周防佑未さんのレビュー一覧

眠る獣 小説

榊花月  周防佑未 

文庫だから萌でいいかなー

帯『俺から離れないようにしてやる。』

教師と元生徒の話。
それなりには面白く読んだんですが、どうも気になったのが何故に藤生〔受〕は、堂場〔攻〕との10年前の事に対してそんなにも罪悪感を持たねばならず、また堂場は何故10年たった今もそんなにこだわっているのかという点。
藤生は堂場を警察に引き取りに行っただけだし、それに担任でも特に相談を受けたり話を聞いていたりという生徒では無かった。
そ…

1

銀のナイフとダイヤモンド 小説

仙道はるか  周防佑未 

綺麗なオジサンは好きですか?

あらすじだけ読んだだけだとかなり暗い内容かと思えば
まるっきりそんな事もなくて甘々な再会ラブでした。
攻め様が年下キャリア刑事で受け様が極道の息子
そんな二人の出会いは母子家庭で暮らす攻め様の所へ
母親の恋人(ヒモ)として攻め様が高1の時に出会う。
受け様は今までの恋人たちと同じように炊事洗濯をして
くれるのだが一つ違っていたのは思いがけない高学歴で
攻め様は2年間生活の面倒と勉強を…

0

極道は愛で縛る 小説

秋山みち花  周防佑未 

愛されるだけじゃものたりない

「極道は愛を捧げる」の続編シリーズ2作目の登場です。
SAT隊員と暴力団会長との餌付けから始まったラブロマンス。
まぁ、ロマンスは・・・ないかな?
今回も受け様の突っ走り傾向な性格が災いして危険な目に
合いまくってます。ほんと懲りない受け様です。
そして、そんな受け様が可愛くて仕方がない攻め様。
今回はそんな二人に別れの危機が?!
それには攻め様の受け様を愛するが故の深い事情がわるわ…

1

殉愛 小説

綺月陣  周防佑未 

なんとも切なくも美しい愛

これはハッピーなのかアンハッピーなのか・・・
愛に殉じた為に誰もが傷ついてしまった。
でも、理性などこの愛を前にしたらなんと
儚いことだろう。
運命のいたずらのようにダメだと知りながらも
惹かれあう魂をどうする事も出来なかった二人。
それが破滅へと繋がるとしても・・・
う~ん、奥深い作品でしたね。
かなりシリアスになってしまう内容なのですが
明るくお軽い作品好きの私でも惹きこまれ…

10

殉愛 小説

綺月陣  周防佑未 

恋愛の最初から終わりまで

98年イマージュクラブ掲載の短編2本を収録した1冊。
最初にネタバレします。。。。
死ネタです。2本とも恋人達は亡くなります。
でもそれは、決して不幸ではなく、不幸を乗り越えた末の幸せなのです。
と、書いてしまうと、じゃあ、死によってしか二人は結ばれなかったの?ではそれじゃあ幸せと言わないのでは?
この本のあとがきに作者さんが言っています。
まさに題名通りに「愛に殉じる」そして「メビウ…

11

極道は愛で縛る 小説

秋山みち花  周防佑未 

餌付けヤクザものv男前受け最高♪

秋山さんの花嫁ものより、極道モノの方が好きvと確か前作の時書いたのだが、待ってました!!続きが出ました♪餌付けヤクザ物語www
ヤクザと警察に所属するSAT隊員の草薙の組み合わせは本来なら許されざる関係。
しかし特殊部隊であることから普通の警察・刑事と違って、特に何かなければきちんと休日がある。
それが二人の逢瀬の時間をつくる重要ポイントですよね♪
しかも草薙が訪れるたびに、何だか美味しそ…

5

極道は愛を捧げる 小説

秋山みち花  周防佑未 

極道というよりも…!?

ヤクザ×SATなんていうと対立関係の硬い話かと思いきや本書はそうではありません。
あとがきで、作者さまも書かれているのですがヤクザの組長×年下警察官で「治療費は身体で払え」なところまではかなりの王道展開に見えるのですが。
そこから先が一味違う。
というか、この組長が一味違う。
元々は弁護士なんかやってたエリートで何か事件があって裏社会に堕ちるぐらいならありそうなのだが。
受に対して甲斐甲…

5

お熱い夜は、あなただけ 小説

  周防佑未 

お金より心だよね。

お金に執着を持つファンロン。
もともと裕福な家庭で育ってたのですが
破産し両親は自殺という…
「金の切れ目が縁の切れ目」といいましょうか
破産した途端、周りから人はいなくなり
信頼してた人間にも裏切られる感じだったので、
人間不信というか、少々難のある性格ですが、
こういうキャラだからこそ、根は純粋?(笑)。

過去の痛手もあり本気の恋をしていなかっファンロンは
お金のある、割…

3

神迎え 小説

水原とほる  周防佑未 

ただ、らぶらぶでした

う~ん、軽めでサラッと読んでいいような本でしたね。
義兄弟ものです&やくざです。大好きな設定なのに
今回は特にハマることも無く読みました。               
背徳ものなのに切なさ感が少ない、10年の歳月の深さがない。
受け様・・・あっさり村から出て行き過ぎです。
なるほど、神は受け様でしたか?                  
甘いお話は大好きなのですが、好みの問題かな、…

5

神迎え 小説

水原とほる  周防佑未 

えええええええーーーーーー!!!

この叫び、この意表尽かし、一体どこへ持って行けばいい?
東京の田舎のさびれた村の神社の神官夫婦の養子になった互いに捨て子だった侑一と礼司。
侑一が高校2年の時突然家を出て音信不通になり12年、義母も義父も亡くなり、役所勤めをしながらも神社を一人で守っている礼司の元に、12年前の「必ず迎えに来る」の約束通り、兄の侑一が戻ってくる。
といった始まりだった本編。

この二人は義兄が出奔する以前…

5
PAGE TOP