冊だけで収まらずに続編が決定したのは嬉しい限りだ。
ところで、本来彼らの仕事って魂の選別じゃなかったっけ(^_^;)?

居心地の良さって大事ですから

2020年刊。
『束縛彼氏と愛の罠』の関連作となる。
この一冊だけでも充分楽しめるが、前作も読めばちょっとした繋がりが分かってニヤリとできるよー。
郷の実家・犬飼家は人狼一族・狛江家の分家筋となるが、もうひとつ、郷の兄・匠は実は前作での攻めキャラ・駿の姉と結婚したマネージャだという繋がりもある。
今回は嗅覚が鋭すぎるせいで体調を崩しやすい弟を心配しているお兄さんとしての役割で登場している。

個人的には前作よりこちらのほうに好感触を得たかな。
北欧出身の人狼・ルーカスは世界有数の家具メーカー・モーアンのオーナーという肩書きよりも人懐っこい職人さんとして親しみが持てるし、郷も体質の問題はあるものの、さほど弱々しくなく好青年らしさが漂っている。
相手に告白させるばかりではなく、自らも告白する郷自身の気概が一番良かった。

郷のほうは変身できないとはいえ同じ人狼同士、でも種族違いという二人なので”番”にこだわる気持ちにも理解しやすい。
ひょんな事から番を結んでしまった経緯もあってか、今作でも発情絡みのエッチシーンに目がいってしまう(^_^;)
何だかんだと結局ラブラブじゃん(笑)

でも一番共感するのは居住空間の家具も好きになる相手も相性の良さ、居心地の良さが大事だよねっていうシンプルさだろうと思う。

ちなみに前作の駿×日向もチラッと登場する。
劣等感が強いのに人狼一族の掟に縛られ気味な郷に対して、直系とか力の強さに拘っていても次第に血が薄れていくのはしょうがないと言う駿の姿勢には感心できる。

それにしても前作の駿と今回のルーカス、どちらの当主も一族にはあまり関わりたがらない割りには責任感が強いね。
番を得た事によって愛するものを守る為にもつながるから、なのかも知れない。

飼い主と調狂犬の半生

2019年刊。
夏乃さんの小説は初読みながらも、渾身の作と言っても過言じゃない力を感じた一冊だった。

大手不動産会社の跡継ぎである一稀にとって謎めいた男・荒原に連れられてきた見窄らしい少年・猛の出逢いは13歳の頃だった。
自分だけの特別な”犬”として手塩を掛けて猛を育てあげた3年間。
そんな猛は高校生になって執着の塊となって常に一稀に付き従おうとするが、彼の秘められた狂気を恐れて距離を置いた途端に姿を消してしまう。
10年後、父親の跡を継いだ一稀は社会的地位を確立した猛と再会を果たすも、猛は外堀を埋めるかのような追い詰めかたで確実に一稀を我が物にしていく。

…そんな二人の半生を360ページにかけて追っていく事となる。

再会後は過去優位だった関係を覆す下剋上、よりによって猛に苦汁を味わせられる
展開で”受けざまぁ”として捉えてしまった。
何しろ13歳にして初対面の猛を僕だけの”犬”として扱う一稀に気味悪いものを感じてしまったのだが、サイコ味から段々と嫌なガキ、嫌な男ってふうにトーンダウンしていって逆にほっとしたかも知れない。
猛みたいな荒んだ男が一稀の元に這い上がってくる為に、執念を原動力にしてきた異常さには恐れ入る。
それ以上に凄かったのが、コンサルティング会社を設立し、人脈の伝手を作り、はたまた秘密の会員制サロンオーナーと登りつめながらも、呆気なくその地位を自ら壊した狂犬の一面だったが。

一稀は持ち前の計算高さ、猛はどん底の人生経験を何一つ無駄にしていないかのような用意周到さがあるのに、20年余りの年月をかけて『やらかした事の後始末』を背負ってきた感があるのが何だか不思議だ。
だからだろうか、この話に限っては読後に引っ掛かる部分とか、登場人物の〇〇がもうちょっとこうだったら、といった心残りが無く、作者が”書ききった”のだなと受け止められるのだ。
この二人の全ての後始末を済ませて新たな人生を見届けられたら良しと思えて、他の登場人物の行く末までは頭が回らなくなってくる。

これぞバディ兼恋人ものの醍醐味!!

2016年刊。
海外M/M小説はほとんど読めていないのでどんなものが好みに合うか手探り状態だ。
取り敢えずモノクローム・ロマンス文庫なら”はずれ”はないだろうと買ってあった一冊だったが、いざ読んでみたら自分の好みにどストライクだった!!
いや~、ホント買っておいて良かったな~(´∀`)
翻訳された海外の文章独特の言い回しも、どうにか馴れてくると本来の物語の面白さに引き込まれていく。
この感覚をきちんと身に着ける為に、なるべく海外小説も読んでいかねば!!

ちなみにちるちるのデータベースも見ずに読み出したが、トップ(攻め)とボトム(受け)については自分の好みに合っていたので文句はない。
作中のキャラクターの魅力に嵌ると攻め<受けの体格差も全然気にならないものだね。

医薬品の過剰処方によって暴利を貪っている悪徳クリニックを取り締まるべく、潜入捜査でコンビを組まされたベテラン・ラッキーと新入りのボー。
当然、性格が合わずに反発するものの、お互いが相手を理解するコツを掴んでいくうちに気になっていき、いいコンビに成長していく過程にバディ兼恋人同士になっていく醍醐味がある。
ラッキーはやけに面倒見がいいし、ボーのお尻に魅入っての妄想には滾るものを感じるねぇ(笑)

二人とも訳有りな身の上を上司のウォルターに見出されていて、彼らが親睦を深めていく中で抱えていた過去を告白していくが、過ぎ去った事として受け入れ淡々と読めるので湿っぽくはならない。
この辺りがアメリカンな良さとでも言えるだろうか。
二人の距離が近しくなるにつれ、ボーの可愛げが増していく様子にニヤケてしまったのだった。

アメリカでは若者にもドラッグが蔓延しているせいなのか、一般人でも尿検査が身近らしいとかの豆知識も得た。
二人が親密になっていく過程でのベッドシーンも良かったし、リバシーンも何の抵抗もなく読めた。

ところでこの話、タイトルに『ドラッグチェイスシリーズ・1』と付いているが、続きが読める機会はないのだろうか?
この本が刊行された時期からしてまだチャンスは残っているはず。
新書館さん、検討宜しくっ!!

叔父さん、どんだけエロオヤジ脳なんだよ(笑)

2013年刊。
最近気が付いたのだが、どうも自分が複数ものでエロエロを楽しめるのは攻め二人まで(3P)までで、三人以上絡むと何故だか萌度が下がってしまう傾向にあるようだ。
で、数年間積んでいたこの本を今更読んだのだが、この話はそんな内心の不安を吹き飛ばしてくれたのだった。
了一の連れ二人も同様に濃厚に絡んでいるが、当の二人は一線を引いていてしっかりと了一×夏乃メインとして読む事ができた。
それにしても、宇崎と江里は驚く程割り切っているし、了一に対して相当忠実だね。
好きな相手が他の者に抱かれているのを見て客観的に愉しむ『寝取られ』嗜好に関しては勉強になった。

ちなみに二人は縁戚の叔父×甥という関係だが、西野作品だと禁忌の懸念はどこ吹く風だ。
夏乃に秘められたスレイブ属性の開花を喜んでいいものか迷うところでもあるし…
何だか恋愛過程を省いて、いきなり性生活の円熟している夫婦の仲の良さを見せつけられる不思議さがある。

一応、作中には了一と夏乃、宇崎、江里との淡々とした心の交流?もあるにはある。
これでも了一は、夏乃を側に置く決心を固めるまでは、彼が思い描く変態の世界に引き込む事に躊躇していた、と語ってはいるものの…
「初めて子供の頃の夏乃に手を出した時にいつかは俺のものにすると決心した」、
「ずっとお前のぐちゃぐちゃになったエロ可愛い姿を見たかった」、
「お前にいやらしい事して余生を過ごしたい」
だのと言い放つ辺り、了一叔父さんてばどんだけエロオヤジ脳なんだよ!?
でも、上辺だけインテリに見せて取り繕う事なくあけっぴろげに本音を晒す姿には清々しさすら感じるぜ(笑)

でも、夏乃の成長記録?としてビデオ映像を残していくってのは如何なものかと。
了一叔父さんてば大雑把で整頓下手じゃないですか…

モフモフパラダイスが羨ましい(*´ω`*)

2017年刊。
これまでのBL読書歴を振り返ると、どうも自分は攻め受けどちらかが獣医という設定が好きらしい。
タイトルに”溺愛"と付くし、年上ジェントルマン攻めならば大いに好みだろうと思って読んでみた次第だ。

仕事に挫折してしまった新米獣医・祐季の元に送られてきたドイツ行きの航空券。
気分転換になればと訪れた祐季を「我がフィアンセ殿」と出迎えたのは、ドイツ貴族・リンザー家当主・ウォルフだった。
そんな初対面にきょとんとする祐季だが、到着した初日の夜に酔っぱらった勢いでウォルフを煽るわ、じゃれついてくる犬猫をモフるわ、出されたご馳走を堪能するわと何だかんだと寛いでいる(笑)
作中のドイツ料理も美味しそうだが、それ以上に飛び抜けて羨ましいのはわんこモフモフ放題な光景だった。
いいなー。
いいなぁ。
いいなぁ……(´・ω・`)(←しつこいっっ!!)

元は、大型犬ブリーダー同士で意気投合しているじいちゃん達がチェスの勝敗の賭けに孫を嫁がせる云々…
と超軽はずみな約束事がきっかけではあるものの、万事結果オーライ。
ウォルフの周囲の人達も異国の同性の伴侶となる祐季に温かい。

ただ、この手の話には付き物の、意地悪な当て馬が出なかったのは物足りないものだ。
そのせいか、身分違いとか同性で釣り合わないという佑季の葛藤が、浅く掬った位のものにしかなっていない。
動物達との触れ合いは短期滞在という配慮があった為に手伝い役に留まっていたが、ドイツでウォルフの元に嫁ぐのならば、今後どう動物達と関わっていきたいといった心境も覗いてみたかったかな。

君へおとどけ コミック

厘てく 

細マッチョドライバーの人懐っこさにやられた

2017年刊。
コミック一冊分に短編2本が収録されている。

表題作のほうは奇をてらったキャラクターじゃないのに、宅配便ドライバー×フリーターの通販オタクくんの可愛さに引き込まれた。
二十八(つちや)ってば細マッチョで人懐っこいだけでなく眩しいし、深谷も好青年だと思う。

さて、インドア生活の支えとはいえ、ネット通販を頻繁に利用しまくっている深谷くん、他の複数の姐さんに指摘されているけれど、こんなにも買いまくって支払いは大丈夫だろうか?(-_-)
とは言いつつも、フリーターながらクリーニング屋のバイトは頑張っているし密かに惚れている二十八を意識して軟弱改善にジョギングに励もうとする前向きさからグータラ度は低い。

特に拗れもなくお互いに好意を寄せていたのは結構な事だ。
フリーターだろうが体力資本のドライバーだろうが職業なんて関係ない、取り繕う事のない相手が好きって流れに好感を覚えた。

もう一編の『オレ達がモテないホントの理由』については一読しただけではピンとこなかった。
結構チャラ目な大学生・五十嵐が掴み切れず、夏目(*背の高くガタイのいいほう)の世話を焼こうとする様子になんか空回りしているな~という印象しかなくて…

五十嵐が夏目に対して「黒髪で健康的で純粋な子~」と好みのタイプを語っていたシーンは、何度か読むうちにようやく合点がいった次第だ。
確かに夏目は今時いない清楚系だわ。
(いや男性の場合はさっぱり系と言うのだろうけどさ)
彼らに彼女が出来なかったのは、仲の良すぎる二人の空気に察するところがあったのかもという…女性陣の勘の鋭さは侮れませんぜ。

ちなみにこちらはキスシーンも無く、どちらが攻め受けになるかは今のところ不明だ…どっちが攻めになるかは想像が付くのかな?