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不意打ちの春雷 下

fuiuchi no syunrai

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表題作不意打ちの春雷 下

梅山 蓮、高校2年生
八鳥 椿、高校2年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

八島椿は梅山蓮と小学生の頃から高校に上がった今までずっと一緒だった。
両親のいない椿にとって、たくさんの慰めの言葉より
蓮の存在が救いで、一番大切なもので、
それはいつしか恋愛感情に変化していた。

一度は椿をフったはずの蓮はなんの気まぐれか
やっぱり椿が好きだと宣い、友達からのステップアップ計画を実行中。
その一挙一動が自分を想ってのことだと理解すればするほど
ギシギシと痛んでいた胸はドキドキと高鳴ってしまう。

「蓮を好きでいるのをやめたことなんてない」

こうして、晴れて彼氏同士になった二人だけれど
また新たな問題が立ちはだかり・・・・・

作品情報

作品名
不意打ちの春雷 下
著者
黒井つむじ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784866696553

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90

4.6

(84)

(63)

萌々

(14)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
389
評価数
84
平均
4.6 / 5
神率
75%

レビュー投稿数12

ピュアな手探り 微糖ラブが可愛らしい

蓮×椿

両想いでありながらも、
友だちのままでいる(つもり)2人が、
ついに椿の焦りが極限に達して動き出し、
恋人同士になれる。


新しい関係を築くための手探りで、
好き好きっぷりが溢れているけど、
まだまだ甘さのない初々しい日々から、
だんだんと微糖ラブの方向に進んでいく2人。
ピュアな胸キュン感が幼馴染ものの真髄!


蓮の
椿と2人っきりでいたい、
椿に会いたいし、触れたい・・・という
純粋で大好きな気持ちが、
誠実な付き合いになって、
愛情表現の純粋加減度がまた可愛い。

そんな蓮のストレートな愛情に、
甘える気のない椿が、
強気な気質でちょっとツンツンしつつも
蓮と離れてしまうかもしれないことを知って、
その不安が顔に浮かぶ表情が意外的で、こっちまで心臓が止まりそう!

ただ好きで一緒にいたい、
椿を抱きたい!蓮。
ただ好きで離れたくない、
蓮に抱かれたい!椿。

友だちから恋人になって、
その感情の変遷や考え方も確実に安定している2人が、
ピュアなキスから、
素股、エッチまで可愛らしくて幸せで、
お互いの愛を確かめ合う力強さと、
お互いにとって生きがいみたいな存在になっている尊さが、
しっかりと感じられて心がポカポカしてしまう!

上下巻、全体的には蓮視点なので、
蓮の気持ちに超共感できて、
椿の気持ちも隠しきれないのがすごく見事で、

長年の友情と、
突然訪れた恋愛の境界線上で揺れ動く、
躊躇、喧嘩、すれ違いを経て、
恋に成長する2人の
青春の甘酸っぱさや、
生々しい感情に浸った胸キュン感が純愛の頂点です!



・コミコミスタジオ限定上下巻同時購入特典描き下ろし漫画4Pリーフレット
描き下ろし漫画2P:
椿視点、遊園地デート中のこと。

・コミコミスタジオ限定上下巻同時購入特典描き下ろしマンガ12P小冊子(有償特典)
描き下ろし漫画8P:
ある朝、椿の家に柿獲りにきた蓮が、
寝ている椿を見て、
まだ付き合っていなかった時の自分が、
椿を独占したことを回想する・・・、
2人らしいやりとりとイチャイチャしていて・・・。
柿獲りをする2人の姿も描かれて、
全部がほっこりさせてくれる。

3

ここからが本当のスタート

上巻は、蓮のヘタレ具合と鈍感力が滲む青臭いBLでしたが、この下巻でついにやってきた甘酸っぱいBL展開!
自分の気持ちに気付き、椿にもきちんと向き合えるようになったことで少し成長した蓮の変化が、椿とのこれからの未来を大きく期待させます。一度フッてしまったからこそ、リトライのハードルが上がってしまいましたが、もう二度と間違えないように慎重に行動する蓮の姿に彼の椿への本気度を強く感じることができました。


下巻で印象に残るのは、そうした蓮の椿大好きな気持ちとそこから繋がる念願のお付き合いですね!
2人の手探りな初々しい恋人期がかわいぃぃ〜…!( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
覚醒した蓮のデレが甘く想像通りというか想像以上というか……恋人モードの浮かれ姿にニヤってしまいました。恋は人を変えるとはよく言ったものだ^ ^

好きという感情を自覚しただけで、同じ景色がこうも違って見えるのかと。椿を見ては、ウフフしてお花を周りに飛ばしてる蓮のウキウキした想いが大変よろしくて、ふわついた甘酸っぱさが眩しいです。
これまでの彼らからすると、してることや距離感はさほど変わってないと思うけど、そこに好きの気持ちが根付いてるだけで漂う空気に甘さがさらにプラスされ、誰も邪魔できない2人だけの世界に酔いしれました〜


男子高校生らしい爽やかな交際が、2人の自然体なやりとりと相まって萌えがギュウギュウに詰まっていました。(手繋ぎスカッは最高!)
友人から"恋人"へと関係が変化しても、今までと変わらないものもあるし、変わったこともある。蓮と椿なりのペースでゆっくりと恋人への変化を楽しんでいく過程がとても良かったです。
落ち着くところにやっと落ち着いた安堵感と多幸感に大満足。2人の恋が魅せた世界に心が温まりました(*´꒳`*)

1

特別な友だちが恋人になるまで

上巻のスーパーもだもだ関係から、湯川くん(髪長めメガネ弓道部)や女子のアシストもありくっついた二人!下巻では50ページより前にお互い再告白します。

が!この二人ぎこちないがすごいがどっちも初恋人なのか?な?可愛いけど両想いになったらなったでもどかしい〜_(:3 」∠)_

でも周りの友だちとか、たぶんきっと気づいているであろうママとかも「男同士なんてうんぬんかんぬん〜」してこないのが令和のDKBLでとても好きです。現実世界も早くこうなれ!

そしてこのふたり。上下決めるときまで可愛いくてまっすぐでまったくニヤニヤを回避できない。読んでる間ずっとニヤニヤしちゃう。公共の場で読むのは全然お勧めできないです。マスクありなら、可かな、、?

大学とかいったら今以上にいろんなことがあると思うけど末長くお幸せにしてほしいふたり。グッと大人になった蓮くんが今とはまた違う感じで椿くんをホンローするとことか最高に見たいです(いくらでも妄想できる

もっと続いてほしいけど電子で完結マークがついててかなしい。次回作も期待してます!

1

成長記録

気付かされた「好き」ではなくて心からの想いがほしい椿と、ただただ空回りし続ける蓮。
そんな拗らせたふたりにかなりヤキモキさせられた上巻。
きっと下巻で大きくストーリーが動いていくだろうことは予想できたので期待はしていましたが、予想以上にふたりの内面の成長を感じられる展開となっていました。

告白をし合った後で椿が好きだと気付いたけれど、前と同じような関係には戻れないことを思い知った蓮。
椿の嫌がることはしたくないから"友達"の距離は守らなくてはいけないし、それでもやっぱりそばに居たくて椿に触れたくて…という葛藤の中で。
真っ直ぐに伝えた想いが椿に伝わって、ふたりはようやく付き合うことになるわけです。

恋人同士になってからこれまで一緒にいた時間で感じたことがなかった"初めて"をたくさん知っていくふたりは、嬉しい、楽しい!というだけではなく恋人という距離感に戸惑いつつ。
それでも確実に前に進んでいく様子が本当に眩しくて、相手を思い遣る気持ちがたくさんあふれたその微笑ましさに、胸がじんわりあたたまったのでした。

付き合いだしてからも蓮は椿のことばかり考えていて、独占欲も剥き出しだしお世辞にも"大人になった"とは言えないかもしれないけれど。
それでも関係が変わる前とは比べ物にならないくらい男らしくなった姿が素敵でした。

くっつくまでの拗れたやり取りから、幸せなところに着地するまで。
面倒くさくも愛おしい、そんなふたりの日々を見守ることができて本当に嬉しかったです。

0

ピュアできゅんが詰まった下巻!!

はちゃめちゃに良かったです!!
上巻で一体にどうやって落ち着くのかと思ってソワソワしてましたが、早々に収まるところに収まってくれて本当に良かった!
言葉よりも本当に些細なことで好きの気持ちの本気度に気づくことができるのも幼馴染ならではの信頼と距離感ですよね…!

そしてもう残りはただただピュアで不器用でお互いが大好きな2人が色々ありながらも確実に気持ちと関係を強固なものにしていくご褒美タイム。
相手の顔色を窺いながらもちょっと暴走しちゃったり、気恥ずかしくなったりと可愛い倒し。読んでるこっちはギュンギュンです!!
何より関係を進めたいとか引っ越しとかそういう色々な出来事でふとした相手の言動から自分への好意を実感した瞬間がすごくわかりやすくて、こうやって互いの大好きをどんどん深めていくのかと思うともうたまらなかったです。

最後の最後まで明確な恋愛感情じゃなくてもずっとずっと前から椿とずっと一緒にいたいと思ってた蓮の気持ちは間違いなく愛だな、と最高に幸せな気持ちで読み終えることができた下巻でした。最高…!!

0

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