大事な幼馴染みがいやらしく見える――!?

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表題作おしどり悪友

花塚 傑,高校生
九鬼 栄,高校生

その他の収録作品

  • 始まるまえのこと
  • それ以外にないこと
  • Dead man Borned again

あらすじ

高校生の九鬼 栄(くきさかえ)と花塚 傑(はなつかすぐる)は幼馴染みで共にゲイ。
仲良しなので日常的にハグをしているが、九鬼も花塚もタチなので性的興味は一切ない……と思っていたのに、花塚が突然キスしたいと言い出して――!?
タチ同士(ただし童貞)の腐れ縁コンビに恋の予感……?

作品情報

作品名
おしどり悪友
著者
黒井つむじ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
ISBN
9784047349421
3.8

(57)

(21)

萌々

(14)

(18)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
9
得点
216
評価数
57
平均
3.8 / 5
神率
36.8%

レビュー投稿数9

意識するが故の距離感が、、、

あーまた大好きな作品が増えました。黒井つむじ先生の作品を最近は買い占めているのですが全部いい。その中でもこれ一番好きかもしれない!

BLというジャンルにおいてはもうど定番なみんな大好き幼馴染モノ。他の作品であればどちらかの片思いで、長い年月を得て紆余曲折ありながらも結ばれるというパターンが王道でしょうか。

しかしこの作品だとお互いゲイで親友という立ち位置になるだけで、あーこんなに拗れてしまうのかーと。ノンケではないまた別の難しさの2人の心情の変わりようが丁寧に描かれていて、とてもキュンとしました。

同級生の貴志くん、いいスパイスになってますね。この子の恋の行方もとても気になる!!!

1

ニコイチ幼馴染の無自覚なイチャイチャ♡

タチ同士…という感じはあまり感じませんでしたが
等身大の高校生の恋愛が楽しめて面白かったです(﹡´◡`﹡ )


"おしどり"幼馴染の間に恋が芽生え発展していくお話。
高校入学式から始まり、2年春〜秋、3年の夏と時間は移り変わります。
幼馴染で、互いに自覚してるゲイ。
高校入学を機にカミングアウト済み。
ニコイチでとても仲が良く周囲からカップル認定されてますが、純粋なお友達関係。
しかし少しずつ気持ちが変化し始め、性的欲求を持つようになり…と展開します。


ビジュアルが全く変わらないので時間経過がわかりにくかったのは残念かな。
場面切り替えで急に2年なってたり、3年夏だったりで、少々戸惑う。。。

が、しかし!
付き合ってないのに恋人に見えちゃう幼馴染!
熟年夫婦を思わせるツーカーの仲!
恋が始まる前でもスキンシップの多さにニヤニヤしちゃいました♡♡
全て分かり合ってる感やナチュラルなハグなど精神的にも物理的にも距離が近いのですよー♪
本人たちはそれが"当たり前"で"自然体"。無自覚さに萌える…!
純粋な友情がベースにあって、甘ったるくベタベタに引っ付くのとは違う点も良かったです。

そんな距離の近い2人でしたが
恋を意識してから距離感を取りあぐねるのがっっ(∩´///`∩)

『触りたい、けど
どこを触ったらいいかわからない』

友情から1歩踏み込んだところでどうしていいかわからない焦ったさ。
今まで何とも思わなかった距離の近さを意識して思わず離れる。
鎖骨が色っぽく見えて、少し触れただけでドキドキして。
友達からの変化がとても良きで萌えました(∩´///`∩)

で、距離感に悩んでる反面、堪らんメーター振り切った時に人前でチュッってしちゃうのとかね!
思わず出ちゃった行動が一番ストレートで分かりやすいっヾ(*´∀`*)ノ

本気の告白は2年の体育祭シーズン〜返事は3年の夏までと期間があるのですが、
その間の幼馴染以上恋人未満な感じもキュンキュンでした♪

惜しむらくはエッチシーンが少なすぎる!
ほぼ朝チュンに近い…(´;ω;`)
元々恋人みたいに仲良しな2人が本当の恋人になったら、明確な違いはエッチの有無。
ここは是非ともガッツリしてるほうがギャップ萌えもあって良かったのになーと思いました。
タチ×タチで煽るなら尚更必要かと。。。

ポジション決めをしてるシーンがあったのは良かったです。
遠回しにタチを譲った受けの優しさと愛情が良き…(﹡´◡`﹡ )

個人的にお気に入りは、受けのお友達・貴志くん。
彼の立ち位置は 当て馬でもあり、見守りポジでもあり、攻めが恋を自覚した起爆スイッチでもあり。
萌え増幅させてくれるナイスキャラでもっと見たかったですv

11

タイトル秀逸すぎ

これは、最初から好きを自覚している訳じゃない。
でも小学生からの、云わば幼馴染み。そして、ゲイという共通項をもった2人の話。

じわりじわり。いつでも側に居ることが実は翻すことが困難になるくらいの好きに変化しているんですね~!
長年のゲイ友で、幼馴染みで、親友だから互いのGPSと周りが認めるくらいの花と、栄。
高校生で、すぐにゲイと自己紹介で、カミングアウトするなんて、かなりスゴいこと。
だけど、花と栄は自覚無しでのバディ感があったからこその行動なんですよね!
互いがいなければ、出来ないし周囲のクラスメイトも、余りにも堂々とした彼らを受け入れていくわけで。花は栄が、栄は花がいてこそだよなぁ…

タチ同士無理、じゃなくて相手が好きで許したくなるときはどちらでも良くなるのかな。
意外に、すんなりと栄が受けに収まった気がしました。

じわりじわりと、お互いにパートナーとなった2人は、長く続く関係を手に入れたとおもいました。

ケンカっプルとは、違う。
ホントに、おしどり悪友、プラス恋人がしっくりときた萌しかない話でした❤️

2

タチ同士幼馴染の恋愛過程

独特の絵柄(好みの方向)で、ページの見え方もすっきりしていて非常に読み進めやすかったです。
また、表紙にいるふたりともが脚が長くて(もちろん本文中も)、男の子っぽい人物の描かれ方が好みで読むきっかけになりました。絵柄が好みのテイストだとあっ読もっ!ってなりますよね。
幼馴染のふたりは両者ともゲイで両者ともタチ。それぞれの好みのタイプもバラバラなので付き合うなんてありえない!という前提から物語が始まります。
その前提からふたりの関係性が徐々に変わっていく様が丁寧に描かれていました。

読んでみた感想としては、お互いが大切でたまらない気持ちがページにあふれていて最高でした。
個人的には終わりのほうの「肉座椅子」がかわいかったです……♡♡

3

幼馴染同士の距離感の変化がいい

まるまる一冊同じカプ・高校生・幼馴染同士のお話です。

クラスでの自己紹介の際、ゲイであることをカミングアウトした花塚と九鬼。
それ以来、まわりから「二人でくっついちゃいなよ~。」と言われてるんだけど「好みじゃない」「お互いタチ同士だからNG」と二人ともキッパリ断言。
あくまで仲の良い幼馴染なだけであって、恋人同士だなんてありえない!とお互い思っていたはずなのに…。

ちょっとしたきっかけで、九鬼に対して恋愛感情が芽生えてしまった花塚は、意識し始めた途端、九鬼の鎖骨を触ったくらいでドギマギしちゃう。
そして九鬼自身も、自分に好意を抱いて今までとは違う扱いをしてくる花塚が、見知った幼馴染ではなくまるで知らない男のように感じて困惑しちゃう。
それまで距離感ゼロでひっついていただけに、恋愛感情を意識し始めてから、その距離感を計りかねている様子がとっても良いんです。

惜しいのは攻めのビジュアル。
地味メガネかつ前髪ぱっつんなところが白ブリーフを履いてる某受けキャラを連想させてしまって、そのキャラが好みでないだけにイマイチ萌えきれませんでした。
泳いだ後、メガネなし、前髪もぼさっとした感じになってるところを見て、全然こっちのほうがいいのに…と思ってしまう。

タチ×タチ同士だけど無駄な攻防戦もなく、あえて賭けに負けるフリしてネコを引き受けてくれた九鬼の優しさにキュンとなります。

3

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