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萌×2作品

エキスパートレビューアー2023

女性お嬢。さん

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今年度327位

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幼なじみのいい味

作家買いです

上下同時発売の完結編。

両片思いの男子高校生だけではなくずっと一緒だった"幼なじみ"も取り込んだ展開に天晴れでした。

告白され振ったのに、好きに気づいて告白して振られた蓮。それでも諦めきれず駆け引きを頑張った末恋人関係に。ハッピーキュンキュンと思いきや、やっぱり壁はあって、それをお互いを理解しているが解決していくストーリー。
まだ男子高校生だからの未熟と、ずっと一緒にいた過去のある時よりは成長しているふたりが表現されていてよかったです。

黒井つむじ先生の、男子高校生ものはもちろんですが、恋愛のなかで盲目になるのではなくそれぞれを尊重して思いやりもすごく感じられて、キャラクターの"生"を丁寧に描かれる作品が好きです。

悠と晴 コミック

海老之尾 

ゾクゾクしちゃう

コミックスでは初めましての作家様
アンソロジーでお見かけしお名前を覚えておりました。
王道は外さず、でも唯一の特色のある作家様だった印象

今作は両片思いをお互い隠しながら、カップルになるお話
両片思い→すれ違いとかではなく、倫理観スレスレ(?)に狂った風にお互い思い合う、ヤベーふたり。

執着・激重にキュンではなく、ゾクゾク
でもたまにクスッと可愛らしい面もあって、テンポもよかったです。

"執着"って人気なジャンルですが、先生の"執着"って変に狂ってるのではなくて、好きがカンストして際限なくなったようなもので、(ブラックだけど)愛があって好きでした。
共依存みもよかったです。

もっと読んでいたかった

シリーズで拝読しています

"堂々完結"
その言葉は決して間違いではないです。圧巻の最終巻。
でも、もう少しこの2人の世界に浸っていたかった。

シリーズ最終巻なので諸々割愛。

1〜4巻で構成されますが、各巻と起承転結が重なって比較的わかりやすい作品と思います。1巻出会い、2巻惹かれて、3巻事件、4巻収束。
3巻が無理やりから距離を置く"転"だったので、"結"は解決して番うという定石でした。だから距離を置いている間のお話が大部分なんです。最後は幸せなんです。でももっと二人のツーショット見たかったな〜。
構成や重点的なシーンに小説とマンガの差を垣間見た気がします。

勿論コミカライズなので、作品としての深さや緻密さはマンガより詰まっているように感じました。彩斗も李里耶も江森家も掬い、全て繋がっている美しい作品でした。"理玖から会いに行く"と言う行為の重みがとても感じられます。

理玖くん、あどけなく可愛い少年でしたが、凛々しく育ってくれて安心しました。
圭騎さんとお幸せに!(その様子をもっともっと本編でも見たかったです!)

高潔な人

気になれば購入している作家様
本作は連載から拝読していました。

上巻はハーリドとイリヤの出会いから、ハーリドとの再会まで。ハーリドのショタ期が可愛い、イリヤの前で年相応になるのがよい。訴求力のある王になるべくして生まれた人間と、オメガとして祖国では虐げられてきたイリヤ。二人が出会って、交流するうちに生まれる関心と愛しさと、そばに居るために得る気高さが美しい。

描き下ろしの「止まった時計」、上手いですよね。感嘆のため息が出ます。

異国の世界観やハーリド、イリヤをはじめとする登場人物も皆キャラが立っていて、物語に浸ることができましと。

最狂

初めましての作家様です
1話を見て気になっていたので購入

試し読みで見ていた雰囲気とはかけ離れた展開、想像しない狂気で最高でした。
光属性の物語ではない、グロもある程度描かれるので、読む人を選ぶ作品。でも好きな人は好きだと思う。

幼なじみのイケメン極道×ちょろホスト、檜は春日部を自分のものにするため手段を選びません。
最初から狂ってる人間同士、狂気の渦に堕ちて行きます。二人の先は破滅なのか、真っさらな未来なのか。
狂った人間の堕ちた先って、何も無い、真っ白な部屋のイメージで、笑うような。

狂愛は、鳥籠の執着と言うよりは、サイコパスのほうがしっくりくる。

ただこちらの作品が冥花すゐ先生の『ソムニア』に軸がそっくりで、ちょっとモヤモヤ。ヤクザ×ネグレクト孤児なのと描写からか、個人的には本作の方がわかりやすかったとは思う、けど残念。

作品としては1冊でまとまっているし、よくここまで描ききっていただけたと思います。

ポーカーフェイスの下の熱

初めましての作家様

表紙に惹かれて購入しました。

クールに見えて情のある先輩×一生懸命な後輩、終始可愛かったです。

月野諒は性に悩みセックスサークルに参加しようとします。しかしいざと言う時にやっぱり不安になってしまい、そこで助けてくれたのが慎士。そして慎士は実は大学の先輩でもありました。慎士が気になり、お礼と言って交流するようになり、知りたいが芽生えてきます。

弱気なもの同士、予防線を張りながらの関係に悶えます。そして気持ちが通じてからの、不安が取り除かれてからの好きが愛おしいかったです。

表紙の雰囲気からも伝わりますが、好きが溶け込んだ日常で、穏やかな朝ごはんの時間を二人が過ごすのだろうと容易に想像でき、幸せな一冊でした。

壁になれる作品

初めましての作家様です
1話を読んでずっと気になっていた作品が待ちに待った単行本化

お食事処の店長とマネージャー、大学時代に付き合っていたものの1年で自然消滅、それから5年互いに悪態をつきながら近づく者を牽制しつつ傍を離れられないでいます。
好きなのに素直になれず、向き合うには臆病で、第三者から見れば両思いは一目瞭然。ハラハラと微笑ましさが同時に押し寄せます。二人の同僚も生暖かい見守っているので、同じ目線で物語に入れてツッコミも呆れも期待も、物語の中の温度で一緒に感じることができたとも思います。

そしてモノローグの仕掛け、所々でどちらの視点かとなる箇所はありましたが、どちらの視点でも読めるようになっていると!即2周目でした笑
同じシーンで同じことをことを考えている/同じ気持ちを抱いている、そんなシーンが沢山で二人ピッタリが増しました。

ナンバリングはついているものの、1冊で両思いを確かめ落ち着くところに落ち着き、1冊でも満足できます。
とても綺麗に収まっていたので続編ある方が多少の不安…

第三者視点で二人を見守れるお話も表現も素敵な作品でした。

過激だけど下品さを感じさせない

いくつか読んだことのある作家様
作家買い!にはならないけど、一読はしておきたく購入

いや、よかった
SMって痛いとか酷いのイメージがどうしても先行してしまうけど、本作はいろんなプレイがあって過激エロだけど、ほのぼのでもあるような、"SM"からは連想されなかったような甘さと優しさがありました。

酷くしたいけど嫌われたくないから言えなかった蘭樹くん×酷くされたいけど引かれるのが怖く妄想が捗っていたじろさん。蘭樹くんがモブをあしらっているのを見たじろさんが興奮して、お互いの性癖がバレてしまいます。そこから二人でいろんなプレイに挑戦。
手錠に目隠し、玩具、射精管理etc、1話ごとに試していきます。それでも相手が合わせてくれているのではないかとの不安が拭えませんが、プレイがコミュニケーションとなりラブラブに♡

酷いことと思いつつ、常にじろさんの反応を伺って優しくあった蘭樹くんにキュンでした。じろさんも見かけによらずなかなかムッツリさんでかわいかったです。
お互いに相手を満たそうと愛があって優しくて、エロでも満足、癒しとしても満足でした。

一つだけ、各プレイの小話集みたいだったので、1冊を通したストーリーの要素も欲しかったです。

素敵な世界にある二人の素敵な世界

作家買いです
上巻と一緒に購入、本誌でも読んでいました。

奥田先生、作風はなかなか振り幅がある印象ですがストーリーは安定してるししっかり読み応えがあり好きです。

前作(午前2時〜)は重い、その前(アンチアルファ)は狂ってる、もっと前(糸永くん)はかわいいけどスパイシー。
今作は愛しくて澄んでて美しかったです。気の重くなるお話でもなく、気楽に読めてハッピーでした。

上巻でゼンの元を去ったシーア。ゼンはシーアを探して身をすり減らして行きます。そんな王に助けを求めたのがシーアの弟・ウル。もうウルがかわいくてかわいくて、うちにもペットに欲しいです。
ゼンはシーアを無事に見つけ、正式に番として妃として呼びます。ゼンが王ではなく、ゼンでいられる唯一の場所がシーアで、優しさが満ち溢れていました。

そして、下巻にはリーカーのお話もあります。
ゼン×シーアに比べて、ちょっと理解が追いつかず、難しかったです。
ゼン×シーアよりは、ねっとりした独占欲なのかな。

普段獣人は苦手としていますが、ゼンが神に近い姿だったので受け入れられていたし、寧ろすごくゼンのスパダリな寵愛具合にハマっていました。
同時収録は獣感も残ってて、人を選ぶかも知れません。

2冊通して、イラストも世界観もストーリーもキレイで、大満足でした。

世界観に魅了

作家買いです
Dear+さん本誌でも拝読済み

連載の1話を読んだ時からとても気になり、単行本を待っていました。

獣の王国で、捨てられみオオカミの家族として暮らすただ一人の人間のシーアは、獣の王・ゼンと身分の壁なく接していました。しかしゼンが番を迎えると聞き、変身し紛れ込み、王の番に選ばれます。
雄であること、人間であることを隠しながら、王の傍に居ようとします。

ゼンはもちろん気づいていますが、シーアの真意を計れず、欲を抑えてシーアと共にいます。
ゼンからシーアへの寵愛では、我慢と欲の揺れが感じられ、ギュッとさせられました。

神性の高いゼンの"目"は怖れられますが、その"目"の表現が豊かで、威圧と愛しさと欲と"目"から伝わる感情に惹き込まれました。
そして獣の王国の自然や他の獣など作画も美しい。

舞台も、登場するキャラクターも魅力的で、作品の世界にのめり込んでしまいました。