電子限定特典付き
「こ…怖い…っけど期待してる」 「これからおれ どうされちゃうんだろう……」
BLの始まりパターンっていくつもありますよね?
幼なじみ、再会、一目惚れ、同級生etc…
展開の主流は出会いからお付き合いまでを追うパターンが多い中、続編ではなく始まりの時点でお付き合いの状態から読めるのがコチラの作品です
お付き合いをする迄を楽しむ時とはまた違ったワクドキが得られます
ベースに安心感はあるものの付き合ってる2人だからこそ!の、お話しの広がりが最大の楽しみです♪
今回のお2人ならでは!の広がりPOINTはズバリ「性嗜好」です
運命的な出会いを経て、順風満帆なお付き合いも1年、今では同棲もしている蘭樹(らんじゅ)とじろさんカップル
コレ!と言った問題もなくただただラブラブハッピーな日々を過ごしていた♪と思ったら…ひょんなきっかけで知られざるパートナーの持つ性への嗜好を知った事で始まるステップアップLoveストーリーです
蘭樹は嗜虐嗜好があり、じろさんはMっ子体質
そんな2人が進むべき道、それは~SM道~、一択ですよね⁈
全6章構成なのですが、このお話しの流れを把握するのに要するのは25ページ弱の第1章でパパっと判明します!
しかもこの長さの中でもちゃんと緩急もある展開です
とっても無駄がなく進み、ネクストステージに向かっていく2人をじっくり堪能出来るのがとても良い!と思います(о´∀`о)
ある種閉塞的で限られた中の性嗜好ジャンルであるSMを、所謂一般的なカップル(BLのね)がお互いを満足させ、満足する為に日常の中に組み込み愛情表現のひとつとして扱っております
なので閉塞感や特殊性とは無縁な感じでSMが描かれているのもおもしろいです
たぶんこの描かれ方だからこそ下品さも薄いですし、愛情として担っている分量が多く感じるんだと思いました (ღˇ◡ˇ*)♡
ただ、一方でSMが放つ倒錯的行為っていう類の淫靡さも同時に薄まっているのもまた事実かと…
まぁ、倒錯的志向の根源って変態だと思うので(主観ですし私的には変態は誉め言葉♡)上品とは同じ世界線で肩を組む事は無いと思うんですよね
寧ろ上品さの裏にある欲を引きずり出すような感覚が倒錯的なんじゃないかな?って思ったりしてるのでこの「引きずり出される」「暴かれる」という所があっさりしていた事が下品さ、変態さを薄めたかな?って思っています
なので良くも悪くも「SMの味はちゃんとする」のですが風味違いって感じは私自身は最後迄拭い切れなかったなぁ…とは感じました
攻めの蘭樹は嗜虐性が高めって自覚しているようですがSM目線で言うと、だいぶご奉仕型の攻め(所謂SMのSはサービスのS精神)なので、普段の顔とは別の「意地悪プレイ」をして責めてくれる攻めが好きな人とド淫乱なMっ子さんの組み合わせが好きな人や、痛さのないストレートな愛情分量多めなSMが好きな人や好みな人にはおススメな作品だと思います♪
ほぼずっとヤッテルけどちゃんと会話と心の繋がりを感じる甘エロな濡れ場ばかりだと思いました~♡
最初からお付き合いがスタートしている二人。けれど、お互い本当の性癖をさらけ出していないというモダモダがあります。晒さない理由も、相手を思って嫌われたくないからという年下攻めくんの葛藤が見れます。
けれど、さらけ出した後が凄かった!!!
まさに、2人出会うべくして出会ったような性癖のマッチング率で120%の相性でしたね笑
年下攻めくんは最高のドSっぷりを出してくれるし、年上受けくんはそれが最高に嬉しいし癖なんですよね〜!喜んで受け入れてトロトロになってしまう可愛い受けくんが見れます。
そして何より最高なのは、あくまでそれはプレイの時のみ!なんですよね。外でも中でもプレイする彼らですが、「お付き合い1年目」という初心さも持ち合わせているのです。ここまでは大丈夫、と確認しあいながらプレイ始める(だけど結構な無理をする笑)可愛い2人が見れますよ!
普段はめちゃくちゃに優しい彼氏がドSスイッチが入った途端に見せる顔……最高に興奮しました!!
汁気たっぷりの表現ですが、綺麗な絵でスッキリ読めます。甘々なカップルで可愛かったです!
電子の民なんで関係ないんですが、この表紙はめちゃくちゃレジに持って行きにくいですね・・・!(褒め言葉
シーモアさんだと黒のレースの帯的なものがかかっているんでまだセーフ?なんですが、ちるちるさんだと赤いえっちなランジェリーが丸見えで性的度合いがやばい_(:3 」∠)_
で、肝心の中身なんですが・・・
豹変彼氏が最高♡♡♡♡
正直メガネな受ちゃんが苦手なので、設定が好きでもしっかり萌えられるか心配だったんですが、杞憂でした。めちゃくちゃにシコくてめちゃくちゃに楽しい(*´◒`*)
基本は受ちゃん至上なんですがこちらは攻くん推し。
SMと言っても痛いのとか酷いのはあまり好きでないので、辱めたり焦らしたり縛ったりで受ちゃんが悦んでる本は好みド真ん中です。あまあまにエロをドーン!と詰め込んだ感じ。こちらの受ちゃんは欲しがり淫乱ちゃんでしたが、個人的にはもう少し羞恥心高めだと完璧でした。
ちなみに爆萌した攻くん台詞があり・・・『期待勃ち』マジでパワーワードなので探してください_(:3 」∠)_
設定に惹かれ、試し読みもして購入したのですが結論好みじゃなかったです。
エロ>>>>>ストーリーって感じ。
別に何か矛盾があるとかそういう訳ではないけど。
攻めの加虐心を受け入れる受けがあまりに単純というか……。
SM描写ってなんていうかもっと繊細というか、絆がないとできないプレイだと個人的には思っていて。
SM=エロの題材として描かれてしまうと読み進める前に、本を閉じてしまう……。
エロとストーリーを同じぐらい重視している方、というよりエロがあればなんでもOKという方向け?
商業というより同人誌っぽいお話でした。
いくつか読んだことのある作家様
作家買い!にはならないけど、一読はしておきたく購入
いや、よかった
SMって痛いとか酷いのイメージがどうしても先行してしまうけど、本作はいろんなプレイがあって過激エロだけど、ほのぼのでもあるような、"SM"からは連想されなかったような甘さと優しさがありました。
酷くしたいけど嫌われたくないから言えなかった蘭樹くん×酷くされたいけど引かれるのが怖く妄想が捗っていたじろさん。蘭樹くんがモブをあしらっているのを見たじろさんが興奮して、お互いの性癖がバレてしまいます。そこから二人でいろんなプレイに挑戦。
手錠に目隠し、玩具、射精管理etc、1話ごとに試していきます。それでも相手が合わせてくれているのではないかとの不安が拭えませんが、プレイがコミュニケーションとなりラブラブに♡
酷いことと思いつつ、常にじろさんの反応を伺って優しくあった蘭樹くんにキュンでした。じろさんも見かけによらずなかなかムッツリさんでかわいかったです。
お互いに相手を満たそうと愛があって優しくて、エロでも満足、癒しとしても満足でした。
一つだけ、各プレイの小話集みたいだったので、1冊を通したストーリーの要素も欲しかったです。