前巻より綺史となずくの恋愛面では良かったと思いました。
でも綺史の職業(と言えるかは分からないけど…)は、年齢(23歳)からしたら荒唐無稽だとしか思えませんでした。年齢不詳の母親とかもっと彼の背景を描いて欲しかったと思いました。
今作ではなずくの姉からの洗脳に近い思考回路からの脱却が良かったと思います。
前巻ではなずくの記憶の中でしか登場しなかった姉が今作で初登場してました。
この姉が気持ち悪くて我慢しながら読んでました。むしろ綺史の方がマトモな人間に見えて不思議でした。
あれだけ半目しあっていた綺史と姉が、和解するキッカケがアレだけだった事に拍子抜けしました。あの姉は綺史以上に裏がありそうで怖かったです。
同棲しているので本編後のお話のようです。
就寝時に雄亮が「健司くんか好きそうな絵本見つけたんだ!」とご機嫌で言ってくるんです。
そしてその「ミーくんとニャンジ」の絵本を雄亮が健司に読み聞かせするんです。
雄亮の声に心地よくなった健司はウトウトし出して…、健司の夢の中ではいつの間にか自分たちがミーくんとニャンジになってて、ミーくんがニャンジにいやらしい事を始めるんです。
そして健司がハッと目覚めると、雄亮が寝てる健司に挿入しようとしているところでした。
感じまくる健司が「やめて」と言うのですが、雄亮は「…自分で言うのもなんだけど」「俺がここで止められる男に見える?」とニッコリ笑って続けてしまうのです。
そして… 雄亮への罰として健司は朝ごはんに猫の餌の缶詰を置いて大学へ行ったのでした。
健司の書き置きと猫の餌を見つめる雄亮の表情に吹き出してしまいました。
枠外のタイトルに「きみはもう噛めないの茶番」とあるのですが、まさに茶番でパロディになってました。
本編では家業の製薬会社を継ぐ条件が子どもだったので、親の用意した婚約者との間に子どもが出来ないからと、一度は捨てたオリヴァーを再び利用しようとした糞みたいなアダムでした。
こちらの電子限定描き下ろしでは、リアムの眼鏡を外してマジマジと顔を覗き込んで「よく見たら可愛い顔してるじゃないか」「お前を代わりに持ち帰ってもいいかもしれんな」と見境いないことを言うんです。
それを見たオリヴァーが、「俺のリアムに触るな!」とアダムとリアムの間に入ったところで、アダムに捕まってしまうというオチでした。
本編では拳銃まで出して刑事事件まで発展してるだけに、まさに茶番といったお話でした。
初読み作家さまでした。最近ありがちなアルファとオメガ以外のカップリングでしたが、二人の出会い方と結ばれ方がちょっと違ってて新鮮でした。
オメガのオリヴァーがとにかく不憫で、でも必死に強がっている姿も痛々しいんです。
そんなオリヴァーを気の毒に思い、彼を抱く事にしたリアム…オリヴァーと過ごすうちに彼がごく普通の青年だと知り段々と惹かれて行くんです。その過程の描写が秀逸でした。
そしてリアムと一緒にいる生活に安心感と愛情をオリヴァーが覚えはじめた時に、オリヴァーを捨てた元番が現れるんです。
この男が不気味だし最低だしで、オリヴァーが彼のどこを好きだったのかが分かりませんでした。結局は刑事事件にまで発展していました。
最後はオリヴァーがリアムと再出発していて、綺麗にまとまっていたと思いました。
そして、あさじまルイ先生のツイートで気になっていたオリヴァーの下の弟のオスカーのスピンオフも連載開始になったそうです。あれだけ拗らせてたオスカーなのに、途中から全然触れていなかったので気になってたんです。アルファとアルファのお話のようなので、こちらも楽しみにしたいと思いました。
これって本編で大和がバイト代で結婚指輪を買った後のお話になってました。
なので女の子と遊びまくってた記憶も新しい時期でもあるので、どうして指輪をしているのか?相手は誰なのか?とか友人達に追求されまくっていました。
そこにレイが大和が忘れたお弁当を届けに現れるのですが、レイのビジュアルに周りが騒ついてしまうんです。
街全体に魔法が掛かってるのでレイは大和の妻だと挨拶するのですが、大和が昼を済ませたと言うので友人に手作りお弁当を勧めるんです。
それに嫉妬してお弁当を食べると言ってレイをその場から連れ出す大和なんですが、レイに独占欲を抱くのは凄く萌えたんです。
でも何ていうかホテルに連れ込んで、翌日までセックスはいただけないと思いました。
本編でもセックスシーンの間にちょこっとエピソードがある感じで、とにかくバランスが悪かったんですよね。
せっかくの小冊子なのでセックス以外の萌エピソードをもっと入れて欲しかったです。
本編中に確かに真白はずっと同じ服を着ていました。だから透と同じくファッションに興味がない真白が、単に気に入ってるだけだと思っていました。
ところがこのペーパーで、唇の乾燥予防で着ていることが判明したのでした。
「服あんまわかんなくて」と言う真白に、透が「なら今度真白のコーデしてみたいいいか?」と透が提案するのでした。
後日…透のコーデに身を包んだ真白は、「真白くんいつもと雰囲気違うー♡」「かっこいい〜♡」と、思わず女子にモテモテになってしまうのでした。
それを煩わしく感じた真白が「透悪い…折角だけどいつものに戻りたい」「落ち着かねえ…」と服を返すのですが、「そう?残念だなぁ…」と服を受け取りながらもホッとする透なのでした。
まさかあんなに真白が女子ウケするとは透も思わなかったみたいです。
最近のぴい先生のコミコミさんのリーフレットは「小さくなっちゃった」シリーズなので、キャラが可愛くなってるんです。
今回は真白が起きたら小さくなっていました。
透は「可愛いすぎか」と驚くのですが、最近語彙力が低下して上手く言葉に出来ないようでした。www
それでも「いやいやなんで急に小さくなったんだ?原因が…」と考えながら、小さくなった真白を抱っこするんです。
すると抱っこされた真白が透に手を伸ばして「ちゅーちゅー」と言ってました。ノックアウトされた透と、下ろされても「ちゅーちゅー」と手を伸ばす真白がめちゃくちゃ可愛いんです。
結局は夢だったのですが、寝起きに透に「透キス んっ」と手を伸ばす真白にきゅんきゅんする透なので、あまり現実と夢の差はなかったのでした。
ちびっ子真白がめちゃくちゃに可愛いです。
簡単に掲載順に感想を書きたいと思います。
それぞれ1ページです。
先ずは参号ミツル先生の「マスク男子は恋したくないのに」のお話です。才川も佐山も猫耳なんです。
才川の部屋を訪れる佐山なのですが、マスクをしていてもメス猫の発情にアテられた佐山が発情して現れたので、直ぐに部屋に入れられ才川が佐山の発情の面倒をみたのでした。
次に宮田トヲル先生の「デリバリーハグセラピー」です。これとっても可愛いです。
貴一が家族が旅行で家を空けるからと、実家の猫のきなこを預かって来るんです。初めは可愛いと言っていた尚なんですが、あまりにも貴一が「お♡なんだきなこかわいいな〜♡」と可愛がるので、思わず尚が「…にゃー」と言ってしまうんです。驚いて凝視する貴一と真っ赤になる尚の表情が何とも言えません。
「な…尚さん…尚さん…⁉︎大丈夫 尚が世界一かわいいぞ⁉︎」と、尚にスリスリする貴一と照れる尚がとっても仲良しでした。
そして鶴亀まよ先生の「三上と里はまだやましくない」ですが、こちらは里だけに猫耳と尻尾が生えていました。
三上が「なにこれー‼︎猫の日マジック?おい里起きろ!」と大興奮で里を起こそうとするんですが、寝起きの悪い里は「三上うるせ…」と言うんです。
「なあ動画撮っていい?ちょっと猫語喋ってみてよ」とおねだりする三上に、怒りながらも「にゃん」と言ってくれる里なのでした。
それをスマホで撮ってドキドキする三上に対して、「妙なもんに目覚めるなよ」とクールな里でした。
最後は澄谷ゼニコ先生の「息ができないのは君のせい」です。
志筑が猫になるのですが、矢野は驚きながらも「でもかわいい」「ふわふわ」「かわいい」と、志筑猫を撫でくりまわすんです。
すると思いっきり顔面に猫パンチを食らって傷だらけになったところで目が覚めるのでした。
そこに志筑が帰宅して矢野が背後から抱きついて「志筑くん人間のままでいて…」と言うので、「なんなんだ朝から鬱陶しい」と戸惑ってしまう志筑なのでした。
三上が珍しく風邪をひいてしまい熱を出してしまうんです。
里がお粥を貰って来たり「寒くない?暖房つけるか?」とか甲斐甲斐しく世話を焼いているのですが、熱がある三上は食欲がないし頭痛に悩まされていました。
「熱あるからね寝てなよ」と言う里に、三上が「里がやさしい…」と感激するのですが、「いつも優しいだろ」「うん」と、何とも恋人らしいやり取りが続くんです。
里は「えーとあと何かあったっけ」「寮監さんからもらったもん」と、荷物をゴソゴソやってるのですが、「あ」「そうだ三上」と思い出して話しかけると…「んー…?」と、熱で気怠げな三上が返事をするんです。
その様子が思いがけず色っぽくて、里がムラッとしてしまうんですよね。
するとここでデレないのが里なので、「この薬飲んどけ」と寝てる三上に投げつけてしまう里なのでした。