初読みの作家さんでした。
優しい雰囲気のイラストに期待しつつ手に取りました。
実に心理描写の上手な作家さんだなと。
セリフにしても
キャラクターの表情一つにしても。
ストーリー展開も無理なく
一つ一つのエピソードを納得しつつ読めました。
ただ、私にはどうしても久米くんの行動が強引過ぎて、
野上さんちょっとかわいそうじゃない?と思えてしまい。
まぁ、野上さんの方もあれだけ強引に来られないと、
落ち込みスパイラルから逃れられなかったみたいですが……
結局は久米くんの思い込みと我儘に振り回されつつも、
その事で野上さんは、
心の傷も罪悪感も癒されてしまったので、
結果オーライでしたね。
完全なノンケとゲイの二人が
恋人になるまでの過程としては、
なかなか説得力があったかなと。
野上さんの押し切られ具合とか、
それでも受け入れきれないもどかしさとか。
久米くんの思い込みと強引さも
あまり綺麗じゃないところにリアリティを感じてしまう。
BL的に萌えたかと言われると、
私的にはこの作品の評価は「萌×1」。
しかし、
面白そうな作家さんを見つけたなというところでは、
萌×3くらいな感じであります!
いやはや、さすが沙野さん!
とても面白い設定で、
時間も忘れて一気に読んでしまいました!
いや、ホント、めっちゃ面白かったんですよ!
ラスト直前まで‼︎‼︎
もう、ホント、ほんとにね……そうくるか〜……でしたよ……
やはりこの辺はもう好みの問題なのですけれどね。
私的にはちょっと時が止まりました。
本当にラスト直前まで、わくわくどきどきしつつ
実に気持ち良く読んでいたのです……
でも作者さんがそこを書きたかったのなら仕方ない。
まぁ分からないでもないですよ。
そうなるのもありかなと思わせてしまう
説得力のあるストーリー展開とキャラクター。
何よりベテランの筆力にねじ伏せられるように
最後まで読まされてしまいましたよ……orz
色々思うところもあるのですが、
とにかくラスト直前まで
神に近い勢いで楽しく読ませていただきました!
くどいようですが好みの問題です。
さすが沙野さんという一作です。
しかし、やはり私的には時が止まった……
本当は神になってたかもしれない中立なんだけど、
でも面白く読んでしまったのも事実なので、
めちゃくちゃ迷って「萌×1」で……orz
いわゆるシンデレラストーリーというやつで、
不幸を背負って生きてきた海が、
王子様ではないけれど、
優しいミカギに愛されて幸せになっていくというお話。
ミカギ自身も辛い過去を背負っていますが、
お互いがお互いを幸せにし合う関係。
いいですね。
ストーリーもそれなりに事件も挟んで
面白かったのですが、
個人的好みとしてイマイチ萌えなかった。
ミカギが海に惚れるくだりとか、
もう少し欲しかったのかな。
それから脇の東さんとか、鯉やクロが可愛かったv
腐女子脳は勝手に鯉×クロの擬人化とか妄想v
あの二人、いいコンビですよねv
評価は「萌×1」ではありますが、
ハッピーエンド大好き侍としては、
気持ちよく読み終えられました!
読み始めてしばらくは、
どうも主人公に肩入れできなくて
読むのが辛かった。
なんでかなと思ったら、
七塚くんが恋する篠くんの隣に
いつも高峰くんが居たというしっくりさ加減。
横恋慕感が強くて、
高峰くんの中の七塚くんに上手く共感できなかった。
それが後半になって、
篠くんが高峰くんの中の七塚くんに気づいた頃から
急に物語が動き出した感じになります!
急転直下な感じで!
ここからは素直に二人の物語として
するする読めるように!
そうすると、恋物語としては
やはりちょっと物足りない感じがするのですが、
その辺は続編で上手くカバーされている感じ。
ここで高峰視点が出てくるのがいい。
ずっと高峰くん気になっていたので!
やはりこうなると、
高峰くんのその後がとてもとても気になります!
高峰くんにもぜひ幸せになって欲しい!
スピンオフ熱望です!
読んでいて、
エンジンが掛かるまで時間がかかり過ぎて、
ちょっと物足りない感があるのですが、
上手くまとめてあるなと、
作者さんの腕を感じました。
評価は×2寄りの「萌×1」で!
まさにその通り!という、
男子高校生の不純にときめくお話v
ツッコミどころは多々あれど、
これが梶ヶ谷さんの初BLと聞けば納得。
主人公の二人同様、
この初々しさと辿々しさがなんとも眩しい魅力に。
腐女子歴長めのおばさまには
いまいち物足りないのですが、
この初々しい感じは好感が持てます。
特に大きな事件が起こったりはしないのですが
(しかし本人達には充分大事件な事は色々有!)、
二人の関係をこつこつと進めていく感じは
青春だなぁと……
ちょっと甘酸っぱさの
酸っぱさ増し増しな感じはしますが、
甘々はこれからかなと。
やはりこの後も
しっかりとシリーズで続いているみたいなので、
楽しみに続巻も読んでいきたいと思います!
続きにわくわくしつつ、
評価は「萌×1」で!
ちょっと評価に迷う作品。
好きな雰囲気なのですが、
萌えを煽るインパクトに弱い。
島崎の一途な感じも、
秋月が惹かれていく過程も、
どちらももう少しぐいぐい欲しい!
そういう意味では、
スピンオフの朝日と世田の方が分かりやすい。
……というか、あの世田君は後日こんな恋をするのねvと、
こちらの方が感情移入。
タイトルも元の『クリア』の方が好きかも。
『一途な……』の方が分かりやすいのはありますけどね。
全体的な雰囲気は好きなのですが、
これがデビュー作ということで、
多少こなれてない感が。<上からですみません!
しかしとても伸び代を感じる作者さんなので、
これからの期待大。
この後に出ている他の作品も読んでみたくなりました。
そんな期待を込めて、評価は×2寄りの「萌×1」!
ひたすらエネルギーを発散し、ぶつけてくる偉進と、
経験と実力で殴りつけてくる薫。
二人が化学反応してビックになっていく、
ホンの始まりのお話。
音楽的にも、そして恋人同士としても、
これはまだまだプロローグだと思うので、
続編も期待したい所。
これ一冊だけだと、なんとも乱雑な印象。
題材的にはとても面白いと思うけれど、
どうもトゲトゲゴツゴツしていて、
それも偉進のパワーに押し切られた感じ。
偉進にしても薫にしても、
もう少し繊細で柔らかい所も見てみたい。
偉進の可愛いところは垣間見れましたがv
そういうシーンは多めですが、
なぜかイマイチ萌えない⁈
スポーツっぽいから?
でも、最中の偉進の言うことや考えてることが可愛すぎて、
そこんところは激萌vvv
少々物足りなさを感じて、
もっといけるでしょ?と、いい意味での「萌×1」
第一の感想としては、
流石バーバラ御大!
とにかくエロいのが長いのですが、
そこを飽きさせずに読ませてしまう筆力。
ストーリー的にも破綻なく、
ミステリーとヒューマンとエロが融合していて、
本当に流石です。
しかし、私的には前半の愛のないエロは
読んでいるのがちょっと辛かった……
ええ、私らぶらぶ大好き侍ですから!
更に欲を言わせてもらうと、
やはり最後があっさりで、
お約束ストーリーであるのは、
それはそれで気持ちいいのですが、
最後にもうひとひねり欲しかったかなと。
(黒田復活!…とかね☆)
今更ではありますが、
大金持ちの勲生と、
元忍の瑞樹の二人で巨悪に立ち向かうとか、
そんな続編読んでみたいですv
シチュエーションは好きなんですが、
もっと瑞樹を好きになる勲生の変化が見たかった!
……というところで、
評価は×2寄りの「萌×1」で!
主人公悟くんがとにかくネガディブ。
彼のこの性格に付いてこられるか、
全くダメかで評価が分かれる作品かと。
それと、攻め様のハエw
基本私は
カッコイイスマートなスパダリ攻が好きなので、
鬼塚さんは範囲外なんですけどね……
しかしそんな鬼塚さんさえ
やたら格好良くしてしまうのが中原マジック!
そして、なによりこの作品のネックは、
やはり主人公悟のネガティブさ。
私自身は、
怖いことにこの悟のネガティブな感じ、
実によくわかってしまうのです……
何事もまずは悪い結果から考えて、
自分の気持ちを守るように身構える。
なので悟の気持ちはとても良くわかります!
そんな私でも、悟の妄想に付いていくのは
なかなか大変だったので、
普通の人にはさらにハードルが高かったのでは⁉
しかしこの悟くん、こんな性格ですが
頑張り屋さんで嫌味のないいい子なのです。
鬼塚さんでなくても、
ついつい助けてあげたくなる!
物語はそんな悟くん(とお兄さん)の成長記でもあるような。
BLドリームを盛り込みつつも、
相変わらずちょっとミステリアスで、
最後はほろっとしてしまう、
中原さんらしい一作。
悟の妄想に大袈裟だなぁとくすっとしつつ、
評価は「萌×1」で!
あんなお兄ちゃん居たらv
危なっかしくて放って置けないお隣さん。
どこか常識知らずだったり、
不思議な行動に振り回されるうちに、
ついついその魅力に引き込まれてしまう。
色々と謎の多いストーリー展開と、
相反するふわふわキャラに惑わされ、
どうなってるの?と思っているうちに、
事件が起きたような解決したような?!
難解というわけでもないけれど、
すっきりという感じでもなく……
でも、五条と藤嶋が惹かれあっているのはよく分かりました!
中田さんらしくテンポいいストーリー運びで、
キャラクターも好きなんですけど!……けどっ!
私的には!やっぱりこれ受攻め逆じゃん!……orz
……なので、評価は×2寄りの「萌×1」で!