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萌作品

エキスパートレビューアー2022 ソムリエ合格

女性アキタさん

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燻る恋に燻る気持ち

いつもならみんた先生の新作〜!となると嬉しくてテンションがアガるんですけど、今回の攻めが『キューピッドに落雷 追撃』に登場していたあの猛生先輩だと知った時、ちょっと複雑な気持ちになりました。

『キュー雷』シリーズ、大っっっ好きなんです。
それで、追撃での猛生先輩の去り際が後を濁す事なく男らし過ぎて素晴らしく、私の中で綺麗に完全完結していたので、スピンオフという考えに至ってもいなくて…。
でも、猛生先輩人気キャラですし絶対的に大多数の方が熱望しているでしょうこのスピンオフは当然といえば当然だと思うのですが、個人的に気持ちが追いつかず、燻り焦げ付いて、両手を上げて喜べないというか…、いや、でも猛生先輩にはもちろん幸せになって欲しいんですけど〜、何というか…もにょる。
なんて、なんだかんだ言いながら単話で追って拝読はしていたんですけれども…(苦笑)

お相手は追撃に登場していた眼鏡の和晃。
猛生先輩の幼馴染でお隣さんで、窓からお互いの部屋を自由に行き来して家族ぐるみのお付き合いで、しかも和晃は長年猛生先輩に片想い、だけど想いを告げるつもりは無くて…な、めちゃくちゃ王道な関係。
しかも猛生先輩の男前ぶりは健在、なんならむしろぶち上がっていて、クールに見えた和晃の燻っていた積年の想いが弾けて成就する、幼馴染片恋DKという既視感を感じがちな設定のお話しをまとめ上げるみんた先生の手腕はさすがの一言なのですが、前述の私の猛生先輩へ抱く勝手な思いが邪魔をして、今ひとつ入り込めずノリ切れなかった、というのが正直な感想なので萌であげさせていただきます。

なんかちょっと視点のズレた猛生先輩好きを拗らせたあまりの独りよがりなレビューですみません。

少し登場した相変わらず寒がりの蒼生先輩がかわいくて、慎吾もまさかの巻き込まれ方をしていて少しかわいそうだったのですがそれも慎吾らしくて笑ってしまいました。
『〜巻き込まれ慎吾〜』のふたり、最高でした〜!

脱毛+エロ

はじめましての作家様。
シャープで綺麗で身体のラインがエロくて、好みの絵でした。

ホストのヒロは脱毛はエチケットと聞き、指名を増やすために脱毛サロンへ体験に訪れるのですが、サロンスタッフの瀬戸内の前で醜態を晒してしまい…。
からのヒロのアレがタイプだという瀬戸内の脱毛にプラスしてエッチなサービスがスタート。
脱毛、といえど毛の描写は全くないです。

デリケート部分の脱毛自体だいぶと恥ずかしいのにあんなエロサービスされるなんて普通はあり得ないけど、まあ…、全然ありですよね(親指)←
ちょっと意地悪で甘Sな瀬戸内の焦らし方がいい感じで、いろいろ触られて乳首でもばっちり感じるようになってしまい瀬戸内を意識しまくっちゃうヒロの軽快なチョロさもよかったです。

本番はないもののエッチなことをしながらお話しは進み、途中ヒロが瀬戸内への気持ちに踏ん切りがつかずもだつくところもありますが、瀬戸内のにこにこでぐいぐいな勢いのあるアプローチに気持ちが固まって…。

初エッチの時のふたりの表情がかわいかったのですが、瀬戸内のお目当てでもありキューピッド(?)でもあるヒロのアレをもうちょっと愛でてほしかったのと、電子(Renta)は真っ白抜きで瀬戸内が絶賛していた色艶形は視認できなかったのが残念でした(涙)

ヒロの弟と妹にまさかの状態を見られてしまったのはびっくりでしたが、順調にお付き合いをしているようでほっこりしました。

美ビジュアル

親から継いだ喫茶店のマスターの椎名と椎名の喫茶店のある地域の再開発を担当する阿久津。

店の立ち退きのことなどでもっとバチバチに対立しながら徐々に距離を縮めていくかんじなのかな、と思いましたが序盤の椎名の思い切った行動から阿久津と結構あっさりとエッチなことをする関係に。
はじめの方は身体だけということで口にキスはなしなんですけど、阿久津が椎名ののどぼとけにキスをするのがよくて。
のどぼとけにキスするの好きなんですよ〜!
あんまり見かけることのない描写なので嬉しかったです。

不器用な大人同士の恋愛。
警戒心があるように見えてどこか無防備な椎名のちょろうぶな感じを阿久津が愛でて揶揄いながら可愛がるようなかんじが微笑ましくて、海の見える喫茶店というシチュや椎名の金髪碧眼の美ビジュアルなど素敵な要素もあったのですが、キャラの気持ちの変化やストーリー展開が全体的にさっぱりとしていて、ライトな読後感。

個人的にはあまきいお先生の既刊の『傷あとにくちづけ』のほうが好みのお話でした。

灰咲きり先生。
デビュー作で惚れている先生の新作ということで迷わず拝読。

人を好きになるという感情がわからず模索中の大学生日高と人懐こくて距離感が近いウリ専をしているフリーターの深月。

明るく振る舞う深月ですが、その裏でちょっと影のある雰囲気を纏っていて、静かに淡々とストーリーは進みます。
身体を使うことでしか居場所を得られず、飄々としているようで愛に飢えている深月。
人に対して感情が動きづらい日高。
お互いの肌に触れるたびにだんだんとふたりの心情に変化が…。

深月に執着していた槙也が良くも悪くもあっさりと引いてくれたので修羅場になることもなく。
ただ、あまりにもさっぱりとしているのでやや拍子抜けしてしまう部分ではあるかな、と思いますが個人的にどろどろとしたかんじは得意ではないのでちょうどよかった(?)です。

前作に比べたらかなりエロが多くてびっくりでしたが、先生の描かれるエッチなシーンや表情がたくさん見られて嬉しかったです。

お話しとしては前作の方が好みでしたが、等身大のキャラが自然にわちゃつくところはどちらも好き。

朝が苦手だった深月が日高の隣で明るく幸せな朝を迎えられてよかったな、と思いました。
きり先生の次回作も楽しみにしています。

ホスト×忍び

まずカップリングから面白い。
さらには腰痛持ちでハロワで職探しする忍びって(笑)

距離感バグり気味ホストのシンジの身辺警護をすることになった忍びの海。
シンジのハイテンションのせいであまり事の重大さは感じられず、まあまあゆる〜いかんじでお話しは進みます。
海の身のこなしは忍者だけにしなやかでかっこいいのですが、伝説の忍者としての背景などは多くは語られず。

神ホストに気に入られ指名されて距離をぐいぐい詰められて調子を狂わされてしまうクールな忍び、でも仕事はめちゃくちゃ有能。という設定自体は面白いし、お話しのテンポも好きで楽しかったのですが、L部分がシンジのノリもあってなのかだいぶとあっさりしている感じがしてしまって、その点が少し残念でした。
ライバル忍びのマサもなんかもうお疲れ様だし、本名が渋い(苦笑)

海のビジュアルとストイックなところは好みで、腰を痛めた理由もかわいかったです。
エッチではその腰が心配でしたが、シンジがさすがの気遣いでめちゃくちゃ優しくいたしていたので安心しました〜。

筋肉とホクロ

作者様デビューコミックスということで、おめでとうございます!
タッチが多少粗いところもありますが、すっきりとした感じが結構好みの絵でした。

ホクロフェチの高瀬にいろいろと振り回されちゃう隠れホクロボディの木戸。
興味のなかった木戸の身体にそそられるホクロを見つけて手のひらを返したように態度が変わる高瀬。
高瀬の絡みがどんどんエスカレートして会社でエロいことおっ始めたり、もうなんならホクロが本体でホクロしか見とらんのかいとか社会人として態度の急変はどうなん?などとツッコミたくはなりましたが、それがフェチか…、と考えを改め。
好きなものを全力で愛でる自由人でフェチを極める男、それが高瀬。という結論に至りました(笑)

それからホクロが好きなのか木戸が好きなのか問題を乗り越えてお付き合いをはじめるふたり。
面白かったんですけど、感情の揺れ動きの描写があっさりとしていて少し物足りなかったというか…、大人にしては不器用すぎるのがかわいくもあったんですけど、もだもだもやもやしている様子がなんだかライトに感じてしまいました。
あと、唐突で強引な当て馬展開にちょっとびっくりでした。

とはいえ、木戸の筋肉とホクロとの素晴らしいコラボと強面な顔がとろとろになるところはエロくてよかったです。

えろえろなすけべシーン

彼女と別れて傷心のノンケの同崎課長が部下でゲイの五十君にがっつり身体から慰められるお話し。

五十君にあれよあれよと開発されて、おしりでイケるようにまでなってしまう同崎課長のドエロさににやにやしながら読み進めていたら五十君のまさかの行動に一瞬フリーズ。
えっ?あんなにさくっとリバるなんてある?と混乱してリバは特に地雷ではないのですが心の準備ができていなかったのでちょっと宇宙猫状態になりました(笑)
そんな状態の中、ふたりの関係が一歩進みそう…、というところで終わりでまたびっくりでしたが、初出一覧と他の方のレビューを見てアンソロのまとめだと知り展開の早さに納得して、続編が出ているのですぐ読まなくては!となりました。

他、同時収録の短編が3編。
どの作品も表題作と比べると仄暗い感じで、カバー下にキャラ紹介とその後が書かれていて、『変わっていくもの』のふたりの後日談がハピエン厨の私にはちょっとしんどく感じました。

由元先生の描かれるすけべなシーンはえろえろで、キスとか繋がっているところの密着感とか、攻めが受けにぐいぐい押しつける腰の動きがいい感じなのでお気に入りです。

じわっと

汐見ろせ先生の描かれるきゅっと上がった目元が好きです。

表題作『たまにきずあと』
左腕に大きなケロイド痕のある八城とその傷痕に無意識に欲情してしまう高森。

高森のある意味特殊な性癖と八城の傷痕による過去のトラウマだったりでDKのフレッシュ感はやや薄く、青春の鮮やかさというよりもちょっと澱みを感じるような読み心地。

ですが、はじめは高森に対して警戒心むき出しでツンギレ全開だった八城がどんどん丸くなっていってツンデレになり、徐々に高森に心を許してゆるーく甘えたになっていくのでそこからDKらしさがじわっと出てくるかんじがよかったです。
そんなかわいい八城に振り回される高森。
受けの尻に敷かれる攻めがかわいい、と汐見先生もコメントでおっしゃっているのですが、ほんとにその通りです。
高森はもういろいろな意味で八城の尻に敷かれたらいいと思います。

同時収録『おはようおねぼうさん』
幼馴染で恋人でニコイチな知哉と豊が小さな誤解からもだもだしちゃうお話しで、攻め受けが思っていたのと逆でした。

殺し屋拾いました

表題作の『殺し屋とフリーター』は絡まれ体質でお人好しのつづりが傷を負った殺し屋だというサンクを拾い、助けたお礼にと世話を焼かれることになってしまう拾い系BL。
サンクが黒髪オールバックメガネでスーツでクールでイイ身体という強キャラです。
3話構成だけに展開やふたりの感情の動きだったりがやや駆け足に感じてしまいましたが、中二病感覚のサンクとそれにツッコむつづりとのちょっとズレたやりとりが可笑しかったです。

同時収録の『禁忌少年』に出てくる受けのアスヒルが褐色のショタで。
褐色は個人的に超がつくほど大好物ですが、ショタはあまり得意ではなく、好きと苦手が混在するというすごく悩ましいキャラだったのですがやっぱりショタは萌えず…。
しかも不憫せつないキャラでさらにきもモブ親父が絡んでくるという苦手要素が重なりあまりお話しに入り込めませんでした(汗)。

もうひとつ同時収録の短編『晴れた赤空』。
こちらは『泣いた赤鬼』が元となっているようなお話しで、朱の素直さと蒼の執着っぷりがいい感じでした。

天国島ライフ

ああ〜、完結ですか(涙)
何巻、何十巻だろうと焦らされる覚悟でいたのに…。

お客様は神様です。を地でいく神様をお客様としてもてなす人外専門のリゾート地『天国島』。
その天国島に連れて来られた天涯孤独の青年・南は訳もわからぬまま働くことに…。
天国島のオーナーの夕凪の謎に満ちた過去もわかっていき、次第に惹かれあっていく南とオーナー。
そして南がオーナーと共に天国島に居続けるという決断をして、結ばれて…、となるのですが、2巻でぎゅっと結末までを駆け足でまとめ詰め込んだ印象で、いつもの小鉄子先生の焦らしプレイ(?)もなく結構すんなりとエッチしてしまうのでそのスピーディーさに若干肩透かしをくらった感じも…。
ファンタジーだけど外界との関係性だったりが妙に現実的なところもあったりして、不思議な感覚にもさせられました。

オーナーと関係を持った相手は…、のくだりから軽く2〜3巻はすれ違ってもだもだして焦らしてもらっても耐えられるくらいの心持ちだったので完結は残念でしたが、ラストはオーナーも南も島の住人のみんなも楽しそうだったのがなによりで、今まで寂しい思いをしてきたオーナーなので、これからは南とたくさんいちゃいちゃして幸せでラブラブな天国島ライフを満喫してほしいな、と思いました。