志水ゆきさんのレビュー一覧

是(10) コミック

志水ゆき 

ついに

そろそろ佳境に入ってきましたねぇ。
アサリの話がようやく落ち着いて、気持ちも落ち着いててきたところだったんですが、またガツンと落としていただきました。
これから来るであろう展開が頭の中をよぎって涙が(ノД`)゚+。
心が痛い。また1から読み返したくなりました。

お話は、和記さん。
ようやくというか、ようやくですね。
同じ紙は戻らない。固執していたそこの理由が明らかになってきます。

2

是(10) コミック

志水ゆき 

真鉄登場!

もう、言うことありません!
いよいよラストへ向かって色々と解き明かされていくクライマックス「和記編」
紙様と言霊師の信頼関係にやっかむような、最初から憎たらしいひねくれ者の印象の和記は、絶対孤独に違いないと思ってはいたのですが、阿沙里が白紙になったのに記憶を残したまま再生したことに、和記が苦しみ八つ当たりする理由、それが真鉄につながることだったとは!
前巻で長持ちの中に真鉄がいましたよね、あ…

4

獅子は獲物に手懐けられる 小説

榎田尤利  志水ゆき 

足の折れたガゼルに魅力を感じるか、ということ。

ちょっと、本文の感想からはズレた内容になってしまいますが、
「ガゼル」というのは、本来群れで行動する動物です。
ですが、本書の「ガゼル」は足が折れていて、一人で取り残されている。
というより、自ら「置いていって」と願い出たようなものかもしれません。

立派な自己犠牲です。

そのあたり、私としては全く人間性を感じない場面でした。
では、何処を持って、「神」としたかというと、勝手に感…

3

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

泣くために読みます。

最初の一文。

「さみしくてさみしくて気が狂いそうだったので、犬を飼うことにした」

衝撃でした。頭をぶん殴られたようです。
本書は何度も読み返しているのですが、その衝撃は、薄れるどころか、二度、三度と読み返すたびに、ますます強さを増して心を揺さぶられます。

ここに出ている言葉はみんなある意味反語なんですね。
「寂しい」から「傍にいて欲しい」「愛して欲しい」
その最初の「寂しい…

12

静かにことばは揺れている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

こっちの方が好き

「心臓が~」のスピンアウトですが、私としてはこっちの方がおもしろかった。

前作の受けの弘みたいな、後ろ向きなトラウマ引きずりタイプの受けって、崎谷作品にはよく出てくるけど、実は、この手の受けはあんまり好きじゃない。
後ろ向きにグズグズグズグズ言っていても、ある日過去を振り切って前向きに生きるようになってくれれば良いんだけれど、そこまでの悶着が、長々とズルズルズルズルされると、読んでいて結構…

2

志水ゆき全集 6 LOVE MODE 6 +レシピ(表題作 So long ~last rain~) コミック

志水ゆき 

ラブモ完結編+レシピ

史貴編。
大好きだけどやっぱりこの話は私の中で番外編的な位置づけです。
や、この過去あっての蒼江や高宮なのはわかるんだけど、どうしても今のカップルに感情移入して読んでいる部分があるので。

嘘予告の蒼江父×錦は是非とも、是非とも!!見たかったんだけどなあ……

同時収録の『レシピ』
BLにおいてここまで優しくされない主人公がかつてあっただろうか……でもいいんです。そこに愛があれば。た…

3

脱がない男〈下〉―Don't Worry Mamaシリーズ 小説

木原音瀬  志水ゆき 

リーマンBL

・藤原の友人と称する男登場。
・が、かなり性格悪し。
・上巻からはうってかわって、良い雰囲気の二人に。
・しかし、どんでん返しはおとずれる。
・その後は、意外とオーソドックスな進みに。
・この2人なりの幸せなエンディングで良かったなとw
・上巻よりは素直に読めた感じがする。

総評
上巻の雰囲気から一転、傍目からはラブラブにしか見えない展開に。
ただし一筋縄ではいきません。

1

脱がない男〈上〉 小説

木原音瀬  志水ゆき 

リーマンBL

・攻めも受けもあまり好きなタイプじゃないのだけど
なんか引き込まれるのは木原マジックなのかねぇ^^;w
・気障でハンサムな上司(受け)とだらしなくてごり押し系の部下(攻め)
・木原作品にしては珍しいコメディ調かも。
・受けの下の事情から、よくこれだけ話を膨らませたなとw
・恋愛に発展しそうにない二人なのに、いつのまにやらベッドイン展開。
・だけど上司は泥酔。
・果たして、この二人、い…

0

秘書とシュレディンガーの猫 小説

榎田尤利  志水ゆき 

私の一番好きな本です。

猫は家につく。

といいます。犬は一途に主人のことを思い、獅子は放浪の末生涯の伴侶を手に入れ、猫は家につき、蛇は体を絡ませあう・・・・・・というのが、私のこのシリーズの印象です。
その中で、猫は家につく。冒頭から3回も繰り返してしまいましたf(^^;
シリーズが完結しているので、4作目の蛇のことも含めますが、「猫」というのはこのシリーズに出てくるペットたち、犬、獅子、猫、蛇の中で、一番淋し…

9

静かにことばは揺れている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

嫌な奴には容赦ない……

他のレビュアーさんもおっしゃっている通りです。
容赦ない(゜゜;)
これも一種の“勧善懲悪"でしょうかねf(^^;

さて、私は、前作も結構好きだったので、今作も期待して読みました!
今作の受け、乙耶は、前作の斉藤とは違った意味で「めんどくさい奴」です。“容赦ない”トラウマの数々……恐れ入ります。
また、前作の斉藤が、清純ななりで、実は経験豊富だったのに対して、初見のビッチ!…

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