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児島かつら
あんバターパン
ネタバレ
敬太と理一のカミングアウトに関する意見の相違がジワジワしてきてからの下巻。 恐れていたことが実際に起きてしまう。どれだけ時を重ねても地元に敬太を呼ばない理一。そんな中理一が地元で気を許せるゲイ友達ができたと告げ、不安を覚える敬太。いつまでも2人の関係が進展しないことに業を煮やした敬太は理一に将来のことを詰め寄ってしまう。 どちらの気持ちも分かってしまうからこそ読んでいてとても辛かったで…
ファイブコーナーズコーヒーを読んでこちらを読みました。前作で失恋した敬太が大学を卒業するところから始まります。 チャラくて苦手意識のあった矢井場理一。その理一が男性とトラブルになっている所に偶然居合わせ、お互いにゲイだということを知る。その後成り行きで体の関係を結び、別れの翌朝、理一が敬太に思いを寄せていたことを打ち明ける。 それから理一を意識するようになった敬太は理一が地元に帰るその…
大学で出会ってお互いの夢を共有しあって35歳。長すぎた友達としての期間。今更恋心を自覚したところで、告白して振られたら今までの親友としての時間もポジションも失ってしまうと怖くて動けない。そんな攻め、受け両方の感情がとてもリアルでした。 更に受けの公彦とセフレ関係にある大学生バイトの敬太。攻めの晴海もそうだけど察しがすごく良くて、よく周りが見えていて。だから啓太と公彦が体の関係を持っていること…
うーゆむ
雪崩れ込むように下巻を読みました。 声に出して読みたいタイトル、とめどなくシュガー。 とにかく、敬太と理一の遠距離恋愛が、なんかもうリアル。心理的距離と物理的距離って、やっぱり比例するところあるじゃないですか。 気持ちを直ぐ伝える、体温を感じられる距離はかなり重要です。 距離を埋めるのって、どちらかの努力だけじゃ難しい。 自己犠牲は、全然美しくはないと思うんですが、互いが歩み寄るのは…
FCC から気になる存在だった敬太のお話。 個人的に連載中はずっと我慢してました。 いや、やっぱりまとめて読みたい。 ガツンと紙書籍を買って読みたい! ただそれだけ思ってお待ちしておりました。 児島かつら先生の作品、FCC もそうですが読むと、場の空気感がすごいと思います。 都会も、田舎も、会社も。 生きているんだよなあって。 敬太と理一の始まりが、めちゃくちゃ良いです。 劇的じ…
ももよたん
いや良かった! 上巻の甘い感じ一転、下巻は辛い場面もあって胸が痛んだけどそのお陰でラストがさらに感動的でした! ま、上巻の"ネタバレ"でこうなるのは分かっていたのだが、それでも感動したよ! 当て馬の存在にヤキモキしちゃう敬太の気持ちがめちゃくちゃわかって、遠距離恋愛なら尚更気になって、喧嘩して顔みてあやまれないのも、メッセージ未読で放置されるのも苦し過ぎて悶絶しました…
本作を読むために「ファイブコーナーズコーヒー」も読みました。あの年上オーナーとの恋が叶わず男泣きしていた敬太が…! 本作を読むまでは敬太の事、ちょっと誤解していたかも知れません。 割と人生イージーモードで来るモノ拒まず去るモノ追わず的な性格なんかなって思ってたんですが、割と苦労人で将来のビジョンもしっかり持ってて、男気のあるヤツだったんですね。 同情とか同調かもしれないけど、思い出にした…
マチ520
遠恋の二人に、さらに重大な「カミングアウト」にまつわるお悩みが付きまとう展開でした。 BLでは挙げられがちな展開ではありますが、リアリティある作品だと避けては通れぬ問題……私が読んだ作品の中では一番大きく"障壁"となっていて、でもそこが現実味を出していて……。 仁科さん、意志強いから自分を貫いていきたいけどそれは怖い矢井場さん。 どっちの言い分も納得できる分読者の私も…
チャラ男ぽい受け様もそんな受け様を嫌ってる攻め様。しかし、実はそれは作ったキャラで、そうやって自分の性指向を隠していて、攻め様のことが好きだった受け様。この辺まではまぁ事の起こりですしそこまでこの作品にハマるとは思ってなかったです。はい。 その後、攻め様もだんだん惹かれて行って……な感じなんですが、最初チャラ男の受け様に私もそんな惹かれてなかったのにベールが剥がされるとともに大好きになっちゃ…
スピンオフが発売されたので、この機会にと読みました。 35歳、大学生からの親友でカフェの共同経営者。 長い年月で築いてきたこの関係を壊すのが怖くて言い出せない2人の両片思いでした。 恋愛以外は上手くいってる。 そんな2人があるきっかけから踏み出せない一歩を踏み出して…っていうお話です。 一歩を踏み出してからもすぐに答えを出せなかったり、もだもだしてますがそれが大人の恋愛なのかな、と。…