タイトルからコミカルな作品かな?と思ったら違いました。
仕事場では堅物変人と思われている攻め。真面目で道楽もなく貯金はある方。この辺がタイトルになっています。
30歳の誕生日をきっかけに一念発起、そういうプロの子を家に呼ぶことに。なぜか攻めの元気がなくただ一緒にいるだけ、なのですが、この辺は攻めがゲイ設定なのによく理解できなかった。相手の子のことも気に入っているようなのですが。
このウリをしている子には借金があり、お客さんからお金を巻き上げようとしている節があるのですが、もしかするとウルウルな感じでかわいい受け、というのは仮面でどんでん返しあるのでは?と想いながら呼んでいると、実はそうでもなくあっさりお客さんと真剣にくっつくという流れ。
この辺がちょっとあっさりしすぎてて、漫画の書き方としては伏線がはられているだけに肩すかしな印象でした。
もうちょっと読み応えがあるとよかった。
生徒会でまじめな受けと、外国人の血を引く攻め。時代は学生闘争がさかんな60年代でしょうか?
受けが、キレイな攻めに片思い、かと思わせるような出だしですが、わりとあっさりと両思いになったなあという印象でした。
どちらも好き同士で、言えなかっただけという感じです。割と序盤でお互いの想いが通じる展開。ひょっとしたら最初は短編だったのかもしれませんね。
みせしめに逮捕され、2年間拘束されていた攻めさん。待っていた受けと感動の再会、というシーンもあるのですが、全体的に少しストーリーの起伏が乏しくのめりこめない作品だったなあと思います。
雰囲気はレトロちっくでいいのですが。
叶わぬ恋の〜、の続編です。
運命の赤い糸が見えるという体質の薫。そんな薫と恋人同士になった原さん。
二人は、赤い糸は繋がっていない。でも、原さんは薫にメロメロ、というかちょっと怖いくらい執着している。
というわけで、別れる心配ははなさそうな二人ですが、原さんに運命の人(女性)が現れて。。
という続編でした。
盲執的に好き、というパターンもありなのですが、なぜかこの原さんが苦手。穏やかで優しいはずなのに、何か怖いんです。何を考えているか分からなくて。
特に、薫が悩んでいるときに、突き放すように同居している家を出てホテル暮らし、という行動パターンが理解できなかった。
薫が、なぜ原の糸を切らないと思っていたのかも謎。そこは、一生一緒にいる覚悟がまだまだだったということなのかな?
いじわるしないで、という初期作品が大好きで追いかけてきた作家さんですが、残念ながら自分の好みとはどんどん離れていってしまうなあ。。
作家さんデビュー作なのかな?と思って読みました。
ひょっとするとこの出版社によくある同人誌とかWeb公開からの、というやつかな?
というのは、ちょっと習作に近いかな~という感じのお話があったためです。
一番よかったのは、最後に収録された表題作。宇宙で研究のための生活を送る青年と、地上の管制で見守る青年。強い絆、いやそれ以上で結ばれているようです。
自分の分身として作ったAI搭載のアンドロイド(いやターミネーター2のあれ的な何か?)を持たせますが、いつしかそのアンドロイドとやましいことを。。
的なお話なのですが、ちゃんと展開がありラスト、少し割り切れないところもありつつしっとりしたお話になっていました。
他に、美人すぎてそれを嫌がっている高校生のお話や、死ぬことのない妖精との恋のような短編あり。
こちらは、ラストまでのお話運びが今ひとつ荒削りで盛り上がりに欠けました。
なんとなく雰囲気だけで終わってしまった印象。
恋人同士から始まる物語です。
何かの続き物かと思ったら、このカップルはこれが初の本のようですね。
タイトルに現れていますが、攻めの彼氏の方が少しいじわるで、純粋でひたすらに自分を思う世間知らずな恋人を翻弄するというお話。
攻め氏の方が、わざとHを控えようと言ったりして、焦る->自分のことであれこれ悩んでいる恋人の姿を見て愛を確かめるという、ちょっとゆがんだ正確の持ち主です。
作者さんは、こういうちょっと嫌な攻めを描きたかったとのことなのですが、なんとなくお話のためのお話という印象で純粋に楽しむことができませんでした。
なので辛口の評価です。
最後はハッピーなので大丈夫なんですが。。
好評だったのでしょうか。最初の巻でつきあうまでが描かれ、一応終わってもよい内容でしたが、こちらは、つきあってからの色々が描かれる続編になります。もちろん最初の巻を読んでからの方がよいです。
なんと初巻ではついに仮面を脱がなかった受けさん。それもまたありですね。そうなってくると、いったいこの続編で顔見せはあるのか?というところが気になってきます。
ここはネタバレなしで、答えの方はぜひ読んでみて下さい!
続編ではあるあるな、当て馬さんの登場。しかし、軽かった攻めさんはすっかりこの仮面受けが大好きになってて、二人の仲は揺るぎないものに、という流れです。
初巻がはまらなかった私は、つい斜め読みになってしまいました。。すいません。
Hの時だけならまだしも、街を歩くのも仮面っていうのがちょっと引いた。。(これ1巻だったかな)
仮面をつけている理由、外すことへの葛藤、そんな心の動きが丁寧に描かれていれば、と思います。
ちょっと出落ち感がありました。。
しかし、受けくんは1巻よりかわいくなっていてgood。でも表紙のようなエロティックな感じではなく、照れ屋の純情青年という感じです。
顔をみせたくないという性癖かな?と思いながら手に取った作品。
確かに、顔をみせられないという青年のお話でした。この青年は、戦隊ものの”中の人”。そしてガチムチ。このみの隊形なはずなのに、表紙の中性的なイメージが先に入ってしまっていて、恥ずかしがりで引っ込み思案な仮面と筋肉がなかなか自分の中でマッチしてくれなかった。
その仮面をはがすのかな?と思いきや、受け入れる攻めさんでした。
一方の攻めは、遊びまくっている美人。この辺なギャップ(美人攻めと筋肉受け)も好きなはずなのになんかはまらない。。
仮面くんが照れ屋さんのいい人なのに、カラダはHで仮面のまま一夜限りの関係を持ちまくっていたという出だしが、あんまりしっくりこなかったせいかなあ。
続編があるようです。