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母子家庭だったミズキは、泣けるだけ泣いた。天涯孤独になってしまったミズキは、母親の大事にしていた引き出しから昔の写真を見つける。そこには、若かりし母と仲よさそうに肩を組む男の姿が。そして、つづられた日記には、堂島とかかれた男に世話になったこと、そして、堂島のために、堂島の側を離れたことが延々つづられていた。
ミズキは、父親かもしれない男、堂島に会いに行くが・・・・というお話。
麻薬の売買に巻き込まれ~の。
父親かもしれない男に、無理やり抱かれ~の。
いつのまにかアマアマな二人になり~の。
というお話。
案外痛い場面が多いかも。
リアルに、解してもいない未開通の穴に、どんなに硬いチンコでも突っ込むのは無理だろと思うんですが、そこはファンタジーw
甘いの読むぞ!と意気込んで読んだくせにハードコアな作品でした(笑)
ただ、父親かもしれないという葛藤に苦しみながらも、本当は優しくて、面倒見の良い堂島に惹かれていくミズキと、面倒なことに足を突っ込み、とぼけて、おっとりとした性格。
懐かしい面影を持ったミズキにいつのまにか、心奪われていく堂島がほわほわんとしてて雰囲気すごく良かったです。
裏背景として、麻薬取引だのなんだかんだがかかわってきてるために、無理やり強姦まがいなことが冒頭組み込まれておりましたが。
あ!!ハードといえばそうだよ。
堂島さん。大好きな堂島さんのまえで、薬打たれて、数人の男に輪姦されるというイベントもございました。
あまりに、感じすぎてエロエロで。しかも、好きな男の前でおかされる姿なんて、すごく、すばらしく興奮したんですが私だけ?
こんなひどいことをなんで許せるの!!!!
なんていう人はバックオーライですが、案外、この手の虐待に耐えられる人にはお勧め。
「最後に好きな男のをしゃぶってやれよ」
といわれて、必死にしゃぶりつくミズキは健気でキュンときた。
なおかつ、必死に口で堂島さんを咥えるんだけど、えげつない男たちは、その後ろからミズキを犯しまくるとか。
それが、水原作品のいいところなんだけどもね(´∀`*)ウフフ
とにもかくにも、痛い面もたくさんあるわけですが、同じくらい甘い場面もありまして、ホッコリする表現もたくさんあります。
痛いだけで終わる作品じゃないのでいいですよv
残虐の裏には、同じだけの愛ゆえに~が含まれて降ります。
スバラシキw
水原とほるで初めて読んだ作品です。
いやはや面白かったです。
テンポのいいストーリー展開と、クセのない文章。上手いなァと思いました。
年の差カップルもいいですねー。かっこいいオヤジ攻めは、エロを堪能したいときに向いてる。
痛いシーンは多かったけど、なぜかリアルな生々しさは感じなかった。
しかし逃亡引きこもり生活って燃えますね。追い詰められた心理状態と二人っきりという環境が、エロパワーを充填してくれるのでしょうか。私も逃亡したいっすw
唯一の肉親の母親を亡くした大学生・瑞希は、遺品から父の手がかりを見つけ会いに出かけます。
父親候補の一人・堂島と会えたものの、ある事件に巻き込まれてしまい、しばらくの間堂島と二人だけで逃亡生活をすることになるのです。
出会って早々に瑞希がヘマをやって、そこを切り抜けるために堂島は瑞希をムリヤリ抱きます。
どうにか上手く切り抜けられたかと思いきや、再びタイミング悪く瑞希が現れてしまったので、逃げなくてはならない羽目に陥って・・・
つり橋効果だかストックホルム症候群だか、ムリヤリ抱かれ辛い思いをしている割に、瑞希はどんどん堂島に惹かれていきます。
堂島も瑞希が可愛いらしく、あんなに迷惑をかけられちゃっているのに放り出すことすらしません。
堂島の別荘で過ごした日々は、丁度今の季節なので、読んでる私までまるっきりバカンス気分。そこだけ読んだら二人はあまあまのバカップルの様です。
しかし、再び追われる身になり・・・3度目に瑞希がまたヘマをした時は、思わず「ばかーぁ」って口に出しちゃいました。
優秀な大学に通っているくらい頭がいいはずなのに、行動が単純というか浅墓というか、考え無しというか、甘っちょろいというか・・・で、とうとう二人はとんでもないことをさせられるハメになるのでした。
いわゆるサスペンス仕立てでシリアスな内容なのに、アマアマのバカップルで、張られている伏線がソコソコわかるので先も読めちゃうのですが、なんだか楽しくスイスイと読み進められました。私、こういうの結構好きです。
かわいそうな境遇だけれどがんばっていて、美人で頭はいいけど浅墓で、ウブだけど結構淫乱な瑞希と、結構なおじさんだけど、かっこよくて、頼りがいがあって、タフ、懐は深いけれどキレるとちょっとコワイ堂島。
うん、いいなぁ。
ちなみに、エッチシーンは痛々しかったり、エロかったり、サービス精神旺盛だったり、色んなパターンがてんこ盛りです。
面白かった~!
そして、最後がちょっと惜しかった><
チョイ悪なオヤジとの逃亡潜伏生活は、めくるめく官能の世界……。
で間違いはないんですが、そういうほどの生々しさもなく、必然のように見えるから、そこまでのストーリー展開がお上手なんだと思います。
受けちゃんが可愛いんですよね。
ホント、ヤクザさんたちも言いますが、頭の緩い子っぽい粗忽さで。
賢い大学に通っているのに馬鹿で迂闊で無駄に前向きだから、なんでまたこのタイミングで…とため息が出るような最悪の場面に顔を出して好きな人共々窮地に追い込まれます。
ホント馬鹿。馬鹿な子ほど可愛いけど。
そんな感じで、受け目線なのに攻めがほだされていく心情が、すっごく分かるんですよね。「うんうん、分かるよ、可愛いんだよね~」って攻めの肩を叩いてあげたくなる。
2人の逃亡潜伏生活は束の間の休息みたいで、穏やかでエロくてまったりしているんですが、それが束の間だと分かるから、いつ終わっちゃうんだろう、どんな形で終わっちゃうんだろうと、胸がきゅっとなって、ほのぼの見守れないんです。
そして、案の定終わりは来るわけです。
事件解決に向けてはちょっと痛々しくて、私はちゃんと読めませんでした。
薬打たれて輪姦されて…ってのはちょいちょい見ますけど、これほどキッチリ書ききられると「脳内妄想でボカシ入れてちょっとでも楽になろう」と頑張る余地もない程で辛いです。
事件の裏事情については、充分伏線が貼ってあったので、まあ予想通り。
だけど、肩透かしを食らうような感触はなく、素直に「解決してよかった」と思えました。
ただ、その後がちょっと、私的には「惜しい!」の一言に尽きました。
ここまですっごい良かったのに~って。
う~ん、出生にまつわるアレコレもまあ予想通りで、こっちは伏線ってよりも「BLなんだからこうでしょう」的な心汚れた大人の先読みによるものなので、作者さんのせいではないんですが。
だから明かされた事実についてはそれで構わなかったんですが、ハッピーエンドがあまりハッピーしてなくて、私的には後退しちゃった気がしたんですよね。
なんか「恋人」だったものが「親子」になっちゃったような。
これ、私がもし受けだったら、攻めの愛情疑っちゃうなぁ。ホントに自分のこと見てくれてる?って思っちゃう。
なんか、数年後この受けが「ボクのお嫁さんです」とか言って女の子連れて来たって、この攻めは気前よくドーンと派手な結婚式出してくれそうな、そんな気がしました。
まあ「絶対ミズキを泣かすなよ」と嫁にスゴむくらいはしてくれそうですが。
攻めが母親を支えたのに、別の理由があればよかったな、と個人的には思いました。
う~ん、けど、このお話にはこういう結末が似合うのかなぁ…?
1冊すべて表題作。瑞希(受け)の視点でストーリーは進みます。
堂島は瑞希の父親なの?正体は何?
と探っているうちにトラブルに巻き込まれてしまい…という話です
水原先生の作品は「痛い」印象があったので、裏表紙のあらすじを読んで、堂島(攻め)は横暴なヤクザなのかと勝手に予想していたのですが…意外と好人物でした!
確かに瑞希をオンナ扱いで抱きはしましたが、瑞希を助けるための仕方ないものでしたし、暴力振るわなくて優しくて、「私の想像した水原作品と違う?」って(勝手に)戸惑いました。別荘地でのエロエロ生活も道具も使わず普通に甘かったですし。
なので、敵に捕まった場面では、酷い目に遭う前ではなく、堂島は殴られ、瑞希は犯された後で救出されたことに、「ああやっぱり水原先生の作品!」とやけに納得したものです。
佐伯が出てきたら復讐されるのかもというような不話はひとまず考えないことにした、甘めのエンドが良いなあと思いました。
大人の年上攻め、健気年下受け、闇社会だけどそうハードじゃない設定がお好みの方にお勧めだと思います。